●図書館のススメ
気になっているノンフィクションを探しに図書館へ行った。今住んでいるところは徒歩5分で(市立にしては)そこそこ大きな図書館がある恵まれた環境だ。
普段読むのは文庫のSF(フィクション)で,新刊がすぐに読みたいときもあるから購入することが多いが,それ以外のノンフィクションやハウツー本などは図書館で借りることが多い。
なんといってもタダだし。いや,実際は住民税で運営されているのだから,利用しないと損である。
目当ての書籍はすぐに見つかったが,自然科学の書架には面白そうな本がたくさんあって危険である。フラフラとパソコン関係の書架の前に行ったら,ruby on railsの解説本があったりしてこちらも危険だ。
タダだからとあれこれ借りても,期限の2週間で読めるわけがないし(延長は可能だが),一日中読書ばかりしているわけにはいかない。他にもやらなくてはいけないことが山ほどあって,ノンフィクションの読書に割ける時間は寝る前の20分ほどしかないのだ。
図書館には書籍の他にも各種雑誌,CD(クラシック,朗読,落語などなど)や,ビデオ(子供向け,教育番組など)もある。マンガは少ないけれど,普段読書の習慣がない人でも結構楽しめるのではないだろうか。実際,何時間も閲覧スペースに陣取ってマンガや新聞を読んでいる大人も多い。
以前不要になった文庫本を寄贈して蔵書してもらいたい,と書いたことがあったが,誰でも考えることは同じらしく,各地の図書館には寄贈の申し出が多くて困っているような話を何かで読んだ。蔵書データベースへの登録はさすがにISBNもあるし簡単だろうが,表紙に透明ビニールをかける作業とか分類シールを作って貼る作業は人がやるので大変なのだろう。
しかし文庫SFの品揃えを見ると,これはちょっと酷いんじゃない?という感じで,せめて御三家(アシモフ,クラーク,ハインライン)の青背くらいは一通り揃えておいてほしいな,という思いはある。