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2005年10月01日

●ミステリー読了 冷たい密室と博士たち

「冷たい密室と博士たち」(森博嗣)読了。こちらもKinoppyの蔵書の中から貸していただいたもの。S&Mシリーズを読むのはこれで2作品目で,発行の順番は無視して(しかも肝心な1作目「すべてがFになる」は未読だし...)読んでいるが,ストーリーは一冊ごとに完結しているし,レギュラー登場人物の紹介も毎回されるので致命的な不都合はない,と思うが,たぶん通しで読んでいればニヤリとさせられる演出が多数あるのだろう。

国立N大学というと名古屋大だろうか。工学部には研究会か何かで行ったことがあるので多少親近感が...あるほどでもない。しかし国立大の工学部には萌絵ちゃんみたいな子は居ないだろう,あれは自分の学生に萌絵ちゃんみたいな子が来たらいいな~という森氏の妄想ではないか,というのがWebmasterとKinoppyの共通した感想である(偏見?)。

冷たい~のトリックは論理的ではあるが複雑で,Webmasterには想像すらできなかった。ミステリ好きな人だと状況と途中までのヒントでトリックと犯人が判ってしまったりするのだろうか。今回は「まさかこの人が犯人ではないだろう」という(先入観・思い込みによる)除外すら出来なかったので,犯人が判ったときも衝撃は少なかった。

それにしても犀川先生はともかく,萌絵ちゃんまでタバコを吸うのはちょっとなぁ。イメージが...。

冷たい密室と博士たち(森博嗣)