●SF本再読 万物理論
「万物理論」(G.イーガン)を再読。
未読本のストックがなくなってしまったので,「困ったときのイーガン頼み」。
順列都市やディアスポラと比較すると最初読んだときの印象は少し地味(※)だった万物理論だが,読めば読むほど心に染みるという感じ。イーガン作品で共通するのはとにかく情報量が多すぎて,一回読んだだけではお腹いっぱいでゲップが出るだけで,時間をかけて徐々に消化しながら何度も読むうちに,その素晴らしさがわかる(ような気がする)ことだろう。
万物理論もまだ2回しか読んでいないので,まだまだ消化不良なところが多い。またしばらく時間を置いてからじっくり再読したい。
※あくまでも前2冊と比較して。恒星間空間に出たり永遠の仮想現実世界が出てきたりはしない,という意味において。