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2005年10月13日

●恋は水色

Webmasterが働いている職場では,始業時や終業時,昼休みの始まりと終わりなど,一日に何度もチャイムが鳴る。チャイムはメロディーが流れるタイプで,毎回同じメロディーだ。今の職場で働き始めてからもうずいぶん経つが,先日Kinoppy(奥様)に指摘されて初めて,その曲が「恋は水色」だということに気付かされた。

ブログに書くような大層なネタか,とお思いになる読者も多いと思うが,Webmasterにしてみればまさに青天のへきれきという体験だったのである。「恋は水色」はポールモーリアのCDを持っているくらいなのでもちろん知っていた。しかし,Webmasterの脳では職場のチャイムは単なるチャイムとして処理され,それを「恋は水色」と結びつける回路が形成されなかったのである。

ちょうど「だまし絵」と同じような効果と言えばわかっていただけるだろうか。例えば10年間,それは老婆の顔を描いた絵だと信じていたのに,ある日突然,その絵には若い女性が振り返っている姿が隠されていたことに気付いたような衝撃,それが職場のチャイムに対して起きたわけだ。

一旦気付いてしまうと,もう何度聞いてもそのチャイムは「恋は水色」以外の何物でもなく,気付く前の脳内の配線に戻そうと思っても不可能である。

あなたの恋は何色だろうか。(内容とまったく関係ない引き...)