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2009年12月19日

●今日の工作 大人の科学マガジン ミニエレキギター

実用性はあまりないだろうなー,と思いつつ買ってしまった学研ミニエレキ。マグネット式のピックアップをコイルを巻いて自作するというので,原理の勉強にもなる。

ミニエレキはエレキギター用のエクストラライトゲージの弦を1〜4弦の4本だけを張る。低音の5,6弦がないわけで,実用性が無さそうと思ったのはそういう理由。ただ,チューニングは同じなのでまったく使えないわけではない。

学研ミニエレキギター

弦の張り方は工夫されていて,ボディからネックをぐるっと一周するように張る。ギターの弦にはものすごい張力がかかる(数十kg)ので,ネックの反りとかの問題が出てくる。それをこのミニエレキでは張力を表と裏に分散させることによって,プラスチックのボディでも反りの問題が出ないように工夫してある。小型化と強度とチューニングの問題を一気に解決するわけで,よく考えたなと思う。

学研ミニエレキギター学研ミニエレキギター

アンプとスピーカは完成品が入っていて,ボディにネジ止めするだけでOK。電源は単3電池2本。外部アンプにもつなげることができる。

学研ミニエレキギター

メインイベントのピックアップ製作。磁石の周りにコイルを巻く。ひたすら巻く。この巻き方で音が変わるのかもしれないが,キレイに巻くのはなかなか難しい。 マグネット式ピックアップは,磁石に巻いたコイルの近くで磁性体(スチール弦)が振動することによって,コイルを横切る磁束が変化して,弦の振動に応じた電流がコイルに誘起されるという原理。

学研ミニエレキギター学研ミニエレキギター

これでだいたい完成。あとはチューニング。内蔵アンプから出る音が最初から歪んでいるので,チューニングを合わせるのが結構難しいし,すぐに狂う。

学研ミニエレキギター

アコースティックギターと比べるとこんな感じ。かなり小さい。ネックストラップを付けるとちょうど良い感じ。ストラップ取付け穴はちゃんとある。

学研ミニエレキギター

音を出した動画がこちら。アコギと同じような弾き方ではダメなんだろうなぁ。個人的にはギターの音はやっぱりアコースティックの方が好き。