●今日の買い物 ペリカーノ
小学生のとき先生に「おまえの字はミミズがのたくったようだ」と評されたWebmasterは手書きが嫌いである。しかし,道具としての万年筆には興味があった。機械式カメラや自動巻の腕時計と同じような「アナログな香り」がするではないか。
だが,字がヘタクソで最近は手書きの書類もほとんどないというのに,何万円もする万年筆を買うのはさすがに気が引ける。
数百円から買える安物万年筆もあるけれど,なんとなく風情がない。そんなときネットで見つけたのが「ペリカーノ」というドイツの万年筆。説明を読むとドイツの子供が最初に持つ,小中学生向けの万年筆という位置付けらしい。ペリカーノJrというのもあるが,これはさらに低年齢向けでクリップがない。
値段も手頃なので早速1本買ってみた。万年筆を持つのは生まれて初めてで,ペン先をどっちに向けて書くのかもわからない。ペリカーノは人差し指を置く位置に渦巻き模様があるので親切。さすがは子供向けである。
かなりの太字(M)でインクも多めに出るので,手帳などに細かい文字で書き込むのは不可能な太さ。普段手書きするのは,手帳への書き込みがほとんど唯一の機会なので,それに使えないとなるとあまり活躍の場はないかもしれない。まあ,デザインはかわいいので胸に刺しておくことにしよう。