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2009年03月01日

●気に入らない音の話

先生から借りているMorrisを弾いていて,どうも気に入らないのが3弦の2フレットを押さえたときの音。開放弦だとポーンと気持ちよく響くのに,特に2フレットを押さえると「ボソッ」という感じの詰まった音が出る。他の弦や同じ3弦でも他のフレットならそれほど気にならない。

なんで特定の弦とフレットの組合わせでこんな現象が出るのだろう。E楽器店の人に聞いたら「そういう点を気にするのであれば,高いギターをオススメします」とのコメントだった。どうも不具合というよりは,それがこのギターの個性という風に見た方が良いようだ。幸いFS720Sの方は同じ3弦2フレットでも普通の音だったので良かった。

先生にも聞いてみたいところだが,借りているギターに文句をつけられる身分ではないので黙っていよう。

むりやり音響工学的に考えてみると,共鳴楽器である以上,どこかに共振点と反共振点が存在し,安いギターだとどうしてもどこかの弦/フレットの組合わせで反共振点に当たってしまい響かない点が出てくる。高いギターでは表板の加工(ブレイシング)によって通常使う領域では反共振点が出ないように特性を追い込んである,とか。(いい加減な推論なので信じないように)

とにかく,3弦2フレットというのは今のところよく使うAmのアルペジオで重要なポジションで,ここを弾くたびにイライラするのだ。この中古を譲ってもらわずに新しいギターを買ったのは,この現象も理由のひとつ。

録音は今日教えてもらった「ハンマリング・オン」というテクニック。Dmの1弦がピヨンと半音上がる。こういうのを織り交ぜて弾くとカッコよく聴こえる。が,なかなか上手くできない。この録音はMorrisだけど,上で書いた3弦2フレットの音はあまり気にならないかも。うーむ。

ギターとデルタ

コメント

値段が高ければいいってもんじゃないし、生の楽器で完璧な楽器は無いですよ。だからおもしろいと思います。音楽を楽しめればいいじゃん。あと誤解を招きやすい言い方だけど音源がある電子楽器は誰が弾いても同じ音が出るからねー。音質に関しては苦労しないよね。

>>しんのすけさん
生楽器に完璧なものなし。まさに至言ですね。
その楽器の個性を生かした弾き方ができたら最高でしょうね。
フルートなど吹奏系の楽器の音質は大部分演奏者によって決まりますけど,ギターなんかは楽器の特性が占める部分が割と大きいのかな,なんて思いました。もちろん達人はどんな楽器でも弾きこなすという点は同じですけど。

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