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2009年08月12日

●今週の買物 音叉

弦の交換に行ったとき,ついでに音叉(おんさ)を買った。

クロマチックチューナーはすでに3つも持っているけれど,なんとなく機械に頼っていると耳が鍛えられないような感じもあるし,何より音叉とハーモニクスでチューニングする方がカッコ良く見える。

チューニングに対する考えは人それぞれで,ギター教室の先生は「できるだけ音叉と耳で合わせられるようになってください」と言っていて,チューナーよりも自分の耳を信用している。一方E楽器店の店員さんは「チューナーがなかった昔ならともかく,今はチューナーで合わせた方が正確ですよ」とおっしゃる。

チューナーでもハーモニクスでも最終的にチューニングが合えば同じじゃないの,と思っていたのだけれど,ネットで検索したらどうも違うらしい。ハーモニクスは純正律,チューナーは平均律でチューニングされるらしいのだ。まあ初級者のWebmasterにはどっちでも違いはわからないだろうけれど,奥の深い話ではある。

以前テレビで見た話で,#と♭(例えばA#とB♭)は厳密には違う音なのだが,ピアノでは同じ音になってしまって不満だ(フルートやバイオリンでは変化をつけられる)というようなことを言っていた。さすがにエキスパートの世界は違うな,と感じたものだ。

ただ,注意が必要なのは安物のチューナー。先日買った1,500円のクリップ型チューナーは精度が悪くて,かなりズレていても「合ってますよ」と緑表示になってしまう。これしか持っていなかったら耳を鍛えるなんて無理な話だ。