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2005年12月28日

●ミステリー読了 すべてがFになる

すべてがFになる(森博嗣)読了。ようやくS&Mシリーズの第一作目にして森氏の作家デビュー作を読むことができた。

元々書評や感想文を書くのは苦手だが,特にミステリーの感想というのは非常に書きにくい。面白かった点を書いてしまうとそのまま肝心な部分のネタバレになってしまう。

Webmasterは読書に限らず,娯楽はできるだけ「何か自分にとって得るものがあるか否か」で選択するようにしている。人生は有限だし,貴重な時間を何の役にも立たないことをして過ごすのはもったいないと思うからだ。従って「あー面白かった」で終わってしまう類いの映画/テレビ/マンガ/小説は優先順位が低い。その点,森氏のミステリーは,メインストーリー以外にも犀川先生の学問/研究に対する考え方などが面白く,それを追っていくだけでも価値があると思っている。

ちなみに「すべてがFになる」文庫版の解説はあの瀬名秀明氏なので,それだけでも読む価値ありかも。

すべてがFになる(森博嗣)