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2010年06月21日

●続々・勧誘電話撃退法ーー効率的なターゲット獲得法

会社にかかってくるしつこい勧誘電話については何度か取り上げている

今回の話は,それ系の業者の方には非常に参考になってしまうので,公開するかどうか迷ったけれど,どうせこんなことは(裏の)営業マニュアルにも書いてあるだろう。

先日,東京ビッグサイトで開かれた某展示会で説明員をやった。説明員をするのは幕張メッセに続いて2度目である。

当然,多くの来場者のうち自社技術に興味を持ってくれた方や,逆に自分の製品を売り込みたい方もいて,そういう来場者とは名刺交換することになる。もちろん99%は正当な目的を持った方なのだが,ヤツらはさりげなく紛れ込んでいるのである。

敵「(展示を見て)ほぉー,御社はこんなことをやっておられるのですか」
私「そうなんです」
敵「実は私,営業をやっておりまして,できれば名刺交換をお願いしたいのですが」
私「もちろん構いませんよ」
敵「私どものグループでは,不動産やマンション,福祉など多角的にやっておりまして...」
私「(げっ,まずい...)」
敵「なのでもし何か機会がありましたらよろしくお願いします」
私「は,はぁ...」

技術系の展示会である。不動産やマンションの営業マンがどんな用かと言えば,名刺の収集しかない。

入場は有料だが別に職種は問われないし,興味があれば学生でも専業主婦でも自由に入ることができる。そして出店しているのは1小間数十万円の費用を払ってイベントコンパニオンまで雇っている大手企業ばかり。100枚も名刺交換すれば充分元は取れるだろう。

学会などの名簿を元に電話してくるのはいかにもテレアポのバイトっぽいが,今回のように直接収集したターゲットの情報はもっと上位の営業が利用する。なんといっても直接会って名刺交換しているので,「先日はどうも」みたいな感じで電話をかけやすいし,こちらも邪険にはできない。なんといってもフルネームから役職,所属,電話番号,住所,メールアドレスまですべての個人情報を握られてしまっている。ひょっとしたら写真だって撮られているかも。

というわけで早速翌日には電話がかかってきたけれど,私はどういうわけかいつも出張中ということになっているので悪しからず。

しかし最近は特定の人を出せと電話すると,必ず不在でつないでもらえないケースが増えたためなのか,とりあえず誰でもいいので出た人に営業するという敵もいるので注意が必要だ。この場合は会社名だけわかっていれば良い。こんな感じだ。

敵「私○○社の□□と申しまして,本日は△△社さんの皆様にご挨拶させていただいております」
私「はぁ。どういったご用件でしょう?」
敵「わたくしどもは不動産投資など...」
私「そういった件は興味ありません」
敵「ですよねぇ。こういったお電話はやっぱり多いですかぁ?」

とまあ,そういう感じでとにかく世間話でもなんでも良いから話を続けさせようとするのがテレアポの常套手段だ。うっかり「そんな電話ばっかりでね」なんて相づちを打ってしまうと敵の思うツボなので,とにかく「興味ありませんのでお断りします。もう切らせていただきます」と機械的に言って切るしかない。

その後,問題の名刺交換した相手からは再度電話が来て,うっかり出てしまった。案の定という感じの話の流れで,なんとか「もう切らせていただきます」と切ったけれど,なんせ名刺を握られているので不安である。それ系の名簿屋に売られてしまう運命なのだろうか...

コメント

最近は「会議中ですので」と言って切ります。
しつこい時は「もしもし?もしも~し」と言って切ります。
でもこれって相手が内線PHSだってわかってないと変か。
まあいいや。

>けんたさん
あー,なるほど。私のとこは固定電話なのでその発想はなかったです。
どんな商品だろうとこんな勧誘電話かけてくるようなヤツから買うわけないだろ,と言ってやりたいと思うのですが,なかなか言えず。(^^;

blog楽しく読ませて頂いてます!
「敵」 っていうのに顔がにやけてしまいました。 (爆笑)
私は相手何か言っているのに、
「結構です~」
の一言を発した後は相手の話を聞かず
「はーい、失礼します~失礼します~…」
ポチッと切ります。

あ、普通ですね。 照照

>kaiさん
コメントありがとうございます♪
やっぱり普通の人は普通の応対になっちゃいますよねぇ。だからこそヤツらも片っ端から電話してくるんでしょうけれども。
こんなとき,大阪の人なんかはどうやって断るのか興味があります。(^^;

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