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2012年12月28日

●SF本読了 小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団

「小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団」(瀬名 秀明, 藤子 ・F・不二雄)を読了。

Kindle Paperwhite 3Gで初読書。

作品についてはこれはもう瀬名氏だけに間違いはない。懐かしいやら素晴らしいやら,マンガでは描かれなかった細部までフォローされている上,瀬名氏のオリジナルエピソードも心憎い。同時にあらためて原作の素晴らしさを再確認できる。

四次元空間に道具を配置することで、省スペース化と物質の劣化対策がなされている。ただしユーザーの状況によってはタグとの記号接地問題がうまく解決されず、無関係な道具が次々に選択されてしまうというプログラム上の欠陥も抱えているようだった。

Kindleについては,紙と比べるとちょっと読みづらいように思った。e-inkの特性なのか表面処理のせいなのか,コントラストが低いというか,黒が黒くないというか,エッジが眠いというかそんな感じ。ただ便利な点は多いし,集中していれば気にならないかな。充分に「読書」はできると思う。

何より本作のように文庫になってない単行本を,保管スペースを気にせず購入できる点は素敵だ。ワンクリックで瞬時に購入して読み始められるので,「そろそろ今の本が読み終わりそうだから,次に読む本を買っておかないとな」という心配もしなくて済む。

写真はKindle(ライトの設定は真ん中くらい)と紙の本を並べたところ。肉眼で見た印象とはやはり違うので,kindleを検討している方は実物を見てみることをオススメしたい。

Kindle pw