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2010年06月27日

●ミステリ再読 詩的私的ジャック

「詩的私的ジャック」(森博嗣) を再読。

SFの未読本が落ち着いているときに,少しずつ再読を進めている。

「F1のドライバだってさ、ちょっとくらいマシンがいうことをきかなくなっても、騙し騙し走るだろう? それがプロというものだ。別に、君のコードにけちをつけているわけじゃない。それとも、あのマシンを捨てろというのかい?」
「そうです」国枝は答える。「たとえコードを直したって、エラーが出なくなるだけで、精度の保証はまったくありません。今から、パワーPC用に移植すべきです。新しいマックなら、ワークステーションよりフロートは高速です」

昔,マックにはPowerPCっていうCPUが使われていたんだよ,なんてそろそろ言われそう。