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2006年07月25日

●BOSE強制空冷システム

リビングでCD,DVD,ラジオ,iTunesミュージックの再生を一手に引き受けているWebmaster家のオーディオセンターBOSE WestBorough WBS-1EXIII(PLS-1510)だが,ネコによるイタズラ防止と美観上の配慮により,当初からフタの閉まるキャビネットの中に設置していた。

美観も良好だし,ホコリも積もらなくて良い考えだと思ったのだが,ひとつ問題があった。PLS-1510には排熱用のファンがなく,内部のヒートシンクと金属シャーシからの自然放熱となっている。最近のAVアンプにはファンが付いているものも多いが,電気的ノイズの元にもなるしそもそも音楽を聴く機械でファン騒音を出すわけにはいかないという,ある意味当然の設計思想と言える。

だがしかし,フタの閉まるキャビネの中に置いていると,空気の対流が悪く本体が異常に熱くなるのだ。それでも保護回路が働いて電源が切れるとか,動作に異常が出るようなことはなかったのだが,あまりに熱い筐体を触るたびに不安を感じていた。

そこで対策である。最初はAirMac ExpressにUSBポートがあるので,USBから電源を取るおもちゃの扇風機でも使おうかと思ったのだが,評価を読むと「所詮おもちゃであり,風量は期待できない」とのこと。そこでホームセンタで物色すると,AC駆動の小型工業扇が2千円ほどで,大きさもちょうど良かったので買ってみた。

早速BOSEの筐体の横に設置して回してみると,ファン騒音はまったく気にならないし,冷却効果も絶大である。名付けてBOSE強制空冷システム(BOSE Forced Air Cooling System ; BoFACS)。コンポやアンプの冷却に苦労している向きは参考にしていただきたい。