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2006年01月18日

●ミステリ読了 詩的私的ジャック

「詩的私的ジャック」(森博嗣)読了。S&Mシリーズ第4弾。Kinoppyが古本屋でまとめ買いしたときに間違えて2冊買ってしまったもの。そのまま1冊捨てるのはもったいないので,Kinoppyが1冊,Webmasterが1冊それぞれ別々のを読んだ。

国立N大のシーンが多かったが,コンサートが開かれたT講堂というのはまさに先日見てきたところ(左から3枚目の写真)ではないか。その辺りの場面を頭に思い描きながら読むことができて良かった。萌絵ちゃんたちがコーヒーを飲んだ喫茶店の前あたりでピートのお土産のドングリを拾ったのであった。

犀川先生と萌絵ちゃんのラブコメがいい感じである。恋愛ドラマ系は苦手なWebmasterであるが,それは恋のライバルが登場したりしてドロドロするのが嫌いなだけで,こういう爽やかなのは良いと思う。これを「ままごとのような恋愛」と評して嫌う人もいるが,他人の幸せを喜ぶ心の広さが欲しい(ちょっと違うか)。

ところで,犀川先生も萌絵ちゃんも旨そうにブラックコーヒーを飲むので,影響されやすWebmasterは今日の会議で出たコーヒーをブラックで飲んでみた。しかし,やっぱりいつもと同じく苦い後味に顔をしかめるだけだった。

Webmasterはコーヒーはあまり美味しい飲み物だと思えない。Kinoppy(奥様)が飲むときは付き合うようにしている()が,甘いお菓子の付け合わせがある場合を除いて,たっぷりと砂糖とミルクを入れてもらうようにしている。苦い味より甘い味を好むのは本能だと思っていたが,ビールやブラックコーヒーが好きな人は結構多いようだ。
そういえば犀川先生も酒は飲めないし,味覚も「子供の好物はたいてい好き」と書いてあったではないか。にもかかわらずブラックコーヒーとタバコを好むという設定にはちょっと共感できないWebmasterであった。

Webmasterは「食わず嫌い」がキライだ。味覚は時間とともに変化するものであり,昨日マズイと思ったものが今日は美味しいと感じるかもしれない。なのでコーヒーもそのうち美味しくなるかもしれないと,毎回楽しみにしながら試している。アレルギーでもないのにひどい偏食の人がいるが,人生を損していると思う。