●MacBookProその後(2週間経過)
5年ぶりのパソコン更新でMacBookPro15インチ(Core i5 2.4GHz)を買って2週間経った。データ移行に少し手こずったが,ようやく落ち着いたのでここまでの感想を書いておきたい。
まず噂通りパフォーマンスは素晴らしい。15インチの一番低価格なモデルではあるが,操作全般にまったくストレスがない。ちなみに最初の頃から64bitカーネルモードで動かしているので,32bitカーネルとどの程度体感パフォーマンスが違うのかはわからない。ブラウザ(FireFox)のHTMLデータ展開などほとんど一瞬だ。Flashを多用するサイトでPowerBookG4でモタモタしていた作業など,相手サーバが混んでいるのかな?などと思っていたが単にPowerBookG4が重いだけだった。
64bitカーネルモードで今のところ唯一不調が出たのがDVDプレーヤ。なぜか市販のDVDが再生できたりできなかったり(マウントはできるが映像が出ないとか)といった現象が出て,ドライブが不良なのかと心配したけれど,試しに32bitカーネルに切り替えたら安定した。アップルのサイトによると,
1.DVDプレーヤー、Front Row、Grapher、iTunes、X11を除くすべてのシステムアプリケーションは64ビットコードに書き直されています。
と注意書きがあるので,DVDプレーヤは64bitでの動作は未確認ということだろう。きむらさんのMBPでは問題なく動作するという報告もあった。VLCというフリーのメディアプレーヤを入れたら64bitカーネルのままでも再生できるようになった。
これも各所で散々言われていることだと思うが,マルチタッチトラックパッドの使い勝手も非常に良い。3本指や4本指のスワイプはまだ使いこなせないが,加速する2本指スワイプだけでも結構便利。
写真の管理はPBG4の頃からと変わらず250GBのUSB外付けHDDに単にコピーして,Finderとプレビューで確認し,残したいものはFlickrにアップロードするようにしている。もちろん内蔵HDDにはまだまだ余裕がある(合計320GB)ので,すべてのデータを内蔵HDDにコピーした上で外付けHDDはフォーマットして,タイムマシンのバックアップ用にするという使い方も考えている。
こんなに快適なMBPだが,これでも5年経ったら古くさいスペックでパフォーマンスも陳腐化してしまうほどWebのコンテンツや扱うデータが巨大化するのだろうか。
巨大なデータと言えば確かにまだ動画編集などのいわゆる重たい処理はほとんどさせていない。せっかくのターボブーストやディスクリートのグラフィクスチップも全然動いていないんじゃなかろうか。