●今日のがまん 4ビットマイコン
何度か買ったことのある学研「大人の科学マガジン」。Vol.24のふろくは4ビットマイコン。
ほとんど反射的に買いそうになってしまったが,手に取って冷静に考える。
待て待て,いまさらノートにニーモニックを手書きしてハンドアセンブルするのか,と。
いったいあのUI(7セグLED1個と2進LEDとスピーカ)でサンプルコードで遊んだあと,どんな実用的なプログラムを思いつくんだ,と。
ノスタルジーな気分に浸って,ああ,今は便利だなぁ,と感じてそれで終わりじゃないのか,と。
いやまあ,そもそもこのふろくの目的はノスタルジーに浸ることそのものなのかもしれないけれど,いくら安いとはいえ「あー,なつかしいなぁ」と言うためだけにほとんどスキルを要しない工作キットに手は出さないと年初に決めたのであった。
というわけで購入はひとまず見送り。
ただ,パソコンを始めたときには既に便利な環境(GUIと高級言語)が揃っていて,機械語とかニーモニックとかハンドアセンブルとか経験がない若い方は一度,CPUを直接動かしているという実感を味わってみるという体験は貴重かもしれない。