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2007年11月21日

●SF本読了 ゴールデン・エイジ3

「ゴールデン・エイジ3 マスカレードの終焉」(J.C.ライト)読了。

3部作の完結編。遠未来のお話だが,設定がしっかりしていて読み応えがあった。流行のシンギュラリティものとは似ているようでちょっと違うかも。

数万年単位の未来というのはどのような世界だろう。人類は絶滅しているだろうか。もしこのまま繁栄を続けたとしたらこの作品の世界のようになるのか,あるいはまったく似ても似つかないような形態になっているのか...

温暖化の予測などで話題になるのはせいぜい数十年〜百年のオーダー。政府というか役所が考える未来は年金問題なんかでいいところ30年くらい?(まあ真面目に将来のことを考えているかどうか怪しいという話もあるが)。民間企業だとそれこそ半年とか1,2年先というスパンでしか未来のことを考えない(真剣に10年後のことを考えて投資するところが勝つということだろうけど)。

不死化技術というのはもちろん憧れるが,それより何より自分が死んだ後,ずっと未来の世界というのを見てみたいものだ。