« SF本読了 ディアスポラ | メイン | すっぱいラーメン進化形 »

2005年11月03日

●確定拠出年金の近況

Webmasterの会社では確定拠出年金(日本版401K)が導入されている話は前にも書いた。最近の国内株の好調な推移により,Webmasterの拠出金合計に対する運用益もようやく10%を超えたところだ。ただしこれはあくまでも含み益に過ぎず,株が下がったら水の泡である。一番賢い運用は,ピークまで上がった瞬間に元本保証型の定期預金などの商品に全額スイッチングして利益確定することだが,このタイミングが実に難しい。株のオンライントレードのようにタイムラグ無しに売り買いできるならいいが,会社のシステムではオンラインでスイッチングの指示を出しても,実際に約定されるのは1週間後だったりする。リスクの低い商品ならいざ知らず,ハイリスク・ハイリターン系の商品では,今日がピークでも1週間後には暴落していたりする

同僚に聞くと確定拠出年金の運用実績は,半年に一度送られてくる通知を見る程度で,オンラインの画面は見たこともありませんという人が多い。最初から100%定期預金系の商品を選んでいるなら問題もない(利益もすずめの涙だ)が,バランス系など株がらみの商品に配分した人は,一度オンラインで確認してみた方がいいと思う。長期的に見て下落している商品というのはさすがに少ないので,元本割れしている人はあまりいないと思うが,利益を伸ばそうと思ったらある程度アクティブな操作が必要だと思う。

といいつつWebmasterも今回の株上昇局面をもっと早く読めていれば,+20%以上の利益も軽かったと悔しい思いを味わっているので,あえて見ないという選択も健全な精神維持のためには有効かもしれない。