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2012年01月02日

●ミステリ読了 工学部・水柿助教授の逡巡

「工学部・水柿助教授の逡巡」(森博嗣)を読了。

Mシリーズ第2弾。やはり須摩子さんあっての水柿君だな,という感じとでも言うのだろうか。あにはからんや。

「そんなものさ、小説のファンとのことを心配するんだったら、今までどうして、女子学生との不倫を疑わなかったわけ?」
「うっわ、いやらしい!」須摩子さん、明るく笑う。
「いやらしくないと思うよ。大学生って、四年生だったらもう立派な大人だし......」
「立派な大人」
「院生だと、三十近い子もいるんだから」
「歳をとっていれば、いやらしくないの?」