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2006年10月19日

●デジカメ修理完了

故障して入院していたデジカメFinePixS5000が戻ってきた。修理内容はCCD基板交換とある。修理見積りでは1.5万円かかると脅されていたのだが,実際の請求はタダだった。取次ぎの写真屋によると,メーカーが「ユーザの取扱い方法による不具合か,製品自体の不良か判断できなかったため,今回は無料とさせて頂く」と言ってきたらしい。

こちらとしては有料でも構わないと思っていたので,無料で直してもらってラッキーだった。早まって中途半端な新製品に手を出さずにおいて良かった。

デジカメや,フィルムカメラでも電脳満載のEOSなどはヘタをすると数年で修理不能の故障を起こす。電脳機器の故障はたいてい1か0で中間段階がない。今回のデジカメの故障も,昨日まではまったく問題なかったのに,今日撮ろうとしたら写らないのである。また,電脳カメラは必ず電源を必要とし,電源がなければ「1枚だけでも」といくら念じても絶対に写らない。

それに比べれば40年前に発売されたペンタSPは,経年劣化により新品の時に比べれば写りは悪くなっているかもしれないが,まったく写らないということはないし,電池も必要ない。これは「記録」という意味ではけっこう重要で,ピンボケでも手ぶれでも,何がしか写っているのと,まったく何もないというのでは雲泥の差がある。

世間では一眼レフデジカメの売れ行きが好調らしく,カメラメーカーも競って新機種を発売している。だが果たして,これらのカメラのうち40年後でも動作し,写真が取り出せる状態のものが何台あるだろうか。画素数や機能を競うのも結構だが,カメラとしての信頼性を望んでいる人も多いと思う。まあ,商売としては次々と買い換えてもらう方がいいに決まっているのだが。