●ミステリ再読 詩的私的ジャック
「詩的私的ジャック」(森博嗣) を再読。
SFの未読本が落ち着いているときに,少しずつ再読を進めている。
「F1のドライバだってさ、ちょっとくらいマシンがいうことをきかなくなっても、騙し騙し走るだろう? それがプロというものだ。別に、君のコードにけちをつけているわけじゃない。それとも、あのマシンを捨てろというのかい?」
「そうです」国枝は答える。「たとえコードを直したって、エラーが出なくなるだけで、精度の保証はまったくありません。今から、パワーPC用に移植すべきです。新しいマックなら、ワークステーションよりフロートは高速です」
昔,マックにはPowerPCっていうCPUが使われていたんだよ,なんてそろそろ言われそう。