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2009年01月22日

●EOS Kiss X2その後(3週間経過)

EOS Kiss X2を買って3週間経った。そろそろ器材紹介のページを直さなくてはいけない。

まあ3週間程度ではシャッターを切っているだけで楽しくて,何か言えるほど使い込んでいるわけではない。なんとなくカメラの特性がわかってくるまでに1年くらいはかかるだろうか。レンズの特性はまた別なのでもっとかな。

スペックのことで不満はいろいろあるけれど,買う前からわかっていたことだし,「だからこんなカメラは使えない」というのでは後ろ向きすぎる。特性を理解した上でカメラの性能を引き出してやる方が良い。FinePix S5000もそうやって使ってきた。

今のところ,もっぱら300万画素(スモール)のJPEGで撮っている。あとで伸ばすかも,と思ったものをたまに600万画素(ミドル)で撮るくらい。ラージやRAWで撮るとパソコンへの転送にやたらと時間がかかってしまう(USB2.0)し,いちいちRAW現像するのも面倒くさいため。

撮り直しが効かず失敗写真が許されない状況なら,少しでも救える可能性があるRAWで撮っておく意味もあるけれど,JPEGでホワイトバランスや露出補正の効果を確認するのも大事なことだと思うし,失敗するのもまた楽しい。フィルムから入った人だとこの感覚がわかってもらえるかもしれないが,「あとで補正すればいい」という風にはなかなか考えられないのである。

エントリー機種のクセに,プレビュー(レンズを絞り込んで被写界深度を確認する)が簡単にできるのはエラいと思った。いまどきのデジイチなら当たり前?もっとも,どうせデジタルなんだからプレビューする手間で撮ってしまって確認しても良いわけだが...。

ライブビューの使用は相変わらず限定的である。ノーファインダ撮影(地面すれすれとか,頭の上からとか)のときはライブビューが使いたくなるが,AFがしょぼいのでピントがいい加減になってしまう。ある程度絞ってMFした方が間違いなさそう。

9点AFはコツがよくわからないので,普段は測距点を中央に固定している。F1.4開放付近だとピントが非常にシビアなので,中央で合わせて構図を変える(AFロックする)と厳密にはピントがずれる。しかし特に猫を撮るときにいちいち測距点をカチャカチャと選んでもいられないし,自動選択だと変なところに合焦したりして,なかなか思うようにはいかない。

測光方式もどれが一番使いやすいのかまだよくわからない。出荷時設定は評価測光だが,必ずしも最適の露出が得られている感じはしない。かといってスポット測光がいつもベストとも限らないし...。気になるのは絞り優先AEで撮っているときに,わずかな構図の違いでシャッタスピードがコロコロと変わること。意図せずに露出が変わってしまうのはちょっと困る。いちいちAEロックするのも面倒だし,ペンタSPの極めて大雑把な針式の露出計に慣れると,デジイチはちょっとセンシティブな感じがする。

外付けストロボ(380EX)のバウンスを多用しているが,オートホワイトバランスだと少し硬調(色温度が高め)な感じがして,できれば補正をしたいところだけど,この機種は色温度をマニュアルで補正できないし,ホワイトバランスの勉強をしないと何をどう変えていいのかよくわからない。かなり極端にアンバーに振るとそこそこ良い感じにはなるが...。

縁結び
カマキリの卵うさぎさん

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM