« SF本読了 ナ・バ・テア | メイン | フルート練習中 赤とんぼ »

2007年07月20日

●UFO特番カムバック

先日めずらしくテレビを眺めていたら,情報番組の1コーナーとしてUFO写真の特集をしていた。

矢追順一氏のUFO特番や,TVタックルの超常現象バトルが好きで楽しみにしていたWebmasterだが,なぜか1999年を境にこれらの番組がめっきり減ってしまったように思う。最近勢力を伸ばしているのがオーラだとかスピリチュアルだとかいったくだらない番組。

さて,冒頭に挙げたUFO写真特集で,UFO写真とされるものを撮影したおばちゃんは,「これは絶対にUFOだと思います」などとわけのわからないことを言っている。UFO特番が減ったおかげで日本人の常識はここまで地に落ちたのかと愕然としてしまった。

はっきりさせておこう。何であるか特定できない飛行物体,それがUFO(Unidentified Flying Object;未確認飛行物体)である

なので,「これは絶対に飛行機ではないと思います」とか,「絶対にレンズのゴミではないと思います」というなら問題はないが,「これは絶対UFOです」という言い方は的外れも甚だしい。

UFOが存在する,あるいは多数の目撃情報があるということと,それがエイリアンクラフト(宇宙人の乗り物)である,ということの間にはもの凄く大きな壁があって,まるで別の問題であることを認識すべきである。

UFO特番が衰退せずに健全に発展すれば,もっと科学的な面白い議論が期待できたであろうに,本当に残念でならない。

20070720ufo.png