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2007年07月09日

●プラネタリウム番組鑑賞 銀河鉄道の夜

プラネタリウムの星空をボーっと眺めるのが好きなWebmasterだが,近所のプラネタリウムではただ星空を映すだけでは客が入らないためか,普段は星空を少しの時間映して,あとは星空以外の映像番組をやっていることが多い。

この映像番組というのがまた,いかにも子供向けで,内容はもちろん,映写装置の制約もあってただ絵が順番に切り替わるだけの単調でつまらないものが多かった。

だものだから,たまにやる大人向けの星空だけの番組以外のときはあまり足が向かなくなっていた。

ところが今回,新システム(リブラのHAKONIWA)を導入して,CG作品「銀河鉄道の夜」をやるというので,上映最終日に駆け込みで観てきた。

これがまた,想像以上の出来でちょっとびっくり。直径22mのドーム全天にフルCGの高解像度アニメが展開されるスペクタクルは,はっきり言って愛知万博で見た映像系のパビリオンを越える迫力だった。

メイキングを見てそれも納得。今後もこんな作品が上映されるなら,楽しみが増えるというものだ。何といっても公共施設なので料金が安いのも良い。

配給版は4000×4000ピクセルと、面積比が3.3倍の解像度になりました。15台PCを使ったCINEMA 4Dの再レンダリングに6カ月、After Effectsでの合成に2カ月の時間を要しました。 4000ピクセルのドームマスターは4Kと呼ばれますが、この4Kのデータを活かせるプラネタリウムはまだ日本にありません。現在はあきらかにオーバースペックなデータですが、10年後には主流となるでしょう。
この静止画像30枚で1秒分のアニメーションとなります。「銀河鉄道の夜」通常版は38分のアニメーションなので約69000枚のドームマスター画像をつくりました。この全データ量は、データ圧縮をしても1.4テラバイト。