« プラネタリウム番組鑑賞 宇宙エレベータ | メイン | 今日の妄想 1万年の恋 »

2007年10月14日

●ミステリ読了 今夜はパラシュート博物館へ

「今夜はパラシュート博物館へ」(森博嗣)読了。

四季シリーズを読み進める前にちょっと寄り道をして短編集。「どちらかが魔女」「双頭の鷲の旗の下に」がS&Mシリーズ,「ぶるぶる人形にうってつけの夜」がVシリーズの登場人物による短編で,ほとんどこの3編のために読んだようなもの。

国枝先生のだんな様登場の「双頭〜」と,S&Mシリーズとのリンクが垣間見える「ぶるぶる人形〜」はキャラ萌えの方は必読かと。

「ゲームの国」に登場するアナグラム,リリおばさんの事件簿の回文よりは簡単だが面白かった。(主人公の探偵の名前もアナグラムになっていたのは気付かなかった)

「素敵な模型屋さん」はしんみりするファンタジィ。「自分には無理だ」「どうせ出来ない」と,いかに多くの夢を忘れて(諦めて)生きてきたことか。そんなことを考えさせられてしまった。

【収録作品】
・どちらかが魔女
・双頭の鷲の旗の下に
・ぶるぶる人形にうってつけの夜
・ゲームの国
・私の崖はこの夏のアウトライン
・卒業文集
・恋之坂ナイトグライド
・素敵な模型屋さん