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2013年07月13日

●VWポロその後(バッテリー交換とドライブレコーダ取付け)

試乗車落ちのポロ(9NBUD)を買って3年半経った。走行距離は42,000km。

法定点検の代車は新型のポロGTI(6RCTH)だった。車検のときも新型だったし,VW儲かってるな,という感じ。ツインチャージャーの加速は素晴らしかったし,燃費も9Nよりかなり良さそう(JC08燃費は16.6km/L)。DSGのフィーリングも昨年借りた6Rよりも良くなっているように感じた。

代車のポロGTI

点検の結果は,購入時に履いていた夏タイヤ(コンチエココンタクトCP)があと1年くらいで寿命ということと,バッテリーがそろそろ要注意とのこと。

バッテリー上がりはキューブのときにかなり大変だったこともあって,早めに手当てすることにした。ちょうどディーラーでバッテリー交換のキャンペーン中だったこともあり,割引してもらえた。

6月から通勤にポロを使うようになった。往復24kmほど毎日車に乗るということで,やはり事故が怖い。ということで防衛的な意味も込めてドライブレコーダを付けることにした。本当はカーナビと同じようにディーラーで純正品があれば良いのだけれど,普及するのはまだまだこれからなのかな。

いろいろと安い製品も出ているけれど,信頼性が求められる機械でもあるので,ルームミラー取付けタイプで常時録画型のそこそこの値段のものをチョイス。

ドライブレコーダー

取付けは自信はなかったけれど,今後無線機などで応用する機会があるかもしれないので,DIYで挑戦した。電源の取り出しはヒューズ電源を使用。ケーブルがけっこう太いし,パネルをはがして綺麗に取り回すスキルもないので見た目はあまりスッキリできなかったけれど,まあ良いか。

取付けて早速録画した動画が下記。冒頭で直進レーンから突然右折する危険なクルマが映っている。できればこのドライブレコーダが活躍する場面がないことを願う。

こちらは高速道路の様子。トンネルが連続する区間。

記録画質を1080P HD(Full HD)にするとこんな感じ。フレームレートが10fpsに落ちてしまうのでカクカクした動画になってしまう。画質もたいして変わらないし,デフォルトの720Pが無難かも。

市街地の夜間はこんな感じ。肉眼よりかなり暗く見える。

さらに夜間の豪雨のときの様子を追加。降水量は50mm/hくらい。街灯がないところはかなり厳しい。あと,このときはかんなさんが運転しているためにカメラ(ルームミラー)の角度が少し傾いている。ルームミラータイプは運転者が頻繁に変わる場合は面倒だ。


2013年07月10日

●EOS Kiss X2その後(EOS 6DとEF 40mm F2.8 STMを購入)

デジタル一眼レフのEOS Kiss X2を買って4年半になる。最低5年は使うつもりだったけれど、たまにシャッターが切れなくなる不具合や、電源が入らない(前触れなく電池切れ?)症状が出るようになって、後継機を選定していた。

選定といっても小型軽量のフルサイズ機EOS 6Dが昨年発売されてからは、機種はほぼ確定していた(2012年末に書いた記事)。Amazonで価格をワッチしていたら、昨年末に一度150000円まで下がって以降はまた価格が上昇して、ずっと下がらなかった。それが最近また年末のレベルまで下がってきたということで、購入に踏み切った。

もっと安いKissや60D,7Dなどもあるけれど、APS-C機はKiss X2でたくさんというのが正直なところ。といって5D系は高いしデカいし重い。というわけで6Dはちょうど良かった。ちなみにAPSというのはAdvanced Photo Systemのことで、フィルム交換の際にベロを爪に引っ掛けたりという面倒な操作が不要のシステムのこと。短命だったがセンサーサイズを表す言葉として生き残った。

レンズ資産(というほどたいした資産ではないけれど、合計10万円分くらい)を無視してニコンに移る、という選択肢はカメラの更新のたびに考える。私の記憶ではちょっと前まではニコンが低画素数、高感度、キヤノンが高画素数、低感度という傾向だったと思い,それがあったのでニコンが魅力的に思えたことがあった。しかし6Dと比較されることの多いD600のスペックは、6Dよりも高画素数、低感度になってしまっている。いつからか関係が逆転したのだろうか?

室内の猫を撮ることがメインの使い方なので、常用ISOは高ければ高いほど助かる。逆に画素数は600万もあれば充分。実際、Kiss X2でも最高解像度で撮ったことはほとんどない。それでもフォトコンテストで賞も取れたし。

というわけで6Dに決めたのだが、フルサイズとしては軽いとはいえ、Kissに比べるとやっぱり重いのは事実なので、お出かけ用のレンズとしてEF史上初のパンケーキレンズEF 40mm F2.8 STMも一緒に購入。

EOS 6D

これからぼちぼち猫を撮って、高感度性能がどの程度有効なのか確認していきたい。このくらいのスペックならもう一生使い続けたい気もするけれど、そのうちまた壊れてしまうんだろうなぁ。昔みたいに一生ものの機械、とまでは言わないけれど、せめて大切に使えば20年くらいは持ってもらいたいものだ。レンズはすでにそのくらいの寿命はあるのだし。

Pete
Canon EOS 6D / EF 40mm F2.8 STM / 1/60 F2.8 ISO12800

Delta
Canon EOS 6D / EF 40mm F2.8 STM / 1/80 F2.8 ISO12800


2013年02月02日

●iPhone5その後(2週間経過)

ガラケーからiPhone5 64GBに機種変更して2週間になる。2年使ったiPod touch第4世代の用途は完全にiPhoneに引き継ぐことができた。

すぐに感じたのはやはりバッテリーを食うな、ということ。スマートフォンは便利だ。これ1台で電話もできるし、どこにいてもネットで調べ物や書き物ができる。地図だって現在位置付きで見られる。写真やビデオも撮れるし画面も大きくてキレイだ。

しかしである。便利だからと使いまくるとあっという間にバッテリーを消耗する。もしも出先でバッテリーエンプティになったら緊急電話もかけられない。それはマズい。バッテリーを節約しなくては。となる。

ちょっと調べたいことがあるけれど、電池がもったいないから帰ってから調べよう。とか、地図が見たいんだけど電池残量が50%切ってるからやめておこう。とか、電車の待ち時間でヒマだからツイッターでも見たいけど電池が…。などなど、スマフォを使っている人なら誰でも経験があるのではないだろうか。でもこれってせっかく便利な道具なのに本末転倒ではないか。「電池を長持ちさせるため」に持ち歩いているわけではないはずだ。

今の所は常に充電用のケーブルを持ち歩くとか、車用の充電器を買うとか、慎重な人なら荷物が増えるのを我慢してモバイルバッテリーを持ち歩くとか、ユーザー側で電池対策をするくらいしかないけれど、メーカーにはキレイな画面とかコンテンツよりもまず、電池残量を気にせず使えるモノを開発してもらいたいものだ。Kindle PWはそういう意味ではエライと思う。

iPhone5の機能に関してはだいたい思った通りで、iPod touch第4世代に比べると動作速度がかなり高速化しているのは快適。Bluetoothキーボードを使ってメモ帳で入力するときのサクサク感がぜんぜん違う。ただ、たまに保存されずにメモ帳アプリが落ちるのは相変わらずで、この点は早く改善して欲しい。

意外と便利だなと思ったのはSiriという音声認識機能。ちょっとしたメールを送るくらいなら充分実用になる。「かんなさんにメッセージ」「どんなメッセージを送りますか?」「今から帰ります」程度のことならタッチパネルを触らなくてもメッセージが送れてしまう。ただし、人がいるところで使うのはちょっと恥ずかしいと思う。

一緒に買ったレザーのケースは、非接触ICカードを入れておサイフケータイ風に使うことができるというものだが、残念ながらマンションのカードキーも、バスの定期券(Pasmoとは違う独自形式)も反応しなかった。干渉防止シートは付属してくるけれど、挟んでもダメだった。iPhoneの金属筐体がそばにあるだけでダメみたい。Suicaはまだ試していないけれど、反応しなかった時のダメージ(改札で止められる、レジであたふたする)が大きいのでなかなか試せない。

Delta


2013年01月21日

●携帯電話S002その後(iPhone5に更新)

ソニエリのS002(au)というガラケーを使いはじめてそろそろ3年。

4ヶ月ほど前にかんなさんが先行してiPhone4Sに機種変更していた。私はそろそろ新型が出るという話だったので,それまでは待とうかな,という方針だった。

新型待ちという以外にも,iPhoneに替えることに対する抵抗もあったことは書いておこう。具体的にはモバイルSuicaなどの電子マネーが使えないことや,通信料金が高いことなどがある。それに見合うだけの大きなメリットがあれば迷わないのだが,iPhoneでできることは速度や使い勝手はともかく,3年前のガラケーでもできることばかりだ。どうしてもできないいくつかのことはiPod touchで補っていた。

そんなわけで,「ものすごく欲しい!」という積極的な理由ではなく,S002も3年使っているし,今更ガラケーに機種変更というのもアレだし,まあ良いか,という消極的な理由でiPhone5への機種変更になった。世間でもiPhoneの新味はだいぶ薄れてきたようで,大幅減産という報道もあり,今なら在庫もあってすぐに機種変更できるだろう,というタイミングでもあった。

今使っているiPod touchが32GBモデルで,ほぼ半分くらいの容量を使っているので,iPhone5も32GBモデルを狙って近所のauショップへ。

ほとんど待たされることはなかったけれど,最初に「iPhone5への機種変更でございますね。お色とサイズはお決まりですか?」と聞かれてしばらく固まってしまった。iPhone5と言ったつもりだったけれど,もしかして大(iPad)とか中(iPad mini)とかそういうことなのか?と思っていたら,「サイズは16GB,32GB,64GBがございます」ってそのサイズか。

ここで動揺してしまったのが良くなかった。狙っていた32GBは在庫切れで,64GBならすぐにご用意できますと言われて,うっかりじゃあそれで,と答えてしまった。別に急いでいないのだから,分割払いの負担が重い64GBなど買わずに待てば良かったじゃん...。

かんなさんのiPhone4Sが,ガラケーに比べてそれほど通信料アップとならなかったのでうっかりしていたが,iPhone5はLTEプランというまた一段と高い通信料金プランで,しかも64GBモデルにしてしまったので,月額料金負担はかなり上がってしまった。

LTEは自宅周辺ではとりあえず入るようなので,高いプランもまったく無駄というわけではないかもしれないが,それにしても高い。今後はなんとか高い料金に見合うように活用しなくてはいけない。

ケースくらいあった方が良いだろうと思って,落ち着いた感じのレザーのものを着けてみた。

iPhone5 and S002


2012年12月31日

●写真って楽しいねっ〜2012年総括〜

3.11の東日本大震災から1年9ヶ月。波はあるものの余震は続いていて,今月も一回津波注意報が出たりした。原発事故の放射線は,2012年12月末現在で0.055〜0.060uSv/hくらい。昨年の半分以下,1/3近くに下がってきている。事故前に比べると2倍くらいの値。

トピックスとしてはアマチュア無線関係が多かった。開局した当初は災害時に安心かな,という程度だったのが,うっかりCW(モールス通信)を試してみたところが,これがけっこう面白くてハマってしまった。オールモードの無線機FT-817を買ったり,ハムフェアにも出掛けてみたし,コンテストに参加して海外とも交信することができた

新しいことに挑戦するのは楽しいし,これからもアマチュア無線は少しずつ続けていければ良いと思っている。ただし,1年間やってみてそんなにのめり込むようなことはないだろうと踏んでいる。なぜかといえばアマチュア無線は所詮「金がないと極められない/金さえあればそこそこ極められる」趣味だとわかったから。もちろんCWをはじめとしてPhoneでもオペレートのスキルに依存する部分はあるし,アンテナだとか電波伝搬を勉強することは必要だ。でも,いくらスキルを磨いたって無線機が買えなければ交信できないし,アンテナを建てる場所だって要る。そして無線機や道具類はいちいち高価。お金のない人は私のようにQRP(低出力)と移動運用で慎ましくやるのが精一杯。この1年で無線関係に20万円くらい使っても,だ。

そういう意味ではアマチュア無線というのは楽器やスポーツよりも,車だとかカメラに近い趣味ではないだろうか。そしてつぎ込んだ金額で満足度が変わるような趣味にはそれほど夢中になることはできない。これから続けていくにしても,投資は最小限に,スキルと知識を伸ばす方向で楽しみたいと思っている。

アコースティックギターの弾き語りは,無線とは対照的に90%はスキル依存であり,こっちの方こそ末永く楽しめる気がしている。とはいえスキルに依存するということは常に練習していないと上達はないということで,忙しいとなかなか厳しいのが実態。かろうじて年2回の発表会()だけは参加するようにしている。

猫のピートは7歳デルタは5歳になった。今年はいつものフォトコンテストで,かんなさんの撮った写真が特別賞を受賞した。日々の写真はアメブロの方に載せている。

読書は年末になってついにKindleが発売され,私も早速PaperWhite 3Gを購入した。今後紙の本と電子書籍の読書比率がどのように変わっていくのかは予測できないけれど,1年後の総括ではある程度方向性が見えてくるかもしれない。保管場所のことを考えるとKindle優位なので,購入を迷っている本が複数ある場合はKindle版が出ている方を優先する可能性は高い。

ということで今年読んだ本は下記。

【SF】
キリストのクローン/新生(上・下)(J.ボーセニュー)
キリストのクローン/真実(J.ボーセニュー)
南極点のピアピア動画(野尻抱介)
希望(瀬名秀明)
連環宇宙(R.C.ウィルスン)
天冥の標6 宿怨 PART1(小川一水)
白鹿亭綺譚(A.C.クラーク)
銀河ヒッチハイク・ガイド(D.アダムス)
拡張幻想 ー年刊日本SF傑作選ー(大森望・日下三蔵 編)
宇宙の果てのレストラン(D.アダムス)
機龍警察 自爆条項(上・下)(月村了衛)
天冥の標6 宿怨 PART 2(小川一水)
宇宙クリケット大戦争(D.アダムス)
去年はいい年になるだろう(上・下)(山本弘)
フェッセンデンの宇宙(E.ハミルトン)
さようなら、いままで魚をありがとう(D.アダムス)
ほとんど無害(D.アダムス)
小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団(瀬名 秀明, 藤子 ・F・不二雄)

【ミステリ】
工学部・水柿助教授の逡巡(森博嗣)
工学部・水柿助教授の解脱(森博嗣)
四季 春(森博嗣)(再読)
タカイ×タカイ(森博嗣)
朽ちる散る落ちる(森博嗣)(再読)
シャーロック・ホームズ作品集(I) お風呂で読む文庫(C.ドイル)
シャーロックホームズ作品集(II) お風呂で読む文庫(C.ドイル)

【ご参考】
2011年総括
2010年総括
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2012年12月24日

●年末の買い物 kindle Paperwhite 3G

kindle Paperwhite 3Gを購入。

電子書籍(電子ブック)については2008年2010年にもちょっと話題に出したことがあったけれど,とにかく日本では出版業界の慣習(因習)のために当分普及はしないだろうと思っていた。

まだまだ読みたい本がすべて電子化されるには程遠い状態だけれども,こんなに早くkindleでこれだけ電子書籍が読めるようになったことは素直に喜びたい。

「読書」がしやすいかどうかはしばらく使ってみないとなんとも言えないところ。とりあえずこれまで文庫落ちしていなくて買えず,かつkindle版が出ている本を買って読んでみようと思っている。

Amazonで購入したので,アカウント情報など設定済みの状態で届けられた。Wi-Fiは設定する必要があったけれど,これはHomeSpotのパスワードを入れただけでつながった。

Kindle PW 3G

Wi-Fi接続状態なら一応ブラウザが使えて,白黒で描画も遅いけれど一応ウェブを閲覧することもツイッターでつぶやくこともできる。

Kindle PWのブラウザ

安いWi-Fi版でなく3G版を買ったのは明確な使い方を想定したわけではないけれど,限定した使い方しかできないとはいえ,3G接続が無料でできるというのはなんとなくお得かな,と思ったため。

カバーは純正よりちょっと安いBuffaloのものを一応付けてみた。

いずれにしろ紙でしか読めない本は今後もしばらく出続けるだろうから,紙書籍とkindle本を交互に持ち歩くような感じになるかな。


2012年11月17日

●アマチュア無線その後(海外通販でアンテナチューナーZ-817をゲット)

メジャーなコンテストも一段落し,移動運用も寒くておっくうな季節になってきた。

ギターの発表会も終わったし,無線もできないのでネットでいろいろと情報をみていたら,やっぱりアンテナチューナーのひとつくらい欲しいという気分になってきた。本当はSWRメーターなどもあったら良いのだが,今のところOMさんにお借りしたり,FT-817のSWR表示(目安程度)に頼っている。

で,FT-817で使うのだからコンパクトなものが良いと検索していたら,LDGのZ-817が良い感じ。

通販で海外から購入するのは,PowerBookG4の英語キーボード以来かな。今回はPayPalに登録して,海外の通販会社のサイトで直接クレジットカード番号を入れなくても済むようにした。

Z-817を扱っているところはいくつかあるけれど,適当に検索して最初はW4RTに注文。価格はUS$119.99で送料が一番安い(時間がかかる)ものでUS$20くらい。しかし,ペイパルで支払いを済ませたら間もなく次のようなメールが届いて返金されてきた。

We are not able to accept PayPal orders from Japan using First Class shipping due to US PayPal rules. We will be happy to accept your credit card order.

どうやら,一番安い送料を選ぶと日本へは送れないということなのかな。高い方だとUS$60近くするようだし,また断られてもアレなので別な会社で試してみることにする。とりあえず,ペイパルでちゃんと返金のような処理が問題なくされることは確認できたわけだ。

次に選んだのはCheapHam.com。こちらは本体はUS$109と安いけれど,送料がUS$44とちょっと高め。でもこちらは問題なくオーダー受付けされて,FedExで配送状況の追跡もできた。11月13日(日本時間)に注文して,16日のお昼頃に着荷したので,想像よりかなり早かった。

これでペイパルや海外通販が使えることがわかったので,経済的・精神的に余裕ができたら無線関係のキットなんかを買ってみてもいいかな。

早くZ-817を試してみたい気持ちもあるけれど,それはまた日を改めて。

FT-817ND and Z-817


2012年09月04日

●携帯電話S002その後(1台をiPhone4Sに更新)

ウィルコムからauに変えて,ソニエリのS002という携帯電話を使い始めてから2年半ほど経つ。

私の方はiPod touchも持っているし,iPhoneの新型が出たらちょっと考えようかな,という感じだったのだが,かんなさんが「しろくまカフェ」のパンダスマフォケースを見つけて,どうしてもこれが使いたいということだったので,かんなさんだけ先行してiPhone4Sに機種変更することにした。まあ,パンダくんも言っていたではないか。スマフォはパンダケースのオマケだから…と。

パンダスマフォケース

新型の噂が流れているくらいなので,近所のauショップでは機種変更でも16GBモデルなら実質無料+1万円分の割引がついてくる。ただし2年縛り。

あとは無線LANルータ(HomeSpot)を永年無料でレンタルしてくれるというので,ちょうどAirMacExpressもそろそろ買い替えるつもりだったのでありがたく貸してもらうことにした。

スマフォ一般に言える話なのかどうかはわからないが,ガラケーからの電話帳などの移行はけっこう面倒。auOneというクラウドを経由してくださいと説明を受けたのだが,エラーで失敗してしまった。仕方がないので適当にググったところ,vcfという形式で保存してメールで送ればいいことがわかった。とはいえ機種変更の後だったのでS002から直接メールは送れない。

そこで次のように電話帳を移行した。
・S002の電話帳の機能から,「本体へ全件コピー」
・データフォルダに保存された.vcfのファイルを,microSDにコピー
・microSDの.vcfをパソコンにコピー
・メモ帳で文字コードをANSIからUNICODEに変更
・パソコンからメールでiPhoneに.vcfを送付
・iPhoneで添付ファイルを開き,全件登録

最初,文字コードを変えずに送ったら日本語が文字化けしてしまったので注意。

私も機種変更するとしたら新型iPhone,と思ってはいるのだが,発売直後は高いだろうからまだしばらくは様子見になりそう。それにiPhoneだとモバイルSuicaが使えないとか,単体での文字入力が面倒臭いとか,問題もある。料金プランはスマフォ専用になるので,月額1000円くらいのプラス。


2012年08月19日

●夏休みの買い物(コンパクトデジカメ)

アマチュア無線を始めてから,出掛けるときの荷物が増えてしまって,小型軽量のEOS Kiss X2ですら持ち歩くことが厳しくなった。

しかし移動先で写真を撮りたい場合もあり,携帯電話(S002)のカメラではさすがに厳しいこともあって,コンパクトデジカメが必要かな,と思うようになった。

コンパクトカメラというのはフィルム時代から含めてもこれまで買ったことがない。リコーのGR1を買う一歩手前までいったことはあるが,そのときは冷静に考えて使う場面が思いつかなかったので見送った。

ということでコンパクトデジカメを選ぶにあたって真っ先に思い浮かんだのはデジタル版GRのGR Digitalであるが,値段を見て断念した。一眼レフからの買い替えならともかく,サブ機にこの値段は出せない。

予算はせいぜい2万円というところ。この値段では大型撮像素子も明るいレンズも選べないので,画質よりも機能が面白いものを選びたい。どっちにしろ画質優先のときはEOSを使うことになる。

EOS選びのときにも書いたことだが,デジカメに望むのは「フィルムカメラでは不可能な撮影」だ。それは超高感度であったり,超高速連写ということになる。超高感度は一眼レフデジカメの高級機でないと実用にならないが,高速連写ならカシオの機種でできるものがあった気がする。

ということで候補に挙げたのが,Hi-Speed EXILIMシリーズ。秒間30コマの高速連写,最高1000fpsのハイスピードムービーなど,面白そうな機能がある。起動時間やシャッターラグが短いのも良い。元々光学系ではカメラメーカーと勝負にならないので,機能的に尖ったモデルで訴求する作戦なのだろう。

予算的にはZR15,ZR20,ZR200あたり。水戸のビックカメラでカタログをもらい,カフェでお茶を飲みながらじっくり選ぶ。夏休みのレジャーとしても良い感じ。

ZR20は新しいモデルで,HSナイトショットはすごいと思ったが,連写した画像を重ね合わせる擬似超高感度であって,例えば暗い部屋で動いている猫を撮る,というようなシーンには使えない。それならばマニュアルモードダイアルの付いているZR200の方がいいかな,ということで決定。

使い勝手や画質についてはまた後日。

Delta


2012年07月01日

●アマチュア無線その後(開局後半年経過,電鍵購入)

かんなさんが一緒に資格の勉強がしたいと,突然CQ ham radioという雑誌を買ってきてから早いものでもう1年である。その後二人で3アマの国家試験を受けて従事者免許を取りVX-7で無線局を開局してから半年あまり。

1年前にはまさか自分がモールス信号で交信するようになるとは夢にも思わなかった。それはかんなさんも同様だろう。

モールス(CW)の良いところは,弱い電波でも受信しやすいので遠くと交信できるとか,世界共通の符号だとか,設備が簡単で済むとか,いろいろあると思うが,なんといっても声を出さなくても良いというのが最高だ。はっきり言ってしまえば,しゃべるのは疲れる。会社で上司としゃべり,お客様と電話でしゃべり,この上無線でしゃべりたくなどない。

かんなさんはちょっと理由が違って,どうしてもYL(Young Lady;女性のこと)の局が声を出していると,もうそれだけで珍重されてパイルアップなのである。クラブ局のコールで運用したときも,私がCQを出すのと,かんなさんがCQを出すのでは応答が10倍くらい違うというのを経験済みだ。CWなら老若男女関係がなく,女性でも特別視されることはない。

前振りが長くなったが,良いCWには良い電鍵,ということで,気晴らしも兼ねて秋葉原に電鍵を買いに行った。かんなさんは先日受けた資格試験に受かったお祝いに,ストレートキー(昔ながらの縦振り電鍵)をご所望である。私はまあ,手っ取り早く交信できるエレキー用のパドルを狙っていた。ちなみに現在はクラブのOMさんが手作りされたパドル(写真)を使っていて,これでCWデビューもしたし,エレキーを使う分には充分実用になるのだけれど,慣れてくるとちょっとレバーの反動が気になるとか,メーカー製のものも試してみたいという気分になったのである。

Pete

問題は秋葉原といえども電鍵を店頭で売っているお店がほとんどないということ。「◯◯無線」というお店はやたらといっぱいあるが,実際に売っているのは家電品だったりパソコンだったりオーディオだったりして当てにならない。

結局,店頭で電鍵を触れたのはロケットアマチュア無線本館と,富士無線電機の2店だけ。かんなさんは昔業務に使われていたような電鍵の中古も狙っていたようだが,そんなものを置いているお店は発見できなかった。通販ならいろいろと選べる電鍵だが,こればかりは感触を直接確かめないと良いか悪いかわからない。楽器選びと同じである。

ロケットの方はハイモンドのストレートキーが触れるようになっていて,発信器と解読機がつながれている。これはなかなか親切だと思った。まあ,練習せずにいきなり打ってもまったく解読してもらえないんだけれど。

パドルの方は富士無線にハイモンドGHDキーベンチャーのものがあった。種類は富士無線の方がロケットよりも多い。店員さんも親切で,ケースを開けていくらでも感触を確かめさせてくれた。

かんなさんは割とあっさり,ハイモンドのストレートキーの中級モデルHK-704に決めたのだが,私は悩んだ。感触はGHDの2万円くらいのモデルが良いし,ベンチャーのやはり2万円のパドルは造形が美しい。超小型のGHDのGM707とGM701も移動運用に便利そう。
結局,GM707に決めた。大きなパドルは感触や見た目は素晴らしいけれど,やはり移動運用に持っていくには重すぎる。せっかくリグをコンパクトなFT-817にしたのだから,パドルもそれに合わせて。

帰ったらちょうど6mのコンディションが良く,早速新しいパドルで5エリア(高知県)と4エリア(山口県)と交信できた。交信といってもまだ最低限のレポート交換(R GA UR 599 TU)だけではあるが,それでもなかなか楽しい。

GM707

かんなさんのストレートキーの方はこれはさすがに大変だ。CWのリズムは耳で聞いてだいぶ身についてきたと思っていたが,正しいリズムで打つのは非常に難しい。でも確かにこっちの方が習得したときの喜びは大きそう。

HK-704

2012年06月10日

●はじめてのCQ,そして無線機購入 FT-817ND

オールモードのリグ(ハムの世界では無線機のことをリグ;Rigと呼ぶ)をお借りしてメモリーキーヤーも作りコンテストでCWデビューも果たしたということで,そろそろ自前のオールモードのリグが欲しいと思っていた。

そんなある日,どうせ誰も聞いている人なんていないだろうと,CWのパドル操作の練習のため,6m(50MHz)でCQを出していた。CQ CQ DE JH1CFV JH1CFV Kとこんな具合だ。

そうしたら,3回ほど繰り返したところで応答があった。正直,まさか応答があるとは思っていなかった(6mはよほど電波のコンディションが良くないと遠くまで飛ばないので)からほとんどパニックである。
とりあえず「?(トトツーツートト)」を返し,次にプリフィックスだけ取って「JA5?」。サフィックスも一度では取れず,2回くらいコールしてもらって,ようやくコピーできた。感激したのだが,気の利いた符号は何も打てないので,599 TUだけ返してなんとかQSL(交信確認)。599なら「?」連発するなよとOMさんから突っ込まれそうだが,ビギナーということでご容赦願いたい。

ちなみにこれがPhone(電話)も含めて,自分でCQを出して初めて応答をもらえた記念すべき交信となった。相手局は愛媛県ということで,思いのほか遠くまで飛んでいたようだ。

そんな嬉し恥ずかしい経験もしつつ,リグ選び。TS-680Vを貸してくださったOMさんは,(返すのは)いつでも良いよ,と言ってくださったのだが,貴重な機械を壊してしまったら申し訳ないし,移動運用するには電源も含めてかなり重いということで,新しい機械が欲しかった。

とはいえ,無線機は高い。最初に買ったハンディー機のVX-7が4万円近くしたし,これからどれくらいアマチュア無線を続けるかもわからないので,大きな投資はする気にならない。

従って条件としては,1台でオールバンド(HF,VHF,UHF),オールモード(CW,SSB,AM,FM)に対応していて,さらに車で使ったり移動運用するのに苦にならないコンパクト機で,できるだけ安いもの,ということになる。

そうなると選択肢はほとんどなくて,八重洲のFT-8xxシリーズしかない。1台でオールバンドに対応したポータブル/モービル機は,現在八重洲しか出していないのだ。

FT-8xxシリーズには817,857,897と3機種あって,私は3アマなので,送信出力は817が5W,857と897は50Wということになる。857はバッテリーが内蔵できないし,フロントパネルが外せたりと,モービル重視という感じなので除外するとして,817と897どちらにするかは正直かなり迷った。夜中にふと目覚めて,どっちにするか考えはじめてしまって眠れなくなったくらい迷った。

897は高機能だし,何より50W出せるのは魅力的。しかし価格が高いし,本体の他にバッテリーや充電器,さらに安定化電源も買わなくてはいけないということで,投資額がかなり大きくなってしまう。それにTS-680Vよりはだいぶコンパクトだとはいえ,やはり気軽に持ち運ぶにはちょっと大きくて重い。

ということで最終的にFT-817NDに決定。5Wしか出せないのはデメリットとは考えず,アンテナやロケーションを工夫する楽しみがあるということで前向きに考えることにした。別にDXCC(世界中と交信するアワード)を狙うつもりもないし。

ただ,TS-680Vで7MHz CWをワッチしたときの感じから,CWフィルタは欲しいと思って,オプションのCWフィルタ(300Hz)を注文した。

FT-817NDは驚くなかれ10年以上(発売は2000年)前の製品で,それがほとんどそのまま(ニッケル水素電池が付属してNDになった)売られているという事実が,この製品の特長をすべて表しているように思う。同等の性能を有する直接のライバル製品が存在しないのである。それだけ優れた製品ということであるが,逆にこの業界が斜陽であることも否定できないだろう。2000年といえばパソコンのメモリは256MB,HDDは80GBとかそんな時代である。現在の技術で開発したら,遥かに高性能な無線機が,より軽量・省電力で作れると思う。が,それを売るマーケットがない。

新しい無線機を買うと,いちいち免許の変更申請が必要だというのも面倒な点。

さて,これでHFのリグとアンテナを自前で用意できた。自宅はアパマンなので移動運用が中心になるとは思うが,CWを重点的に,細々と無線を楽しみたい。

動画はかんなさんの実家でブロードバンドアンテナBB6Wを張って,7MHzのCWをワッチしたところ。もう少し混信の多い状況ならわかりやすいのだが,CWフィルタはノイズフィルタ的にも使えることがわかった。


2012年04月30日

●アマチュア無線その後(ALL JAコンテストでCWデビュー)

さて,オールモード無線機の免許を取ったりメモリーキーヤーを作ったりMorseRunnerで聞き取りの練習をして着々とCWデビューのチャンスをうかがっていた。

ただ,いくらラバースタンプQSOで良いと言っても,聞き取った相手のコールサインをすぐに打鍵する必要があるなど,けっこうハードルが高い。

そこでコンテストである。ローカルのOMさんから,「コンテストなら,自分のコールサインとコンテストナンバーをメモリーキーヤーに登録しておけば,ボタンをぽちぽち押すだけで交信できるよ」と教えて頂いた。

4月28日から29日には,全国のハムが盛り上がるオールJAコンテストが開催されると聞き,CWデビューするならここしかない。と考えた。ちょうどゴールデンウィークで勤め人でも参加しやすい。

オールJAコンテストの使用周波数帯はHFから50MHzということで,アンテナをなんとかしなくてはいけない。7MHzの釣竿アンテナはお借りしているが,どうせなら他のバンドにも出てみたいということで,ハムショップに出掛けていって相談した結果,BB6Wという2〜30MHzまで無調整で同調するワイヤーアンテナを購入。決め手はかんなさんの「これ面白そう」の一言であった。

このアンテナをかんなさんの実家の2F軒下から庭に斜めに張って運用することにした。

メモリーキーヤの1chには私のコールサイン(JH1CFV),2chには送出するコンテストナンバー(59914L),3chにはかんなさんのコールサイン(JH1CFW)を登録しておいて,2人でコンテストに参加する準備が整った。

そして出ようと思ったバンドで「CQ TEST」を出している局を見つけたら,ひたすらワッチして,コールサインとコンテストナンバーをメモする。自分たちの実力だと一回聞いただけではオールコピー(完全に内容を聞き取ること)できないので,何度も他局と交信している間に,頑張ってコピーする。

相手のコールとコンテストナンバーがわかったら,いよいよ応答。タイミング良くch1のボタンを「ぽち」。相手が自分のコールサインを打って来たら,すかさずch2のボタンを「ぽち」。もしも「?」が返ってきたら,慌てずにまたch1をぽち。「NR?」が返ってきたら,ch2をぽち,という感じで交信が成立する。

周波数帯だが,とにかく7MHzは大混雑で,どこを聞いてもいくつもの交信が重なって聞こえる(動画)。

この中からなんとかコピーできた局と数局交信。21MHzはだいぶ空いていて,沖縄の局がよく聞こえていたが,さすがに飛びも厳しくて1局だけできた。あとは元々持っていたV/Uのアンテナ(VX1000)に切り替えて,50MHzで何局かやって終了。ベテランの方は何百局もやるそうだが,とてもそんなペースではできなかった。とにかくワッチしてコピーするのに時間がかかるし,応答しても取ってもらえない場合が大半(聞き取ってコピーできた局だけなら40局くらいあった)。相手側も混信が酷いだろうし,こちらは10Wの低出力リグに携帯性重視のアンテナなので仕方がない。自分でCQを出せればまた違うと思うけれど,そうすると相手のコールを打鍵するスキルが必要だ。

成績は下記。途中疲れて昼寝をしてしまったりして,実質3時間ほどの成果。マルチは東京,千葉,神奈川,静岡,埼玉,茨城と,沖縄。

Freq.  Point Multi
------------------------
7MHz   6   3
21MHz   1   1
50MHz  10   4
------------------------
Total   17   8
Score  136

局数は少なかったし,メモリーキーヤーをぽちぽちするだけではあったが,CWデビューできたということで個人的にはちょっと嬉しい。

ちなみにかんなさん(JH1CFW)もCWを聞き取るスキルは同じくらいで,数局と交信できた。参加することに意味がある,ということで。

そんな感じで今後もちょっとずつアマチュア無線を楽しんでいこうと思う。

2012年02月05日

●ギター弾き語りその後(ナッシュビルチューニングを試す)

「22才の別れ」はスリーフィンガーの練習曲として,割と長期間取り組んでいる。2年前の録音はこちら

で,次回発表会にはそろそろこれをやってみようか(単に新しいものを覚える余裕がないとも言う)という話になってきたのだが,この曲のオリジナルはナッシュビルチューニングである。

ナッシュビルチューニングというと,12弦ギターの弦の副弦だけを張るとか面倒なことをしなくてはいけなかったのだが,ふと検索したらダダリオからちゃんとナッシュビルチューニング用の弦が出ていることを知り,早速買ってみた。

要は3〜6弦がレギュラーより1オクターブ高いのだが,弾いてみた印象はかなり新鮮。ただこれ,コードは変わらないと言っても,アルペジオで普通に弾くと音が重複したりして微妙な感じだし,22才の別れ以外に活用できるのだろうか...。ストロークの曲でレギュラーチューニングのギターと2本で合わせれば,12弦ギターみたいな響きになるのかもしれないけれど,まだ試していない。

録音録画はZoom Q3で,トリミングとノーマライズだけしている。


2011年12月31日

●写真って楽しいねっ〜2011年総括〜

2011年,やはり311の東日本大震災のインパクトは大きかった。幸い我が家は人的・猫的な被害はなかったし,マンションは揺れがひどくて家財はずいぶんダメになったが,住むところがなくなったわけではない。インフラが復旧するまで2週間に及ぶかんなさんの実家での避難生活も大変ではあったがとにかく家族がみな無事だったことを感謝したい。当時の日記を読み返すと,なかなか生々しい。給水車に3時間並んだこと,わずかしか品物のないスーパーに入店するのに2時間並んだこと,福島原発の状態を注視しつついざというときに逃げるためのガソリンを温存して徒歩で行動したこと,10日間シャワーも浴びられなかったこと,一日に何度も沢に水汲みに通ったこと…。できればもう二度と経験せずに済ませたいものだ。

我が家の被災状況

震災後も余震が続き,9ヶ月以上経った現在でも1日か2日に一回くらいは体感できる揺れがある。そんな状況なので狭い部屋の中は備蓄の水や食料品などが所狭しと並び,倒れたり落ちて危険なものはすべて撤去するか床置きにしてあり,とても人様にお見せできる状態ではない。こんな体制をいつまで続ければいいのか,難しいところだ。

原発事故の放射線だが,2011年の12月現在で,事故前の5倍くらいの値(0.14uSv/hくらい)で推移している。ちなみに5月は0.2uSv/hくらいだった。

震災以外の話題としては,iPod touchを買って日記(プライベートな方)をEvernoteに移行したこと盆栽を買ったこと,かんなさんのパソコン更新,そしてアマチュア無線の免許(3アマ)を取って無線局を開局したことなどがあった。

アコースティックギターの弾き語りは現在ほとんど教室には通っておらず,コードを忘れない程度に気が向いたときにちょっと弾くくらい。アコギは手軽な楽器ではあるが,本当に忙しいとやはり手が付かない。ただ,来年も発表会だけは出ようと思うので,何か課題曲を考えなければいけない。

猫のピートは6歳デルタは4歳になった。猫のネタはいちいち書いていないけれど,それは安定した日常ということで幸せなことだ。写真はアメブロの方に載せている。

読書は淡々と文庫新刊SFを読んだり再読したり。

【SF】
スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選(山岸真編)
さよならペンギン(大西科学)
ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成<S>(大森望編)
アンブロークンアロー戦闘妖精・雪風(神林長平)
青い星まで飛んでいけ(小川一水)
地球移動作戦(上・下)(山本弘)
天獄と地国(小林泰三)
天冥の標IV: 機械じかけの子息たち(小川一水)
ねじまき少女(上・下)(P.バチガルピ)
あなたのための物語(長谷敏司)
結晶銀河 ー年刊日本SF傑作選ー(大森望・日下三蔵 編)
プランク・ダイヴ(G.イーガン)
ZOKURANGER(森博嗣)
究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動(機本伸司)
冷たい方程式(T.ゴドウィン他)
天冥の標V 羊と猿と百掬の銀河(小川一水)

【ミステリ】
黒猫の三角(森博嗣) 再読
人形式モナリザ(森博嗣) 再読
月は幽咽のデバイス(森博嗣) 再読
夢・出逢い・魔性(森博嗣) 再読
魔剣天翔(森博嗣) 再読
恋恋蓮歩の演習(森博嗣) 再読
六人の超音波科学者(森博嗣) 再読
キラレ×キラレ(森博嗣)
捩れ屋敷の利鈍(森博嗣) 再読
赤緑黒白(森博嗣) 再読
工学部・水柿助教授の日常(森博嗣)

【その他】
吾輩は猫である(夏目漱石) 電子ブック

【ご参考】
2010年総括
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2011年11月20日

●ドキドキ初QSOと今日の工作 VX-7のケチケチ外部電源

ツイッターの方ではつぶやいているが,開局後初めての週末に,ピクニックを兼ねた移動運用をして,初QSO(交信)に成功した。433MHzでCQを出していた局に応答。

たまたまこの方が地元アマチュア無線クラブのメンバーで,その夜に地元クラブのロールコール(無線上で点呼を取るようなもの)にぜひ参加くださいと言われたので,調子に乗ってかんなさんと二人で参加したところ,メンバーの方から次々と呼んでいただき,こちらの拙いおしゃべりに付き合って頂くことができた。

今のところ市内のローカルさんとの交信ばかりだが,実際に電波を出すようになるとハンディ機のバッテリーが心もとない。VX-7は5W送信時に20W以上も電気を食うし,実際に本体もかなり熱くなる。内蔵リチウムイオン電池も受信だけなら15時間ほど使えることになっているが,送信を繰り返すと1~2時間でバッテリーがなくなるという話もある。

しかも付属の充電器(トランスタイプのACアダプタ)は重たいくせに電流容量が小さく,充電しながら送信することができない(送信するとVX-7の電源が落ちる)。長時間の運用ではバッテリーを外して,外部電源を用意するようにとマニュアルには書いてある。

アマチュア無線の世界では高価な無線機でも電源内蔵のものは少なく,交流100Vをそのままつなぐことができない。無線家は自分の無線機の消費電力に応じた外部電源(直流安定化電源)を別途用意するというのが常識なのだ。

そこで安定化電源を物色するが,安いものでも1万円近くするし見た目も大げさだ。無線機がハンディなのに電源の方が立派になってしまう。

いずれもうちょっとまともな無線機を買うときには,一緒に電源も用意したいが,とりあえずVX-7を使うだけなら,電流容量の大きなACアダプタでなんとかなるのではないか。と思って検索すると,STD-1205という60WのACアダプタ(スイッチング電源タイプ)で動いたというレポートを発見した。これなら1500円である。ただDCプラグの形状が合わないので,これは別途純正のDCプラグを買う必要がある。外部電源接続用のケーブルセットというのが純正で用意されている。500円。

※以下は保証外の改造になるので自己責任でお願いします。不具合等が生じても責任は取れません。

まあ改造と言ってもACアダプタのDC側ケーブルを途中で切って,純正のケーブルをつなぐだけ。注意点は極性を間違えないようにすることと,ショートしないように絶縁をしっかりする程度だろうか。ハンダゴテ,熱収縮チューブ,簡単なテスタがあれば充分だろう。改造しなくても,秋月あたりで変換コネクタの合うものを見つけられればそれで充分かもしれない。

ということで完成したケチケチ外部電源であるが,つなぐ前にもう一度極性が間違いないか確認しておこう。

開放電圧は12.3Vくらい,VX-7につないで電圧表示を確認すると,受信時で11.8V,5W送信時でも11.7Vと安定している。430MHzでしか確認していないが,スイッチング電源からのノイズも特に感じない。一応気休めに手元にあった高周波ノイズフィルタを付けてある。

あとはどんどん交信するだけなのだが,最初のQSOのあとはちょっと安心してしまって,忙しいこともあってぜんぜん電波が出せていない。


2011年10月16日

●アマチュア無線開局申請とマグネットマウントアンテナMR75S購入

アマチュア無線は従事者免許証が届いたので,開局申請するために総務省の電波利用申請・届出システムLiteを使ってユーザIDを登録して一週間待ってIDを取得し,昨日手持ちの無線機(VX-7とCT-H43(昔受信用に買った安物ハンディ機)2台)の合計3台を無線局として申請したところ。内容に問題がないとしても,免許されるまでには約1ヶ月かかるらしい。

実は近所のハムショップで書面による開局申請のための用紙も購入していたのだが,電子申請の方が手数料が割安になる(書面だと4300円,電子申請は2900円)と知って,電子申請にした。

局免許の申請でよくわからなかったことがあった。うちのように家族(私とかんなさん)で同じ無線機を共用する場合でも,コールサインはひとりにひとつもらえるのか,ということ。ハムショップで聞いたら,「設備共用にすれば大丈夫ですよ」と教えてくれたのだが,電子申請の手順のどこにも設備共用なんていう項目は出てこなかった。不安を感じつつ,二人で個別に申請(同一住所,同一常置場所,同一無線機)した。このあたりのことは今後わかったらまた報告したい。

欲しいと思っていた外付けアンテナだが,まずは手軽なマグネットマウントアンテナのMR75Sを買ってみた。これなら気軽に車に着けられるし,部屋にいるときも下の写真のように窓の外に出しておける。50cmのアンテナではあるが,室内や車内で内蔵ホイップアンテナで受信しているときよりも,多くの交信が入感するようになった。

ただ,これだと144/430MHzにしか対応しないので,VX-7の50MHz AMには使えない。室外にアンテナを出すだけでかなり受信状態が良くなったので,せっかくだから50MHzに対応するアンテナも欲しいと欲が出てきた今日この頃である。

50MHzの波長は6mで,アンテナもそれなりに長くなるし値段も高いので,設置方法を含めてもう少し考えたい。どうせ局免許がおりるまでにはまだ1ヶ月かかる。

MR75S

2011年10月04日

●ハンディトランシーバーVX-7購入

試験に合格したアマチュア無線(3アマ)の従事者免許が届くのを待っているところだが,従免が届いたら今度は無線機を用意して開局申請して局免をもらわなくてはいけない。

たまたま近所にハムショップがあることを知り,ドキドキしながら入ってみたら,親切にいろいろと教えてくださった。曰く,開局申請するにしても,先に無線機は必要(申請書に無線機の技適番号を記入する必要がある)だし,免許がなくても受信だけならできるし,まずは無線機を用意して実際の交信を聞いてみるのが一番参考になるよ,とのことだった。

ハムショップのオヤジさんのオススメはバーテックススタンダードのFT-817。アマチュア無線の醍醐味はやはり短波(HF)帯だよ,FT-817なら5WながらHFから430MHzまで対応している。と言われてけっこう悩んだのだが,ハンディ機に比べると少し高いし,そもそもマンションの管理規約を読んだらベランダにアマチュア無線のアンテナを設置してはイカンと書いてある。そうするとHF帯の長いアンテナを自宅に付けるのは難しく,それだったらまずはハンディ機にしようか,ということになった。将来的に固定機やモービルを買うとしても,ハンディ機は持っていても損にはならない。

カタログを熟読し,ネットの評判なども考慮して,バーテックススタンダードのVX-7に決めた。2002年に発売されたモデルだが,現行機として売っている。他の情報機器や家電とは製品サイクルがまったく違う世界らしい。

VX-7はハンディ機とは言っても50MHzのAMにも対応しているので,FM以外の雰囲気も味わえるかも,という期待も持てるし,耐久性などの評価も高い。ハムショップのオヤジさんも,わざわざこの機種を指名買いする人も多い人気機種だと太鼓判を押してくれた。

一緒に買ったのは車で電源を取るためのシガーソケットアダプタと,スピーカーマイク。

受信性能についてはまた後日。

Delta

2011年08月11日

●夏休みの買物 クローズアップレンズ

カメラ関係の買物はマウントアダプターだとかおもちゃ二眼レフだとか,安物ばかり続いている。高い器材を使ってみたいという欲求も昔はあったけれど,安物の器材でフォトコンを受賞したりして,結局は被写体と腕だなと悟ってからはほとんどカメラに物欲を刺激されることもなくなった。

それでもマクロレンズは気になっていた。接写ばかりは腕でカバーというわけにもいかず,どうしても器材が必要となる。

しかしマクロレンズは高い。というか交換レンズは全般的に高い。なんとか一眼レフカメラは買ったものの,レンズが買えずにキットレンズだけで頑張っている方も多いのではないだろうか。

幸い私は独身時代に無理して買ったEF50mmf1.4USMという資産があるので単焦点も楽しむことができるが,このレンズは最短撮影距離45cmで最大撮影倍率は0.15倍と全然寄れない。

そこで気軽に接写が楽しめるクローズアップレンズはどうだろうと考えた。実はクローズアップレンズを着けたときの撮影倍率だとか詳しいことはよく知らなかった。それでもまあ,値段が安いので勉強も兼ねて買ってみることにした。

買ったのはキヤノンのClose-up Lens 250Dというもので,径は58mm。偶然だがEOS Kiss X2のキットレンズEF-S 18-55mmも,EF50mmf1.4もフィルタ径は58mmなのでどちらにも着けることができる。

まず,クローズアップレンズ250Dを装着した状態だと,被写体からレンズの距離がだいたい250mm以上離れるとピントが合わなくなる。つまり無限遠にしたときにピントが合うのが250mmということで,もちろんこれを着けたまま常用はできない。接写するとき専用ということ。

とりあえずベランダのフウセンカズラの花(直径5mmくらい)で試し撮りしてみたものを載せておく。撮影倍率などの用語については以前書いた記事を参照頂きたい。写真はすべてFlickrへのリンクで,リンク先でオリジナルサイズで見ることができる。

【EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS クローズアップレンズなし】
デジタルEOS専用のEF-Sレンズは,単体でもかなり接写性能が高く,25cm程度まで寄れる。最大撮影倍率は55mm端で0.34倍。
フウセンカズラ

【EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS クローズアップレンズ 250D装着】
クローズアップレンズを装着すると,10cmくらいまで寄れるようになって,撮影倍率は0.45倍。元々が0.34倍なので,それほど劇的な効果ではないように感じられる。
フウセンカズラ

【EF50mm F1.4 USM クローズアップレンズなし】
この単焦点レンズは最短撮影距離45cmで,最大撮影倍率は0.15倍なのでほとんど接写が効かない。
フウセンカズラ

【EF50mm F1.4 USM クローズアップレンズ 250D装着 f=4.5】
これにクローズアップレンズを着けるとけっこう接写が効くようになって,最大撮影倍率は0.35倍まで。
フウセンカズラ

クローズアップレンズを使うと,被写界深度がかなり浅くなるので,ピント合わせは結構難しい。AFは一応使えるが,取説にはピントは固定してカメラを前後させて合わせろと書いてある。参考までに,絞りを変えたときの写りもご紹介。f=1.4開放だとソフトフォーカスレンズみたいな描写になる。

【f=1.4開放】
フウセンカズラ

【f=2.8】
フウセンカズラ

【f=8】
フウセンカズラ

という具合で,感想としては値段の割になかなか使えて面白いというところ。最近そういう人は少ないだろうけれど,最短撮影距離の長いEFレンズしか持っていない場合には,簡易マクロとして充分使えるのではないだろうか。これ以上の例えば等倍まで欲しいという場合は,マクロレンズを買うしかない。

盆栽の苔


2011年08月10日

●夏休みの工作 RGガンダムを作る

昨年(2010年)はガンプラ30周年だったそうで,それを記念して登場したRG(リアルグレード)というガンプラはそれまでの技術の集大成ということで気になっていた。

私が最後にガンプラを作ったのはたぶん小学校6年から中学に入った頃だったと思う。かなり記憶が怪しいが,ダブルゼータか何かだったかな。そもそもその頃はラジコンの方に夢中だったので,ガンプラはそんなに興味がなかった。その後高校に入る頃までは戦車とかお城とか,あれこれ手を出したが続かなかった。

当時のプラモデルは自分で塗装するのが前提で,組み立てただけではあまり見栄えがしなかったように思う。そしてお小遣いの少ない中学生くらいでは塗装のための器材を揃えるのも難しく,なけなしのお小遣いをはたいて買ったタミヤカラー10色くらいを無理やり使い回して筆で塗るものだから,当然ひどい仕上がりだった。

思い出話はこれくらいにして,RGを作ろう。接着剤が要らないというのは何かで読んで知っていた。そして細かく色分けされたパーツと細かいデカールにより,塗装なしでも高い完成度というのが売りらしい。ガンプラ作りのために新しく買った道具は,プラスチック用のニッパーとデザインナイフ。これだけでプラモ本体より高くついたが,電工用のニッパーやハサミではかなり厳しいと感じた。

RGを作っていて一番不思議だったのが,アドバンスドMSジョイントという技術。ランナーに成形された段階で可動部分が作り込まれており,切り離しただけでモビルスーツの骨組みが完成する。一体成形のランナーでどうしたらこんなことが可能なのだろう...。確かにこの30年でガンプラは素晴らしい進化を遂げていた。

組み立て途中の写真は撮らなかったが,詳しい解説はいくらでも丁寧なサイトがあると思うのでばっさり省く。私がガンダムを,かんなさんがシャア専用ザクを作った。所要時間は二人ともほぼ同じで,組み立てに2日,シール貼りに1日。猫たちに邪魔されないよう,かんなさんの実家にこもって作業した。組み立てている間は無心になれるし,夏休みのレジャーにはちょうど良かった。

パーツは細かいけれど,組み立て自体はゆっくり丁寧にやれば特に難しいところはなかったと思う。ガンプラ作りが初めてのかんなさんも全く問題なく作ることができた。ただ,リアリスティックデカールが難関。かなり薄いシールではあるが,やはり凹凸のある部分に貼ると浮いてしまう。キット自体の完成度の高さを考えると,デカールにももう一段の進化を期待したいところ。

ポージングと写真撮影がなかなか難しいところで,以前自作した簡易撮影ブースを引っ張りだした。プラモを撮るならもっと工夫したいところだけれど,これ以上深入りするつもりもないのであっさりと。

ガンプラ

これは失敗写真の例。ブースの外側が写ってしまった。この距離だとかなり絞ってもビームライフルから顔までピントを合わせるのは難しい。

ガンプラ

そういえば盆栽にフィギュアを置いて楽しむ,マン盆栽というのがあるらしいので,うちの盆栽にはガンプラを置いてみた。ガンダム盆栽。

ガンプラ盆栽

ガンプラ盆栽

ガンプラ30周年は満喫したということで,次回はガンプラ40周年か50周年時にまたサンプリングしたいと思う。そして老眼鏡をかけて組み立てるのだ。


2011年06月18日

●今日の買い物 ValuestarN

かんなさんのメインマシンであるEeePC1000H(2009年1月購入)も購入後2年半が経ち,タッチパッドのボタンが効きづらくなったり,負荷をかけるとネット接続が切れるなど値段相応のボロさが出てきたので,更新することにした。元々値段を考えると2年使えれば充分だな,と思って買ったのでほぼ予定通り。

ネットブックは場所を取らないのが良いのだが,さすがに1024×600という狭い画面ではいろいろと不都合が多かったし,うちには現在テレビを録画できる器材が何もないということがあって,ある程度画面の大きいテレパソがかんなさんのご希望。

私は基本的に口出しせず,かんなさんが希望機種と相場を調べてから,数日前にグランドオープンした大型家電量販店Kへ。とにかくすごい人出で参ったが,さすがに品揃えと安さは気合いが入っている。

その中でかんなさんがロックオンしたのが,グランドオープン記念特価でお一人様1点限りとなって積まれているNEC Valuestar N VN790/DS。店員に聞いてみると「3月に出た春モデルの在庫をかき集めてきました」ということで,夏モデルと比べてスペックも遜色ない。値段は価格comの最安値+5000円くらい。これなら充分安いだろう,ということで即決。

主なスペックは下記。詳しくはメーカーのサイトを参照いただきたい。

【NEC ValuestarN VN790/DS】
Year 2011
CPU Intel Core i5 2410M 2.3GHz
RAM 4GB(DDR3 SDRAM/SO-DIMM 2GB×2)
HDD 1.5TB(SATA 5400rpm)
LCD 20" HD+(1600×900)
Drive Blue-lay
OS Windows 7 Home Premium 64bit

プライベートでいよいよテラバイト級のストレージが付いてきたのが感慨深い。Windows7も初めてなので,かんなさんの設定が終わったら後で触らせてもらおう。

テレビの使い勝手などは追々レポートしていきたい。

かんなさんとパソコン


2011年06月07日

●MacBookProその後(メモリを8GBに増設)

MacBookPro15インチ(Mid2010; MC371J/A)を買って半年経った。使い心地は快適なのだが,どうもFirefoxが4になったあたりから,やたらとメモリを食うようになって,標準の4GBのメモリではスワップが頻発するようになった。

MBPメモリ増設前

というわけで8GBのメモリを買って交換することにした。MBPは同じ容量のメモリを2枚セットで使うことが推奨されているので,元々の2GB×2枚を取り外して,4GB×2枚に交換することになる。4GB×2枚のDDR3メモリで7千円程度。安くなったものだ。

分解・交換の手順はサポートページにある。簡単。

MBPメモリ増設後

このMBPも5年は働いてもらわなくてはいけないが,このスペックでも5年後には時代遅れになってしまうのだろうか...。

それよりもかんなさんのネットブックEeePC1000Hが,2年半使ってタッチパッドのボタンが効かなくなってきたり,値段相応にボロくなってきたのでそろそろ更新を考えなくてはいけない。


2011年06月06日

●ギター弾き語りその後(発表会5回目)

アコースティックギターの弾き語りを習い始めて2年5ヶ月。昨日は5回目の参加となる内輪の発表会があった。

曲は桜坂の弾き語りをやったのだが,元々4月に予定されていた発表会が震災の影響で延期され,ちょっと季節はずれになってしまった。別な曲をやろうかとも考えたが,時間的に仕上げる余裕がなかった。

他の生徒さんはたいてい一人で発表するので,声を拾うマイク一本,ギターの音はもう一本マイクを立てるか,エレアコの人は先生のアンプにつなげば良い。

しかし自分たちは二人で演奏と歌なので,先生の用意したマイクでは足りない。このことがあったので,前々回からは後付けのピックアップを買ったりして,徐々に自分たちの発表会用の器材を充実させてきた。

とはいえ,発表会が始まる前に先生が器材を準備したり音を調整したりしている合間を縫って自分たちの器材を準備するのはなかなか大変で,前回まではどうも納得のいく音を客席に届けることができなかった。演奏の良し悪しというのは当然あるけれど,広い会場だとある程度声とギターの音をバランスさせて,それなりの音でスピーカーから出してやらないと,そもそもお客さんに聞こえない。

前回の発表のあと,先生からアコギ用のプリアンプ・エフェクタのBOSS AD-3を譲ってもらい,これでパッシブピックアップを後付けしたギターから,プリアンプを通して,先生のギターアンプにつなげられるようになった。

そして発表会前日になって,どうせならもう一台プリアンプを買って,以前買ったギターアンプを持参すれば,先生のシステムと合わせて二人分のギターをライン出力できるよね,と考えてハードオフに行った。それで見つけたのがZOOM G2というエレキ用のエフェクタ。アコギ用だとA2というのが評判が良いけれど,ハードオフにはなかったし,新品を買うにしても1万以上する。G2はエレキ用だが安い(中古で4200円)し,エフェクトを全部切ればそこそこアコギの音も出るんじゃないかという希望的観測で,とりあえず購入してみた。もし使い物にならなかったら,ZO-3ギター(エレキ)につなぐかまた二束三文でハードオフに売るしかない。

一応自宅で試してみたところ,G2の「エレキでアコギのような音を出す」というパッチ(A9)を選んで,iBeamパッシブを後付けした私のFG730Sをつなぐと,まあまあそれっぽい音がアンプ(VOX 15R)から出ることがわかった。この組み合わせを持参して,かんなさんのFG720Sは着脱自在のFishmanのピックアップと,AD-3を通して先生のアンプにつながせてもらうことにした。

ごちゃごちゃと書いたけれど,会場での接続は図を見てもらえばわかりやすいと思う。声を拾うマイクは先生が用意した別系統のミキサとスピーカーから出すようになっている。

ギター発表会の器材接続

本当は自分の演奏を客席で聞いてみたいのだけど,それは難しいので,最後列の座席にZOOM Q3を仕掛けて演奏を録音してみた。ゲインはオートで録って,あとでノーマライズしている。

イントロのバッキングと低音パートが私(FG730S)で,リードと高音パートがかんなさん(FS720S)である。絶対的な音量がどうだったのかはよくわからないが,まあまあアコギっぽい音が出ているような気がしないだろうか?セッティングの時間が数分しかなかったことを思えば,今までの発表会の中では良かったかな,と思っている。おじさんのひそひそ声が聞こえているが気にしないでほしい。

発表会に向けて練習したり準備をするのはそれなりに大変だが,他の人の上達具合と比較もできるし,やはりモチベーションの維持には続けた方が良いと思った。かんなさんは毎回手が震えるほど緊張するとおっしゃっているが,これも場数を踏んで慣れる以外にないのではないだろうか。

次回の課題曲の選曲や,アレンジもぼちぼち考えていきたい。

【関連記事】
・発表会4回目
・発表会3回目
・ギター関係の記事一覧


2011年02月24日

●週末の買物 富士桜の盆栽(後編)

前回からの続き

いじるのはじっくり眺めてから,とは思いつつ,でもプラのポットに入ったままではねぇ,底から根っこも出てるし…。ということで早速植え替えることにした。

こういう作業こそ親父がよくやっていたので,もっとちゃんと見て教わっておけば良かったと今さら思っても遅い。

とりあえず本とかんなさんの助言を参考に,土は赤玉土と腐葉土を混ぜて,鉢の底には水捌けを考えてゴロっとした石を敷いた。ネットでは赤玉土と富士砂を混ぜると書いてあったので,本当は富士砂が欲しかったのだがホームセンタには10kg入りの袋しかなかった。さすがにそんなに要らない。

ポットから慎重に出してみると,根がびっしりと隙間なく覆っている。これでは窮屈そうだ。しかしどの程度切ったりするものなのかその辺の感覚が全然ないのであとは適当。いきなり枯れたら悲しいので,新しい鉢で窮屈にならない程度に少し切るにとどめた。

植え替え植え替え

正面もまだ仮決めで,枝については今回は触っていない。元々かけられていた針金は外した。

富士桜

この状態でまずはちゃんと枯れずに花や葉が出るかどうか見守りたいと思う。

写真を撮っていて思ったのは,盆栽の写真を撮る環境を少し考えないといけないということ。ベランダではなかなか絵になる背景がないし,室内だとライティングが難しい。でもやっぱり背景のことを考えると室内かなぁ。


2011年02月23日

●週末の買物 富士桜の盆栽(前編)

すっかり興味がアナログ化してきて,今度は盆栽である。

かんなさんは3年ほど前から五葉松と梅を寄せ植えにして育てているが,私は様子を見ているだけだった。

実家には親父が育てていた盆栽というか鉢植えの梅やサツキやボケがあったと思うが,まったく興味がなかった。雪囲いや水やりは手伝ったこともあったが,もっと興味を持ってあげれば親孝行になったのになぁ,などと思うこともある。

今回自分でも始めようと思ったきっかけは,かんなさんが松と梅の今後の展開(枝の剪定や針金かけ)の参考にと盆栽の本を買ったことと,大きめのホームセンターの盆栽のコーナーで店員さんにいろいろと話を聞いたことが影響している。

そのホームセンターの盆栽コーナーはさつき専門店として割と有名で,百万円以上もするさつきを通販もしている。

で,2時間くらい懇切丁寧にさつきのことを説明してくれたお店の人には大変申し訳なかったのだが,さつき盆栽は自分には合わないと思った。イメージとして,立派な盆栽でも最初は小さな苗の状態から丁寧に世話をして何十年もかけて育てていくものだと思っていたのだ。しかし実態は植木屋さんが畑に地植えした状態で枝を切りながら幹を太らせ,適当なタイミングで掘り返して鉢に移すというではないか。つまり最初から大きな状態で買ってきて,あとは針金かけとか剪定で枝を育てることを楽しむものなのだ。

せっかく植物を育てるなら,幹の成長から10年,20年といったスパンで楽しみたいではないか。

かんなさんは3年育てた松と梅でだいぶ感触がつかめたので,松を苗から育ててみたいとおっしゃる。

そこで最初のお店で紹介してもらった少し遠い花木センターに行ってみた。ら,これがすっかりハマってしまったというわけ。

とにかく盆栽の種類が多くて,見ているだけでも楽しい。私はなんとなく紅葉がきれいなモミジか,桜が良いな,と思いながら見ていた。桜もいろいろ種類があって,多いのは緋寒桜や八重桜。個人的に桜はソメイヨシノが好きだが,ソメイヨシノは大きくなる木であり盆栽には向かないのだそうな。

で,桜コーナーを眺めていたら一鉢だけぽつんと,富士桜というのがあった。富士桜はどんな桜だろうと,携帯で検索してみたところ,あまり大きくならない木で,小木でも花を咲かせる特徴があり,花は白っぽい一重咲きらしい。これはなんとなくイメージしている桜に近いのではないかと思い,これだけたくさん盆栽がある中で一鉢だけという点にも運命的なものを感じて購入することにした。

立派なさつきと違って,仕立てる前の盆栽の苗というのは安い。富士桜は1500円,かんなさんが買った黒松の苗は580円だった。

「買ってきた盆栽はまず写真を撮ってよく眺めましょう」と本に書いてあったので写真を撮っておく。幹の太さは根元でも1.5センチ程度。ヒョロっとした感じだが,吹き流しか懸崖にしてはいかが?という示唆なのだろう,最初から針金で曲(きょく)がつけてあった。

富士桜

長くなったので続く。

2011年01月30日

●週末の買物 iPod touchとBluetoothキーボード

先日の記事でiPod touchの購入を検討中と書いたが,2ヶ月ほどまじめに悩んで,とうとう購入した。

かなり綿密に使い方を脳内シミュレーションしていたので,必要なものをすべてまとめてAmazonで購入した。
(1)iPod touch(第4世代 32GB)
(2)リュウド Bluetooth折り畳みワイヤレスキーボード(Mac配列 RBK-2200BTi)
(3)PLANEX 手のひらサイズ無線LANルータ(Amazon限定品 FFP-PKR01)
(4)PLANEX 2ポートUSB ACアダプタ(PL-WUCHG01)
(5)PLANEX 無線LANルータMZK-MF300N専用 USB給電ケーブル(SSOP-USB02)

iPod touchと外付けキーボード

まず出先で長文入力できるという条件が必須だったので,折り畳みキーボードは迷わずに買った。例えばファミレスなどでこのキーボードを広げてパチパチやっている見た目がちょっと恥ずかしいということはあるかもしれないが,実際にこの部分はモスバーガーで書いている。

キーボードの使い勝手は大変良好で,キー配列がUSなので日本語JISとは記号の位置が異なるが,私は元々PowerBookG4も英語キーボードを後付けして使っていたので違和感はない。キーピッチや打鍵感もノートPCのそれと変わらないし,とにかくタッチパッドでノロノロ入力するのとは雲泥の差である。

iPod touchと外付けキーボード

会社でもこんな感じで広げて使いたいけれど,なんか奇異の目で見られそうだな。まあ気にしなければ良いんだけれど。情報セキュリティ的にはSDカードスロットも3G通信機能もないのでそこらのガラケーよりも安全なのだが,この見た目をどう解釈するか。

Wi-Fiが使える場所だったら,このように長文入力,ブログ更新などを含むWeb閲覧,メールなど,普段パソコンでやっている作業は一通り可能だ。(もちろん処理速度や画面サイズの制約はある)

出張先のホテルでWi-Fiが使えるようにと考えて手のひらサイズの無線ルータも買った。荷物が少なくなるようにと,iPod touchとルータの両方に電源を供給できるUSB2ポートACアダプタと,USB給電ケーブルも買ったわけだ。

プライベートの日記については,今までのバイナリ形式の13年分のデータをすべてテキスト(約5MB)に変換し,Evernoteの検索性を考慮して1ヶ月毎にファイルを分割して,タグを付けながらEvernoteにアップロードしているところだ。ファイルの分割のために,正規表現で日付のところを検索して分割保存する簡単なスクリプトを書いた。

そして日々の日記の入力についてはEvernoteに切り替えて様子をみているところ。

iPod touchにしてもEvernoteにしてもまだまだ使い始めたばかりで,もっともっと便利な使い方ができそうな気がしている。今回の記事はとりあえず購入の記録ということで。


2010年12月31日

●写真ってたのしいねっ〜2010年総括〜

2010年といえばSF読みにとっては意義深かったけれど,現実にはこれと言って大きなトピックのなかった年だったかもしれない。カメラ店のフォトコンテストで最優秀賞をもらったのと,5年ぶりにパソコンを買い換えたのがうれしかったかな。

日常のネタはツィッターでつぶやくことが多くなって,ブログの更新が停滞するようになったのも今年の特徴。これはネット界全体に共通する話で,何年も更新を続けてきた日記やブログが今年からぱったり更新されなくなったという人を何人も見ている。これが一過性の現象なのか来年以降も継続するのか,さらに新しい何かが出てくるのか注目である。

アコースティックギターの弾き語りは継続して習っているが,2年目に入って多少音の違いが判るようになってきたというのか,弦やギターのパーツが気になった年でもあった。サドルを買って削ったりアンプを買ってピックアップを付けたりもした。ただこれは反省点でもあって,つい器材の方に興味がいってしまいがちになるのだが,いくら器材が充実しても腕が上がるわけではないので,演奏の練習に力を入れるべきだろう。

アメーバの猫写真ブログの方はとうとう惰性で今年も1年間毎日更新を続けてしまった。小さいサイズの写真をアップするようにしているので,無料の2GBを使い切るまでには50年くらいかかる計算である。忙しかったり旅行中でも毎日更新できるのは,事前に公開する日時を指定して記事を書いておける予約機能のおかげだ。

車(ポロ)のネタはあまり書いていないが,想像よりもトラブルが少ないためである。今後トラブルが増えてきたら記事にする機会が増えるかもしれない。(できれば増えないでもらいたいが)

読書も文庫新刊SFは低調で,なんだか最近はアンソロジーばかり出て食傷気味。商売的に売りやすいのだろうか?唯一の収穫は小川一水の「天冥の標」シリーズで,まあこのシリーズが始まったことだけでも2010年は価値があったかも。

【SF】
NOVA1(大森望 責任編集)
ZOKU(森博嗣) 再読
メシアの処方箋(機本伸司)
虐殺器官(伊藤計劃)
Self-Reference ENGINE(円城塔)
ラギッド・ガール(飛浩隆)
ゼロ年代SF傑作選(SFマガジン編集部編)
天冥の標<1> メニー・メニー・シープ(上・下)(小川一水)
天冥の標II 救世群(小川一水)
微睡みのセフィロト(冲方丁)
アードマン連結体(N.クレス)
機龍警察(月村了衛)
地球最後の野良猫(J.ブレイク)
パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動(機本伸司)
MM9(山本弘)
NOVA2(大森望 責任編集)
天冥の標 3 アウレーリア一統(小川一水)
スペースプローブ(機本伸司)
量子回廊—年刊日本SF傑作選(大森望,日下三蔵[編])
アリスへの決別(山本弘)
神狩り2 リッパー(山田正紀)
天体の回転について(小林泰三)
ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (大森望編)
ディアスポラ(G.イーガン) 再読
ハーモニー(伊藤計劃)

【ミステリ】
Φは壊れたね(森博嗣) 再読
θは遊んでくれたよ(森博嗣) 再読
τになるまで待って(森博嗣) 再読
すべてがFになる(森博嗣) 再読
冷たい密室と博士たち(森博嗣) 再読
λに歯がない(森博嗣)
そして二人だけになった(森博嗣) 再読
笑わない数学者(森博嗣) 再読
詩的私的ジャック(森博嗣) 再読
封印再度(森博嗣) 再読
ηなのに夢のよう(森博嗣)
ゾラ・一撃・さようなら(森博嗣)
幻惑の死と使途(森博嗣) 再読
夏のレプリカ(森博嗣) 再読
今はもうない(森博嗣) 再読
イナイ×イナイ(森博嗣)
数奇にして模型(森博嗣) 再読
有限と微小のパン(森博嗣) 再読

【ご参考】
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2010年12月27日

●ビデオ通話を使ってペットの様子を見ることができるか(実践編)

先日の記事「ビデオ通話を使ってペットの様子を見ることができるか(事前検討編)」には次のように書いた。

従って,近々予定しているパソコンの買い替えでは,カメラ内蔵のMacBookProが第一候補なので,これとかんなさんが使っているEeePC(カメラ内蔵)の両方にSkypeを入れて,EeePCを実家なりのネット接続できるところに持っていって,そこから自宅のMacに通話をする。そのときにMac側のSkypeを自動応答する設定にしておけば,外から自宅Macのカメラ画像を見ることができるのではないか。

さて実践である。事前にかんなさんの実家には安い無線LANルータ(BaffaloのWHR-HP-GN)を買って無線化してある。

MacBookPro15インチを購入して,Skypeもインストールした。自動応答もマニュアル通り設定した。

EeePCのSkypeかんなIDから,MacBookPro(MBP)のSkypeソウヘイIDをコールする。・・・と,MBPが自動応答するところまでは順調なのだが,音声は聞こえるけれど映像が出ない。MBP側の画面を見ると,EeePCの映像は映っている。

設定する場所は「ビデオを自動的に開始」のチェックを入れるくらいで,他に関係しそうな項目はない。

通話が始まってからMBPで(手動で)ビデオのアイコンをクリックすると,ちゃんと相手側に映像が映るので,iSight(内蔵カメラ)はちゃんと機能している。

しばらく悩んでも結局原因がわからず,他のデータ移行作業を進めることにしたので再挑戦するのが後回しになってしまった。

で,Skypeのサイトを見たらバージョン5.0のベータ版があったので,ダウンロードして試してみた。ら,何もしなくてもあっさり自動応答でビデオ通話が始まった。うまくいかなかったのは2.8というバージョンだが,MBPで使うと自動ビデオ通話が始まらないというバグがあったのだろうか。検索してもそういう情報は見つからなかったが。

skype_snapshot

これでWindowsモバイルPCとMacBookPro間でビデオ通話簡易ペットカメラシステムが完成したわけだ。注意点としては,MBPがスリープしているとSkypeの応答ができないので,電源管理でスリープしない設定にしておく必要がある。

次はFaceTimeを使った第2段階を試してみたいが,iPod touchの手当がまだできていない。


2010年12月13日

●今日の買い物 MacBookPro15インチ

愛用のPowerBookG4 12インチも当初予定していた耐用年数の5年を迎えて,後継機選びを進めているという話を書いた

各社のテレパソ(TV視聴・録画機能付きのパソコン)のカタログを眺めたりもしてみたが,どれも機能や性能は十分なのだが,つい欲しくなってしまうような魅力に乏しい。ハッキリ書けばWindowsはどれも一緒に見える。会社でさんざん眺めているWindowsの画面を帰ってまで見たくない,ということもある。

というわけでテレビもブルーレイも見られないが,またMacを買ってしまった。

購入したのはMacBookPro15インチの一番安いモデル(MC371J/A)。購入時のスペックはPBG4と比較して次の通り。

PowerBookG4 12"MacBookPro15"
Year20052010
CPUPowerPC G4 1.5GHzIntel Core i5 2.4GHz
RAM512MB4GB
HDD80GB320GB
LCD12" 1024x76815.4" 1440x900

さすがに5年経つとスペックも隔世の感がある。いやでもCPUのクロックは倍にもなっていないと考えるとそうでもないのか?Core i5の仮想4コアってどの程度日常使いに効くのだろうか。今後使ってみるのが楽しみだ。

この調子で5年後のパソコンのスペックを予想するとどうなるだろう。CPUは物理8コア,メモリは16GB,HDDは滅びてSSDが1TBというところかな。

PBG4は買ったときから動作があまり速くない(メモリが足りずにすぐスワップする)と感じて,すぐにメモリを最大の1.25GBに増設した。それに対してMBPは少なくともWebブラウジングをする程度なら購入時のままで全くストレスがない。現状こんな感じでも5年後にはどうしようもなく遅く感じるようなコンテンツが普通になるのだろうか…。

5年前にPBG4を買った家電量販店Kではだいぶ前にMacの取り扱いはやめていたし,市内には取り扱っている量販店がなかったので今回はAmazonで購入した。アップルストアで買うよりは5000円ほど安く,金曜の20時に注文して,日曜の12時には納品(315円のお急ぎ便オプション利用)。

PBG4からMBPへのデータ移行に苦戦したという話はまた後日。

MacBookPro&PowerBookG4


2010年12月05日

●今日の買い物 手動コーヒーミル

前にも書いたことがあるが私はコーヒーが苦手だ。でもかんなさんは飲む。

今回かんなさんが難関の宅建(宅地建物取引主任者資格試験)にめでたく合格したということで,クリスマスプレゼントを奮発した。

買ったのはザッセンハウスのサンホゼという手動コーヒーミル。ミルといえばプジョーが思い浮かび,価格は同じくらいだったので迷ったが,Amazonの評価などを参考にしてザッセンハウスにした。車もドイツ車に乗っていることだし。

コーヒーミル

もし不合格だったら,3千円くらいのカリタのミルにしようかと思っていた。1万超のミルはどんな感じだろう。ちなみにプジョーのペッパーミルはもう7年ほど使っているが壊れない。

ネジで粗挽きから細挽きまで自由に調整できるのは面白いと思う。写真で粗さの違いがわかるだろうか。コーヒーもいろいろと奥が深い世界だが,やっぱり私には味の違いはよくわからないのであった...。

コーヒーコーヒー


2010年09月18日

●アコースティックギターFG730Sにピックアップの取付け

かんなさんのギターFS720S用のピックアップをどうするかという話は,なかなか結論が出ないまま,秋の発表会が近づいてきた。

かんなさん曰く,「もうよくわからなくなってきたので,同じの(FISHMANのNEO-D Hum)で良い」とおっしゃっている。

まあNEO-D Humはお買い得だし音も悪くない。確かに発表会で音を出すなら同じのを2個買えばそれで充分だろう。

しかし,せっかく1万出してピックアップを買うのなら,後学のために違う種類のものを買って音の違いを試してみたいではないか。

そこでかんなさんにはNEO-D Humを使ってもらうことにして,自分のFG730S用のピックアップを改めて私が選ぶことにした。予算は1万円である。

はっきり言ってこの予算だとほとんど選択肢はない(特に大手メーカー品を買う場合)のだが,L.R.BaggsのiBEAMというピエゾピックアップのパッシブタイプなら,サウンドハウス価格で1.18万円とギリギリ許容範囲。

前置きが長くなったが,iBEAMを取付けるためには,エンドピン穴を広げてシールド用の端子(メス)を内蔵する加工が必要である。この木工工作用の工具を揃えたらそれこそ予算オーバーなので,ギター教室の先生に工具を借りた。

必要な工具は,プライヤ,リーマ(Φ12mmまでのもの),ハンドドリル(刃は最低12mmのもの1本。細い刃もあると楽),当て布,掃除機。

サウンドハウスで買うと安いのだが,直輸入品のためマニュアルが英語となる。そこで取付けにはピックアップの取付け < LR Baggs iBeam Active編 >を参考にさせて頂いた。パッシブの場合は電池とボリュームの取付けが不要なだけで,あとは同じである。

以降はYAMAHA FG730S特有の事情について中心に書いておこう。FG720S,FS720Sも同じだと思う。

元々付いているエンドピンの取り外し。当て布を使ってボディに傷が付かないように注意しながら,プライヤで引っこ抜く。接着剤で固定してあるので相当力を入れないと抜けないので注意。少し回しながら力を入れると外れやすい。(ネジになっているわけではない)

FG730Sにピックアップ取付け

ちなみに作業前に弦をゆるめて,このように止めておこう。別に古い弦を切ってピックアップ取り付け後に新しい弦を張り直してもいいわけだが,ピックアップ取付け前後の生音の変化を比べるなら,同じ弦の方がいいだろう。(今回はまだ新しい弦だったのでケチっただけ)

FG730Sにピックアップ取付け

FG730Sの元のエンドピン穴はΦ8mm。これをリーマとドリルで12mmまで広げる。木工工作に自信がない場合は素直にお店に頼もう。特に高いギターの場合はサイドも単板で割れやすかったりするので注意。FG730Sはサイド合板だし,最悪壊しても3万円なので自己責任でやった。

FG730Sにピックアップ取付け
FG730Sにピックアップ取付け

穴開けが終わったら,付属の専用ジグを使って位置合わせをして,両面テープでピックアップを接着。FG730Sはサドルの真下にちゃんとスペースがあるので,マニュアル通りの取付けでOK。

FG730Sにピックアップ取付け

広げた穴にエンドピンジャックを挿して,表側からナットで締め付け,下の写真のようになる。このあとカバーを付ければ完成。サウンドホールから手を入れてエンドピンジャックを挿すわけだが,小柄な私でも狭くて苦労した。腕が太い(or長い)方は大変かもしれない。

FG730Sにピックアップ取付け

長くなったので音についてはまた次回。


2010年08月28日

●中古アコギの選び方〜S.Yairi YDT-18編〜

久々の更新がまたギターの話になってしまい恐縮である。

自分用ではないのだが,中古でアコギを一本調達することになった。

ちょうど良いことに,近所に大きめのリサイクルショップがオープンして,ここは中古アコギの品揃えがけっこう良い。常時20本くらいのアコギが置いてある。

私もいまだギター初級者に毛が生えた程度の腕前ではあるが,1年半アコギを習ってきて,多少はギターを見る目も養われてきたと思っている。少なくとも自分のギターを買ったときは中古のギターを選ぶなんてとても恐ろしくてできなかった。

さて,お店に中古アコギを買いに行く準備である。中古アコギを多く置いてあると言っても御茶ノ水のショップのようにギター専門の中古店ではないので,店員のメンテや商品知識には期待できない。置いてある楽器の状態は自分でかなり注意深く見て,試奏して検討する必要がある。

持参したのは15cmのアルミ直尺。これはポケットに入るサイズだが弦高を測るのに便利。あとはチューナー。試奏させてくれると書いてある場合でも,チューニングを合わせてくれる親切な店員がいるとは限らない。さらにネットにつながる携帯電話。気になる物件があったらその場で検索して,どんなスペックかや,新品・中古の価格相場がわかる。

さてお店に着いた。もちろん予算というものがあるので,2万以下の予算で買える中古アコギを順番に見て,直尺で弦高を測って候補を4〜5本に絞る。測るのは12フレット6弦で,ここが2.5mmから3mm程度の範囲に入っていることが条件。あとはネックが反っているとか,ペグにガタがあるとか,トップ板が歪んでいるとか,見た目で不具合があるものは止めておこう。今回は見た目キレイなヤマハのギターがあったが,弦高が4mm以上だったので候補からはずした。

大切なのは良さそうなものが無かった場合にはきっぱり諦めること。大きな中古店ならまたしばらくすれば品揃えが変わるので改めて見に来れば良い。「今,この場にあるギターの中からどうしても選ばないといけない」という状況はあまり良くない。欲しいときというのは「ちょっと問題ありだけどまあいいか」と選んでしまいそうになるが,もし変なギターを買ってしまったらきっと後悔することになる。

候補を絞ったら店員に試奏をお願いする。専用スタジオなんてないので,楽器の陳列してある通路で「はいどうぞ」という感じ。弦もどんな種類のものが張ってあるかわからないし,うるさい店内では「音」を評価するのは非常に難しいが,とりあえずビビりがないかどうか,ネックの太さ,押さえやすさなどはチェックできる。何本か弾いてみれば相対的な音の違いはある程度わかる。

今回はラッキーなことにS.YairiのYDT-18/Nが19,800円で2本出ていた。オール単板の定価94,500円の現行モデルである。新品は通販でも4.5万円はするのに,この中古品はほとんど使用感がなく,ピックガードの保護フィルムも貼られたままのほとんど新品同様の状態。それが2万である。

ちょっと怪しいと思いつつ,試奏させてもらった。ら,一本は弦高が低すぎ(2mm以下)で普通に弾いても弦がビビる状態。これではダメだ。しかしもう一本の方は弦高2.5mmで弾きやすいしビビりもない。音も普通に良くて,なんか状態が良いのに安すぎて心配だなー,とちょっと不安は残ったものの,これ以上の物件はなかなか無かろう,という判断で購入した。えらく立派で綺麗なハードケースも付属している(普通ハードケースだけ新品で買っても1.5万円くらいする)。

持ち帰ってから弾いてみても普通に良いギターで,使う人も喜んでくれた。

というわけでアコギの中古選びは初めての経験だったが,ある程度ポイントは押さえられたと思う。本当はギターの腕前の確かな信頼できる人から個人売買するのが間違いないのかもしれないが,リサイクルショップなどでアコギを買ってみようと思われる方は参考にして頂きたい。

SN3M0086.jpg


2010年06月20日

●ギターアンプ購入 VOX Pathfinder 15R

アコースティックギターFG730S用にピックアップを入手したのは良かったのだが,パッシブタイプなのでギター用のアンプがないと音が聴けない。

どうせ部屋で練習するときは生音だし,発表会のときは先生が用意するPAにつなげば良いので,アコギ専用のアンプをわざわざ買うのは...と思っていた。アコギ用アンプ高いし(例えばローランドのAC-33で4万くらい)。

とは言いつつもやっぱり気になるので,楽器店に偵察へ。この手のものは通販の方が断然安いけれど,実際に音を聴いてみないと判断できない。

ちょうど詳しそうな店員さんがいたのでいろいろと教えてもらう。特に「アコギ用」と書いてあるアンプでなくともアコギで使えますよ,というので売り物のエレアコをつないでいくつか試奏させてもらった。アコギ用のアンプなんて昔はなくて,ベースアンプを使っている人が多かったです,というような蘊蓄を聞きながらいろいろと教えてもらった。

で,デザインがレトロ調でアコギに合いそうなVOXのパスファインダー15Rというのが気に入った。ちょっと相談しますと言って売場を離れて通販で価格を調べたら,店頭価格は40%くらい高かったのでだいぶ迷ったけれど,親切な店員さんに敬意を表して購入することにした。今はたいていの物で店頭販売は通販よりも高いけれど,楽器関係は試奏が重要で,そういうお店がなくなってしまうと大変不便なので微力ながら協力しよう。

ギターアンプとデルタ

早速試してみた録音を公開。FG730SにピックアップNEO-D Humbuckingを付けて,パスファインダー15Rに入れ,アンプのヘッドフォン出力をPowerBookG4のLine-Inに入れて録音したもの。前半は指弾きで,後半はピックでストローク。

アンプのつまみは写真のような位置。ゲイン,トレモロ,リバーブあたりを回すと音がかなり変わる。面白いけれど,あまり音をいじるとアコギの良さがなくなってしまう感じ。プリアンプがないので,ゲインを思い切り上げてもエレキのような歪んだ音にはならない(サー,というノイズは乗る)。

VOX Pathfinder15R

あとはかんな氏のFS720S用に付けるピックアップを用意しなくてはいけない。かんな氏は,サウンドホールに仮付けするタイプは見た目がイマイチなので,アンダーサドルタイプ(ピエゾ)にしてエンドピンを加工してシールド端子化するのが良いなとおっしゃっている。発表会まではまだしばらく時間があるので,どうするか考えたい。


2010年03月22日

●アコースティックギターFG730Sその後(ストラップ購入)

アコースティックギターの弾き語りを習い始めて1年と2ヶ月経った。春の発表会が1ヶ月後に控えている。

発表曲は一カ所難しいコードチェンジ(D→F#7→Bm)があってまだ克服できていないが,どうせそこが出来なくてもお客さんはほとんど気付かないだろうから,と気楽に考えている。

発表会でどうするかはまだ決めていないが,いずれ立って弾けるようにと,楽器店でギターストラップを買ってきた。タカミネのT-1600DF/RDという蜻蛉の和風柄のもの。長さは140cmだったかな。値段は1600円と,高いものではない。革製だったりすると4〜5千円のものもある。

左に写っているのはアコギ用のクイックリリース。エレアコでないアコギの場合は,ネック側にストラップを付けるためのピンがないものが多く,普通はヘッドのところに紐を結んでストラップを付ける。で,いちいち紐を結んだりほどいたりが面倒なときに,このクイックリリースを使うと便利。

立って弾いてみると,普段座って弾いているときにいかに猫背になって手元を覗き込んで弾いていたのかがよくわかる。手首の角度も変わってしまうし,基本的に暗譜しなくてはいけないし,立って演奏するのはなかなか大変だ。

ギターストラップ

2010年03月20日

●洗濯機更新(後編)

前回からの続き。

しかし,店員はゴニョゴニョと歯切れが悪い。どうも定格量の洗濯物を洗濯から乾燥までして,ランニングコストの差は1回あたり数十円らしい。それじゃあざっくり1回100円差が出るとして,2日に1回洗濯するとしたら,100円×(365日÷2) = 1.8万円となる。ということは11万円の差額をペイするには,11万円÷1.8万円 = 6年強ということだ。

ただ,この6年で回収というのは自分たちの使い方としてはかなり楽観的なもので,実際は2日に1回8kg洗って4.5kg乾燥するほど洗濯物はない。そうすると差額はもっと縮まってしまう。仮に1回50円しか違わなかったら,初期投資をペイするまでに12年である。

と,いうことで3倍近い価格差を正当化する理由は残念ながら見出せなかったので,デザイン的には平凡なビートウォッシュを買ってきた。家族が多くて毎日大量の洗濯物を処理するご家庭では,おそらくランニングコストの安いドラム式が断然おトクになると思う。

あと,上に挙げなかった評価項目として,「猫対応」というのがあった。今までの洗濯機では動作中にピートやデルタが上に乗っかって,電源ボタンを踏んで強制OFFしてしまうことが何度もあったのである。ちなみに留守中に勝手にONされると困るので,使い終わったら電源プラグを抜いていた。

猫対応仕様としてはチャイルドロックスイッチがあれば良いのだが,残念ながらビートウォッシュには機能がなかった。ドラム式だと操作パネルが低い位置にある関係かチャイルドロックがある機種が多いようだ。しかしドラム式は天板に猫が躓きそうなトラップ(フィルタの取っ手)があって危険である。

最近CMに猫を出す会社が増えているが,どうせなら「完全猫対応」を謳う家電を作ったら売れると思う。

「猫ちゃんが洗濯機のスイッチを切っちゃったこと,あるでしょう?」
「(お母さん)あるある!」
「ついに出ました,猫ちゃんのいるご家庭にぴったりの洗濯機!」
「天板はフルフラットを実現!危険な突起や開口部はありません!」
「操作系は猫ちゃんが触りにくい前面に集中するとともに,ペットロック機能も完備!」
「もちろんホース類にはかじられても平気な強靭な素材を採用しています!」
「乾燥時の排熱で天板は心地良い温かさに!猫ちゃんの安眠を妨げない低騒音40dB!」
「今なら天板にぴったりサイズの猫ちゃんベッドをお付けします!」

みたいな。どうですかね家電各社の商品企画のみなさん。CMには宅のデルタをオススメします。

白物家電というのはカメラやパソコンほどには選んでいるときのワクワク感がないので,通常は取り上げないネタだが,年度末進行で更新が滞っている反省から特別にお届けした次第である。


2010年03月19日

●洗濯機更新(前編)

えらいことだ。洗濯機が壊れている。症状は洗い・すすぎのときに洗濯物を撹拌するハネが回らない。

洗濯槽自体の回転は問題がなく,脱水・乾燥は普通にできるので気付くのが遅れてしまった。どのくらい前から壊れていたのか不明だが,しばらく「洗剤水に浸すだけ」という洗濯をしていた可能性が高い。

この洗濯乾燥機はかんな氏が独身時代に買ったナショナルの2001年製で,一体型の洗濯乾燥機が出始めの頃の機種。途中何度か修理もしていて,量販店独自の5年保証のおかげで助かった。その保証期間も切れているし,元々今年中にはリプレースする計画にはなっていたのだ。

ということで,持ち帰った年度末の仕事を早々に切り上げて量販店に買出しである。

流行はドラム式だが,価格は縦型の2倍くらいする。騒音レベルも平均的に高めだが,価格差と騒音をカバーするメリットがドラム式にあるならば,長く使うものだし考えないこともない。

候補は価格comの満足度の高い4機種に絞った。まずは縦型の日立ビートウォッシュ,残りはドラム式でパナソニックのハイエンド機種,日立の風アイロン,サンヨーの廉価機種である。

この中で,スペック上騒音が今使っている機種(乾燥時47dB)よりも高い風アイロン(52dB)は脱落。それからサンヨーのドラム式はかんな氏がレビューを読んで,良い評価と悪い評価の幅が広い(つまり品質が不安定?)ということでこれも脱落。

早々に2機種に絞られてしまった。量販店で価格を聞くと,ビートウォッシュが7.5万,パナのドラム式が19万と,極端な差が出た。洗濯して,乾燥するという機能は同じなのになんでそこまで差があるのだろう。

パナのドラム式の売りは「普通洗濯機で洗えないようなものも洗える」ことらしい。例えば靴とか。しかし冷静に考えて11万の差額で良い靴が何足も買えるよなぁ...。あと,一般的にドラムの方が電気代も水道代も安いらしい。で,価格を出してくれた店員に「こっちの19万の方を買ったとして,電気代と水道代で何年使ったら元が取れるの?」と詰め寄る。例えば年間3万とか差が出るなら,4年以上使えばドラム式の方がおトクということで,充分に選ぶ理由になる。

(つづく)

2010年02月28日

●au S002を新規契約

昨日からの続き。

auの携帯を選ぶことになったので,まずは機種の選定。さすがにウィルコムと比べて機種のラインナップが豊富。ただ,高機能な新機種は数万円もしてとても買えないので,auショップで新規ゼロ円となっている中から選ぶことになる。

この新規ゼロ円というのは頭金ゼロ円とか割賦の肩代わりというわけではなくて,本当に新規ならタダとのこと。その代わり「誰でも割」への加入が必須ということで,これは2年未満での解約で違約金(9,975円)がかかる。なので結局は2年は縛られることになる。

新規ゼロ円対象機種はSH004,CA004,S002,K002,iida PRISMO。SH004とCA004は画面も大きく高機能な機種。だいぶ悩んだけれど,これらはやめて,コンパクトなS002(ソニーエリクソン)にすることにした。かんな氏も同機種。

料金プランは想像通りかなり複雑。とりあえず写真添付メールを多用する(Flickrやブログ更新) ため,ガンガンメールというのが良いのかと思ったら,このプランEシンプルだと無料通話分がゼロで,ちょっとでも家族以外と通話するとバカ高い通話料が取られるという。で,無料通話付きのプランだとメールは通常のパケット扱いになってしまうとのことで,いったいどっちがトクなのかぜんぜんわからない。

数ヶ月様子を見て,ご自分の使い方に合うプランに変更もすぐにできますから,とauショップのおねーさんはおっしゃるので,プランSSシンプル(無料通話25分)+パケットのW定額ライト(定額料1,050円,上限額4,410円)にした。かんな氏はガンガンメールのプランEシンプル。

ということで,いったい月額2人でいくらかかるのかは,使ってみるまでよくわからない。パケット上限まで使って,他社通話がなければ(980+315+4,410+780+315+4,410=11,210円)になるのか?これならまあウィルコムとの差額は2〜3千円くらいだし,エリアの広さとか通信速度の速さとかをプレミアムと考えればまあ納得なのかなぁ。

しかし通信料って年間10万以上かかってるのに,みんなよく納得して払ってると思う。これがなければ良い車に乗ったり,1グレード上の賃貸や住宅ローンだって組めるだろうに。

あとauショップのおねーさんはもうちょっと自社のサービスを勉強しておいてほしい。なんでもかんでもサポートに問い合わせないとわからないというのはいかがなものか。そのサポートとの電話をこっちに代わってもらった方が話が早いだろ。結局PCサイトビューアとezwebとの違いはよくわからないまま。家族割を別居の家族と組むときの手続きも,人によって必要だという書類が違っていて,二度手間になった。

とにかく,携帯を変えるというのはもの凄く疲れるということがわかった。

S002

2010年02月02日

●今日の買物 ZOOM Q3

楽器練習の録音には家電量販店のワゴンセールで3千円で買ったXA-C110(Victor)を1年ほど使っていた。

ただこれはあくまでもオーディオプレイヤであって,ステレオ録音はオマケ程度の性能しかなく,音質も不満だったし使い勝手も悪かった。

ギターを始めてからは余計にまともな録音器材が欲しいと思うようになったが,一応XA-C110もまだ使えるし,本格的なハンディレコーダは結構高いので躊躇していたのである。

そんなとき,ZOOMからQ3という動画も撮れるハンディレコーダが出たと聞いて密かに狙っていた。今回ようやくお小遣いが貯まったのでAmazonと提携している楽器店から購入した。

単に良い音で録音するだけなら,もっと安いZOOMのH2もあるし,ティアックのDR-07などもある。

それをあえてちょっと高いQ3にしたのは,たとえオマケとはいえ動画が撮れるという付加価値が魅力的だったからだ。

デジタルEOSを買う前にも何度か書いたことだが,ちょっとした動画が撮れる機能というのは便利なのである。もちろん今どきはケータイでも安物のコンパクトデジカメでもVGA程度の動画は撮れるけれど,しかしこれらは「音質」という面ではまったく期待できない。

そういう意味で「高音質+オマケ動画」という製品はこれまでになく,もし高音質の動画が欲しい場合には,音だけ別に録って編集ソフトで合成する必要があった。好きな人なら映像と音声をミックスしていろいろ効果を入れたりして楽しいのかもしれないが,今のところそんな趣味はないしパソコンのパワーも時間も不足している。単体で高音質音声と最低限の動画が撮れるなら便利ではないか,と思ったわけ。

御託はいいから録画を見せろと言われそうなので早速録ってみた動画がこちら。無加工のMOV(QuickTime形式)をそのままYoutubeにアップしたもの。音質設定はPCM 44.1kHz/16bitで,1分半の動画のサイズは60MBくらい。演奏はあちこち間違っているが勘弁してほしい。これでも何テイクか録ったのである。

■ギター:YAMAHA FG730S(2010年1月購入),弦:YAMAHAカスタムライトゲージ,録画:ZOOM Q3

XA-C110との音質の違いは明らかで,自分の演奏がうまくなったように錯覚する。XYステレオマイクによる臨場感も抜群で,フィールド録音にハマる人の気持ちが少しわかったような気がする。

気になる点としては通販サイトのレビューにもあるように,録音レベルがAutoとHiとLoの3つしか選べないこと。弾き語りならHi,大音量のバンドやコンサートならLoとか,あまり考えずに済むのは助かるけれど,あとでノーマライズする手間を考えると,録音時にある程度微調整できた方が良いのではないか。

動画の画質は評判どおりオマケ程度で,特に暗い場所には弱いようだ。しかしこの機種に対して画質で文句を言うのは筋違いというものだろう。

あとは電池の消耗が早いということなので,充電池を買い足そうと思っている。

2009年12月12日

●VWポロその後(純正ナビ購入)

旧ポロ(9N)用の純正ナビもモデルチェンジしていて,最新型は27万もするらしい。で,型遅れのタイプなら19万だが在庫限りだというので,資金難ではあるがナビはやっぱり必要ということで付けてもらうことにした。

買ったのは308SDCというPolo専用サイズのメモリナビ。中身はクラリオン製(クラリオンの型番ではNX308)。最新のHDDナビよりは機能が劣るとはいえ,今まで使っていたのが1999年製だったことを考えれば,まったく問題ないだろう。ところでHDDとの比較でSDD(Silicon Disk Drive)と書いてあるけれど,普通はSSD(Solid State Drive)ではないの?シリコンの円盤が回るわけじゃないんだし。クルマ用語だと違うのだろうか。

そこそこ良い性能のノートPCが5万で買える時代に,19万のナビはハッキリ言って高すぎる。しかし,ポータブル系の社外品を無理矢理取り付けるのもエレガントな(?)ポロの雰囲気に合わないので仕方がない。完全に足元を見られた格好。このナビも最低10年は働いてもらおう。

ポロを買ったのとは別の自宅に近い方のVWJにかんな氏が直接交渉に行ってくれたが,即発注取寄せして翌日取付けOK,2時間の作業に代車まで出してくれるというから良いサービスである。例によって平日で客もおらずヒマそうだったとのこと。

スズキとの提携発表もあったし,代車はもしかしてアルトか?と思ったらまったく同形式,同色のポロだった。試乗車落ちを認定中古車に回さずディーラーの代車にしたのかも。

カーナビを買ってから重大なことに気がついた。キューブを下取りに出すときに,カーナビのデータを消去するのを忘れていたのだ。ナビのメモリには自宅やら親戚のお宅やらが片っ端から記録されている。営業さんが気を利かせてリセットしておいてくれれば良いけれど...。皆さんもナビ付きの車を手放すときは個人情報の消去をお忘れなく。

ポロのナビ

2009年12月05日

●VWポロ納車

試乗車落ちのポロ(9NBUD コンフォートライン)が納車された。(購入の経緯はこちら)

速くもない,荷物がたくさん積めるわけでもない,人がたくさん乗れるわけでもない,デザインは良く言えば落ち着いている(つまり普通ということ)。

でも,なんとなく満足感のあるクルマだと思う。長く付き合えそうな感じ。燃費などは追々レポートしていきたい。あと,やっぱりナビは欲しい...。

ポロ
ポロポロポロ

2009年11月16日

●今月の買物 VWポロ(2)

前回からの続き。

本当はフィアットやプジョー,ルノーなども見てみたかったのだが,家の近くにディーラーがないのでメンテのことなど現実的に考えて断念せざるを得なかった(田舎は悲しい)。メルセデスやBMWは単純に高すぎて対象外だった。でかい/速いクルマは必要なかったし。

で,ちょうど夏にポロを試乗したときに,もうすぐフルモデルチェンジがあるという話を聞いて,少なくともそれまでは頭を冷やしながらじっくりと考えよう,ということになった。

そして先日書いたように新型ポロに試乗して,確かに良いクルマで,先代よりもいろいろな面で進化していることが確認できた。ただ,予算をかなりオーバーするということで冷静に考えて新型は断念。しかし帰ってからネットで検索するとディーラーの認定中古車が一気に活気づいている。今年登録のほとんど新品の先代ポロが50万引きとかで何台か出ている。

比べれば新型の方が断然良く見えるが,先代だって悪くはない。以前試乗してキューブとの比較で特に気に入ったのは,しっかり感と足回りで,このあたりは評判どおりという感じだったし,燃費があまり良くないとは言ってもキューブと同じ程度には走るはず。デザインも良い意味で普通で飽きのこない感じだし,大人が乗っても恥ずかしくない。それがほとんど新品で,格安とくれば「買い」なのでは?

ということで翌日は買う気満々でハンコも持ってディーラーへ。予想どおり昨日までディーラー試乗車だったポロが並んでいる。営業さんは新型が売りたそうだったが,先代も悪い車ではないし,試乗車落ちは確かにお買い得だという点は認めざるを得ないようだ。

で,選んだのが09年6月登録の黒いポロ(コンフォートライン)。色は赤,白,紺とあったけれど,赤はカッコ良いけど飽きそうだとか,白は水垢がとか,紺よりは黒かな...となって黒になった。黒もそれなりに手入れが大変なのはカリーナEDで経験済みだけれど,落ち着いたシックな感じで良いんじゃない?ということで。

【主なスペック Polo 1.4L Comfortline】

Volkswagen Polo Spec.
 4ドア ティプトロニック付6速A/T 右ハンドル
車両型式ABA-9NBUD
乗車定員5

寸法/重量
全長 mm3,915
全幅 mm1,665
全高 mm1,480
ホイールベース mm2,470
トレッド 前/後 mm1,415/1,410
最低地上高(空車時) mm135
車両重量 kg1,140

性能
最小回転半径 m4.9
燃料消費率(10.15モード) km/L13.2

エンジン
型式BUD
種類直列4気筒DOHC
内径×行程 mm76.5×75.6
総排気量 cc1,389
圧縮比10.5
最高出力(ネット値) kW(PS)/rpm59(80)/5,000
最大トルク(ネット値) Nm(kgm)/rpm132(13.5)/3,800
燃料タンク容量 L45
使用燃料無鉛プレミアム

諸装置
クラッチトルクコンバータ
トランスミッション自動6段(前進)1段(後退)
フロントサスペンションマクファーソン ストラット(スタビライザ付)
リアサスペンショントレーリングアーム
フロントブレーキベンチレーテッドディスク
リアブレーキディスク
タイヤサイズ185/60R14

ポロ

2009年11月15日

●今月の買物 VWポロ(1)

結論から書くと,試乗車落ちになった先代ポロを買った。5ドアのコンフォートライン(ABA-9NBUD;1.4L 6AT)である。現在は納車待ち。

パジェロを降りて以来,クルマに対する興味はほとんどなく,中古のキューブ(AZ-10)で充分用は足りていた。

ただ,キューブも車歴8年を迎えようとしていて,走行距離も10万キロが見えてきたということで,そろそろ今後のことを考えた方が良いのではないかと,かんな氏と相談し始めたのが1年ちょっと前。

「次期クルマ選び」というブログのエントリーを書きかけて,しかし自分の考えが整理しきれずにボツにしてから,なかなかそれ以上に突っ込んだ検討ができずにいた。

キューブが快調でオイル交換程度のメンテでずっと走ってくれるならまだまだこのままで良かったのだが,致命的ではない不調がチラホラ出てきて,それはパワーウィンドウがたまに沈黙するとか,サスがキコキコ鳴くとかいった現象だった。このままだとおそらく次の車検('11/1)ではかなり大掛かりな部品交換をしないと安心して乗り続けられないというのがWebmasterの考えである。キューブは悪い車ではないけれど,高い金をかけて古くなっても乗り続けたい,と思わせるほどの魅力は,正直言ってない。

この際自家用車は処分すべきではないか,という案もかなり真剣に検討した。ちょうどガソリン価格が高騰していた頃だったし,それ以外にも車にかかる費用というのは相当高くて,本来庶民が1台,2台と気軽に維持できる動産ではないはずなのだ。

とはいえ,通勤に自家用車を使わないWebmasterですら,まだまだ自家用車がないと不便だと感じる田舎でもあり,実際に車を手放すのは難しいよね,ということでダラダラとキューブに働いてもらっていたわけである。

そんな感じで次のクルマをいろいろと考えるのだがどうにも方向性が定まらない。「このクルマならちょっと生活が苦しくなってもぜひ乗りたい」と思わせるような魅力のあるクルマがないのが悪いんじゃないか?

と考え始めたのは,日産やダイハツのディーラーで今どきの国産コンパクトや軽を試乗してからだった。

国産コンパクトはエコ(エコロジー&エコノミー)という面では確かに素晴らしいけれど,逆にエコ以外に売りはないの?という感じで,いまいち決め手に欠けるクルマばかり。見ても「燃費は良さそうだけどね」とか「荷物は積めそうだけどね」という感想しか出てこない。

だったら外車(今どきは輸入車と呼ぶらしい)でも見てみるか,ということでフォルクスワーゲンやMiniを試乗したのが今年の夏。一方,国産車で唯一飛ぶように売れているプリウスがどの程度のものか,乗りもしないで文句を言うことはできないので,(先代ではあるが)レンタカーを借りたりもした

長くなったので続く...

ポロのカタログ

2009年07月04日

●今日の買物 目覚まし時計

しばらく前から枕元に置いていた目覚まし時計の表示がおかしくなってしまった(写真左)。

この時計はかんな氏が独身時代に買った電波時計で,そこそこ年数も経っていることだし,更新することにした。

Webmasterは近視で,寝ているときはメガネをはずしているので大きな文字で暗闇でも見やすいタイプが良い。

と思ってかんな氏が探してくれたのがこのプロジェクタータイプの時計。電波ではなくただのクォーツだが980円と安かった。

このプロジェクターはボタンを押したときに,壁や天井に時刻を大きく投影することができる。これなら裸眼でも確認しやすいかもしれない。

ただ,プロジェクターのボタンを押すときにいちいち「ピッ」と大きなビープ音が出るのがいまいち。夜中にこんな音を出したら目が冴えてしまうだろう。いずれブザーの配線を切るとか,改造したい。どうせ980円だし。

壊れた目覚まし時計

2009年06月18日

●今日の買物 カポタストとチューナー

通販で2人分のカポタストと,クリップ型のチューナーを購入。

カポタストはおまけの安物が使いにくかったこともあって,ちょっと良いものということで,G7th Performance Capoを選んだ。高いだけあって良い質感。

チューナーもおまけでもらったものがあるのだけれど,音を拾うクリップと本体が分かれていて,長いコードを伸ばして使うのが結構面倒だったので,クリップ一体型のものを買ってみた。これは安物なので精度はあまり期待できそうもないけれど,練習用ならあからさまにズレていなければ良いかと。

カポタスト
チューナーカポタスト


2009年06月08日

●ヘッドフォン更新とバイノーラル録音

今まで使っていたヘッドフォンは,自分のものもかんな氏のものも,デルタにかじられてボロボロになってしまった。

何もないとさすがに不便なので,家電店で一番安く売っていたこのヘッドフォンを購入。980円。

ヘッドフォンといえば,バイノーラル録音(ダミーヘッド録音とも言う)である。最近は誰でも携帯やiPodで音楽を聴いているのだから,もっと普及しても良いと思うのだが,いまひとつ認知されていない。一度経験するとわかるが,スピーカーでは到底マネのできない迫真の臨場感が得られる録音方法なのだ。

自分でもそのうち試してみたいけれど,器材を買うお金がない...

ヘッドフォンとパソコンをお持ちの方は,下記のサイトでバイノーラル録音の音を試聴できるので,ぜひお試しください。

音の出る写真帳
 MP3ファイルに直リンクをひとつだけ。これだけでも迫力が違います。⇒銚子電鉄の音

ヘッドフォン

2009年04月18日

●今日の買物 アコースティックギターFG730S

かんな氏用のギター(YAMAHA FS720S)を買って2ヶ月。はじめての発表会も終わり,あらためて腰を据えてじっくりと練習したいと思っていた頃に,E楽器店から候補のギターが入荷したと連絡があった。

候補のギターは,かんな氏のギターの音質が良かったので,同じヤマハで選ぶことにして,FS720Sよりも少し大振り(ドレッドノートタイプ)のFG730S。ギターに詳しい店員さんに頼んで鳴りや押さえやすさを問屋で吟味した上で仕入れてもらった。

もし試奏して気に入らないようなら,別な候補(モーリスかアリア ドレッドノート)を入れてもらうという話になっていたが,見た目も音も満足したので,一晩考えて購入を決意した。実売3.5万のギターだが,20万のフルートを選んだときよりもずっとよく考えたし,かんな氏のギターや先生に借りているモーリスM-61も持ち込んで,時間をかけて試奏した。自分で弾いた上で,たまたまお店に来ていたプロ級のギタリストの方を捕まえて片っ端から弾いてもらって客観的に聴くこともできたのはラッキーだった。

スペック的にはほぼ同じで少し安いFG720Sを選ぶ選択肢もあったけれど,FG730Sの明るい色の表板と,暗い色の側・裏板(ローズウッド)のコントラストが気に入ったので。

購入直後の録音についてはまた後ほど。

ギター


2009年03月07日

●今日の買物 ギターハンガーとスタンド

期末仕事に追われ花粉症で体調も悪い。しかもギターの発表会が近づいている。今日も家で仕事をしているがなかなかはかどらない。こんなときはひとつ買物と工事でもして気勢を上げて,その勢いで仕事を進めよう。

ギターを買ったはいいけれど,結構大きくて収納が狭いマンションでは邪魔だ。といってスタンドに立てたまま置いておくと猫にイタズラされてしまう。

そういえば最近家を新築した友達がギターハンガーを壁に取り付けていたので,それをマネすることにする。幸いダーツを取り付けるためにコンパネで補強した壁面がまだ少し空いている。

ハンガーは通販でも各種あるし,大きめの楽器店なら置いてある。今回はAmazonで買った。

ギターハンガー

取り付け位置はかなり上の方にした。これでもデルタが本気でジャンプしたらボディには触れるだろう。まあ弦まで届かなければ良しとする。

ギターハンガー

ついでに折りたたみ式のギタースタンドも購入。かなりコンパクトになるので便利。


2009年02月22日

●今日の買い物 アコースティックギター

かんな氏とギター教室に通いはじめてもうすぐ2ヶ月。ギターは持っていないので,毎回先生からギターを2本借りて受講し,帰るときは家での練習用にと1本借りていたのだが,「そろそろギターを用意しては?」とやんわりフォローされてしまった。教室も新しい生徒さんだって入ってくるし,貸出し用のギターをいつまでも占有するわけにもいかないということで,とりあえず1本だけでも手当することにした。

家での練習用に借りていたMorrisのギターをハードケース付きで2万円で譲っても良いよ,と言われてはいたものの,せっかく買うなら何もわからずに先生のギターを譲ってもらう前に,店でいろいろと弾いてみて考えることにする。

ギターの品揃えは水戸のS楽器店が良いのだが,フルートの修理で一度酷い目に合っているので,歩いて行ける近所のお店で見ることにする。このE楽器店は小さいお店でアコースティックギターの品揃えも少ないが,スタジオを持っていて,バンドの人がよく出入りしているしギターにも詳しいようだ。

先生のMorrisは元は安物だが,15年くらい弾き込んで育っており,よく鳴るというのが先生のお言葉。でもケースはタバコ臭い。

そこでこのMorrisもお店に持ち込んだ上で弾き比べてみることにする。かんな氏は体が小さいので,このMorrisのような大きなタイプ(ドレッドノート/ウェスタンというのか?)だとかなり違和感がある。そこで小ぶりなタイプということで出してもらったのが,YAMAHAのFS720Sというオーディトリアム/フォークタイプのギター。定価は36,750円。

ギター

他のギターもいくつか試奏させてもらって,当然値段の高いものは良い音がするというのはわかったし,容積と育成の差で鳴り自体は先生のMorrisの方が良いけれど,自分で持つならやはり好みを重視したい。同じ価格帯ではこのFS720Sが一番好みだったし,抱えた感じも良いということで,これに決定。

ギター

金欠のWebmaster家では3万円の出費でも痛いけれど,正直な感想は「ギターって安いな」ということ。フルートの場合は初心者でも最低20万のモデルを薦められるけれど,ギターの場合は3万円でも中級者くらいまでぜんぜん問題ないみたいだし,大事にすればずっと使える。逆に初心者で「国産の15万のギターください」と言ったら「それは止めておいたほうが...」と諭されるらしい。良い意味で庶民の楽器なんだな,とあらためて感じた。


2009年02月01日

●EOS Kiss X2にM42マウントアダプタでSuper Takumarを着ける

インフルエンザで家にこもっている。体調はあまり良くないが,一日中寝ているわけにもいかず,起きている間は退屈だ。そうだ,こんなときは気になっていたマウントアダプタを試してみよう。

ということで,楽天のジャパンバッテリーの通販でEOS-M42マウントアダプタを購入。電子接点がないタイプなので2,000円と安い(下のアマゾンのリンクはハンザのもので,ちょっと高い)。精度がどうとか,気になる人もいると思うが,ちょっと試すならこんなのでも充分ではないだろうか。金曜の14時頃に発注して,翌日土曜の夕方にはポストに入っていた。

EOS-M42マウントアダプタ

モノは写真のような金属のワッカがひとつ。これでねじ込み式のM42マウントを,EOS用のEFマウントに変換することができる。

EOS-M42マウントアダプタ

ペンタSPに着いていたSuper Takumar 1:1.8/55に,マウントアダプタを取り付けたところ。

EOS-M42マウントアダプタ

普段EOS Kiss X2に着けて使っているEF50mm f1.4 USMと並べたところ。タクマーがずいぶん小さいけれど,金属の高密度感があってズシっと重い。下に付いているのは保護カバー。

EOS-M42マウントアダプタ

EOS Kiss X2に装着したところ。ちょっとアンバランスな感じ。

EOS-M42マウントアダプタ

さて撮影方法だが,このレンズの場合は自動絞り(オート)と手動絞り(マニュアル)の切り替えができる。絞りリングよりカメラ側にある自動絞り解除レバーがその切り替えで,下側に動かすとオート,上側にするとマニュアルになる。オートの時は絞りリングの位置に関係なく開放(f1.8)で,撮影時だけ自動的に絞り込まれる。マニュアルの時は常に絞りリングの設定に絞り込まれることになる。ちょっとややこしいけれど,この自動とか手動というのはペンタSPに着けたときに自動になるという話で,完全コンピュータ制御のEOSではもちろん自動絞りは働かない。

なのでどうするかというと,ピント合わせの時はオート(開放)にしておいて,その後マニュアルに切り替えて撮影,という手順になる。もちろん絞り込んだままピント合わせをしても良いけれど,レンズから入ってくる光量が減るのでファインダが暗くなる。

EOS-M42マウントアダプタ

EOS側の設定だが,必ずAv(絞り優先AE)か,M(マニュアル)にする。画面表示は写真のようになって,レンズ情報がもらえないので絞りは「F00」と表示され,変更もできない。当たり前だがオートフォーカスも動作しない。

ただし測光はちゃんと動作するので,Avモードにしてピントを手動で合わせ,絞りをマニュアルにして絞り込んでやると,そのときにレンズから入ってくる光に応じて適正露出となるようにシャッタスピードをEOSが決めてくれる。Mモードの場合は露出計の表示を見ながら手動でシャッタスピードを設定する。

あとはシャッターボタンを押せば写る。

デルタ

EOS Kiss X2 / SuperTakumar 1:1.8/55 (EOS-M42 Mount adapter)

とまあ,手順としてはそれほど難しくはない。普段絞り優先AEやマニュアルフォーカスを使ったことがある人なら,すぐできるだろう。

ただし,である。あらためて思い知らされたがEOS Kiss X2のファインダではマニュアルフォーカスが恐ろしく難しい。よっぽど明るくてエッジの立った被写体(文字とか)か,絞り込んで風景を撮るならともかく,1m以内に近づいて猫を撮るのは至難の業。「なんとなく合ったかな?」と思ってもボケボケばかりで,最初はアダプタが不良品なのかと疑ったくらいだ。

ライブビューで拡大すれば合わせることができるが,猫を撮るときにいちいち構図を決めて,画面を拡大して,ピントを微調整して...なんてやっているヒマはない。やはりEOS(というよりKiss系?)というのはオートフォーカスでの使用が大前提だな,というのを再確認。

確かにEOSのオートフォーカスは速いし優秀だけれど,それに頼らないとまともに撮れない,っていうのは趣味のカメラとしてはちょっと問題があるような気もする...。

まあ,せっかく買ったマウントアダプタなので,タクマーはもう少し遊んでやりたい。しかし,一言で言って「使い勝手がとても悪い」ので,ジャンクのロシアレンズなどを買い漁ることはないだろう(たぶん...)。同じマウントアダプタでも,電子接点付きでフォーカスエイド(合焦判定)が効くものだったら,それを頼りにできるかもしれない。が,そういう製品は1万円くらいする。

たぶんこの最新式のEOS本体よりも,40年前のタクマーレンズの方が長生きすることになるだろうな...。


2009年01月18日

●昨日の買物 MCプロテクタとデジタルオーディオプレイヤ

さて,水戸駅に新しくできた家電量販店Yはカメラ関係の品揃えもなかなか充実。ちょうどいいので付属レンズ(EF-S18-55mm f3.5-5.6 IS)用の保護フィルタ(MCプロテクタ)を購入。Φ58mmで1,400円くらい。本当はハンドストラップも欲しかったけれどグっと堪えた。

レンズプロテクタ

電車時間を待つ間に別の売場をうろついていたら,デジタルオーディオプレイヤのワゴンセールをやっている。かんな氏が気になる様子だ。見ると内蔵マイクでPCMステレオ録音可能,FMチューナ内蔵,カラー液晶で1GBというVictorのXA-C110が2,980円だ。3千円でPCM録音して遊べるなんてとんでもなく安いのでは?と思って購入。

何も買わないつもりで行ったのに,やっぱり衝動買いしてしまった...

オーディオプレイヤ


2009年01月03日

●年始の買物 EeePC1000H

かんな氏は3年半ほどPowerBookG4(12")を使ってきたが,HDDの空き容量も少なくなってきたし,PHSのアドエスとの連携はMacには対応していないなど,いろいろな理由でWindowsが必要になってきた。

そこでノートPCの買い替えを検討してきたのだが,デジカメの買い替えなどもあって財政状況も厳しいため,最近急速に普及してきたミニノートPCの中から良さそうなものを選ぶことになった。

使うのはかんな氏なので,Webmasterは黙って見ていたのだが,かんな氏が選んだのはASUSのEeePC1000Hという機種。なるほど,並んでいるミニノートの中では画面もキーボードの大きめだし,大容量HDD(160GB)も付いているし,使い勝手は良さそうだ。ASUSってマザーボードの会社じゃなかったかな?最近はこんなのも作っているのか。

例によって価格comで相場を調べてから,量販店Yの初売りに行ったら,価格comの最安値よりも4,000円ほど安い表示(さらに17%ポイント還元あり)だったので,あまり悩まずに購入。

スペックはIntel Atom N270(1.6GHz),RAM1GB,HDD160GB,WSVGA(1024x600),WinXP(home)だそうで,充分メインとして使える性能だ。こんなスペックのノートPCが45,000円で買える時代になったのである。MacBookを買う値段で3台買えるではないか。

還元されたポイントでウィルス対策ソフトと,写真保存用のポータブルHDD(250GB)を2台購入。

かんな氏は嬉々として新パソのセッティング中。んー,これからはMacだよ,と思っていたWebmasterだけれど,これだけ安くて使えるミニノートが普及すると,買い替えに15万も出すのはもったいない気がしてくる。ただ,WindowsXPは7年も前のOSということを考えると,ちょっと微妙かもしれない。アップルが5万円で使えるミニノートを出してくれればいいな。

PCをセッティングするかんなさん


●年末の買物 デジタルカメラEOS Kiss X2

これまでの経緯:次期デジカメを考えるその1その2その3その4その5

ということで,Amazonの通販でEOS Kiss X2レンズキットを購入。注文を入れたのが12月30日の21時過ぎで,届いたのが翌日大晦日の19時頃(315円のお急ぎサービス利用)。たいしたものだ。

FinePixS5000は他界した父の形見で譲り受けたものだったので,デジタルカメラをお金を出して買ったのはおもちゃデジカメのix130以来7年ぶりになる。

EOS Kiss X2

レンズキットの付属レンズはEF-S 18-55mm F3.5-4.5 IS。35mm換算で28.8-88mm相当。USMではないが,今どきのデジカメには必須の手ぶれ補正機能が付いている。また,フィルムのEOS(EF-S非対応)には装着できないような構造になっている。KissX2本体が小型なので,この軽量おまけレンズでもかなり大きく見える。

EOS Kiss X2

液晶画面は3インチで,FinePixS5000の1.5インチ画面に慣れた身にはずいぶん大きく感じる。そういえばサブ電子ダイヤルがない。

EOS Kiss X2とEOS 100

フィルムのEOS100と並べてみたところ。だいたい同じような体格だが,KissX2の方が100gほど軽い。

EOS Kiss X2とスピードライト

部屋の中(特に夕方から夜)に猫を撮る場合は,この構成になりそう。レンズEF50mmF1.4USM+スピードライト380EXの組合わせ。

EOSシリーズといっても,フィルムで使っているボディ(100,5)と共通なのはレンズマウントくらいで,操作系はまったく別物。初心者向けの割に設定項目は多いし,慣れるまではしばらくかかりそう。

動画についてはもうしばらくFinePixS5000に頑張ってもらうことになった。ただ,かんな氏がおもしろがってバシャバシャとEOSのシャッターを切っているので,動画の出番はだいぶ減るかもしれない。KissX2の写りや使い勝手については追々レポートしていきたいが,とりあえず下の写真はほぼ真っ暗な室内で外付けストロボを天井バウンスさせて撮ったもの(撮影はかんな氏)。この「目がまんまる」の写真を撮るのが大きな目的であったので,その点はクリアできそうだ。

ピート

2009年01月02日

●次期デジカメを考える(その5)

その4からのつづき。

価格comで相場を確認すると,初心者向けの廉価機種であるEOS Kiss X2というのが,ちょうどボディ49,000円くらいで予算的にはちょうどいい。Kiss Fというのもあるがさらに機能を絞り込んだモデルのようだ。

しかし,素直にKissシリーズを買うことにはやはり抵抗がある。理由のひとつは「初心者向けですよ。こんなに軽くて,お子様を撮るママにぴったり。使い方も全自動で簡単!」というイメージがにじみ出ていること。一応銀塩マニュアル機も使う身としては,これをぶら下げて歩くのはどうなのよ,という思いがある。もちろん性能や機能は少し前の上級機種にも劣らないくらいなのだが,キヤノンのこういう販売戦略は好きになれない。レンズ資産が何もなければ迷わずニコンとかペンタにしているところだ。

もうひとつはAPS-Cサイズのセンサがどうしてもひっかかる。これもレンズ資産が全くなければこれほど悩まないのだが,35mmフルサイズ(ライカサイズ)用の50mmや24-85mmズームを既に持っているので,これがAPS-Cでは同じ画角で生かせないのだ。この点をかんな氏に説明したのだが,彼女はデジカメから入っているので,なかなか理解してもらえなかった。そもそも焦点距離や画角ってなんなの?と聞かれると,こちらもビシっと説明ができない。「手持ちのレンズはこのカメラ(KissX2)にも付くのよね?」「付くことは付くけど,50mmが50mmとして使えないから...ぶつぶつ」という感じで,確かにこれではわからないか。

まあ,80mm相当のポートレイトレンズとしては使えるわけだし,どうしても広角側が欲しければシグマかタムロンの安いレンズ(未確認だがたぶんあるはず)を買い足せばいいだろう,と腹を決めて,再度家電量販店に出掛けることにした。

まずはいつも家電を買っている現金値引の量販店Kへ。だがしかし,KissX2ボディのみは取り扱いすらないということだった。これはおそらく,「安いから買ったけど,レンズが入ってなかった。どうしてくれる!」というクレームを回避する作戦だろう。

次に行ったのはポイント値引きを売りにしている量販店Y。ここにはボディの取り扱いがあったものの,ポイント還元を考慮しても価格comより1万円ほど高い。しかも品薄で入荷まで3週間待ちらしい。

デジイチがよく売れているというのは本当のようだが,納品待ちしてまで買うような機種か??と思って諦めて帰ってきた。んー,これはもう少し熟慮せよとのお告げだろうか,と思いつつアマゾンを見ると,KissX2が純正レンズ1本付きのキットで53,500円になっている。

で,ついポチっと「カートに入れる」ボタンをクリックしてしまうWebmasterであった。さんざん悩んだんだし,何を買っても5年前のFinePixS5000よりは高性能なはず,ということでかんな氏も納得してくれた。

【次期デジカメを考えるシリーズ】
その4
その3
その2
その1

2008年12月11日

●今日の買い物 DVDプレイヤ

最初にDVD再生機を買ったのは1999年,SONYのDVP-S707Dという機種で定価78,000円だった。録画もできない,単にDVDを再生するだけの機械でこの値段。ずいぶん人柱としてDVDの普及に貢献したものである。

次に買ったのはBOSEのWBS-1EXIIIで2005年だった。これはDVD/CDレシーバ「PLS-1510」とスピーカ「125」のセットシステムで,セパレートコンポに比べて場所を取らずに重宝していた。だがしかし,かんな氏が家族に頼んで録画してもらった熱中夜話のDVDがなぜか見られない。

物欲を刺激されて危険なので,デジタル放送の録画機については調べないようにしていたのだが,せっかくのDVDが見られないのももったいないので,今回少し調べた。すると,どうやらデジタル放送を録画したDVDは,CPRMというコピー制御方式に対応したプレイヤでないと,再生できないらしい。

PLS-1510が出た当時はそんな規格はまだ存在しなかったので,当然非対応だったわけである。

我が家ではテレビの録画は未だにアナログのS-VHSビデオデッキ(HV-BS88)を使っているので,そろそろHDDやブルーレイの録画機が欲しいという想いもある。しかし,DVDとか薄型テレビでかなり人柱的貢献をしているので,どうせならもっと安くなってから買っても罰は当たらないだろう。

そこで,とりあえずCPRMに対応したDVD再生機をつなぎとして買うことにした。どれでも良かったのだが,国内メーカー品で一番安かったSONYのDVP-NS53Pにした。値段は9年前の約1/10で,7,000円。当時の投資を考えたらタダでもらってもいいくらいであるが,まあいいか。

しかしCPRMだとか,DVD録画メディアのフォーマットだとか,知らないうちにとんでもなく複雑になってしまっている。もう少しユーザに優しくできないものか?

DVDプレイヤ

2008年06月26日

●ピートとデルタの首輪を新調

マンションでの室内飼いなので首輪はなくてもまず問題ないのだが,万にひとつということもあるかもしれないので,電話番号と名前入りの首輪を作ってもらった。チャームにラインストーンが入っている。

まあ,しばらくしたら飽きて外す可能性が高いような気もしている。

デルタピートネーム入り首輪

2008年05月08日

●PHS機種変更

携帯各社が家族通話定額サービスをはじめたり,イーモバイルが出てきたりして,ウィルコムも焦りが出たようで機種変更キャッシュバックキャンペーンの案内がきた。今のWX320Kは1年あまり(15ヶ月)しか使っていないし,まだ現行機種なので微妙だったのだが,かんな氏がアドエス(シャープのスマートフォンWS011SH)に換えたいという希望だったので機種変更することにした。

Webmasterは初代京ぽんから連続3代目になる京セラ製WX330K。アドエスも良いのだが,ポケットに入れるにはちょっと大きいのと,会社でセキュリティ上あらぬ疑いをかけられてはマズいので普通の電話器タイプにした。

かんな氏もさすがにアドエスの1台運用ではいろいろと不便だろうから,W-SIMを挿し替えて今までのnico.nekoとTPOで端末を使い分けるという計画。

W-Valueなんとかという割賦販売は,割賦代金の一部または全部をウィルコムが負担してくれ,実質ユーザの負担が少なくなるということだが,問題は2年シバリだろう。この業界で2年先なんてどうなっているかわからないし,事実Vodafone時代には高額な違約金を支払って途中解約した経験もあるので慎重に考えないといけない。が,今月いっぱいというキャッシュバックキャンペーンに見事に釣られてしまった。

おそらく電池は1年程度でヘタるはずなので,2年間で最低1回は電池交換が必要だろう。ちなみにウィルコムには電池交換が無料になるようなサービスはない。

2008年5月時点での支払い明細のうち,定額分はこんな感じだ。(税込み)

主回線 WX330K
 ウィルコム定額プラン 2,900
 データ定額      1,050
 留守番電話サービス   100
 端末割賦負担      400

副回線 WS011SH
 ウィルコム定額プラン 2,900
 データ定額      1,050
 留守番電話サービス   100
 複数回線割引     -700
----------------------------------
合計          7,800

これで070番号宛ての通話は無料,メール無料,Web利用は10万パケットまで1,050円,それ以降は0.0105円/パケットで上限3,800円という内容。
他キャリア宛ての通話が少なければ,月額料金の予想がしやすいのがメリットだろうか。実績としては,他キャリア宛てはだいたい100円とか200円。パケットは1,050円から少し足が出て1,500円くらい(15万パケット程度)。だいたい2人で9千円/月というところ。

安いと考えてウィルコムに移ったわけだが,結局使い方もウェブ利用などが増えてしまっているので,あまり安くはないという感じだがどうだろう。年間10万円以上の固定費になるので馬鹿にならない。

もっとも,いまさら他のキャリアの方が安いよ,と言われても割賦契約で2年間は囲い込まれてしまったのでどうしようもないのだが...

今までの携帯(PHS)端末の遍歴を記録のために書いておく。
1998.8 N206Hyper (DoCoMo PDC 日本電気)
2002.6 P211i (DoCoMo PDC 松下)
2003.8 N51 (J-Phone PDC 日本電気)
2005.6 AH-K3001V (Willcom PHS 京セラ)
2007.2 WX320K (Willcom PHS 京セラ)
2008.5 WX330K (Willcom PHS 京セラ)

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2008年02月18日

●続々インドア派のアウトドア道具好き

以前紹介したコールマンのシングルバーナーは最初に買ったホワイトガソリンがまだまだたっぷり余っている。ちょっとしたハイキングで持ち出して使うにはガソリンバーナーはとにかく面倒くさすぎる!

ということでインドア派なのにまたアウトドア道具を買ってしまった。今度のはお手軽なガスタイプ。軽いしコンパクトなので荷物にもならない。点火もワンタッチで,ガソリンバーナーのあの苦労はなんだったのよ,という感じ。

せっかく買ったので今年はカメラとお茶セットを持ってもっと外に出掛けたいと思っている。

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2008年02月09日

●PHS WX320Kその後(1年経過)

ウィルコムのPHSをWX320K(京ぽん改2)に機種変更してから1年が経った。

主な使い方は家族間の通話とメール(いずれも無料)とちょっとしたWeb閲覧で,料金はパケット定額オプションの1,050円以内に収まっている。これはブログなどテキスト中心のコンテンツをさらに画像表示を最小限(普段はOFF)にして閲覧しているのが効いているかもしれない。

機種変更して便利だったのはOperaサーバサービスを利用したRSSリーダ機能。購読しているブログの更新を知ることができて,最新記事をすぐに読むことができる。残念ながらMac用のブラウザとしてはOperaを使っていないのだが,このサービスは便利なので続けてほしい。

内蔵カメラの画質はそれなりだが,写真付きメールでも無料で送れるので,デジカメを持っていないときにはPHSで撮ってその場で自宅アドレス向けに送信する(撮速メール)という使い方をけっこうしている。

今どきのケータイと比べるとまだまだ動作は「もっさり」している感じだが,上記のような使い方をしている限りそれほどストレスはない。

1年経って電池の減りは確実に早くなっている。まだ充電なしでも2〜3日は使えるので支障が出るほどではないが,今年いっぱい乗り切るのは難しい予感がしている。電池だけ買い替えるか,安いキャンペーンのときなどを狙って機種変更するか,また難しい判断を迫られそうだ。

ちなみに当ブログでは特別に携帯向けページなどは用意していないが,携帯でアクセスすると頭に最新の記事本文が表示され,リンクなど余計な情報は下の方に出るようになっていると思う。ブログによっては頭からいきなりリンクや広告がずらずらと出てきてなかなか本文が読めないというページも多いが,もう少しスタイルシートなどを工夫してもらえれば便利かと思う。

2008年01月30日

●今日の買い物 PowerBookG4 12"英語キーボード

PowerBookG4(12インチ)のエンターキーがもげてしまい,折れたツメを接着剤で固定して騙し騙し使っていたのだが,また外れてしまった。再度接着剤で付けてみたのだが,頻繁に使うキーだしツメも小さくこれ以上の延命は厳しいと判断。

しかし日本語キーボードのキートップだけを売ってくれるような店はないらしい。英語キーボードならVINTAGE COMPUTERでキートップだけを売ってくれるのに...。ということで思い切って英語キーボードに交換してみることにした。

はるばるロサンゼルスから空輸されてきた英語キーボード。換装作業はちょっと面倒そうだが,週末のレジャーとしてやってみるつもり。

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2008年01月29日

●トイレ換気扇のリプレース

間取りに制約のあるマンションではトイレに窓がないケースが多い。うちもそうなのだが,トイレの換気は換気扇(排気扇)に頼ることになる。

換気扇のスイッチはタイマー式で,普通であれば人が入るときにスイッチを入れて,出るとタイマーでしばらく運転して切れるという感じでまったく問題がない。

しかしうちにはネコがいる。ネコのトイレは人のトイレの横に二つ置いてあり,ピートとデルタは「猫とびら」を通っていつでも自由にトイレに行ける。当たり前だが猫は換気扇のスイッチを入れたりできないので,ニオイがこもらないようにトイレの換気扇は24時間連続運転していた。

普通の使い方をしていれば1回数分の運転で,1日の運転時間はまあ多めに考えても60分程度。1年で365時間動くことを想定した換気扇の機械を24時間連続運転したらどうなるかは自明であろう。2年間で48年分の加速劣化試験をやったようなものだ。

年末くらいから油が切れたような異音がし始め,年が明けたらついに止まってしまった

で,思い切って24時間換気用の換気扇にリプレースすることにした。さすがにDIYでは厳しい工事なので,マンションの工務店経由でお願いしてやってもらった。

工事は2時間あまりで完了。うちは元々洗面所・浴室で排気する24時間換気システムだが,トイレの換気扇も考えると吸気量が確保できるか心配だ(ベルヌーイの定理とかで計算するのか?)。が,まあ狭いマンションだし静圧に強いシロッコファンなので問題は少ないだろう(ということにしておく)。

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2008年01月03日

●今日の買い物 Qステア グラスホッパー

友人から教えてもらったQステア田宮模型コラボのグラスホッパーを初売りのスーパーで衝動買い。

何といってもこのデザイン!懐かしいしかわいいし。そして泣かせるサスペンション機構!

フローリングの上よりも,ちょっとしたダート(カーペットの上とか)を走らせた方がバギーの雰囲気が出るし,走破性もなかなか。

ただ小回りは利かない。これは個体差なのだろうか。メーカーのプロモーションムービーを見るともっと小さく回れている感じがする。ステアリングを切るトルクが弱いような気がするので,ハズれの個体だったということかも。

この勢いでワイルドウィリスとパジェロを出して欲しいけれど...無理でしょうか。

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【動画:猫のデルタvsQステア】

2007年12月13日

●今日の買い物 真空管アンプキット

かなりのんびりと進めている手作りオーディオ計画,スピーカが完成してから半年経ってしまった。

スピーカユニットと同じ学研「大人の科学」シリーズで,真空管アンプキットが発売されたので迷ったのだが,お値段が結構高い割に基板は製作済みでハンダ付け不要,ということで工作としてはちょっと物足りない気がしたので見送り。

とはいえ年の瀬も迫ってきて,そろそろ冬休みのレジャーを考えなくてはいけない。そこで思い切って真空管アンプ入門キットの定番中の定番となっているエレキットのTU-870をポチっと注文してしまった。

箱はレトロ調でなかなかかわいい。とりあえず箱を開けて真空管だけ先に拝む。真空管は6BM8というタイプで,Made in Russia。うーむ,味がある。

工作は冬休みの楽しみに取っておきたいところだが,「部品の確認だけ・・・」とか言って箱から出したら我慢できなくなって,週末に作ってしまいそうな予感もしている。

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2007年11月19日

●今日の買い物 コーヒーメーカ

加湿器が予算よりも少し安くあがったので,コーヒーメーカを買ってみた。

Webmasterはコーヒーが苦手で,やむを得ない場合(会議で出されるとか)以外はほとんど飲まない。砂糖たっぷりのコーヒー牛乳なら大丈夫だが,糖分の取りすぎが気になる。といってブラックで飲むと胃の調子が悪くなってしまう。

ということでこの機械はかんな氏専用。お湯をゆっくり注ぎ入れることで一杯ずつドリップするのに比べて味に違いが出る,ということらしい。試しに淹れてもらってみたが,やっぱり苦いコーヒーの味しかしない(あたりまえ)。

Webmasterは酒も飲めないし,タバコも吸わないし,紅茶も渋いものは苦手なので,カッコいい嗜好品のたしなみとは無縁なのだ。

「今年のボジョレーヌーボーは美味しいね」とか「豆を変えたね?」とか気の利いたセリフを一度で良いから言ってみたいものだ。ファンタグレープを飲みながらチーズフォンデュを食べてもいまいち雰囲気が出ないのである(旨いけど)。

2007年11月18日

●加湿器ふたたび

寒くなってきてエアコンの暖房運転をはじめると加湿器の出番である。

ところが,以前買った加熱気化式の加湿器は,電子スイッチの不良でわずか2シーズンで故障してしまった。買った量販店に持っていって修理する選択もあるのだが,それ以外にもファンの音がうるさいとか,フィルタの手入れが面倒という不満もあったのでそのまま廃棄処分となった。やはり無名メーカーの安物は信用ならない。

この教訓を踏まえて,再び量販店で加湿器選びである。まず名の知れたメーカー品であること,あとは手入れが簡単な点を重視して選択する。で,選んだのが象印のスチーム式というわけ。

見た目は電気ポットそのまんま。お湯を沸かして湯気で加湿しますよというコンセプトが明快だ。何しろポットを作っているメーカーだから信頼性は問題ないだろう。フィルタがないので手入れも楽そう(要するにポットと同じ)だ。

難点としては,高温の湯気が出てくるため火傷の危険がある。前回はピートの火傷を心配してスチーム式はやめた経緯があるが,この機種はコケたときの安全装置もあるし,湯気が熱いと気付けばネコたちもわざわざ触らないだろうと楽観的な判断をする。

買ってきて実際に動かしてみると,ピートもデルタも特に興味を示すこともなく,火傷の心配はなさそうである。またネット上の評判で「沸騰時の音が気になる」という意見が多かったが,前回使っていた安物ではファンの音がさらにうるさかったので,それに比べれば全く問題ないレベル。加湿能力も申し分ない。

消費電力がちょっと大きい点が気になるが,省電力タイプの有名メーカー品は価格が倍以上なので,イニシャルコストとランニングコストのバランスを考えるとどちらが得かは微妙なところだろう。あとは壊れずに動いてくれることを祈るばかりだ。

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2007年11月13日

●今日の算数 BIGを買うなら

e-bankに口座を持っているとtotoがネットで買えるので,BIGのキャリーオーバーに誘われてついついポチっと買ってしまうWebmasterである。

6億も当たるなら,全組み合わせを買い占めれば確実に当たって元が取れるのでは?と思うかもしれないが,そうはいかないのが宝くじの難しいところだ。まずBIGは自分で組み合わせを選んで買うことができない。だからこその高額クジなのだ。

仮に組み合わせを選べたとしよう。そして考えられる全組み合わせを買ったらどうなるか。BIGはJリーグの14試合の結果がそれぞれ「勝ち,引き分け,負け」のどれになるかを当てる。つまり全組み合わせは,314=4,782,969通り。すべて買うなら一口300円なので,1,434,890,700円必要になる。これだけ買えば確実に当たるが,6億当たっても8億のマイナスというばかばかしい結果になってしまうというわけ。しかも上述のように組み合わせを選べないので,480万枚買ったとしても当たりくじが入っていない可能性もある。

計算してみればこのように当たる確率がとても低いことがすぐにわかるのだが,それでも買ってしまうのが悲しき小市民というわけだ。

2007年11月06日

●iPod nanoその後

iPod nano(8GB)を買って1ヶ月。ある程度予想はしていたのだが,あまり活用できていない。

出張の電車内が唯一の活躍の場だが,これも耳栓代わりに音楽をループさせているだけで,別に1000曲も入っている必要はないかな,という感じ。当然画面など見ない。

Podcastの動画コンテンツをダウンロードしたりもできるが,これも見る機会がない。通勤のバスでは小説を読んでいるし,歩行中は危ないので聞くのを止めてしまった。うちに帰ればMacで見れば/聴けばいい。

カーステレオにつながればもう少し活用できるかもしれないが,純正カーステレオにはAUX INがない。そもそも最近は長距離ドライブの機会がない。

風呂で聴く,というのはなかなか良いのだが,防水スピーカ(アンプなし)の音がしょぼい。設計段階で浴室にもスピーカを押し込んでおくべきであった。

街を歩くともう何をしていようとヘッドフォンを着けたまま,どうかすると車や自転車の運転中も外さないという危険な人が結構いるが,これはせっかく高いお金を出して買ったiPodを少しでも長く使って元を取ろうという考えなのかもしれない。

2007年10月25日

●今日の買い物 ペリカーノ

小学生のとき先生に「おまえの字はミミズがのたくったようだ」と評されたWebmasterは手書きが嫌いである。しかし,道具としての万年筆には興味があった。機械式カメラや自動巻の腕時計と同じような「アナログな香り」がするではないか。

だが,字がヘタクソで最近は手書きの書類もほとんどないというのに,何万円もする万年筆を買うのはさすがに気が引ける。

数百円から買える安物万年筆もあるけれど,なんとなく風情がない。そんなときネットで見つけたのが「ペリカーノ」というドイツの万年筆。説明を読むとドイツの子供が最初に持つ,小中学生向けの万年筆という位置付けらしい。ペリカーノJrというのもあるが,これはさらに低年齢向けでクリップがない。

値段も手頃なので早速1本買ってみた。万年筆を持つのは生まれて初めてで,ペン先をどっちに向けて書くのかもわからない。ペリカーノは人差し指を置く位置に渦巻き模様があるので親切。さすがは子供向けである。

かなりの太字(M)でインクも多めに出るので,手帳などに細かい文字で書き込むのは不可能な太さ。普段手書きするのは,手帳への書き込みがほとんど唯一の機会なので,それに使えないとなるとあまり活躍の場はないかもしれない。まあ,デザインはかわいいので胸に刺しておくことにしよう。

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2007年09月28日

●今日の買い物 iPod nano

仕事でストレスがたまると新しいおもちゃが欲しくなるWebmasterである。なので忙しい期末の時期は地雷を踏みやすい。

というわけでiPod nano[8GB]を買ってしまった。日記を見たら今まで愛用してきた128MBのMP3プレイヤも2002年の9月28日に買っている。ちょうど5年使ったということで,長持ちした方ではないだろうか。

iPodシリーズは初めて買ったが,このクルクル回す操作感はなかなか面白い。音楽が聴ければいいので画面など不要ではないかと思っていたが,あればあったで楽しい。思わずYoutubeのビデオを入れたりして遊んでしまった。

実際に使うのは出張のときくらいなのだが,せっかくなのでもう少し活用できないかと思案中である。

ただ,これはコンパクトさと相反する問題になってしまうのだが,今まで使ってきたMP3プレイヤは単4電池1本で動く仕様だったため,外出先で電池が切れてもすぐに交換することができた。一方iPodは内蔵バッテリなので,出先で充電できなければ止まってしまうし,電池寿命もあることを考えると,5年は使えないかな,と感じている。バッテリ交換サービスもあるはずだが,利用している人はいるだろうか。

それにしてもデザインが良い。PowerBookとしっくり馴染む。そういえば日経パソコンのユーザ満足度調査,Windowsパソコンを対象とした調査だったのだが,番外編としてMacユーザの満足度も載せていた。Windowsパソコンではあり得ないほどユーザ満足度が高いという結果(不満はほぼゼロ)で,とても同列には比較できないものだったようだ。同感である。

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2007年08月19日

●ダークレス現像2回目

夏休み中にまたネオパンSSを1本撮ったので,ダークレス現像2度目の挑戦。

今回は帰省したときに新潟ヨドバシに寄ることができたので,ダークレス現像において「あると便利」とされている道具を追加で揃えた。メインはQW(洗浄促進剤)とドライウエル(乾燥促進剤)。あとは一応フィルムクリップも買ったが,これはあってもなくても良い感じ。

QWを使うと定着後の30分の水洗いが5分で済む。2L用で1袋50円くらい。フィルム100本分処理できる,と説明には書いてあるが,2Lもの薬液を保管しておくこともできないので,1本処理したら捨ててしまった。

ドライウエルは水切り剤で,水洗いの後のフィルムの乾燥ムラを防ぐ効果がある。これは濃縮液で20回分入って380円。

あと,ダークレスを扱った複数のサイトでオススメとされていた方法を試してみた。これは「フィルムのベロ出しをして,フィルムの先端を回転方向と反対に折り曲げてテープで止めておく」というもの。これをやると「3秒間で10回転」という現像時の忙しい手順がかなり楽になる(5回転程度で完全に巻き取れるようになる)。

通常,撮影済みフィルムのベロ出しをするにはフィルムピッカという道具を使うが,これが買うと結構高い(1000円くらい)。しかし,ペンタSPのようなマニュアル機であれば,撮影後に巻戻しをするときの加減で完全に巻き取らず,先端を少し出した状態で止めることが出来るので,フィルムピッカは特に要らない気がする。今回も初めて試したがちゃんと先端1cmくらいを残して巻き戻すことができた。

さらに今回は店でのプリントとCD書き込みをケチって,ライトボックスとデジカメ(FinePix S5000)のマクロ撮影を使って現像済みのネガをデータ化してみた。S5000の接写能力はたいしたことがないので,とても鑑賞に耐える画質にはならないが,ブログで紹介する程度なら問題ないだろう。これならダークレスの薬品代1回分約200円程度で現像遊びが楽しめる。

結果だが,QWとドライウエルが良かったのか,「ベロ出し法」が功を奏したのか,その両方なのかわからないが,1回目よりも現像ムラが減って(ゼロではないが),概ね満足できる仕上がりとなった。

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2007年08月04日

●初挑戦 ダークレス現像

さて,先日買ってきたダークレス。夏休みのレジャーにと思っていたが,やはり気になってしまい,夏休み前に実験してみることになった。

まずはWebで情報を集めて,ダークレスキット以外に必要なものを100円均一で揃える。

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写真を見てもらえればわかる通り,たいしたものは買っていない。キッチンタイマー(2個あると便利)とかフィルムクリップ代わりの普通のクリップ(おもりのマグネット付き)とか温度計(現像液の温度を調節する),ガーゼ(水洗い後のフィルムを拭く)など,一般のご家庭ならわざわざ買わなくても揃っているものばかりだ。本当はフィルムクリップくらいは専用品を買おうと思っていたのだが,近所のキタムラには置いていなかった。フィルムクリップはおろか,自家現像用品は何一つ置いていない。まあそういう時代である。

とりあえず1本目は失敗するかもしれないし,外は暑いしで,撮影はすべて自宅で。当然ピートの写真が多くなる。

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24枚を撮り切ったところで,いよいよ現像開始。説明書を熟読し,必要なものをすべて手元に揃える。作業場はすぐに水が使える浴室。説明書には「ハンドルは3秒で10回転の速度で回す」「2分30秒切れ目なく続ける」「現像から定着に移るときはできるだけ素早く」など,緊張を煽る言葉が並んでいる。実際,他の人のページを読んでも,現像から定着に移る動作の素早さが出来上がりを決めると書いてあり,もの凄い緊張感である。ちなみに水温がちょっと高め(26℃くらい)だったので,保冷剤を使って薬剤の温度を調節した。

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一旦作業をはじめたら,何があっても途中で動作を止めることは許されない。しかし現像液での高速回転中に,残り1分のところでフタが外れてしまい,もう半泣き状態である。「素早く...素早く...!」と唱えながらフタの外れたパトローネを苦労してタンクから出して,可能な限り急いで定着液での作業に移る。たぶん1分はかからなかったと思うが,自信がない。

定着作業が終わったら,30分流水で洗って,水分を拭き取って吊るして乾燥。この時点で何か写っているのがわかるので,かなり感動。乾燥後に6コマずつハサミで切って,現像作業はすべて終了。

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スキャナを持っていないので,自宅で出来ることはここまで。この後現像済みのフィルムを近所のカメラ店に持ち込んで,プリントとCD書き込みをお願いした。通常,黒白フィルムの現像を頼むと外注に出すので3日ほどかかるのだが,今回のように現像済みフィルムを持ち込めば,1時間ほどでプリントとCD書き込みをやってもらえる。

結果だが,意外とちゃんと出来たという感じ。もちろん現像ムラのあるコマもあるが,レジャーとして楽しむならこの程度で充分満足である。今回は途中でフタが外れるトラブルがあったが,これに気をつければもう少しマシになるのではないか。

とにかく,生まれてはじめての自家現像は,日頃ちょっと味わえないドキドキワクワク感があって,大変楽しかった。

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / NEOPAN SS

2007年08月01日

●現像器キット ダークレス

出張帰りに駅で30分ほど時間があったので,ヨドバシカメラを覗いてみる。

カメラ本体やレンズなどは物欲を刺激して危険なので近寄らないようにして,小物コーナを物色していたら,富士の「黒白フィルム現像器キット ダークレス」というのを見つけた。

まったく予備知識はなかったが,箱の説明を読むと「明室用ミニ現像器はフィルムをパトローネのまま,スピーディに現像できます」と書いてある。銀塩アナログカメラで写真を撮る以上,自家現像は一度は試してみたいもの。もしかしてこれを買えば暗室などの大掛かりな仕掛けがなくても自家現像を体験できるのだろうか?

しかし,千円くらいでそんな便利なものがあるとはちょっと思えないし...でももしかしたら出来るのかもしれないし...と,箱を眺めながら考えていたが,電車の時間も迫ってきた。まあ,仮にダメでも千円だし,黒白フィルムのネオパンSSと合わせても笹かまぼこを買うのと変わらない,と思って購入してみた。

帰ってから調べてみたら,結構これで現像している方がいるようだ。まあ,失敗もするだろうし,いずれにしてもプリントは店に頼まなくてはいけないのだが,夏のレジャーとしては面白そうである。

試してみたら結果を報告したいと思うので,しばらくお待ちいただきたい。

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2007年07月24日

●プリンタ購入 PIXUS iP2500

インクジェットプリンタのPIXUS iP2500(キヤノン)を購入。

かんな氏が実家で使っていたプリンタを別とすれば,自分でプリンタを買うのは10年ぶりとなる。10年前に買った機械はエプソンの初代フォトマッハジェット(PM-700C)だった。しかし動作音はうるさいし,そもそも自宅で印刷が必要なのが年賀状の季節だけだったことに気付いて,ほとんど使わないまま手放してしまった。

それ以降どんなにプリンタの機能が進化しても,必要性を冷静に考えて購入を見送ってきたわけである。

最近楽器仲間の集まり用で,かんな氏がパート毎の譜面をアレンジするのに,やはり自宅にプリンタが必要ということで,10年ぶりのプリンタ購入となった。

理想としては,
・譜面の印刷がメインなので白黒で良い
・集まりの場所に持って行く機会があるのでシンプル機能で小型軽量
・安価

という条件だったが,家電店で探しても,そもそもインクジェットの白黒専用プリンタがラインナップに無い。どんなショボいプリンタでも写真印刷がキレイにできるカラー機だ。どうかするとスキャナまで付いたゴツい複合機が1万円くらいだったりする。

キヤノンで1台,モバイル対応の小型軽量機種があったが,これもカラー対応で3万円近くする。惜しい。この大きさで白黒専用で1万円だったら最高だったのに。

で,結局見た目のシンプルさと安さでPIXUS iP2500に決定。本体は安いがインクカートリッジは当然高い。純正品だと黒とカラー合わせて5千円。まさに典型的な消耗品商売である。

まだカラー印刷は試していないが,白黒の印刷はなかなか速く,音は静かとは言い難いものの,10年前に比べればずいぶんマシになっている。接続はAirMac ExpressのUSBポート。これで無線LANで遠隔印刷できるのでなかなか快適。


2007年06月09日

●今日の工作 手作りスピーカ

工作の中期計画で予告した通り,自作オーディオ計画は着々と進行中だ。エンクロージャはやはり既製品の方が見栄えがいい上に安いということで,学研のユニットに合う大きさのモノを通販で手配した。エンクロージャは1コ1380円,スピーカーターミナルは2コで315円。というわけで,半手作りスピーカ工作である。

とりあえず今後のことも考えて手元にない工具もこの際揃えることにする。最低限必要なハンダゴテとハンダ,あとは別に必須ではなかったが,前から欲しいと思っていたおもちゃみたいな電動ドライバを購入。

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7cmという小口径ユニットなので少しでも低音を稼ぐためにはバスレフにしたいところだが,このエンクロージャは密閉型。内容積も0.7リットルほどと小さい。吸音材は割とたっぷりと入っている。ユニットの制作については以前の記事で書いたので割愛する。2個目ということで油断していたらボンドでコーンを汚してしまいちょっと反省。マグネットには学研のロゴが入っている。

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完成してみると,シンプルで小さな可愛らしいスピーカとなった。アンプの工作はまだ先になりそうなので,接着剤が乾いてからリビングのPLS-1510につないで早速試聴。最初に入れる音はSF者ならこれしかない!の「ツァラトゥストラはかく語りき」だ。

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音はだいたい想像した通りで,重低音はまったく出ないが,クラシックを小音量で聴くには心地いい音質である。何より自作したユニットから音が出ていると思うと,風水学的にもいい音がするというものだ。

おもちゃみたいな電動ドライバだが,想像以上に具合がいい。AC駆動で意外にパワーもあるし,今回エンクロージャに木ネジでユニットを固定するときも大活躍であった。こんなに便利ならもっと早く買えばよかった。

2007年05月31日

●工作の中期計画

以前,「まるごと手作りスピーカーの本」でスピーカーを作ったが,一個だけではモノラルだし,なかなか活用できずにいた。

このたび,何となく思い立ってもう一冊同じものを購入。これを作ればステレオ再生が可能になる。

できれば真空管アンプのキットなんかを買って,手作りオーディオを試してみるのもいいかな,なんて思っている。ただ,キットは結構高額だし,まとまった時間も必要になるので,夏休みのレジャーとしてちょっと検討しているところ。エンクロージャは木工がかなり大変そうなので,出来合いの箱を買ってきてもいいかもしれない。

2007年05月28日

●週末の工作 180円のゴム動力ライトプレーン

週末は体育館を8名で1日借り切るという贅沢な遊びをした。贅沢といっても公共施設なのでひとり100円程度の出費である。

とはいえ体育が元々苦手なWebmasterは,空き時間の遊びとして前から気になっていたゴム動力ライトプレーンを飛ばすことにした。スーパーの駄菓子コーナーで180円で売られているモノだ。

この手のライトプレーンは子供の頃にもう少し上等なモノ(500円くらい)を試したことがあるが,河川敷で飛ばしたら風に乗って飛んで行ってしまい,1フライトで無くしてしまった経験がある。うまく飛んで嬉しかったけれど,せっかく作ったのに無くなってちょっと残念だった。

さて,180円の機体であるが,意外とよく飛ぶ。基本的には手で持って軽く投げて離陸するタイプだが,床に置いて自力滑走離陸も可能(プロペラの反力で左旋回するが)だった。飛距離は体育館縦断とまではいかなかったが,半分以上は飛ばすことができた。何度か天井の鉄骨に引っかかりそうになって焦ったほどである。

ゴム動力のライトプレーンも趣味としてはディープにやっている人たちがいて,ゴムが解放したあとは空気抵抗になるプロペラを自動的に折り畳む機構(折れペラ)だとか,風に乗って飛んで行ってしまうのを防ぐために,火縄を使った時限タイマで尾翼をポップアップさせる機構(デサマ),ゴムを自動で巻き上げるワインダーなどがあったりする。また各地で競技会も行われている。

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2007年05月05日

●今日の工作 フワフワムース紙ねんど

近所のスーパーでフワフワムースの紙ねんどというのを見つけて,面白そうだったので早速購入。

軽量紙ねんどと呼ばれるモノの一種らしく,異なる色のねんど同士を混ぜて別の色を作ることもできるし,仕上がりはとても柔らかい感じで可愛らしい作品が簡単に作れる。子供の頃使った紙ねんどとはずいぶん違う印象だが,最近登場した素材なのだろうか。

パソコンで遊ぶ猫が一番はじめに作った作品。黄色い猫はかんな氏の作品。あとは合作の5月飾り。基本的には手でこねて形を作っているだけだが,なかなかの出来映えではないか。(自画自賛)

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2007年03月14日

●ハニービーとラジコン界

Youtubeでハニービーの動画を見ていると,3ch化や4ch化などかなり凝った改造をして遊んでいる人もいるようで,ラジコン界というのも相当ディープな世界だと感じる。

子供の頃は組み立て式の電動ラジコンカーが流行っていて,Webmasterも親にねだって買ってもらった。裕福な家庭ではなかったのに無理を言って親には迷惑をかけたと思う。お金持ちの子は改造部品(強力なモータとか,軸受けのベアリングとか)を買ったりしていたが,組み立てスキルは財力とは無関係なので,何度かWebmasterのところに「走らないんだけど」とヘルプが来て組み立てを手伝った記憶もある。

大人になったら絶対に,思う存分ラジコンカーを買って遊ぼうと心に誓っていたのに,実際に大人になってみると,公園でラジコンを走らせる勇気もないし,そもそもラジコンで遊んでいる人も(大人も子供も)見かけない。まあ,車は大人になれば本物を運転することもできるし,同じラジコンでも興味は飛行機やヘリに移るのかもしれない(河原などで飛行機ラジコンを飛ばしている人はたまに見かける)。子供はゲームとかトレーディングカードの方が楽しいのかも。

ハニービーは近所のスーパーでは売り切れだったので,トイザらスまで買いに行った。売り場は子供向けの中心はゲーム,そしてかなりの面積を占めているのが大人向けとしか思えないハニービーをはじめとするホビーである。ただ,模型専門店ではないので,電池を入れればすぐに遊べるものが多い。最近はプラモデルでも,「完成品は売っていないのですか?」と質問してくるお客がいるのだとか。

そういえばピートvsハニービーの動画はなかなか好評らしく,閲覧数が順調に増えている。今のところ,ハニービーの動画の中ではダントツでかわいいと自画自賛している(ジャンルが違うという説あり)。

2007年03月04日

●今日のホビー ハニービー

室内で飛ばせるエアロソアラは,楽器練習のときに広いレッスン室に持って行ったりして結構楽しんでいたのだが,度重なる墜落で損耗したのか,ラダー(垂直尾翼の舵)が動かなくなってしまった。

エアロソアラでは充分遊んだので,次はやはりヘリが欲しい。最近ではなんと室内で飛ばせるラジコンヘリが¥4,000で買えてしまうのだ。CCPのハニービーである。まったく夢のような時代だ。

ハニービーの操作は2チャンネルのデジタルプロポで,赤外線コントロールとなっている。高性能なリチウムイオンポリマ電池を積んでいて,プロポと接続して30分の充電で約5分間の飛行が可能。エアロソアラは30秒(実質的には1フライト)しか飛べなかったので,ずいぶん長く遊べる感じがする。

実際に飛ばしている様子は動画で紹介しよう。動画が見られない環境の方には申し訳ない。

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2007年02月22日

●PHS機種変更

愛用してきた京ぽん電池がそろそろ限界で,どうしようかと思案していたところ,ウィルコムからなかなか魅力的な新端末が発売されたので,早速注文。

ネコ好きかんな氏は一目惚れした「nico.neco」,Webmasterは今までと同じ京セラの「WX320K」だ。

WX320Kは京ぽん改2などと呼ばれているくらいで,使ってきた初代京ぽん(AH-K3001V)とよく似ている。形も操作感もほとんど同じで,戸惑うことはないが,逆に言えば新鮮味がない

初代京ぽんで一番不満だった操作の「もっさり感」はかなり解消されていて,メールを書いたりWebを見たりする動作はかなり快適になっていると思う。カメラも130万画素でマクロ機能付きと,だいぶ実用的になった。

オフィシャル通販のウィルコムストアでの購入だったが,通販で機種変更というのは,切り替わりのタイミングなどどうするのだろうと気になっていた。最近の機種はAIR発番という機能があって,送付されてきた端末が翌日のAM2:00にセンタからの遠隔操作で自動的に有効になる。それまでは旧端末が使用可能ということで,なかなか考えられている便利な機能だ。が,翌朝旧端末と新端末両方の電源を入れておいたら,両方とも着信したり,旧端末にだけ着信したりと,ちょっと不安な動作。新端末からの発呼は正常にできるが,一応旧端末の電源は切っておいた方が無難だろう。

電話帳の移行は付属のソフトとUSBケーブルでサクサクできるが,Windowsしか対応していないというのはマイナス。またしても老体SOTECに鞭打って働いてもらうことになった。

WX320Kには初代京ぽんの電話帳を簡単にコピーできたが,nico.nekoはダメだった。USB端子は付いているが充電専用らしく,ユーティリティソフトでは認識されない。こういう場合はショップに持っていくか,手動で打ち直すしかないのだろうか。

nico.nekoはnico.のタカラトミーデザインモデルで,nico.自体と機能は同じ。通話とメールに特化した端末で,カメラやフルブラウザは搭載していない代わりに,コンパクトで可愛い端末。普段この大きさで,使うときだけ画面が大きくなってブラウザとカメラが付いたら是非欲しいが,ちょっと物理法則に反しているような気がしなくもない。

今までの携帯(PHS)端末の遍歴を記録のために書いておこう。
1998.8 N206Hyper (DoCoMo PDC 日本電気)
2002.6 P211i (DoCoMo PDC 松下)
2003.8 N51 (J-Phone PDC 日本電気)
2005.6 AH-K3001V (Willcom PHS 京セラ)
2007.2 WX320K (Willcom PHS 京セラ)

9年で5台,キャリアはDoCoMo,J-Phone(現SBM),Willcomと渡り歩いた。今の端末は出来れば3年くらい使いたいが,統計的にはやはり2年弱で買い換えることになるのだろうか。

ちなみにWebmasterはいわゆるポケベル世代なのだが,残念ながら一度も使ったことがない。一部の携帯電話には未だに「ベル打ち」と呼ばれる文字入力方式が実装されているのをご存知だろうか。

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2007年01月26日

●球切れとカー用品店

愛車キューブのヘッドライトが片方消えている。球切れは2年ぶりくらいか。

早速近所の黄色い帽子のカー用品店でH4のバルブを物色する。しかしやたらと色温度の高い高効率バルブばかりが並んでいて,純正グレードのバルブがない。いや,よく見たら一種類だけ置いてあるが2個買うと3千円もする。

こんなに高いハズはないので,何度も棚を上から下まで確認してみたが,3,000円より安いバルブがひとつも無い。これでカー用品専門店を名乗るのはちょっと問題ではないか。かんな氏(旧Kinoppy氏;最近ハンドルネームを変えた)曰く「ここはクルマにお金をかけたい人が来る店だから,これでいいのでは」。なるほど。

そういわれてみれば,パジェロに乗っていた頃のWebmasterもこの手の高効率バルブで6千円とか7千円するものを嬉々として買っていた記憶がある。子供やペットを可愛がるのと一緒で,クルマが趣味の人はよろこんで金を出すわけだからここの商売も充分成り立つわけだ。

いままでキューブに付けていたバルブはホームセンタで500円で売られていた処分品で,かなり色温度が高い(白い)バルブだった。しかし一度濃霧の中でこの白いライトが乱反射してまったく前が見えず恐ろしい思いをしてから,ライトはちょっと黄色がかった純正の色がいいと思い直したWebmasterである。

キューブには出来るだけ金をかけない方針なので,もっと安いバルブを探してホームセンタに行ってみる。するとどうだろう。並んでいるのはやはり白色の高効率バルブが多いが,値段は軒並みカー用品店の1/3である。その中から,色温度が低めの1,200円のバルブを選んでみた。

駐車場で早速交換してみると,いい具合に黄色がかった落ち着いた色で,満足な買い物が出来たと思う。車の部品を買うときは,まずはホームセンタ,次にディーラー,最後にカー用品店と回るのが正解かもしれない。

2007年01月06日

●初心者のフルート選び いきなりムラマツ編

昨日からのつづき

さて,いろいろなフルートが吹いてみたくてたまらないKinoppy氏に付き合っていただいてお店でフルート選びである。

最初に行ったのは管楽器の品揃えは県下一と自称している水戸のK楽器店。ユーフォニアムだとかチューバだとか,確かに他の店では見かけない楽器が置いてある。しかしステューデントモデルのフルートは3本しか在庫がない。アルタスとサンキョウとおなじみヤマハだ。銀や金の高い楽器も飾ってあるが,ハナから対象外である。

吹かせてくれとお願いすると,「どうぞ」と楽器を出してくれるが,どうやらショウケースの前のその場で吹けということらしい。確かこの店には立派な試奏室があるはずだが,案内してはもらえなかった。冷やかしだと思われたのか?コートを着たまま店員に見守られながらではなかなか音も出ないが,サンキョウエチュードだけはKinoppy氏の楽器とほぼ同じ感じカナ,というところ。

店内でリペアもやっているこの店は技術は確かで,メーカーごとの特徴などウンチクはためになったが,印象としてはイマイチだ。在庫が少ないのもマイナス。とりあえずサンキョウは水戸ではここでしか置いていないようなので,サンキョウに決める場合はここに戻ってくることにして,別の店へ。

次にお邪魔したのは同じく水戸のS楽器店。某氏がソプラノサックスを買った店だ。ここは超高級品が置いてない代わりに,ステューデントモデルの在庫は結構ある。名の知れたブランドで在庫がないのはサンキョウとミヤザワくらいだ。目を引くのはちょっと予算オーバーだが国内フルートメーカーの元祖ムラマツだろう。

試奏をお願いすると,防音スタジオに通されて,ヤマハを除く同価格帯のフルート5本を準備してくれた。ごゆっくりお試しくださいというので大いに気分が良い。何しろWebmasterは練習不足でポーとかプーとかしか音が出せないので,お客さんがウロウロしていると恥ずかしくて試奏できないのだ。

そんなWebmasterでも,ムラマツは音が出しやすくよく響くのはわかった。他は似たり寄ったりだが,パールは高音が出しやすいかな,という感じ。

そこへ,楽器店でやっているフルート教室の先生が登場。このスタジオはフルート教室で使っている部屋で,今は昼休みらしい。ちょうどいい,ということでKinoppy氏が先生に「このフルート吹いてみてくれませんか?」とお願いしている。さすがだ...。で,若くて美人の先生は快く引き受けてくださり,選定中のフルートで音を出してくださった。その音といったらもう衝撃的である。到底同じ楽器とは思えない。特にムラマツの音色は美しく,先生も「この楽器はいいと思います」と言っている。もしかしたら店の戦略にまんまとハマったのかもしれないが,展示品を買う以上,調整に不具合があっては困るので先生に確認してもらえたのはラッキーだった。

ということで買ったのはムラマツの中では一番安いモデルEXIIIで,カバードキーのEメカニズム付きである。Kinoppy氏がインラインリングキーだし,リングキーの方が上手に見える心理効果もあるのだが,展示品購入のため選択肢はなかった。取り寄せてもらえばいいと思う方もおられるかもしれないが,ムラマツは最近やたらと人気があるらしく,モデルによっては納期2年という恐ろしいことになっているらしい。店員も「これはちょっとレアですよ」と言っていた(本当かどうかは知らない)。

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2007年01月05日

●初心者のフルート選び 楽器の魔力編

5ヶ月ほどクラリネットを吹いてきたが,ある程度吹けるようになってくると安物楽器ではなんとなく物足りないような気がしてくる。実際出てくる音はさほど変わらないのかもしれないが,ケースに入れたときの見た目とか,手入れするときの満足感とか,そういうものがプラスチックの楽器では今ひとつなのだ。これは趣味の道具としてはかなり重要な点である。

で,良いクラリネットを買うことにしたのかというとじつは違う。先日書いたように,自分だけでクラリネットを選びに行って,試奏して決めるというのはほとんど不可能だということがよくわかったし,せっかく新しい楽器を買うなら別な楽器も試してみたくなるのが人情(?)というものだ。

このロジックでなぜフルートか,というのは少々説明がやっかいなので割愛する。というか自分でもよくわからない。冬休み中にKinoppy氏のフルートで練習させてもらって,とにかく自分のフルートが欲しくなったのである。

2万とかで買える超安物を除外すると,最低でもステューデントモデルと呼ばれる15〜20万クラスになってしまう。20万出せば新しいMacBookでもデジタル一眼カメラでも大きい冷蔵庫でも買うことができる。だがしかし,ヘコんだ車もそのままに,ソプラノサックスを買ってしまった某氏の例を出すまでもなく,楽器には人心を惑わす魔力のようなものがある気がする。また,家電品と違って良い楽器は丁寧に扱えば一生モノとなる。

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つづく...

2006年12月31日

●クラリネットスタンドと試奏の難しさ

今年最後の買い物は自分へのご褒美ということで,クラリネットスタンドと,メーカーの異なるリードを何枚かサンプリング。

当たり前だがリードは同じ2 1/2(二半)という表記でもメーカーごとにまったく違う吹奏感となる。

ついでに15万くらいのクラリネット(クランポンの木製管)を試奏させてもらったが,試奏用のマウスピースとリードはこちらで指定できなかったので,本体がどうなのかまでは結局判断できず。あまり意味が無かった。サックスやクラリネットなど,リード楽器の試奏はリード,マウスピース,リガジャー,管など,音に影響する要素が多くて難しいと思うのだが,熟練者はどうしているのだろう。木管専門店にでも行けば好みの条件で試奏させてもらえたりするのだろうか。

フルートもKinoppy氏が4本くらい試奏していたのでついでに吹かせてもらった。こちらは実際とほぼ同じ条件で試奏できるので評価もしやすいと思う。最近フルートは練習をサボっていたので違いが判るほどではなかったが,参考にはなったし,またフルートが欲しくなってきた。

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水戸の楽器屋へ買いに行ったのだが,打ち合わせたわけでもないのにmeka会長やクロクロさんと偶然お店で遭遇して驚いた。楽器吹きの習性は予測しやすいのだろうか...

2006年11月21日

●京ぽんの電池

京ぽん(WillcomのPHS AH-K3001V)を使い始めて1年半になる。そろそろ電池の寿命という感じで,通常の使い方だとフル充電から一泊二日ほどでカラになる。待ち受け時の表示は満タンでも,通話やメールで負荷をかけると一気に電圧が下がって「充電が必要です」表示になってしまう。

PHSは月々の料金が安い代わりに,端末は少し高いようだ。少なくとも以前は見かけた「端末1円」というような格安品がない。こうなると電池を交換して使い続けるか,機種変更するか迷うところである。しかもKinoppy氏の同型端末も同じ症状なので必要な投資は2台分。電池交換なら4,000円×2台,一番安い機種変更で8,800円×2台というところ。

今の端末で一切不満が無ければ当然電池交換なのだが,操作の「もっさり感」や画質の悪いカメラなど,気に入らない点もあるので余計に迷っている。

2006年10月25日

●リードの厚さのナゾ

クラリネットを買うときに,リードについては何もわからなかったので,スーパーの店員が「こちらの厚さが一般的です」と勧めてくれたものを1箱(10枚入)購入した。これが厚さ2・1/2というモノ。

一般的な厚みのリードで音が出ないことには話にならないだろうから,とりあえずはこのリードで吹けるように練習した。ある程度音が出るようになってくると,10枚のリードの中でも個体差があって,明確に吹き辛いものと,吹きやすいものがあることが判ってきた。調べると1箱買っても「当たり」と思えるリードは1,2枚なのだとか。

では厚みの違うリードではどのくらい感じが違うのもなのか。リードは1枚ずつのバラ売りもしていることだし,最初に買ったものから上下1/2段ずつ厚みの違うリードを数枚サンプリングしてみた。薄い側が2,厚い側は3である。

実際に吹き比べた感じだが,3は2・1/2に比べて多少抵抗が増したかな,という程度でさほど違和感を感じなかった。一方2の方は軽い息でも大きい音が出る代わりに,高音のコントロールが難しく,その違いが実感できる。

厚いリードと薄いリード,どちらが良いのかは結局よく判らない。厚い側には3よりももっと厚いリードがあるが,これは吹くのにかなりの抵抗がありそうだと想像できる。パワーのある人が使うと安定した迫力のある音が出るのかもしれない。薄いリードは繊細なイメージで,わずかな息の違いで音が大きく変わるため,吹きこなすのが難しそうだ。Webmasterのレベルでは,当分は最初に勧めてもらった2・1/2くらいがちょうどいいのかもしれない。

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2006年09月03日

●銀座で買い物

有楽町には仕事で何度も行く機会があったのだが,JR有楽町駅から皇居とは逆方向に歩くとそこが銀座であるという事実を知らなかった。銀座というと何やら田舎者が近づき難い雰囲気であったのだが,少し親近感がわいたWebmasterである。

というわけで帝国ホテルに泊まったついでに銀座山野楽器で記念に買い物。

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2006年08月15日

●エアロソアラ

ついに室内で飛ばせるラジコン(※)飛行機が¥2,600で買える時代が来た。タカラトミーのエアロソアラである。夏休み,帰省する以外はクーラの効いた室内で徹底的にインドアレジャーで過ごすことに決めたWebmasterとしては是非サンプリングせねばなるまい。

機体は発泡スチロールで,モータとプロペラは主翼後端上に配置されている。墜落したときに壊れないようにという配慮だろう。他に動くのはラダーで,推力の可変とラダーによって上昇下降,左右旋回を実現する。充電は機体をプロポにセットすることで行い,40秒の充電で約30秒の飛行が可能。

実際に室内で飛ばしてみると,これがなかなか難しい。公式サイトの調整方法を見ながら機体を調整して,しばらく練習したら旋回飛行はなんとかできるようになった。難しいが,これはとても楽しい。リビングで飛ばしても充分楽しいが,できれば体育館などの少し広い場所だとより楽しめるだろう。


※赤外線(IR)コントロールなので正確にはラジコン(RC)ではない。

2006年08月13日

●クラリネット関係買い物

帰省で新潟に行ったついでに,ヤマハ新潟店を覗いてみる。10年以上ぶりに入ったが,それほど広い店舗ではないのにけっこう充実していて感心。思わずクラリネット関係の品物に散財してしまった。

・マウスピース
 オーディオで重要なのは音の出口となるスピーカと言われるが,クラリネットなどのリード楽器では音の発生源であるマウスピースが重要だ。安物楽器でもここを換えるだけでずいぶん吹きやすくなる場合があるとKinoppyにも言われたので,試しにヤマハのマウスピースを買ってみた。これも単品売りのマウスピースの中では安い方だが,それでもその効果は充分に体感できるもので,やはり付属のマウスピースはオマケ品程度のモノだったことがわかった。音は楽に出るし,ピッチも合わせやすくなって満足。こうなるとリガジャー(リードを止める部品)やリードも欲しくなるのが人情だが,道具に凝りだすときりがないのでまずは練習しなくては...
しかしこのマウスピース,コルクがキツくて取り付けがやたらと大変だった。規格を間違えたかと心配になるほどだったが,これは安物の本体の工作精度が適当だからなのか,一般的にこういうものなのか,よくわからない。

・リードケース
 まだリードの良し悪しが判るレベルではないが,リードを付け替えて吹き比べるにしても,リードケースが無いと面倒だし,第一これを持っているとなんとなくカッコいい気がして買ってしまった。

・教則DVD
 とにかく吹き方を教えてくれる人がいないので,多少もったいない気はしたがこういうものはやはり必要だろう。

2006年08月06日

●クラリネット購入

先日の集まりポケットサックスという楽器に触らせてもらい,値段も手頃だし面白そうなので,早速楽器屋に買いに行った。

ところがちょっとした手違いがあって,帰りのwebmasterの手にはクラリネットが…。

ポケットサックスの横に,たいして変わらない価格帯(つまり安物)のクラリネットが置いてあった。安物とはいえ木管ならではの複雑に並んだキーが魅力的で,ポケットサックスよりも断然カッコいい。「試し吹きさせてもらって一発で音が出たら買ってみよう」と決めて試し吹きしたところ,しばらくは「ピーッ」という酷い音(リードミスというらしい)しか出なかったが,そのうちにそれっぽい音が出るようになった。同じリード楽器なので音を出すコツはサックスと似ている気がする。

極端に安い楽器の是非についてはフルートとサックスについて経験者の方から「イマイチだよ」と助言を受けていたが,クラリネットに関しては周囲で持っている人がいないことだし,ひとつWebmasterがパイオニアになろう,という心意気(?)で購入を決めた。

スワブなどのメンテナンス用品一式と消耗品のリード,教本,譜面台なども買ったので結局かなりの出費になってしまった。これは時間がかかっても少しは吹けるようにならないと投資が無駄になってしまう。

そんなわけで一週間ほど練習しているのだが,吹いているうちに下くちびるが痺れるように疲れてしまって長時間吹き続けることができない。これは鍛え方が足りないのか,吹き方が間違っているのか,とにかく周りで教えてくれる人がいないので手探り状態でやっている。それでも音を出していると気晴らしになるし,サックスほど音量が大きくないので気も使わないし,なかなか気に入っている。

クラリネットとフルート

2006年07月25日

●BOSE強制空冷システム

リビングでCD,DVD,ラジオ,iTunesミュージックの再生を一手に引き受けているWebmaster家のオーディオセンターBOSE WestBorough WBS-1EXIII(PLS-1510)だが,ネコによるイタズラ防止と美観上の配慮により,当初からフタの閉まるキャビネットの中に設置していた。

美観も良好だし,ホコリも積もらなくて良い考えだと思ったのだが,ひとつ問題があった。PLS-1510には排熱用のファンがなく,内部のヒートシンクと金属シャーシからの自然放熱となっている。最近のAVアンプにはファンが付いているものも多いが,電気的ノイズの元にもなるしそもそも音楽を聴く機械でファン騒音を出すわけにはいかないという,ある意味当然の設計思想と言える。

だがしかし,フタの閉まるキャビネの中に置いていると,空気の対流が悪く本体が異常に熱くなるのだ。それでも保護回路が働いて電源が切れるとか,動作に異常が出るようなことはなかったのだが,あまりに熱い筐体を触るたびに不安を感じていた。

そこで対策である。最初はAirMac ExpressにUSBポートがあるので,USBから電源を取るおもちゃの扇風機でも使おうかと思ったのだが,評価を読むと「所詮おもちゃであり,風量は期待できない」とのこと。そこでホームセンタで物色すると,AC駆動の小型工業扇が2千円ほどで,大きさもちょうど良かったので買ってみた。

早速BOSEの筐体の横に設置して回してみると,ファン騒音はまったく気にならないし,冷却効果も絶大である。名付けてBOSE強制空冷システム(BOSE Forced Air Cooling System ; BoFACS)。コンポやアンプの冷却に苦労している向きは参考にしていただきたい。

2006年07月16日

●LEGOブロック

子供の頃から基本的にはインドア派だったWebmasterはブロックで遊ぶのが好きだった。本当に小さい頃はパーツの大きい幼児用ブロックで遊んでいたが,手先が器用になると,LEGOブロックが欲しくなる。

デパートのおもちゃ売り場に連れて行ってもらうと,たくさんあるLEGOの中から400円とか500円の小さなキットをねだるわけだ。値段の張る基本セットや大型キットに比べると,例えば小さな自動車一台分と人形1体とか,最低限の部品しか入っていないが,何回分か合わせるとそれなりにパーツが揃ってきて,想像力を発揮すればいろいろなモノを組み立てて遊ぶことができる。

買ってもらうキットを選ぶときは,その完成形態は実はどうでもよくて,自分の欲しい部品が入っているか,汎用的に使えるパーツが多く入っているか,ということが重要なわけだ。

また,持っている限られた種類と数のパーツの中で求める形を実現する,それを考えるのもまた楽しい。むしろ基本セットなど与えられない方が,想像力が発揮できて良いかもしれない。

よく作ったのはやはり乗り物で,気に入った形が出来るとやはりお気に入りの人形と一緒に布団の中に潜り込んで「探検ごっこ」とか「秘密基地ごっこ」をするわけである。そのとき布団は未知の洞窟であり,険しい山岳であり,月面や火星の渓谷となった。人形は極めて単純な造形(全体の自由度を合計してもたった7しかない)であったが,けっこう感情移入していて,手がもげたり顔の模様が擦り切れて消えてしまうと悲しかったものだ。

写真は食玩として売っていたモノで衝動買いしてしまった。人形の意匠は凝っているが,構造や規格は昔から変わっていない。
子供の頃は指をくわえて見ているしかなかった基本セットだって買える身分になったが,子供の頃のような創造性が発揮できるだろうか...。

2006年07月09日

●サイン入りalgo

算数パズルで書いたように,数学者にして大道芸人というピーター・フランクルさんの講演を聴く機会があった。

大学で講義が出来る程度に話せる言語は12カ国語だそうで,日本語など漢字の読み書きを含めてペラペラである。その流暢な日本語で,面白い講演をしながら算数パズルを出題しつつ楽しい大道芸を披露してくれるのだ。一粒で三度美味しい講演であった。

講演の後,著書の即売会があり,その場でご本人がサインをしてくださるというので,小心者のWebmasterも一番後ろに並んでサインをちょうだいすることにした。

本もためになりそうな内容だったが,欲しかったのはピーター氏が協力して開発された「頭のよくなるゲーム algo」。

本はピーター氏が持参してきた分が完売してしまっていたが,algoは幸運なことにひとつだけ残っていた。
Webmaster「サインは"ピートさん"でお願いできますか?」
ピーター氏「いいですよ〜。あなたはピートさんと呼ばれているのですか?」
W「いいえ。飼っているネコです」
ピ「は?」
W「ネコです」
ピ「ネコ...」

ネコのために快くサインを書いてくださったピーター氏に心より感謝したい。

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2006年07月03日

●腕時計新調

4年ほど使ってきた腕時計のベルトが切れてしまった。秋葉原のワゴンセールで980円で買ったCASIOのFilmwatchという安いデジタルで,ベルト交換できる構造ではないのでそのまま廃棄処分となった。まあこの値段で4年も使ってやれば時計も本望であろう。

次の腕時計選びは実はかなり難航した。以前も書いたが,Webmasterの持論として,「腕時計はアナログなら機械式,クォーツならデジタル」というのがある。しかし,国産の腕時計にはなぜか安価な機械式が皆無なのだ。別にWebmasterはコレクターではないし,普段身に付ける用途に何万円もする高級舶来腕時計は必要ない(もったいなくて着けられない)。

そこでネット通販で検索してみると,国産S社の逆輸入モデルで,安価な自動巻きが結構あるではないか。その中から,シンプルで視認性の良いミリタリー風時計を選んでみた。ムーブメントは7S26という21石,6振動のもの。海外モデルでは標準的な仕様のようだ。

で,これが8千円でおつりが来る値段で買えるのだ。8万円ではなく,8千円。なんでこういう時計が国内向けにないのか,本当に不思議だ。

ネットで自動巻腕時計のことを調べていたら,壊れたデジタルの前に使っていた,実売2万程度のやはりS社の自動巻がけっこう良いものであるらしいというのが判ってきた。これは7S26より上等な4S15というムーブメント(25石,8振動)で,買ったときはまるで気にしていなかったのだが,限定品だったらしく現在オークションで定価をはるかに超える高値で取引されているらしい。ちょっと遅れが目立つようになって,手巻き機構が壊れてしまってお蔵入りとなったが,こんなことならもう少し大切に使えば良かった...とは別に思っていない。時計は身につけてこそ価値がある。特に自動巻時計は身に着けていないと止まってしまうという儚い機械なのである。

ただ,8振動ムーブメント(1/8秒運針ということ)の滑らかな動きは気に入っていたので,ちょっと金がかかっても修理調整してまたいつか復活させたいと思ったWebmasterである。

2006年05月20日

●MB CLK Coupe

コンビニで見つけた食玩「Kitahara world car selection」。特に集めるつもりはないが,ブログのネタにひとつサンプリングしてみる。

入っていたのはメルセデスベンツCLK Coupe(2002-2005)。うーん,なんだかつまらない車を引いてしまった,というのが感想。メルセデスベンツは運転したことも乗せてもらった経験もない。

セルシオ(レクサス)に乗るくらいならベンツかな,という気はするがどうせ買えないし,買えるほど金があったとしてもたぶん買わないだろう。クーペだから1人か2人で乗る用途だろうが,それだったらもっと小さくて運転の楽しそうなクルマがいい。

高級車に詳しい友人のしんのすけさん,ベンツってどうですか?

監修の北原照久氏のコメント(抜粋)

ベンツなのに変な威圧感もないし,無理している感じもしない。なによりCLKはエレガントだよね。

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2006年03月26日

●バナナプラグ

引越しの混乱でどこに片付けたのかわからなくなっていたバナナプラグが出てきた。プリメインアンプを2機,スピーカも3セットほど持っていてつなぎ換えて遊んでいた頃に買った物で,確か4個セットで¥2,000くらい,それをスピーカとアンプ用に2組使うので計8個。

今はアンプもスピーカも1セットしか持っていないので,スピーカケーブルは端子に直接締め付ければいいのだが,高かったバナナプラグがもったいないのでつないでみた。ちなみにスピーカケーブルは¥120/mの安くて細いモノ。天井裏を這わせたりするので細い方がやりやすい。

バナナプラグを使うとケーブルと機器端子の間に余計な接点が増えるわけで,オーディオ道から言うと邪道ということになる。ただ,バナナプラグに対応した機器はそうでない機器に比べると上等な部品を使っているという目安にはなるかもしれない。

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2006年03月18日

●AirMac Express購入

仕事が煮詰まってくると買い物をしたくなるWebmasterである。あまり予算はないのだが,Macを買ったときからそのうち欲しいと思っていたのがAirMac Express(AME)だ。

PowerBookG4は,以前Windows用に組んでおいた無線LAN環境に初回起動時からあっさりつながってしまったので,インターネットをするだけならばAMEを新たに買う必要はなかったのだが,AMEには無線ルータとしての使い方以外に,MacのiTunesの音をワイヤレスで飛ばしてリビングのオーディオ機器で再生できるという便利な機能がある。

リビングのBOSE WBS-1EXIIIはCD-Rに焼いたMP3ファイルも再生できるのだが,その再生機能はオマケ程度で操作性が良くないし,パソコンのHDDに入っている音楽ファイルをいちいちCD-Rに焼くのも面倒だ。といってPowerBookG4の内蔵スピーカで鳴らしても寂しい音しかしないし,パソコンをBOSEの近くに持って行ってケーブルをつないだのでは何のためのモバイルノートPCだかわからなくなってしまう。

そこで登場するのがAMEというわけだ。操作性のいいiTunesで,たっぷりとためこんだライブラリの中から好きな曲をBOSEに飛ばして再生する。なんと快適な環境であろうか。煮詰まった仕事のことも少しの間忘れることができる(忘れていいのか...?)。

しかし想定外だったのはオーディオ接続用のケーブルが別売りだったこと。買ってきて自宅でパッケージを開けるまで気付かなかった...。調べてみたら純正のケーブルセットは¥4,620もするし...。仕方がないのでもう一度電気屋に行って,一番安いステレオミニプラグ〜RCAプラグのケーブル(¥700ほど)を買ってきた。

それにしても,こんなPowerBookのACアダプタと同じような大きさと見た目なのに,無線ルータ+αの機能があるのだから驚きである。

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2006年02月01日

●消耗品商売のナゾ

パソコン用プリンタは本体を安く売って交換用インク・トナーで儲ける典型的な消耗品商売なのは有名な話だが,先日その実態を垣間見る機会があった。

職場で買ったのはモノクロ・A3・両面印刷対応で実売8万円台(トナー1個付き)というN社の激安レーザープリンタである。筐体はコンパクトで,安い割には印字もそこそこ速くジャム(紙詰まり)も少ない。1年3ヶ月の利用で総印字枚数は4万ページ超といったところで,なかなか重宝していた。

ところが,突然印刷結果に汚れが付くようになった。マニュアルを見て清掃してみたが改善しない。定期保守は10万枚なのでまだ余裕があるはずである。汚れは直径5ミリほどのシミが等間隔に1列に並ぶというもので,薄い汚れなので社内資料として使うならガマンできなくもないのだが,「お客さんに汚れた資料出せないから早く直して」と上司に言われてしまい,仕方なく修理の手配である。

どんな用事でもサポセンとやり取りするのは疲れる。幸いN社の電話サポートは数分待たされただけですぐにつながった。症状を伝えると「出張修理になります」とのこと。「症状を見て,その場で修理見積りを出します。ただし修理してもしなくても出張費用8千円と診断費用3千円はいただきます」という。個人ユーザならかなり悩むところだ。

幸い会社の金なので出張修理をお願いすると,以後は修理専門の関連会社とのやり取りとなる。サポセンから修理会社に個人情報を流しても構いませんか?と許諾を求められるが,ここで断ったら修理してもらえないのだろうか?

翌営業日には修理の人が来てくれた。症状を再現させて点々と付くシミの間隔を測ったりしている。汚れの原因を聞くと,トナーカートリッジの感光ドラムに汚れ(欠陥)がありますという。しかしトナーは2週間前に交換したばかりだ。というと「ええ,お客様のトナーカートリッジは純正品ではございませんので。そういうことはよくありますよ」と言われた。

トナーは会社が一括契約している指定会社が扱っているリサイクルトナーカートリッジだ。箱を見ると確かにN社とはどこにも書いていない。そういえばこのトナーは8千円ほどで,「昔に比べてトナーも安くなったなぁ」と喜んで予備をいくつも買っている。安いのは純正じゃなかったからだったのか。

この手の非純正カートリッジは,リサイクル業者が純正の使用済みカートリッジをあらゆる手段で入手して,それにトナーの粉を詰めて売っているシロモノだという。最近のトナーカートリッジはIC内蔵だったりして,他メーカーが勝手に作ることは出来ないのだそうだ。純正カートリッジを手に入れるため,メーカーの定期保守を装って会社を訪問し,トナーのチェックと交換(回収)をしていく強引な業者もいるという。

ということで,予備のカートリッジに交換したら確かに汚れは出なくなった。要するに,出張費用と診断料を払って「安物のカートリッジ使ってるからダメなのよ」と言いにきてもらったわけだ。

いくら安くても信頼性が劣る非純正リサイクルトナーを使うよりは,多少高くても純正品の方が安心だろうと,あとで値段を調べてみたら純正新品のトナーカートリッジは,なんと定価4万2千円もする!。いくら消耗品商売といっても本体の半額というのはやりすぎではないか

10万枚の定期保守にも罠があると修理の人は言っていた。このクラスだと保守するよりも新品を買った方が安いかもしれませんというのだ。個人や会社なら迷わず古い機械を捨てて新品を買えばいい話だが,役所ではそうはいかないらしい。その人が言うには,「役所では機械を買い換えるというのはとても大変で,いくら高額であろうとも保守や修理をして使い続けてくれる」のだという。増税の前にもう少し考えることがあるでしょうと,政治に疎いWebmasterでも思う今日この頃である。

2006年01月15日

●今日の工作 スターリングエンジン

■今日の工作 スターリングエンジン

 ちょっと地味そうな感じがしたので迷っていたのだが,結局買ってしまった。大人の科学マガジン10号 「スターリングエンジン」である。

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 爆発を伴わない外燃機関なのでクリーンな夢のエンジンとも言われている。
 パッケージを覗き込んでいるのは我が家の猫ピート。彼のお許しが出ないとこういう工作は出来ない。

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 重要部品のダイヤフラム(隔膜)をネジ止めしたところ。シリンダ内の空気の膨張/収縮でこの膜が上下してリンク棒を介して回転板(フライホイール)を回す。今回の工作ではネジ止めの良し悪しがエンジンの性能を決める。締め付けが弱かったり,強すぎて変形させてしまうと気密が漏れてしまう。タッピングビスの一発勝負なのでかなり緊張した。

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 支柱を立てて先ほどのダイヤフラムにリンク棒を取り付けたところ。下のアルミ板がシリンダ上部。シリンダはパッキン(Oリング)とネジ止めで気密を持たせているが,ここも慎重に組んだ方が良い。Oリングは取り付ける前に異物が付いていないか指先の感覚で確認して,ネジ止めは対角順に均等に締め付ける。

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 プッシュロッドとディスプレーサーを取り付けて完成。回転板の回転がプッシュロッドで往復運動に変換されてディスプレーサーを上下させる。ディスプレーサーはシリンダ内部の空気を移動させる役目があり,ダイヤフラムの動きと90°の位相差が付いている。

 カップにお湯を入れてその上にスターリングエンジンを乗せ,温度が伝わるまでしばらく待つ。始動のために軽く手で補助してやると,クルクルと気持ちよく回り始める。シリンダ上部に氷を置いてやるなどして温度差を大きくしてやるとかなりの勢いで回る。

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 動画だと回っている様子がよくわかるだろうか。






 円盤がただ回るだけで地味な工作になるかと思ったが,温度差だけで本当にかなりの勢いで円盤が回るので驚きもあるし楽しい。寒いところで試したら手のひらの熱だけでも回ってくれた。いくつかのブログで「うまく回らない」という報告を読んでいたので,失敗したら恥ずかしいから公開しないでおこうと思っていたが,うまく回って良かった。

 ちなみにピートの熱で回してみる実験は,ピートがじっとしていないので実は成功していない。回っているムービーが見えるかもしれないが,少しばかり演出が入っているので,猫エンジンを試される場合はご留意願いたい。

【ご参考】「今日の工作ネタ」一覧

2006年01月07日

●今年もSF

 今年もたくさんSFを読みたいと思っているのだが,手持ちの未読本が底をついている。一時期20冊以上「積ん読」状態だったのだが,ここ2,3年の間に自分の志向が明確化し,帯やネットの書評を見るだけである程度その作品が自分にとって「ツボ」かどうかをかなり正確に見極めることが可能になった。そのため最近は無駄に多くの本を買い漁ることがなくなり,未読本の消化が進んだわけである。

 今日は近所の書店の中でも比較的SFの品揃えが充実している店に,新しい本を調達に行ったのだが,残念ながら意欲をそそられるようなSFは発見できなかった。まあ地方の書店など所詮この程度のレベルである。休日でも暖をとるために立ち読みをしているような客ばかりで,本屋さんの経営も大変だろうと思う。

 そこでいつものようにネットで調査をして,bk1で発注となる。とりあえず5冊ほど注文してみた。だいたい2〜3ヶ月で読める量だろうか。今年はSFの間にKinoppy(奥様)から借りて森博嗣のミステリーも,もう少し読みたいところだ。

 気付いたらbk1で買った本が累計でちょうど100冊になった。この分野ではAmazonが強く,いいところには人が集まり,ユーザが多いとサービスも良くなるし,参考になる書評の数も増え,より人が集まるという一人勝ちパターンになりつつある。bk1はサービス開始当初から使っているので贔屓したい気持ちもあるのだが,Amazonなら同じアカウントでCDもDVDも買える(最近は家電の通販までやっている)し,最近は「Amazonで検索してbk1で買う」ような状態になっている。

2006年01月04日

●冬場の乾燥と加湿器の効果

 関東地方太平洋岸の冬は穏やかで過ごしやすいが,乾燥する。Webmasterの自宅では暖房はすべて電気(エアコン)なので特にひどい。室内の湿度計は常に20〜30%あたりで,朝起きると喉が痛くて,とても健康に悪そうだ。

 そこで加湿器の購入である。ちなみに石油ファンヒータなど,灯油を燃やす暖房だと,CO2と一緒に水分も発生するため(CXHX+O2→CO2+H2O),そこまで室内の乾燥に対して神経質になることはない。消費した灯油のおよそ1.1倍程度の水分が発生すると言われている。むしろ部屋の換気や結露に気をつけるべきだろう。

 量販店に行くと加湿器もピンキリで迷うところだが,典型的な中流思想のWebmaster家では中間くらいの価格帯で売られていた聞いたことのないメーカーの加熱気化式の加湿器を購入した。加湿能力は280ml/hと決して高くはないが,この方式の中では値段が安いので仕方が無い。他の方式については,超音波式だと吹き出す霧がピートの遊び心に火をつけて壊されてしまいそうだし,スチーム式はやはりピートの火傷が心配ということで却下となった。

 早速使ってみたが,一向に部屋の湿度が上がらない。やっぱり安物はダメなのか,と不安になりつつ数日使っていると,じわじわと湿度が上がってきた。どうやら使い始めは乾燥しきった部屋の壁や家具が吸湿してしまい,湿度が上がりにくかったようだ。現在は部屋に居るときは常時加湿器を動かしているが,湿度計の値は40〜50%の間で落ち着いている。加湿器の能力としてはまだ不足気味だが,これくらいだと夜間の喉の痛みもなく,なかなか快適だ。

 ちなみにこの加湿器にはマイナスイオン発生機能が付いていて,マイナスイオンを入り切りするスイッチまで丁寧に付いている。一時期どんな製品にも付いていたマイナスイオンだが,大手メーカーの間ではすでに「なかったこと」にされている(あるいは突っ込まれても問題ないように微妙にボカした書き方になっている)。しかしこの手の三流メーカー品の間ではまだまだ現役らしい。

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2005年12月13日

●今日の工作 エアロアールシー

最近,¥1,050で買えるラジコンが人気だというので,思わずサンプリングしてしまった。値段が安いのでKinoppyの分も買って同時走行を楽しもうという趣向である(2台同時走行させるためには周波数の違うものを選ぶ必要がある)。

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組み立て式といってもラジコン部はシャーシに組み込み済みで,他の部品も接着剤不要ではめ込んでいくだけだ。ホビーではおなじみの130モータが2個付いてきたので,左右輪別々に駆動するのかと一瞬思ったが,ひとつはステアリング用だった。駆動用とステアリング用のモータを汎用品で共通化することでコストを下げているのだろう。高価なサーボやおもちゃラジコンでよくあるマグネット式のステアリング機構を使わず,130モータでどうやってステアリングを行うのか興味があったが,遠心クラッチ方式という巧妙な方法を採用していた。

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リア(駆動輪)は完全リジットでミニ四駆並みのメカだが,手動でHi/Loのギア比を選ぶことができる。フロントはなかなか良く出来ていて,上述の遠心クラッチからラックアンドピニオンでステアリングを行い,さらに樹脂部品の弾性バネを利用したサスペンション機構が付いている。また,共通のシャーシで複数の車種に対応するため,部品を付ける位置によってホイールベースを可変できる。

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ボディは3分割で,窓類のクリア部品などは無くボディと一体成型で黒く塗ってあるだけ。フロントとリアの部品が外れるので,ここに別売りのエアロパーツが付くのだろう。

シールを貼ってアンテナを立てれば完成である。プラモデルが苦手なKinoppyでも1時間半ほどで完成した。

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Hiギアにするとキビキビ走ってなかなか楽しい。ただ,フローリングが汚れているとタイヤがあっという間にホコリまみれになってしまい,滑ってまともに走らなくなる。

デジQに比べてサイズがでかい上に音も大きいので,ピートは腰が引けている。が,しばらく動かないとみるや,強力な猫パンチで攻撃をお見舞いしていた。

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それにしても,フルコントロールのラジコンが1000円で買えてしまうのだからいい時代である。小学生の頃,田宮の組み立て式電動RCを無理言って親にねだってしまい,ずいぶん困らせた記憶がある。今となっては申し訳ない気持ちでいっぱいだ。この頃勉強したラジコンのメカの知識は今でも役立っているが,それにしては高すぎる投資だったと思う。

【ご参考】「今日の工作ネタ」一覧

2005年12月06日

●PowerBook G4(2台目)

Kinoppy(奥様)のPowerBookG4を購入してから半年。使い心地はなかなか良好な様子で,体重4キロ超のピートがキーボードの上をのしのし歩いたり,寝そべったり,USBケーブルの付け根に噛み付いても壊れていない

そこで今度はWebmaster用にMacを買うことにした。そういえば最近はMacintoshではなくiMacとかPowerMacが正式名称なのだろうか。ファミリーコンピュータがスーパーファミコンになったようなものか。オーディオのマッキントッシュはマッキンと略すらしいが関西でマクドナルドをマクドと言うのに似ているのかもしれない。

話がそれた。コストパフォーマンスから考えるとiMacG5が良さそうなのだが,Kinoppyがシブい顔をするので同じPowerBookG4(12インチ)を選んだ。今までデスクトップ機と古くてムダに大きい17インチ液晶とトグロを巻くルーター周りの配線で部屋のインテリアコーディネイトを考えるKinoppyに多大な迷惑をかけてきたので仕方あるまい。ノートなら使わないときは閉まっておけばピートにイタズラされる心配もない。

今まで使っていたデスクトップは昨年急逝した父の形見なので,自分でパソコンを購入するのは2002年のFIVA以来になる。これまでどんなパソコンを使ってきたか,だんだん記憶力が怪しくなっているのでこの機会に整理してみたのが下の図である。既にスペックなどは思い出せない機械もあって間違いもあるかもしれない。基本的に購入時のスペックを書いている。

これを見るとMacを使うのは仕事で使っていたIIvxPowerMac7200以来3台目だ。全体として90年代後半以降,マシンをコロコロ変えすぎじゃないかという気がするが,その時々でもっともらしいリクツを思いついて自分を納得させて買っていたのである。仕事で使う機械も,目安は3年で更新ということになっているので,来年あたりデュアルコアのWindows機が欲しいところだ。

PowerBookG4はいつもの家電量販店Kで購入。これだけiPodが流行っているのにApple製品のコーナーは狭く在庫もないため現在納品待ちである。Windows機に比べて店の旨みが少ないのだろうか。価格交渉は前回同様Kinoppyが担当し,店独自の5年保証を付けて,本体価格が価格comの最安値を下回るところまでは頑張った。それでも半年前から価格低下がほとんどないというのはどういうわけだろう。intel製CPUの搭載が決まってからMacの買い控えと価格下落が起きると考えていたWebmasterの予想はハズれたようだ。

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2005年10月03日

●今日の工作 ピンホール式プラネタリウム

棒テンプ式機械時計フルレンジスピーカユニットに続く今日の工作第3弾は,同じく大人の科学マガジン09号「ピンホール式プラネタリウム」である。

大人の科学マガジン09号

日本科学未来館メガスターを見に行く野望はまだ実現しないが,その大平貴之氏が監修したというこの付録は是非作ってみなければと,予告が出たときから思っていたのだ。

しかし不安もあった。業務用プラネタリウムと同等の10,000個の星を投影するといっても,わずか¥2,200の雑誌のふろくである。光源は豆電球だし,電源は単3電池2本だ。これで本当にまともなプラネタリウムが出来るのか?

とりあえず過度の期待は抱かないようにして,久々の工作を楽しむことにする。

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支柱を組み立てたところ。右は恒星球をセットするベース。単なるインテリアではない証しとして,どの地点のいつの星空を投影するかを決める,緯度と月,時間のシールを貼る。

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台座に支柱をセットしたところ。光源は先端の豆電球1個。明るい部屋で見ると何とも弱々しい光。

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恒星原版を組み立て始めたところ。恒星球は正12面体で,恒星原版の耳の部分を両面テープで貼り合わせて組み立てていく。表面には保護フィルムが貼られている。

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恒星球が完成。空いている1面に支柱とつながるベースをセットする。空いているところから覗き込むと,ちゃんと小さなプラネタリウムになっている。

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1時間半ほどで完成。結構立派に見えるから不思議だ。部屋を暗くして早速投影してみる。部屋の壁に映しているのでドームのようにはいかないが,なかなか雰囲気は出ている。光源が弱いし,投影面まで遠いと光が拡散するので,出来るだけ狭い空間で使うのがいいようだ。見本の写真にもあったが,トイレで映すのが一番良かった。星空の下で用を足すのも悪くない。豆電球を使っているので,どうしても黄色っぽい星になってしまうのと,解説にもあるようにフィラメントの形状を映して小さい星が半月状の形になってしまうのが惜しい。もう少し白くて強力な点光源を使えれば,段違いにキレイになる気がする。しかしまあ,¥2,200のレジャーとしては大満足の結果であった

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作ったプラネタリウムをトイレのタンクの上に置いたままにしておいたところ,翌朝見たらピートに蹴落とされて少し壊れていた...。食えもせず,転がして遊ぶことも出来ないプラネタリウムは,ピートにとって何の価値もなかったようだ。

【ご参考】「今日の工作ネタ」一覧

2005年07月26日

●今日の工作 フルレンジスピーカーユニット

大人の科学マガジンで作った棒テンプ式機械時計がなかなか楽しかったので気を良くして,特別編集 まるごと手作りスピーカーの本も買ってしまった。

大人の科学マガジン特別編集 丸ごと手作りスピーカーの本

普通スピーカーの自作というと,ユニットは市販品を買ってきてエンクロージャを手作りすることを指すが,この付録ではユニットそのものの組み立てを体験できる。ユニットの仕組みを学びながらスピーカーを作ることにより,普段聴いているオーディオの音もまた一味違って聴こえる(かもしれない)。

付録のユニットはFOSTEX製7cmフルレンジ。小口径だが磁気回路は重量感があり(74グラム),なかなか本格的だ。磁気回路にはGakkenのロゴがある。

写真:手作りスピーカーキット一式 写真:磁気回路

磁気回路にフレームを取り付けたところ。中央にボイスコイルが入るギャップがある。接着剤がハミ出ていて恥ずかしい

写真:磁気回路にフレームを取付け

ボイスコイルとダンパーは一体になっている。ギャップゲージ使ってボイスコイルを磁気回路に挿入し,ダンパーの周囲とフレームを接着する。

写真:ボイスコイルとダンパー 写真:ダンパーをフレームに接着

コーン紙を取り付けて,周辺をフレームに,中央をボイスコイルにそれぞれ接着する。ボンドが乾いたらギャップゲージを取り除く。このようにユニット製作の各過程においてボンドによる接着が必要で,接着が不充分だと音のビビリが発生したりするらしい。なんというか,工業製品なのに伝統工芸のような感覚である。一台一台微妙に特性が異なるというのも実にアナログだ。

写真:コーン紙を接着

最後にキャップを接着して完成。長年このコーン型スピーカーのキャップがどのような役割を果たすのか疑問を抱いていたが,ボイスコイルとコーンの接着を補助し,磁気回路内にホコリなど異物が入るのを防ぐのが主要な機能という理解でいいのだろうか。詳しい方がおられたらご教示いただければと思う。

写真:キャップの接着 写真:ユニットを横から見たところ

付録の入っていたダンボール箱はそのまま簡易的な密閉型エンクロージャになる。1時間ほど接着剤が乾くのを待ってから取り付けて早速試聴だ。アンプにはPLS-1510を使い,スピーカ出力の片系を自作ユニットにつなぐ。仮にユニットがちゃんと出来ていてもヘニャヘニャのダンボール箱エンクロージャで果たしてまともな音が出るのか不安だったが,意外にもちゃんと聴ける音が鳴るではないか。触るとエンクロージャごと盛大に震えているが,小口径ユニットらしく解像度の高い疲れない音だと思う。自作派が小口径ユニットにバックロードホーンを組み合わせる気持ちが解る気がした。

写真:付録のダンボール箱に取付け

小音量で聴く分には125に劣らず心地いい(もちろん自分で作ったという満足感もあって)ので,しばらくこのままエイジングしていこうと思う。またヒマがあったらキチンとしたエンクロージャの自作にもチャレンジしたいと思うWebmasterであった。

【ご参考】「今日の工作ネタ」一覧

2005年07月23日

●超音波洗浄器購入

注文していた超音波洗浄器(Super Clean Wave)が届いた。早速汚れきった腕時計の洗浄をする(写真)。定在波で水面が歪んでいる様子がお分かりいただけるだろうか。タイマーが付いていて3分で自動停止するが,思ったほど汚れが落ちていない。何年もかけてこびり付いた頑固な汚れだったこともあるが,安い超音波洗浄器だったのでパワーが足りないようだ。使っている超音波振動子のタイプは不明だが消費電力は35Wほど。

日本特殊陶業から業務用超音波洗浄器のボルト締めランジュバン型超音波振動子を取り寄せて粉体供給装置を自作したことがあるが,駆動用アンプ(自作)の20cm×20cmほどの巨大ヒートシンクが熱くなるほどのパワーを突っ込んでやる必要があった。それに比べると家庭用の洗浄器は微々たるパワーである。

強大なパワーで一気に汚れを落とすのは無理のようなので,中性洗剤を溶かした水に1時間ほど漬け置いてから洗浄してやったところだいぶキレイになった。ガンコな汚れに苦労されている方は参考にしていただきたい。

写真:980円の腕時計を4000円の超音波洗浄器で洗う図

2005年07月12日

●最近欲しいもの:超音波洗浄器

腕時計の金属バンドが汚れている。そういえばメガネもレンズの汚れはふき取れるが鼻あての裏の汚れが気になる。この手の汚れは超音波洗浄器(メガネ屋の店頭に置いてあるアレ)を使えば一発だ。超音波洗浄器,以前から欲しいとは思っているのだが,安い物でも1万円程度するのでなかなか決心がつかない。

2005年07月03日

●今日の工作 棒テンプ式機械時計

頂きものの図書券を握りしめて書店を物色していると「大人の科学マガジン」(学研)が目に入る。6月30日号の付録は「棒テンプ式機械時計」だ。Webmasterは機械式時計が好きなので勉強とレジャーを兼ねて図書券はこれに投資することにした。

この機械式時計の動力源は巻きヒモと錘で,得られた動力を棒テンプとガンギ車で調速する機構だ。

大人の科学マガジン パッケージ内容

棒テンプにウェイトを取り付けたところ。赤い二つのツメ状の部品が旗型脱進機。1秒毎に交互にガンギ車の歯に噛み合うことにより速度を制御する。ウェイトの位置でテンプの速度を調整できる。

棒テンプ

糸巻きドラムに固定された一番車。ネジを巻いたときに逆回転しないように逆回転防止用の歯車が付いている。

一番車

一番車,二番車,三番車,ガンギ車,筒車までを組み付けたところ。時針は筒車につながっており,一番カナで駆動される。この時計は簡略化のため針は時針一本のみ(12時間で1回転)となっている。機構を確認しながら組み立てる。

組み付け状況

棒テンプと時針を組み付けてほぼ完成。横から見ると動力の伝わり方がよくわかる。

ほぼ完成 横から見たところ

壁に取り付けて錘を吊るす。錘はジャムの空き瓶に水を入れて300グラムほどにした。棒テンプの吊り位置を微調整してから,ウェイトの位置を変えて時間を合わせていく・・・のだが,最初は組み付けが甘くてガンギ車が空回りしてしまった。その後ネジを締め直したらとりあえず動くようになった。精度の追い込みは面倒なのでかなりアバウト。

動作確認と調整

参考までに動いている動画も公開

ゆっくり組み立てて1時間ほどかかっただろうか。調整はテンプの動きにムラがあるのでかなり難しい。機械式の腕時計も円形テンプと棒テンプ,複雑さの違いはあるが基本原理は同じである。高い機械式時計をバラさずに機構を勉強できるいい教材だと思う。ブログのネタにもなって一石三鳥であった。

【ご参考】「今日の工作ネタ」一覧

2005年06月15日

●ボーダフォンから「京ぽん」に乗り換え

Kinoppyに先に書かれてしまったが,携帯キャリアを乗り換えた。正確に言えば携帯ではなくPHSに乗り換えた。今まで使ってきたJ-Phone(現Vodafone)N51の電池の持ちが極端に悪くなってしまったためだ。

本当はボーダフォンで機種変更しようと思っていたのだが,ボーダフォンショップに行ってみても機種変更向けに在庫があるモデルが少なく,選択肢が狭い上にどれも高い。ボーダフォンは現在の機種の使用年数と利用金額に応じて決まるポイントで機種変更時に値引きするシステムだが,1年半ほどの使用ではたいして割引されないバッテリーが2年持たないのに我慢して使い続けろというのか?

良さそうだな,と思うモデルがあっても在庫は新規向けのみだったりする。ボーダフォンは契約者数の純減が止まらない理由をもう少しマジメに考えた方がいいと思う。

ウィルコムのPHSでエアーエッジフォンと呼ばれる機種はたった2モデルしかない。ただ少ないラインナップながら強烈な個性がある。片方は何世代も昔の携帯を彷彿とさせるストレートモデルだし,もう一方は熱烈信者が多い京ぽんである。PHSは携帯に押され気味ではあるが,意地を見せて通話もメールも定額のサービスを始めたことも大きい。

買ったのは通称「京ぽん」(AH-K3001V)という1年以上前に出たモデル(未だに現行モデルというところが凄いが...)。さすがにPHSなので薄くて軽量だ。最大の特徴はOpera(フルブラウザ)を搭載していてパソコン向けのサイトが閲覧できる点だろうか。パケットも定額になるプランに入れば実質ノートパソコンを持ち歩く必要はなくなるのではないか。いろいろと楽しそうだが,まだまだ機能を評価中である。

京ぽんを買ったらこの儀式をやらないと祟りがあるそうなので一応やっておく。


       +
     +  +      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ∧_∧    <  わーい京ぽんだー! 京ぽんだー
   br(´∀` )ワーイ !  |    何でもできるぞー
 +   ヽ    つ     \______________
      (⌒_ノ
       し'ゝ ;;::⌒::

京ぽん(AH-K3001V)

2005年05月29日

●スピーカ天井吊り at マンション

マンションへの転居に合わせて購入したBOSE WBS-1EXIII,セットスピーカの125はリビングに天井吊りしている。これは設計時からの計画で,スペースの有効活用と猫によるイタズラ防止を指向したものだ。

この手のシカケは一戸建てならば後からDIYでもやれないことはない(補強などはそれなりに大変)が,マンションの場合いくら二重天井といっても一戸建て住宅の天井裏のように人が入れるほどのスペースはないため,新築時の設計変更で施工業者にお願いすることになる。工事内容はスピーカ取り付け位置の天井部材を石膏ボードからコンパネ(コンポジットパネル;合板のこと)に変更し,スピーカケーブルを通すフレキシブルパイプを天井から壁のマルチメディアコンセント近くまで這わせてもらった(写真)。施工時にフレキシブルパイプに予め呼び線を通してもらっておくことで,スピーカケーブルは自分で通すことができる。

純正天井吊り金具と組み合わせた美観も良好で,見た目がスッキリすると音までスッキリ聞こえる気がするから不思議だ。ホームオーディオは見た目も音の一部である。どんなに金をかけた設備で音が良くてもスピーカーが見えないようなセッティングではオーナーの満足感は半減以下だと思うがどうだろうか。

これから家やマンションを買おうと思っている人は参考にしていただきたい。Webmasterはどうせなら浴室の天井にも防湿型のスピーカを埋め込んでもらえばよかったと思っている。

BOSE125を天井吊り 天井裏にフレキシブルチューブを敷設

【ご参考】BOSE WBS-1EXIII関連
初期不良?BOSE WBS-1EXIII
BOSE WBS-1EXIII修理その後1
BOSE WBS-1EXIII修理その後2
おまけレコードプレーヤー

2005年05月19日

●名古屋でXウォーターゲット

ピートがやってきたので先住ペットのホロホロがピンチである。今はまだ子猫なのでホロホロを置いている位置までは届かないが,近い将来ホロホロは脅威にさらされるだろう。水槽の中で動き回る小エビがネコの興味を引かないわけがない。対策は追々考えるとして,まずはXウォーターの調達である。ホロホロを買ったスーパーでは入手できなくなったので通販を検討していると書いたが,公式サイトで調べてみると,Xウォーターの価格は315円だが,送料が945円もする。これではあんまりだ。どうしようかと思案していたところ,ちょうど名古屋へ出張に行くことになった。そういえば名古屋駅ビルの高島屋には東急ハンズが入っているではないか。早速タイトなスケジュールの中で20分ほどの時間をひねり出しペットコーナーに急ぐ。そこには見事,ホロホロ各種セットとXウォーターが揃っていたのである。久しぶりに新品(?)のホロホロを見たが水槽の透明度に驚いた。しかもエビが7匹も入っている水槽がある。さすがだ。便利だがいろいろと物欲が刺激されて危険な店である。
Xウォーター

2005年04月18日

●おまけレコードプレーヤー

先日退院したBOSE WBS-1EXIII,キャンペーン中だったらしく500円分の切手を送ったらレコードプレーヤーが届いた。いまどきアナログレコードとはなんとも風流ではないか。新品のままオークションに流す選択肢もあったが,KinoppyもWebmasterも実家には聴かなくなったレコードを保管していたということもあって,そのまま使うことにした。プチプチというノイズ(クラックルノイズ)の混じった音楽を聴いているとなんともいえないノスタルジーな気分になる。溝に刻まれた凹凸だけでステレオ音楽を再生するだけでも不思議なのに,アナログレコード晩年の頃にはディスクリート4chを記録するフォーマットまであったというから驚きである。
写真:BOSEのおまけレコードプレーヤ

2005年04月02日

●BOSE WBS-1EXIII修理その後2

DVDビデオの再生時に映像が乱れる件で修理に出したWBS-1EXIIIだが,メーカーでは現象が確認できないとほざくので「そんなハズはない。ちゃんと治してくれ」と言ってからさらに1週間が過ぎた。こちらも引越しの都合などがあり,いつまでもオーディオなしの生活を送るのも不便なので代理店経由で「現象が出ないなら出ないでいいから一度戻して欲しい。今度修理に出すときは不具合の現象を写真に撮るなどして提出するから」と伝えた。するとどうだろう,まもなくして代理店から「戻ってきました」と連絡がきたので取りに行ってみると,修理明細には「DVDのメカ一式交換」とあるではないか。それができるならグダグダ言って1ヶ月も待たせないでとっとと交換修理しろ。本当に現象が確認できないのなら胸を張って突き返せばいいだけだし,この対応の仕方はどうも不快である。ありがちなことだが,でかい声で文句言ったモン勝ちということか。で,肝心の映像の方はバッチリ治っている。やはり最初は間違いなく壊れていたのだ。その性能には不満はないが,BOSE日本法人のユーザーサポートには不信感を抱いたWebmasterである。

2005年03月19日

●BOSE WBS-1EXIII修理その後1

DVDビデオの再生時に映像が乱れる件で修理に出したWBS-1EXIII。2週間経ったが戻ってこない。薄々そんなことを言ってくるのではないかと予感はしていたが,取次店からは一度連絡があり,「メーカーでは『現象が確認できない』と言っていますが・・・」とのこと。BOSEの音作りには一定の評価をしているWebmasterである。技術陣の耳は優秀なようだが,どうやら修理担当者の目は節穴らしい。ノイズが出る,あるいは画像が乱れると言ってもよいレベルの不具合は,取次店で修理に出す際,その場でも現象は再現したのだ。当然「(現象が出ないなんて)そんなことはありません。きちんと直してください」と再確認をお願いしているところだ。サポートセンターとモメるのは非常に疲れるのでできれば避けたいところだが,高額商品でもありそうも言っていられない。同様の不具合報告はWebで検索した限り,価格.comの掲示板に一件それらしいものがあるだけで,他には見当たらない。闇改修でもなんでもいいからキチンと直ってくれば文句はないが,果たして・・・。

2005年03月03日

●初期不良?BOSE WBS-1EXIII

さて,遺憾ながら久々に家電故障ネタである。Webmastet宅では次から次へと家電が故障するので,最近は新しい製品を購入するときは値段の安さよりも独自の長期無料保証を重視してKデンキを選んでいる。Webmasterは今回買ったBOSE WBS-1EXIII(WestBorough)をもって,オーディオ機器(基本システム)への投資は打ち止めにしたいと考えている。居住スペース不足の問題からDIATONE DS-600ZAを手放して以来,いろいろと思うところがあって大型マルチウェイ教から小口径フルレンジ教に改宗したWebmasterである(その間にはバーチカルツイン欲しい病という時期もあったが,経済的・空間的リソースの問題で実現しなかった)。オーディオ界は宗教でありオカルトだ。特にBOSEに関しては熱烈な信者がいる一方で風当たりもまた強い。従って音についてWebmasterの個人的な意見を述べるのは差し控えたいと思う。WestBoroughに関しては,選択は間違っていなかったとだけ述べておこう。


上記はWBS-1EXIIIを純粋に音を聴く機械として評価した場合の話。故障というか初期不良ということになると思うが,DVDビデオの再生で問題があった。映像を再生していると,数秒~20秒に一度の頻度で映像にノイズが乗る。しかもアナログ回路(ケーブル含む)で乗るような種類のノイズではなく,明らかにMPEG2のデコードエラーという感じで,様々な色の盛大なブロックノイズが画面のいろいろな所にピラピラと現れるのだ。「DVDではレートの関係で動きの激しい部分ではブロックノイズが出るよ」という意見もあると思うが,そういうレベルのブロックノイズとはまったく様相が違う。念のため手持ちの何枚かのDVDで試してみたが同様の症状で,同じディスクを古いDVDプレーヤ(SONY DVP-S707D)で再生するとノイズなどまったく出ない。買って早々入院となったWBS-1EXIIIであるが,メーカーは果たしてどのような見解を出してくるであろう。
写真:BOSE125

【追記】
その後の経過1
その後の経過2
おまけレコードプレーヤ
スピーカ天井吊り at マンション

2005年02月09日

●パスケース

最近無線LANだのプログラムだのといったオタク向けの話題が続いたのでちょっと方向性を変えてみたい。先日ユニクロに行ったついでにパスケースを新調した。今まで使っていたパスケースはまだ日立市に自動改札の駅がなかった頃,東京でしばらく暮らすことになったWebmasterが,まずは自動改札対応のパスケースを調達しなければと思い,上京して初めて買った品である。ブランド物ではなく,確か矢口渡駅のそばの文具店で買った安物だった。東京暮らしが終わってからはJR通勤ではなくなったが,免許証や社員証,名刺等を入れてずっと持ち歩いていたためかなりボロボロになってしまった。長い間立派に役立ってくれたパスケースに感謝である。ちなみにユニクロのパスケースは質は良さそうだがその分革が厚くて少々かさばるかもしれない。
写真:パスケースを新調