●SF本読了 時をかける少女
「時をかける少女」(筒井康隆)読了。
3作のジュブナイルを収めた短編集。映画の原作が短編だと驚く人が多いが,映画化するなら短編がちょうどいい長さだ。長編小説を映画にしようとすると,あちこち省略して短くする必要があって,「原作の方が良かったね」という話になることが多い(個人的見解)。
アニメの方を先に観てしまったのだが,アニメで主人公の相談役として登場する「魔女おばさん」が,原作での主人公(の20年後)ということになっている。
1967年の作品ということもあって言葉遣いが古いのが,今読むと逆に面白い。
当然1日で読める分量だが,これまで読んでいなかった理由は,この強烈な表紙。かんな氏が保管していてくれたので,タイムリーに日の目を見ることになった。
【収録作】
時をかける少女
悪夢の真相
果てしなき多元宇宙