« 週末見た景色2 松島オルゴール博物館 | メイン | メモーFinePixS5000のRAW現像 »

2008年07月14日

●次期デジカメを考える

具体的な買い替えの予定はまだないのだが,現在の主力カメラであるFinePix S5000が発売から5年経ち,この業界ではそろそろ化石級のスペックになりつつある。

普段は物欲を刺激されて危険なので,カメラ売場に近寄ったりネットで調べたりするのは極力避けるようにしているのだが,せっかく松島(仙台)に行ったのでヨドバシカメラ仙台店でざっとカメラ売場を眺めてみた。

まず気になるのはやはりキヤノンの35mmフルサイズ一眼。EOS5Dは発売からずいぶん経つはずなのにまだ25万もする。他メーカはフルサイズの新型をそろそろ出してくるようだが,5Dの後継はまだ発表されないらしい。どっちにしろ30万とか50万で新型が出てもとても買えないし,5Dが値下がりしたとして,たとえ半額になったとしてもまだ高いと思う。

「いざというとき」に備えて動態保存しているフィルムカメラのEOS5QDは新品でもボディ10万,実売7万くらいだったし,EOS100pは新品7万,実売5万という水準。これに対してデジ一眼はやはりまだまだ高い。今のEOS KissDくらいの価格でフルサイズ機が出れば考えるが,それまでは様子見が続きそう。ここぞという場面でキレイな写真が欲しければフィルム一眼を使えばいいのだ。

フィルムカメラを持っているWebmasterがデジカメに期待するのは,「フィルムでは不可能な機能」である。

具体的には超高感度動画撮影だ。フィルムでもISO1600くらいは普通に売っているが,気楽に使える値段ではないし,それ以上の高感度となるとデジカメの独壇場だろう。出来ればノイズレスで実用できる感度がISO6400とかそれ以上だと素晴らしい。この領域になると暗い室内で目がまんまるの可愛いネコ写真が撮れるんじゃないかと期待できる。ちなみにネコは動きがあるので三脚や手ぶれ補正が役に立たず,高感度にしてシャッタ速度を上げるしかないのだ。

動画は説明の必要がないだろう。数秒から10分くらいの短時間で音も含めて動画が撮れる機能というのは使ってみると案外便利なのだ。そしてこの機能は今のところデジタル一眼レフでは実現できない。

そういう観点でいま市場に出ているカメラの中で面白いと思うのは,CASIOのEX-F1だ。ISO感度は1600までだが,無理な高画素化はしていない(600万画素)し,何といっても秒間60コマの連写と,1200fpsのハイスピードムービーはすごい。店頭で300fpsのムービーを試してみたが,ネコを撮ったら面白いだろうなと思った。これで実売11万なら悪くないのでは。

カシオということでカメラ好きにはちょっと敬遠されそうだけど,各メーカー同じような高画素化と機能(顔認識AFとか)の中にあって尖っているな,と感じた。

コメント

EX-F1良いですよね。値段がもっと下がれば僕も欲しいです。仕事にも使えそう。(まともなハイスピードカメラは高いし)
でも安くなったデジ一眼をお勧めします(^^;EX-F1と40Dでは40Dのが1万以上安い時代ですよ。

>>Aさん
いまのところデジ一眼の支出を自分の中でも正当化できないんですよねー。
例えばエントリー機の40Dを買うとしても,
・持っているレンズ資産は生かせない(画角が変わる)。
・今のレンズとフィルムボディを全部処分してデジタル環境を揃えるとしても,50mmF1.4よりもショボいレンズしか買えないだろう。
・だったら50mmF1.4をフィルムボディで使えばいいんじゃない?
という感じで...(^^;
あと,デジ一眼を買ってしまうと動画は5年落ちのFinepixを使い続けないといけないわけでこれもつらいし...

コメントする