●ダークレス現像2回目
夏休み中にまたネオパンSSを1本撮ったので,ダークレス現像2度目の挑戦。
今回は帰省したときに新潟ヨドバシに寄ることができたので,ダークレス現像において「あると便利」とされている道具を追加で揃えた。メインはQW(洗浄促進剤)とドライウエル(乾燥促進剤)。あとは一応フィルムクリップも買ったが,これはあってもなくても良い感じ。
QWを使うと定着後の30分の水洗いが5分で済む。2L用で1袋50円くらい。フィルム100本分処理できる,と説明には書いてあるが,2Lもの薬液を保管しておくこともできないので,1本処理したら捨ててしまった。
ドライウエルは水切り剤で,水洗いの後のフィルムの乾燥ムラを防ぐ効果がある。これは濃縮液で20回分入って380円。
あと,ダークレスを扱った複数のサイトでオススメとされていた方法を試してみた。これは「フィルムのベロ出しをして,フィルムの先端を回転方向と反対に折り曲げてテープで止めておく」というもの。これをやると「3秒間で10回転」という現像時の忙しい手順がかなり楽になる(5回転程度で完全に巻き取れるようになる)。
通常,撮影済みフィルムのベロ出しをするにはフィルムピッカという道具を使うが,これが買うと結構高い(1000円くらい)。しかし,ペンタSPのようなマニュアル機であれば,撮影後に巻戻しをするときの加減で完全に巻き取らず,先端を少し出した状態で止めることが出来るので,フィルムピッカは特に要らない気がする。今回も初めて試したがちゃんと先端1cmくらいを残して巻き戻すことができた。
さらに今回は店でのプリントとCD書き込みをケチって,ライトボックスとデジカメ(FinePix S5000)のマクロ撮影を使って現像済みのネガをデータ化してみた。S5000の接写能力はたいしたことがないので,とても鑑賞に耐える画質にはならないが,ブログで紹介する程度なら問題ないだろう。これならダークレスの薬品代1回分約200円程度で現像遊びが楽しめる。
結果だが,QWとドライウエルが良かったのか,「ベロ出し法」が功を奏したのか,その両方なのかわからないが,1回目よりも現像ムラが減って(ゼロではないが),概ね満足できる仕上がりとなった。
ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / NEOPAN SS