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2006年08月22日

●SF本読了 火星縦断

「火星縦断」(G.ランディス)[bk1]読了。

リアルな火星サバイバルのお話で,ハードSFといえばハードSFだが,普段読んでいるブっとんだ展開の作品と比べると,地に足のついたSFと言えるかもしれない。

短い章立ての構成は毎日少しずつ読み進めるWebmasterとしては読みやすかった。

しかしときには,いくら頑張っても,いくら勇気を奮っても,追いつかないこともある。 宇宙は冷たく,空っぽで,非情で,人間の悲劇も土壇場の英雄的行為も際立った操縦技術も,一顧だにしない。 ときには,まにあわないこともあるのだ。