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2007年08月17日

●SF本読了 時をかける少女

「時をかける少女」(筒井康隆)読了。

3作のジュブナイルを収めた短編集。映画の原作が短編だと驚く人が多いが,映画化するなら短編がちょうどいい長さだ。長編小説を映画にしようとすると,あちこち省略して短くする必要があって,「原作の方が良かったね」という話になることが多い(個人的見解)。

アニメの方を先に観てしまったのだが,アニメで主人公の相談役として登場する「魔女おばさん」が,原作での主人公(の20年後)ということになっている。

1967年の作品ということもあって言葉遣いが古いのが,今読むと逆に面白い。

当然1日で読める分量だが,これまで読んでいなかった理由は,この強烈な表紙。かんな氏が保管していてくれたので,タイムリーに日の目を見ることになった。

時をかける少女の表紙

【収録作】
時をかける少女
悪夢の真相
果てしなき多元宇宙