« SF本読了 アイの物語 | メイン | SF本読了 不全世界の創造手 »

2009年07月28日

●ノンフィクション読了 暗号解読

「暗号解読」(S.シン)読了。

フェルマーの最終定理」がなかなか面白かったので,こちらも単行本を図書館で借りた。規定の2週間では読み切れず,延長して3週間強で読了。

暗号作成者と解読者(コードブレーカー)の駆け引きという視点で,紀元前の換字式暗号からはじまって,頻度分析による解読法,エニグマの誕生,古代文字(ヒエログリフ)の解読,インターネット時代には欠かせない公開鍵暗号(RSA,PGP),未来の量子暗号などを,歴史的エピソードと人間ドラマを織り交ぜて描いていて読みやすい。

普段はコナンくんに出てくる暗号がぜんぜん解読できずに途方に暮れるWebmasterだが,本書を読んだからにはぜひかんな氏よりも先に解読したいと心に誓うのであった。

PGPはMacでも使えるようなので,一度くらい試してみたいけれど,よく考えたら暗号化するような危ないメールは送らないなぁ。