●はじめての株主総会
株主でもなんでもないWebmasterだが,Kinoppyが臨時株主総会に行くというので社会勉強のためについて行った。受付は物々しい雰囲気で,頭の固そうなおじさんが「株主でない方はロビーでお待ちください」と言うのでやはり入れてはもらえないのだとあきらめかけたとき,横にいた若いスタッフの方が「あ,(入っても)いいですよ」と言うではないか。おそらく席に余裕があったためだろう。「ただし発言はお控えください」と念を押されてなんとか会場に入れてもらう。他のところはどうか知らないがなかなか太っ腹な会社だ。集まった株主百数十名を見ると老若男女いろいろである。飲み物くらいサービスされるのかと思っていたが何もなし。前の席に座ったおばちゃんは総会が始まるまでひたすら新聞の株価の欄を読んでいる。筋金入りの個人投資家にたじろぐWebmaster。この会場の誰もWebmasterが社会勉強のために見学している部外者だとは思うまい。総会が始まって,周りの株主にナメられてたまるかと,まじめにメモを取るKinoppyと,ひたすら社長をにらみつけるWebmaster。と,前述のおばちゃん投資家は居眠りを始めたではないか。なんだ,別にリラックスしていてもいいのか。社長の説明の後は質疑応答。自分の株の価値が上がるか下がるかの問題なのでみんな真剣だ。次から次へと厳しい質問が社長に飛ぶ。「そろそろお昼ですし・・・」という社長の言葉でようやく議決に移る。ひとつひとつの議案が「異議な~し」という掛け声と拍手で承認され,株主総会は終わった。儲けようと思わずに銘柄を選べば,数万円の投資で株主総会の招待状がもらえる。興味がある方は社会勉強のつもりで株を買ってみるのもいいかもしれない。