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2009年04月29日

●G3Macを処分

職場で共用に1台だけ動態保存していたMacをついに処分した。これは1997年頃に発売されたPower Macintosh G3のデスクトップモデルで,PowerPC G3/233MHz,メモリ32MB,HDD4GB,OSはMacOS8だ。

元々1995年頃までは職場ではMacの方が多かった。その頃のWindowsはver.3.1であり,Macの方が使い勝手が圧倒的に良かったためだ。

それがWindows95が登場して,MS-Officeも95になるとだいぶ使えるようになってきたし,会社の情報システム係がWindowsの普及を推進したこともあって,徐々にMacがWindowsに置き換わっていった。

1998年頃に導入された新しいグループウェアがWindows版だったことが決定打となって,自席利用のパソコンからほぼ完全にMacが駆逐された。が,長いMac時代にWindowsとは互換性のないアプリ(MacDrawなど)で作成した書類が多数蓄積されていた関係で,その書類を閲覧・出力するために共用のMacは何台か残された。その最後の生き残りが上述のG3Macである。

1台であらゆるMac遺産(書類)に対応する必要があるため,内蔵のFD,CD-ROMに加えてSCSIポートにはMO,ZIP(圧縮形式ではない),DAT(!)と当時考えられるすべてのドライブが接続されたその姿はなかなか壮観だった。余談だが今でもUNIX族で残っているtar形式というのは元々磁気テープアーカイブのことだ。

そのG3Macもここ数年起動されることもなくなり,役目を終えたということで処分が決まったわけである。

最近世間ではMacが好調らしい(Webmasterも自宅ではPowerBookG4がメインマシンだ)が,会社はこのままマイクロソフトのOSとアプリに牛耳られたままなのだろうか。10年後,20年後のことを予想するのは難しいが,なんとなく大きな変化がありそうな予感もする。