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2007年12月22日

●ノンフィクション読了 生物と無生物のあいだ

「生物と無生物のあいだ」(福岡 伸一)読了。

図書館で借りたもの。テレビで紹介されたりしてかなり人気になった本らしく,予約を入れて順番待ちをしてようやく貸出してもらえた。また自分の後にも予約が入っていたため,2週間の期限で急いで読んだ。

一般に受ける本というのはたいていそういうものだが,読みやすいけれど内容が薄い。「生物と無生物のあいだ」というタイトルから,最近SFでよく読むことが多いシミュレーションによる知性だとか人格のダウンロードといったネタに関して何か面白い関係がないかと思って読んでみたというわけ(このチョイスがかなり的外れ?)。

まあその方面での収穫はあまりなかったけれど,砂上の楼閣の例えで,人間の体を構成している分子も,想像よりずっと早い周期で入れ替わっており,それは脳細胞に関しても同様である,という部分は少し面白かった。つまり,人格を形作っているのは物質ではなく動的平衡というシステムによって維持されているパターンなのだという事実。