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2012年11月20日

●SF本読了 フェッセンデンの宇宙

「フェッセンデンの宇宙」(E.ハミルトン)読了。

表題作はSFのサブジャンルとして確立された概念であまりにも有名であるが、恥ずかしながら未読だった。

とりあえずこの表題作さえ読めれば良いかな、という思いで読み始めたけれど、どの作品も素晴らしかった。フェッセンデンの宇宙をはじめ、現在のSFはだいたいハミルトンが考えたプロットを現代風のガジェット(電脳とか)で焼き直しただけなんじゃないか、という気さえしてくる。もちろんそれが悪いということではなくて、ハミルトンの想像力が素晴らしかったということだ。

【収録作品】
フェッセンデンの宇宙
風の子供
向こうはどんなところだい?
帰ってきた男
凶運の彗星
追放者
翼を持つ男
太陽の炎
夢見る者の世界
世界の外のはたごや
漂流者
フェッセンデンの宇宙(1950年版)