« フルートのリペアと楽器店の選び方(その1) | メイン | 猫動画 ピートとデルタ〜けんかと仲直り »

2008年04月19日

●フルートのリペアと楽器店の選び方(その2)

その1からのつづき

壊された部分の修理と,全体のバランス調整をきちんとした腕のところでお願いしたいと思っていたのだが,地方だとなかなか難しい。そこでフルートフェスティバルのときに,サンキョウの展示で営業の人も来ていたので,楽器を持参して交渉してみたところ,「ではメーカーの方で修理しましょう。接合部のリングは一度メッキを剥がして取り付け直します」と快諾してくれた。

スチューデントモデルのフルートは頭部管のみ銀製で,あとはニッケル合金(洋銀)に銀メッキという作り方が多く,ムラっちもサンちゃんも同様。なので胴部管の本格的なリペアのためには一度すべての部品を取り外した上でメッキを剥がす必要がある。「そんな大掛かりな修理で代金は大丈夫だろうか??」と不安もあったが,大切な楽器なのでお願いすることにした。

3週間ほど時間はかかったが,戻ってきた楽器は見違えるようで,胴部管だけピカピカの新品のようである。長年の使用で付いたキズもすっかり消えている。これでリペア代金は16,000円。この価格は手間を考えると格安だが,(ピー) 年も大切に使い続けていた点をメーカーの方が酌んでくれたのだと思う。いったいS楽器店で楽器を壊された挙げ句に取られた18,500円はなんだったのだろう...

S楽器店は楽器を売るときには試奏室を使わせてくれたり(これは当たり前か),フルート教室の先生がアドバイスをくれたりと好印象だった。しかし店舗の印象とリペア工場の質は別物であるというのが今回の教訓である。参考にしていただきたい。

後日別な用事でS楽器店を訪れたときに,店員がにこやかに「フルートの調子はいかがですか〜?」と声をかけてきて,かんな氏がプルプル震えてブチ切れそうになっているのをなんとかなだめたWebmasterであった。

コメント

サンちゃん、散々な目にあったんですねぇ…S楽器、ぼったくりですよ(д ̄メ)
その後、いい音色出してますか〜?あっ楽器借りっ放しですみません(*_ _)人

>>ごんちゃん
まあ高い勉強代でしたが,おかげで最終的にはピカピカになったのでかんなさんも納得しているようです。音もたぶんバッチリです。
楽器はお好きなだけどうぞ。私はフルートを練習しなくては...(汗

コメントする