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2009年12月01日

●ミステリ読了 予告殺人

「予告殺人」(A.クリスティー)読了。図書館で借りたもの。

マープルもので,タイトルどおり殺人を予告する広告が新聞に掲載されるのが面白いはじまり方。

屋敷の電灯が消えるところで,「ヒューズが飛んだ」という描写があるけれど,若い読者だとイメージがつかめないかもしれない。もちろん現在でもヒューズは使われているけれど(車など),少なくとも家庭の電灯線の過電流・漏電対策は小型の遮断器(ブレーカ)になっている。

ヒューズというのは普段は導体で,大きな電流が流れるとヒューズ自身の発熱(ジュール熱)により溶けて,電流を遮断するもの。溶けてしまうので一度作動すると復旧させるためには別のヒューズと交換しなくてはいけない。

どっちにしろ最近は停電時にはバッテリー内蔵の非常灯が自動的に点くご家庭も多いと思うし,人が集まるような建物なら間違いなくあるだろう。犯人はブレーカに細工するだけでなく,非常灯を無効にする手段も講じなくてはいけない。