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2006年09月11日

●SF本読了 竜の卵

「竜の卵」(R.L.フォワード)[bk1]読了。

ハードSFといえば必ず挙げられるのが本書。直径20km,表面重力670億Gという極限環境の中性子星の上に進化した知的生命(生活速度は人間の100万倍)とのファーストコンタクト。

その設定は確かにこの上もなくハードだが,中性子星人の社会描写があまりにも人類と似ているのにはちょっと違和感。まあ似ていて悪いということではないのだが,もっと突拍子もない社会の方が"リアリティ"があるよなぁ,などと思ってみたり。最近のハードSF異星人モノはそのあたりの描写で差別化する傾向があるかもしれない。