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2007年11月27日

●ミステリ読了 予知夢

「予知夢」(東野圭吾)読了。

湯川助教授シリーズの連作短編集の第2弾。ちょうどドラマと同時進行で読んだ(ミーハーだ)ので,トリックの視覚的理解はしやすかったが,逆にイメージがドラマの方で固定されてしまうので,想像して楽しむという読み方はできなかったように思う。

ドラマのストーリーは少しアレンジしてあるが,視覚的インパクトを狙いすぎてちょっと不自然というか強引な展開が目立つかもしれない。

あとはいろいろなところで突っ込まれていると想像するが,あの「ひらめいた」ときに数式を書き散らす演出。いくらギャグとはいえ,ちょっとどうかと思う。確かに単なる決めゼリフ(じっちゃんの名にかけて的な)では今どきインパクトが弱い,というのもわからなくはないけれど...

でも,そんな福山氏がちょっとカッコよく見えてしまうので,Webmasterもとっさのときに難しげな数式のひとつもスラスラと書けるようにしておいた方がいいだろうか。二次方程式の解の公式なんてのは誰でも知っていてすぐバレてしまうから,特殊相対性理論の一定加速度運動する物体の式なんてどうだろう。いや,どうせなら偏微分とか重積分の記号がちりばめられていた方が絵面的に見栄えがするか...