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2013年02月02日

●iPhone5その後(2週間経過)

ガラケーからiPhone5 64GBに機種変更して2週間になる。2年使ったiPod touch第4世代の用途は完全にiPhoneに引き継ぐことができた。

すぐに感じたのはやはりバッテリーを食うな、ということ。スマートフォンは便利だ。これ1台で電話もできるし、どこにいてもネットで調べ物や書き物ができる。地図だって現在位置付きで見られる。写真やビデオも撮れるし画面も大きくてキレイだ。

しかしである。便利だからと使いまくるとあっという間にバッテリーを消耗する。もしも出先でバッテリーエンプティになったら緊急電話もかけられない。それはマズい。バッテリーを節約しなくては。となる。

ちょっと調べたいことがあるけれど、電池がもったいないから帰ってから調べよう。とか、地図が見たいんだけど電池残量が50%切ってるからやめておこう。とか、電車の待ち時間でヒマだからツイッターでも見たいけど電池が…。などなど、スマフォを使っている人なら誰でも経験があるのではないだろうか。でもこれってせっかく便利な道具なのに本末転倒ではないか。「電池を長持ちさせるため」に持ち歩いているわけではないはずだ。

今の所は常に充電用のケーブルを持ち歩くとか、車用の充電器を買うとか、慎重な人なら荷物が増えるのを我慢してモバイルバッテリーを持ち歩くとか、ユーザー側で電池対策をするくらいしかないけれど、メーカーにはキレイな画面とかコンテンツよりもまず、電池残量を気にせず使えるモノを開発してもらいたいものだ。Kindle PWはそういう意味ではエライと思う。

iPhone5の機能に関してはだいたい思った通りで、iPod touch第4世代に比べると動作速度がかなり高速化しているのは快適。Bluetoothキーボードを使ってメモ帳で入力するときのサクサク感がぜんぜん違う。ただ、たまに保存されずにメモ帳アプリが落ちるのは相変わらずで、この点は早く改善して欲しい。

意外と便利だなと思ったのはSiriという音声認識機能。ちょっとしたメールを送るくらいなら充分実用になる。「かんなさんにメッセージ」「どんなメッセージを送りますか?」「今から帰ります」程度のことならタッチパネルを触らなくてもメッセージが送れてしまう。ただし、人がいるところで使うのはちょっと恥ずかしいと思う。

一緒に買ったレザーのケースは、非接触ICカードを入れておサイフケータイ風に使うことができるというものだが、残念ながらマンションのカードキーも、バスの定期券(Pasmoとは違う独自形式)も反応しなかった。干渉防止シートは付属してくるけれど、挟んでもダメだった。iPhoneの金属筐体がそばにあるだけでダメみたい。Suicaはまだ試していないけれど、反応しなかった時のダメージ(改札で止められる、レジであたふたする)が大きいのでなかなか試せない。

Delta


2013年01月21日

●携帯電話S002その後(iPhone5に更新)

ソニエリのS002(au)というガラケーを使いはじめてそろそろ3年。

4ヶ月ほど前にかんなさんが先行してiPhone4Sに機種変更していた。私はそろそろ新型が出るという話だったので,それまでは待とうかな,という方針だった。

新型待ちという以外にも,iPhoneに替えることに対する抵抗もあったことは書いておこう。具体的にはモバイルSuicaなどの電子マネーが使えないことや,通信料金が高いことなどがある。それに見合うだけの大きなメリットがあれば迷わないのだが,iPhoneでできることは速度や使い勝手はともかく,3年前のガラケーでもできることばかりだ。どうしてもできないいくつかのことはiPod touchで補っていた。

そんなわけで,「ものすごく欲しい!」という積極的な理由ではなく,S002も3年使っているし,今更ガラケーに機種変更というのもアレだし,まあ良いか,という消極的な理由でiPhone5への機種変更になった。世間でもiPhoneの新味はだいぶ薄れてきたようで,大幅減産という報道もあり,今なら在庫もあってすぐに機種変更できるだろう,というタイミングでもあった。

今使っているiPod touchが32GBモデルで,ほぼ半分くらいの容量を使っているので,iPhone5も32GBモデルを狙って近所のauショップへ。

ほとんど待たされることはなかったけれど,最初に「iPhone5への機種変更でございますね。お色とサイズはお決まりですか?」と聞かれてしばらく固まってしまった。iPhone5と言ったつもりだったけれど,もしかして大(iPad)とか中(iPad mini)とかそういうことなのか?と思っていたら,「サイズは16GB,32GB,64GBがございます」ってそのサイズか。

ここで動揺してしまったのが良くなかった。狙っていた32GBは在庫切れで,64GBならすぐにご用意できますと言われて,うっかりじゃあそれで,と答えてしまった。別に急いでいないのだから,分割払いの負担が重い64GBなど買わずに待てば良かったじゃん...。

かんなさんのiPhone4Sが,ガラケーに比べてそれほど通信料アップとならなかったのでうっかりしていたが,iPhone5はLTEプランというまた一段と高い通信料金プランで,しかも64GBモデルにしてしまったので,月額料金負担はかなり上がってしまった。

LTEは自宅周辺ではとりあえず入るようなので,高いプランもまったく無駄というわけではないかもしれないが,それにしても高い。今後はなんとか高い料金に見合うように活用しなくてはいけない。

ケースくらいあった方が良いだろうと思って,落ち着いた感じのレザーのものを着けてみた。

iPhone5 and S002


2012年12月31日

●写真って楽しいねっ〜2012年総括〜

3.11の東日本大震災から1年9ヶ月。波はあるものの余震は続いていて,今月も一回津波注意報が出たりした。原発事故の放射線は,2012年12月末現在で0.055〜0.060uSv/hくらい。昨年の半分以下,1/3近くに下がってきている。事故前に比べると2倍くらいの値。

トピックスとしてはアマチュア無線関係が多かった。開局した当初は災害時に安心かな,という程度だったのが,うっかりCW(モールス通信)を試してみたところが,これがけっこう面白くてハマってしまった。オールモードの無線機FT-817を買ったり,ハムフェアにも出掛けてみたし,コンテストに参加して海外とも交信することができた

新しいことに挑戦するのは楽しいし,これからもアマチュア無線は少しずつ続けていければ良いと思っている。ただし,1年間やってみてそんなにのめり込むようなことはないだろうと踏んでいる。なぜかといえばアマチュア無線は所詮「金がないと極められない/金さえあればそこそこ極められる」趣味だとわかったから。もちろんCWをはじめとしてPhoneでもオペレートのスキルに依存する部分はあるし,アンテナだとか電波伝搬を勉強することは必要だ。でも,いくらスキルを磨いたって無線機が買えなければ交信できないし,アンテナを建てる場所だって要る。そして無線機や道具類はいちいち高価。お金のない人は私のようにQRP(低出力)と移動運用で慎ましくやるのが精一杯。この1年で無線関係に20万円くらい使っても,だ。

そういう意味ではアマチュア無線というのは楽器やスポーツよりも,車だとかカメラに近い趣味ではないだろうか。そしてつぎ込んだ金額で満足度が変わるような趣味にはそれほど夢中になることはできない。これから続けていくにしても,投資は最小限に,スキルと知識を伸ばす方向で楽しみたいと思っている。

アコースティックギターの弾き語りは,無線とは対照的に90%はスキル依存であり,こっちの方こそ末永く楽しめる気がしている。とはいえスキルに依存するということは常に練習していないと上達はないということで,忙しいとなかなか厳しいのが実態。かろうじて年2回の発表会()だけは参加するようにしている。

猫のピートは7歳デルタは5歳になった。今年はいつものフォトコンテストで,かんなさんの撮った写真が特別賞を受賞した。日々の写真はアメブロの方に載せている。

読書は年末になってついにKindleが発売され,私も早速PaperWhite 3Gを購入した。今後紙の本と電子書籍の読書比率がどのように変わっていくのかは予測できないけれど,1年後の総括ではある程度方向性が見えてくるかもしれない。保管場所のことを考えるとKindle優位なので,購入を迷っている本が複数ある場合はKindle版が出ている方を優先する可能性は高い。

ということで今年読んだ本は下記。

【SF】
キリストのクローン/新生(上・下)(J.ボーセニュー)
キリストのクローン/真実(J.ボーセニュー)
南極点のピアピア動画(野尻抱介)
希望(瀬名秀明)
連環宇宙(R.C.ウィルスン)
天冥の標6 宿怨 PART1(小川一水)
白鹿亭綺譚(A.C.クラーク)
銀河ヒッチハイク・ガイド(D.アダムス)
拡張幻想 ー年刊日本SF傑作選ー(大森望・日下三蔵 編)
宇宙の果てのレストラン(D.アダムス)
機龍警察 自爆条項(上・下)(月村了衛)
天冥の標6 宿怨 PART 2(小川一水)
宇宙クリケット大戦争(D.アダムス)
去年はいい年になるだろう(上・下)(山本弘)
フェッセンデンの宇宙(E.ハミルトン)
さようなら、いままで魚をありがとう(D.アダムス)
ほとんど無害(D.アダムス)
小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団(瀬名 秀明, 藤子 ・F・不二雄)

【ミステリ】
工学部・水柿助教授の逡巡(森博嗣)
工学部・水柿助教授の解脱(森博嗣)
四季 春(森博嗣)(再読)
タカイ×タカイ(森博嗣)
朽ちる散る落ちる(森博嗣)(再読)
シャーロック・ホームズ作品集(I) お風呂で読む文庫(C.ドイル)
シャーロックホームズ作品集(II) お風呂で読む文庫(C.ドイル)

【ご参考】
2011年総括
2010年総括
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2012年12月24日

●年末の買い物 kindle Paperwhite 3G

kindle Paperwhite 3Gを購入。

電子書籍(電子ブック)については2008年2010年にもちょっと話題に出したことがあったけれど,とにかく日本では出版業界の慣習(因習)のために当分普及はしないだろうと思っていた。

まだまだ読みたい本がすべて電子化されるには程遠い状態だけれども,こんなに早くkindleでこれだけ電子書籍が読めるようになったことは素直に喜びたい。

「読書」がしやすいかどうかはしばらく使ってみないとなんとも言えないところ。とりあえずこれまで文庫落ちしていなくて買えず,かつkindle版が出ている本を買って読んでみようと思っている。

Amazonで購入したので,アカウント情報など設定済みの状態で届けられた。Wi-Fiは設定する必要があったけれど,これはHomeSpotのパスワードを入れただけでつながった。

Kindle PW 3G

Wi-Fi接続状態なら一応ブラウザが使えて,白黒で描画も遅いけれど一応ウェブを閲覧することもツイッターでつぶやくこともできる。

Kindle PWのブラウザ

安いWi-Fi版でなく3G版を買ったのは明確な使い方を想定したわけではないけれど,限定した使い方しかできないとはいえ,3G接続が無料でできるというのはなんとなくお得かな,と思ったため。

カバーは純正よりちょっと安いBuffaloのものを一応付けてみた。

いずれにしろ紙でしか読めない本は今後もしばらく出続けるだろうから,紙書籍とkindle本を交互に持ち歩くような感じになるかな。


2012年12月17日

●MacBookProその後(2年経過)

MacBookPro15インチ(Mid2010; MC371J/A)を買って2年経った。OSはMountain Lion(OSX10.8)が出てすぐにアップデートした。

320GBの内蔵HDDの空き容量は120GBほど。デジカメの写真や,ギター弾き語りの練習を録画した動画ファイルなど。今後もデータが増え続けることを考えると,まだまだSSDに移行するのは厳しいかもしれない。

バックアップは相変わらず外付けのポータブルHDD(250GB)に取っている。古いデータは自動的に削除されるということだが,幸いリカバリーをするハメに陥ったことがないために有効性はよくわからない。

長らく使ってきたAirMacExpressは,かんなさんがiPhone4Sに機種変更したときに無料レンタルしたHomeSpotを使い始めたので,めでたく引退させることができた。

普段はもちろんMacとして使っているけれど,アマチュア無線関係のソフト(Turbo HAMLOGやCTESTWIN)を使うときは仮想環境のWindowsXPを使っている。ハム関係のソフトの充実度はWindowsが圧倒的なので仕方がない。データの授受はバックアップも兼ねてGmailで。

トラブルというか自分の操作がマズかったのだが,うっかりHDDのアクセス権限をいじってしまって起動不能になってしまったことがあった。幸い全く同じトラブルの事例がネットに出ていて,シングルユーザモードで起動して復旧させることができた。こういうときのためにネットにつながるパソコンなりスマートフォンが複数あると命綱になる。

今のところこのMBPもあと3年は働いてもらうつもり。

Delta

2012年09月04日

●携帯電話S002その後(1台をiPhone4Sに更新)

ウィルコムからauに変えて,ソニエリのS002という携帯電話を使い始めてから2年半ほど経つ。

私の方はiPod touchも持っているし,iPhoneの新型が出たらちょっと考えようかな,という感じだったのだが,かんなさんが「しろくまカフェ」のパンダスマフォケースを見つけて,どうしてもこれが使いたいということだったので,かんなさんだけ先行してiPhone4Sに機種変更することにした。まあ,パンダくんも言っていたではないか。スマフォはパンダケースのオマケだから…と。

パンダスマフォケース

新型の噂が流れているくらいなので,近所のauショップでは機種変更でも16GBモデルなら実質無料+1万円分の割引がついてくる。ただし2年縛り。

あとは無線LANルータ(HomeSpot)を永年無料でレンタルしてくれるというので,ちょうどAirMacExpressもそろそろ買い替えるつもりだったのでありがたく貸してもらうことにした。

スマフォ一般に言える話なのかどうかはわからないが,ガラケーからの電話帳などの移行はけっこう面倒。auOneというクラウドを経由してくださいと説明を受けたのだが,エラーで失敗してしまった。仕方がないので適当にググったところ,vcfという形式で保存してメールで送ればいいことがわかった。とはいえ機種変更の後だったのでS002から直接メールは送れない。

そこで次のように電話帳を移行した。
・S002の電話帳の機能から,「本体へ全件コピー」
・データフォルダに保存された.vcfのファイルを,microSDにコピー
・microSDの.vcfをパソコンにコピー
・メモ帳で文字コードをANSIからUNICODEに変更
・パソコンからメールでiPhoneに.vcfを送付
・iPhoneで添付ファイルを開き,全件登録

最初,文字コードを変えずに送ったら日本語が文字化けしてしまったので注意。

私も機種変更するとしたら新型iPhone,と思ってはいるのだが,発売直後は高いだろうからまだしばらくは様子見になりそう。それにiPhoneだとモバイルSuicaが使えないとか,単体での文字入力が面倒臭いとか,問題もある。料金プランはスマフォ専用になるので,月額1000円くらいのプラス。


2012年02月04日

●iPod touchその後(1年経過)

第4世代のiPod touch(32GB)と折り畳みキーボードなどを買って1年経った。

平日は毎日持ち歩いて,通勤時にポッドキャストを聞いたり,空き時間に日記をつけるのに使っている。

折り畳みキーボードはけっこうハードに使っているが壊れたりはしていない。これがあるので未だにフリック入力は覚えられない。慣れるとフリックも相当速いようだが,キーボードにはさすがにかなわないのではないか。画面も狭くなるし。

iOS5が出た時点ですぐにアップデートしたけれど,あまり恩恵はなかったように思う。動作はちょっともたつくようになった気がする。

最近はあまり機会がないけれど,出張のときや旅行で猫たちを留守番させるときには,FaceTimeでリビングの様子を見られるようにしている。自宅側はMacBookProの内蔵カメラなので画角はかなり制限されるが,そうそう頻繁にあるわけではないので充分かな。

1年経って電池の持ちが悪くなったような気がする。毎日Macと同期して充電しているので電池切れで困る場面は今のところないが,このままだとあと1年は厳しいかもしれない。

そろそろauの携帯電話(S002)も買って2年になるので,機種変更を考えても良い時期だが,iPhoneにするかどうかは悩むところだ。

iPod touch

2011年12月31日

●写真って楽しいねっ〜2011年総括〜

2011年,やはり311の東日本大震災のインパクトは大きかった。幸い我が家は人的・猫的な被害はなかったし,マンションは揺れがひどくて家財はずいぶんダメになったが,住むところがなくなったわけではない。インフラが復旧するまで2週間に及ぶかんなさんの実家での避難生活も大変ではあったがとにかく家族がみな無事だったことを感謝したい。当時の日記を読み返すと,なかなか生々しい。給水車に3時間並んだこと,わずかしか品物のないスーパーに入店するのに2時間並んだこと,福島原発の状態を注視しつついざというときに逃げるためのガソリンを温存して徒歩で行動したこと,10日間シャワーも浴びられなかったこと,一日に何度も沢に水汲みに通ったこと…。できればもう二度と経験せずに済ませたいものだ。

我が家の被災状況

震災後も余震が続き,9ヶ月以上経った現在でも1日か2日に一回くらいは体感できる揺れがある。そんな状況なので狭い部屋の中は備蓄の水や食料品などが所狭しと並び,倒れたり落ちて危険なものはすべて撤去するか床置きにしてあり,とても人様にお見せできる状態ではない。こんな体制をいつまで続ければいいのか,難しいところだ。

原発事故の放射線だが,2011年の12月現在で,事故前の5倍くらいの値(0.14uSv/hくらい)で推移している。ちなみに5月は0.2uSv/hくらいだった。

震災以外の話題としては,iPod touchを買って日記(プライベートな方)をEvernoteに移行したこと盆栽を買ったこと,かんなさんのパソコン更新,そしてアマチュア無線の免許(3アマ)を取って無線局を開局したことなどがあった。

アコースティックギターの弾き語りは現在ほとんど教室には通っておらず,コードを忘れない程度に気が向いたときにちょっと弾くくらい。アコギは手軽な楽器ではあるが,本当に忙しいとやはり手が付かない。ただ,来年も発表会だけは出ようと思うので,何か課題曲を考えなければいけない。

猫のピートは6歳デルタは4歳になった。猫のネタはいちいち書いていないけれど,それは安定した日常ということで幸せなことだ。写真はアメブロの方に載せている。

読書は淡々と文庫新刊SFを読んだり再読したり。

【SF】
スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選(山岸真編)
さよならペンギン(大西科学)
ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成<S>(大森望編)
アンブロークンアロー戦闘妖精・雪風(神林長平)
青い星まで飛んでいけ(小川一水)
地球移動作戦(上・下)(山本弘)
天獄と地国(小林泰三)
天冥の標IV: 機械じかけの子息たち(小川一水)
ねじまき少女(上・下)(P.バチガルピ)
あなたのための物語(長谷敏司)
結晶銀河 ー年刊日本SF傑作選ー(大森望・日下三蔵 編)
プランク・ダイヴ(G.イーガン)
ZOKURANGER(森博嗣)
究極のドグマ―穂瑞沙羅華の課外活動(機本伸司)
冷たい方程式(T.ゴドウィン他)
天冥の標V 羊と猿と百掬の銀河(小川一水)

【ミステリ】
黒猫の三角(森博嗣) 再読
人形式モナリザ(森博嗣) 再読
月は幽咽のデバイス(森博嗣) 再読
夢・出逢い・魔性(森博嗣) 再読
魔剣天翔(森博嗣) 再読
恋恋蓮歩の演習(森博嗣) 再読
六人の超音波科学者(森博嗣) 再読
キラレ×キラレ(森博嗣)
捩れ屋敷の利鈍(森博嗣) 再読
赤緑黒白(森博嗣) 再読
工学部・水柿助教授の日常(森博嗣)

【その他】
吾輩は猫である(夏目漱石) 電子ブック

【ご参考】
2010年総括
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2011年12月17日

●MacBookProその後(1年経過)

MacBookPro15インチ(Mid2010; MC371J/A)を買って1年経った。320GBの内蔵HDDは半分ほど使用している。

バックアップ(タイムマシーン)に割り当てている外付けのポータブルHDDは250GBなので容量がいっぱいになってしまった。バックアップは重要なので手当てしなくてはいけないが,せっかくのシンプルなMacにUSBハードディスクをつなぎっぱなしにするのはあまり美しくない。しかも猫がたまにいたずらしてしまう。

純正だとタイムカプセルというのもあるが高いしなぁ。

あと本体の方はまったく問題がないのだが,要とも言えるAirMacExpressがもうかれこれ6年ほど使っているので,そろそろリプレースを考えなくてはいけない。が,現状でも契約上限の16Mbpsは出ているし,壊れるまで放っておく方が無駄がないかな。実はMacBookProを買ってしばらくは,スリープから復帰後にAMEが固まる(電源抜き差しで復帰する)ことが多くて,いよいよ壊れたか,と思ったのだが,じつはOSX Lionの不具合だったようで,アップデートで起きなくなった。

メインメモリは8GBあるが,普段立ち上げているアプリが多いため,かろうじてスワップしない程度の余裕しかない。

Pete


2011年11月28日

●MacBookProその後(VirtualBoxとWindowsXP)

アマチュア無線を始めると,交信した局の記録を取りたくなる。別に必ず記録を取らなくてはいけないという決まりはないのだが,もしもQSLカードの交換だとかをするなら,記録は必要だ。

もちろんノートに手書きでもぜんぜん構わない(紙ログという)けれど,さすがに今どき手書きはなぁ,となるとパソコンのログソフトを使うことになる。

アマチュア無線の日本語ログソフトとしては,TurboHamlogというフリーソフトが定番中の定番で,Mac版は今のところない。ないなら作ればいいじゃないか,と若い頃なら考えたかもしれないが,そんなモチベーションも時間もない。

そこで,Mac(MacBookPro15インチ Mid2010; MC371J/A)に仮想化ソフトを入れてゲストOSをWindowsにして,Mac上でTurboHamlogが使えるようにする。

こういうことはほんの数年前まではMacとWindowsのハード構成の違いや,スペック不足のせいでかなりハードルが高かったのだが,今やMacもintelだし,64bitのCPUに8GBのメモリが入っているので,10年前のOS(WindowsXP)を仮想環境で動かすくらいわけなくできるようになった。もちろんゲストOS上で3Dゲームを動かしたいとかいうことになるとまた話は違うが,今回はDOS時代から見た目もあまり変わらない老舗ソフトを動かすだけなのでまったく問題がない。

とはいえ,過去職場のWindowsXPにVirtualPCを買ってLinuxをインストールしようとしてハマったりした経験もあるので,本当にうまくいくかどうかは半信半疑だった。選んだ仮想化ソフトはフリーのVirtualBox。WindowsXPは以前捨てたマシンのライセンスを流用する。

メモリとHDDの割り当ては,それぞれ1GBと40GBにしてみた。が,こんなに要らなかったかも。というのはXPにSP3を適用した時点でもコミットチャージは100MBほどにしかならない。職場のXPは起動しただけで700MBも食うので,「XPは重い」という意識があったが,セキュリティの関係で強制的に常駐させられているソフト類が異様に重いだけだった。

インストールも設定もサクサク進み,どこも引っかかるところがない。SP3の適用もWindowsUpdateも,純正セキュリティソフトのMSEもまったく問題なし。

パフォーマンスも仮想化ソフトがディスクキャッシュをしているためか,起動も速く快適。

早速ハムログもインストールしたし,あとは本当にどんどん交信するだけなのだが,144/430MHzのFMはローカルラグチューが聞こえてくるばかりで,CQを出している局はほとんどいないし,自分で出す度胸も相変わらずないのであった。

スクリーンショット 2011-11-28 18.16.03

2011年10月01日

●日記その後(14年経過)

パソコンで,というか電子データとして日記を付けはじめて14年経った。最近はiPod touchで書いたり,Twitterでつぶやいた内容を最終的にEvernoteに送って,クラウド上に日記を置いている。なので「パソコンで書いている」と単純に言えなくなった。

Evernote上にデータがある関係で,いつでも過去の日記を参照するというわけにはいかない(iPhoneを買えば可能)のと,Evernoteは日記専用ソフトとは違うので使い勝手が悪いのが現状の課題。あと,以前も書いたことだがどのくら長期に渡ってサービスが継続するか不安ということもある。

長らく使っていた千年日記では,日記を付ける機能の他に,年中行事のリマインダー機能があって,「あと1週間で○○さんのお誕生日です」みたいなことが起動するたびに表示されたため,忘れてはいけない記念日や誕生日を登録しておくことができた。Macは基本的に毎日使うので,そういう年中行事リマインダーのソフトがないかどうか探したのだが,まだ見つけられない。

過去の日記もすべて月ごとのテキストファイルに分割してEvernoteに転送してある。しかしこれも,1ヶ月単位のノートがたくさんあるだけで,あまり見やすくない。検索機能は一応あるがやはり専用ソフトにはかなわない。

結局,汎用のソフトはなんでもできる代わりに,それ専用に特化して作られた専用ソフトの使い勝手にはかなわないということの確認にはなった。

とはいえ,今のところこれ以上良い方法は思いつかないので,もっと良い手段を思いつくか,新しいサービスが始まるまではiPod touch+Evernoteで日記を続けていくつもり。

2011年07月22日

●MacBookProその後(OSX Lionにアップグレード)

MacBookPro15インチ(Mid2010; MC371J/A)を買って7ヶ月ほど経った。1ヶ月前にはメモリを最大の8GBに増設している。

このたびMacOSXの最新版10.7(Lion)が出たので,早速導入した。10.6(Snow Leopard)でも特に不満はなかったけれど,Tigerの頃からの経験で,Appleの場合はハードのスペックが不足しない限り新しいOSを使った方が良いと思っている。逆に例えば5年後とかに新OSが出た場合はアップグレードしない方が良いだろう。

アップグレードの方法は,AppStoreで1クリック。3.49GBのデータを16Mbpsの回線でダウンロードに30分,インストールに30分かかったが,非常に簡単。OSの入れ替えにDVDなどのメディアがいっさい要らないというのは初めての経験。33kbpsのアナログ回線でつないでいた頃から考えると信じられないような贅沢。

スクリーンショット

OSの名前にネコ系を使っているのは素晴らしいけれど,ライオンがあまりかわいくないと思っている方のために下の壁紙を作成した。一部ではライオンより迫力があるという説もある。

ピート壁紙_lion

Amazonのリンクを貼ろうと思ったら,AppStoreのみの扱いなのかパッケージ版がない。便利は便利なのだけれど,この過剰なまでの囲い込みというかクローズな商売はいかがなものかと思う。iOSのようにMacでもフリーソフトなどが使えなくなってしまう(AppStoreの審査が必須になってしまう)ような方向なのだろうか...。

2011年06月27日

●iPod touchその後(半年経過)

第4世代のiPod touchを購入してそろそろ半年。毎日使っていて,便利で手放せないアイテムとなっている。

Wi-Fi環境でしかネットにつながらないという不便さは確かにあるけれど,その分維持費がかからないし,外付けキーボードで日記などを書く分には特に困らない。

この半年間,日記は会社や出先での空き時間にiPod touchにREUDOの折りたたみキーボードで書いて,あとからEvernoteにメールした上で,適宜修正したり月ごとにまとめるということをしてみた。

長文の入力自体は折りたたみキーボードの使い勝手が良いこともあって,ほとんど苦痛はない。多少日本語変換にクセがあるが,慣れればノートパソコンと変わらないスピードで書ける。フリックというのは結局試したことがないが,ツイッターにつぶやく程度ならQWERTY表示の画面キーボードでタッチ入力,それ以上の長文は折りたたみキーボードという使い方。

有料アプリはi文庫以外買っていないが,使いやすいスケジュールソフトがあったら買っても良いかな。iOSのカレンダーは最低限の機能しかなく,あまり見やすくない。ただ,もしかしたらiOS5になったら改善されるのかもしれない。

無料アプリは選べばそこそこ使えるものもありそう。面白いと思ったのは,微速度撮影動画ができるMotion Pictures。iPod touchのカメラは,カメラとしてはしょぼいけれど,こういう使い方をすると俄然面白くなる。Youtubeへのアップロードもパソコンより簡単。


2011年06月18日

●今日の買い物 ValuestarN

かんなさんのメインマシンであるEeePC1000H(2009年1月購入)も購入後2年半が経ち,タッチパッドのボタンが効きづらくなったり,負荷をかけるとネット接続が切れるなど値段相応のボロさが出てきたので,更新することにした。元々値段を考えると2年使えれば充分だな,と思って買ったのでほぼ予定通り。

ネットブックは場所を取らないのが良いのだが,さすがに1024×600という狭い画面ではいろいろと不都合が多かったし,うちには現在テレビを録画できる器材が何もないということがあって,ある程度画面の大きいテレパソがかんなさんのご希望。

私は基本的に口出しせず,かんなさんが希望機種と相場を調べてから,数日前にグランドオープンした大型家電量販店Kへ。とにかくすごい人出で参ったが,さすがに品揃えと安さは気合いが入っている。

その中でかんなさんがロックオンしたのが,グランドオープン記念特価でお一人様1点限りとなって積まれているNEC Valuestar N VN790/DS。店員に聞いてみると「3月に出た春モデルの在庫をかき集めてきました」ということで,夏モデルと比べてスペックも遜色ない。値段は価格comの最安値+5000円くらい。これなら充分安いだろう,ということで即決。

主なスペックは下記。詳しくはメーカーのサイトを参照いただきたい。

【NEC ValuestarN VN790/DS】
Year 2011
CPU Intel Core i5 2410M 2.3GHz
RAM 4GB(DDR3 SDRAM/SO-DIMM 2GB×2)
HDD 1.5TB(SATA 5400rpm)
LCD 20" HD+(1600×900)
Drive Blue-lay
OS Windows 7 Home Premium 64bit

プライベートでいよいよテラバイト級のストレージが付いてきたのが感慨深い。Windows7も初めてなので,かんなさんの設定が終わったら後で触らせてもらおう。

テレビの使い勝手などは追々レポートしていきたい。

かんなさんとパソコン


2011年06月07日

●MacBookProその後(メモリを8GBに増設)

MacBookPro15インチ(Mid2010; MC371J/A)を買って半年経った。使い心地は快適なのだが,どうもFirefoxが4になったあたりから,やたらとメモリを食うようになって,標準の4GBのメモリではスワップが頻発するようになった。

MBPメモリ増設前

というわけで8GBのメモリを買って交換することにした。MBPは同じ容量のメモリを2枚セットで使うことが推奨されているので,元々の2GB×2枚を取り外して,4GB×2枚に交換することになる。4GB×2枚のDDR3メモリで7千円程度。安くなったものだ。

分解・交換の手順はサポートページにある。簡単。

MBPメモリ増設後

このMBPも5年は働いてもらわなくてはいけないが,このスペックでも5年後には時代遅れになってしまうのだろうか...。

それよりもかんなさんのネットブックEeePC1000Hが,2年半使ってタッチパッドのボタンが効かなくなってきたり,値段相応にボロくなってきたのでそろそろ更新を考えなくてはいけない。


2011年05月04日

●au S002その後(1年経過)

携帯キャリアをauに乗り換え,ソニエリのS002を使い始めて1年と2ヶ月ほど経った。

使い勝手としては可もなく不可もなく,という感じだろうか。

ただ東日本大震災を経験して,維持費はそれなりに高いけれど,やっぱり携帯は必須アイテムだなと感じた。

3月11日の地震当日,というよりも14:46に揺れ始めてすぐにかんなさんから着信。通話を維持しながらかんなさんはマンションで,私は職場でそれぞれ避難した。発信規制や混雑のために他の人は自宅などにいくらやってもかからなかったが,揺れている最中から通話していた自分たちは互いの無事を確認することができた。状況確認と集合場所などを決めて通話を切ったあとは,やはりつながらなくなってしまった。

Cメールは送信エラーが出ても,相手には届いているということがあった。またツィッターで生存確認をつぶやくこともできた。

地震後すぐに地域全体が停電したが,携帯基地局はバックアップ電源で動いていたのだろうか。すぐに圏外表示になってしまったのがSBMを使っている人で,ドコモとauは発信規制はされていたもののアンテナは立っていた。この辺はキャリアの信頼性が出るところだと思った。

ただし停電時間が長引いて,当日の夜にはauも圏外になってしまったと思う。それ以前にS002は電池残量が残り一コマになってしまい,どうせつながらないのだからと電池温存のために電源を切っていた。

普段そんなにヘビーな使い方はしないので,乾電池式の充電器などは持っておらず,電気が復旧するまでは携帯を充電することもできなかった。これに懲りて震災後に物流が落ち着いてから,乾電池式とシガーソケットからの携帯充電器を購入した。

緊急地震速報も鳴るのだが,本当に大きな余震のときは揺れるのと地震速報が同時くらいに感じるし,緊急地震速報だけ鳴って揺れないことも多く,期待される「緊急地震速報が鳴ってから数秒後に大きな揺れがくる」というようなケースはなかなかない。

ワンセグは電池を食うという以前に,感度が悪くてほとんど受信できないので役に立たない。これならAMラジオでも付けてくれた方が災害時には便利かも。実際,電気が復旧するまでは乾電池式のラジオ(JCO臨界事故の後で配布された防災行政無線受信機)しか情報入手の方法はなかった。

1年使うとバッテリーが無料でもらえるというので,早速送ってもらった。リチウムイオン電池のヘタりは実際にあるので,このサービスは助かる。特に機能アップなどを望まなければ,壊れない限りこの機種を使い続けることができる。

携帯電話

2011年02月11日

●iPod touchその後(2週間経過)

iPod touch(第4世代)を買って2週間経った。

関連製品まで含めてけっこうな投資になったが,今のところ満足している。

まず,会社で書いていたプライベートな日記をすべてiPodのメモに切り替えた。このメモを帰宅後にEvernoteに送信して,Macで続きを書く。これでオン,オフ両方の日記をその都度記入することが可能だ。

会社での使い方だが,メモを取るときはイラストのような感じでモニタの下にiPodを置いて,折り畳みキーボードを手前に置く。これでパソコンでテキストを入力するのとほとんど変わらない感覚で長文を入力することができる。見た目もあまり目立たない。

ちなみにこのイラストはApp storeで無料でダウンロードしたiPod用のお絵描きアプリ(My Paint Free)で描いた。

iPodtouch使用環境

普段使う道具なので,キズやヨゴレは気にしないことにしているが,薄いのでホールド性を考えて,液晶保護フィルム付きのシリコンカバーを買った。安物だったのでフィルムを貼っても指紋がつきにくくなるような効果はないようだ。クリーニングクロスを職場にも置いて,割と頻繁に拭いている。このあたりはタッチパネル機器としては抜本的な改善が望まれる部分だ。

ダウンロードした有料アプリは,i文庫(450円)と,セール中で安くなっていた学研まんがサイエンス2巻(115円)。i文庫は青空文庫を読むことができるリーダで,最初から名作150冊が内蔵されている。出掛けるときにiPodだけ持っていけば,音楽を聴きながら古典の名作の読書を楽しめる。荷物が多いときには助かるだろう。

あとはオフラインでも辞書が見られると便利だと思うので,そのうち辞書アプリは買うかもしれない。

もちろんオンラインでこそ真価を発揮できるのは確かなので,ポケットWi-Fiがあれば便利だとは思う。この辺は田舎なので公衆無線LANスポットもほとんどないし。これはもう少し月額利用料が安くなったら検討したい。

カメラの性能は評判通り悪い。屋内や薄暗いところだとほとんど使い物にならないと考えて良いだろう。WiFiでどこにでもすぐアップできるのは便利だが,あくまでもメモ代わりと割り切るべき。

ピートとデルタ
デルタ
山文魚

HD動画の方はまだあまり撮っていないけれど,単体で編集(トリミング)とYoutubeへの投稿までできるのは便利かもしれない。


2011年01月30日

●週末の買物 iPod touchとBluetoothキーボード

先日の記事でiPod touchの購入を検討中と書いたが,2ヶ月ほどまじめに悩んで,とうとう購入した。

かなり綿密に使い方を脳内シミュレーションしていたので,必要なものをすべてまとめてAmazonで購入した。
(1)iPod touch(第4世代 32GB)
(2)リュウド Bluetooth折り畳みワイヤレスキーボード(Mac配列 RBK-2200BTi)
(3)PLANEX 手のひらサイズ無線LANルータ(Amazon限定品 FFP-PKR01)
(4)PLANEX 2ポートUSB ACアダプタ(PL-WUCHG01)
(5)PLANEX 無線LANルータMZK-MF300N専用 USB給電ケーブル(SSOP-USB02)

iPod touchと外付けキーボード

まず出先で長文入力できるという条件が必須だったので,折り畳みキーボードは迷わずに買った。例えばファミレスなどでこのキーボードを広げてパチパチやっている見た目がちょっと恥ずかしいということはあるかもしれないが,実際にこの部分はモスバーガーで書いている。

キーボードの使い勝手は大変良好で,キー配列がUSなので日本語JISとは記号の位置が異なるが,私は元々PowerBookG4も英語キーボードを後付けして使っていたので違和感はない。キーピッチや打鍵感もノートPCのそれと変わらないし,とにかくタッチパッドでノロノロ入力するのとは雲泥の差である。

iPod touchと外付けキーボード

会社でもこんな感じで広げて使いたいけれど,なんか奇異の目で見られそうだな。まあ気にしなければ良いんだけれど。情報セキュリティ的にはSDカードスロットも3G通信機能もないのでそこらのガラケーよりも安全なのだが,この見た目をどう解釈するか。

Wi-Fiが使える場所だったら,このように長文入力,ブログ更新などを含むWeb閲覧,メールなど,普段パソコンでやっている作業は一通り可能だ。(もちろん処理速度や画面サイズの制約はある)

出張先のホテルでWi-Fiが使えるようにと考えて手のひらサイズの無線ルータも買った。荷物が少なくなるようにと,iPod touchとルータの両方に電源を供給できるUSB2ポートACアダプタと,USB給電ケーブルも買ったわけだ。

プライベートの日記については,今までのバイナリ形式の13年分のデータをすべてテキスト(約5MB)に変換し,Evernoteの検索性を考慮して1ヶ月毎にファイルを分割して,タグを付けながらEvernoteにアップロードしているところだ。ファイルの分割のために,正規表現で日付のところを検索して分割保存する簡単なスクリプトを書いた。

そして日々の日記の入力についてはEvernoteに切り替えて様子をみているところ。

iPod touchにしてもEvernoteにしてもまだまだ使い始めたばかりで,もっともっと便利な使い方ができそうな気がしている。今回の記事はとりあえず購入の記録ということで。


2011年01月24日

●モバイルデバイスと日記の移行を検討中

ツィッターで何度かつぶやいているが,iPod touch(第4世代)の購入を検討中である。

その伏線としては,Macを新調したことでFaceTime(ビデオ通話)が可能になったこともあるが,大きいのは現在Windowsの専用ソフトで書いているプライベート日記をなんとかしたい,ということだ。

プライベート日記は1997年にWindows95搭載のダイナブックを購入したのをきっかけに始めたものだ。フォーマットは千年日記というシェアウェア独自のバイナリで,すべての日記データがひとつのバイナリファイル(パスワード付き)で管理されている。

一人暮らしの頃は寮に帰ってからその日の日記を書くようにしていて,これはこれで特に問題がなかった。その後カシオペアFIVAというA5サイズのモバイルノートPCを手に入れ,これをほとんど常時持ち歩くようになって,日記以外にもスケジュール管理や会議のメモ取りなどもFIVAでするようになった。この頃がモバイル環境として一番充実していたかもしれない。

その後会社のセキュリティ対策が厳しくなり,FIVAなどの私物のパソコンを職場に持ち込むことが禁止されてしまった。USBメモリを使って自宅と会社でデータの同期を取っていた時期もあったが,会社のパソコンは原則データの書き出しが不可に設定されてしまったり,自宅のパソコンをMac(PowerBookG4)に変えたこともあって,日記のファイルは会社だけに残された。

で,現在は会社で日記をつけるような使い方である。しかし基本的にはプライベートな内容であるし,自宅で日記を書いたり読んだりできないのはやっぱり不便。

なんとか会社のセキュリティを遵守しつつ,プライベート日記を書き続ける良い方法がないか,ここ数年考えていたというわけ。

理想的には(1)いつでも携帯できて,(2)会社に持ち込んでも問題がなく,(3)長文入力がストレスなくできて,(4)過去の日記を高速に検索できるようなモバイルデバイスがあれば良い。

キングジムのポメラというデバイスが(1),(2),(3)の条件を満たせそうな感じなので,かなり気にはなっていたのだが,(4)はちょっと厳しいだろう。

普段使っている携帯電話(auのS002)も(1),(2)は満たすが(3),(4)に関しては絶望的である。

そこでiPod touchはどうだろうか。今のところ会社への個人のスマートフォン(というかPDA)持込みは黙認されているので,(1),(2)は問題ないだろう。(3)はタッチパネルでの入力は未知数だが,例えば折り畳み式のBluetoothキーボードを一緒に持ち歩けば良さそうだ。(4)は現在のWindows用ソフトはiPodで動かすことはできないが,Evernoteというネットのサービスを使えば,テキストファイル化した日記データを高速に検索することはできそうだ。もちろん会社ではオフラインだが,数年すればどこでもWi-Fi環境がもっと安価に使えるようになるのではないか。

それならiPhoneにすれば良いのではないか,と考える方も多いと思う。しかし現在の携帯電話に加えてiPhoneの月額料金はちょっと許容できない。だいたいSBM(旧Vodafone)の商売のやり方が好きではなくて契約解除したという経緯もある。

とはいえなかなかiPod touchの購入に踏み切れないのにもまた理由がある。iPodにしろEvernoteにしろ,私が日記に対して求めている,数十年単位を前提としたデータ・サービスの継続性を担保できるとはとても思えないのだ。例えばEvernoteにどんどん日記のテキストを放り込んでいったとして,数年後に「事情によりサービスを終了します」となったら,そのときネット上にあるデータはどうなってしまうのか。自分のパソコンのHDDがクラッシュすることによるデータ喪失の心配はないかもしれないが,ネット上のサービスにはそういう不安がある。多くの人は数年使えれば文句もないかもしれないが,日記は自分が飽きなければ死ぬまで書き続けるものだ。

そう考えると,すべてのデータをEvernoteだけでなくローカルにもバックアップする必要があったりして結局は煩雑になってしまう。「簡単に書ける」ということも日記を続ける重要な要素なので,いちいち面倒だと続かない。

でもやっぱりiPod+クラウド(Evernote)という環境は今後の主流になりそうな気もしていて,試してみたいという気持ちもある。「現在持っているものの性能が上がるだけ」という買物ではなく,まったく新しい使い方ができるデバイスというのはわくわくするものだ。

ライフログという言葉も聞いたことがあるが,日記とかEvernoteのような,「個人のデータを一生保管する」というようなサービスは本来,生保会社がやるべきかもしれない。終身保険を契約すると,生保会社の地下にあるサーバに領域が確保されて,そこをEvernoteのように使うことができる。そしてその個人が亡くなったとき,保険金とともにサーバのアクセス権が遺族に譲渡されるのだ。

もっとも,大手生保ですら破綻するような現代ではそれも難しいかもしれない。やはり泥臭いけれど,もっとも単純な形式(.txt)で,その時々の最新のパソコンなり記憶デバイスに次々ファイルを移していくのが確実なのかもしれない。しかしそうすると利便性がなぁ...。


2011年01月15日

●MacBookProその後(1ヶ月経過)

MacBookPro15インチも使い始めて1ヶ月経った。

64bitモードで使っていることと,64bitではDVDドライブ周りで不調が出ている話は先日書いた。ちなみに同梱のiLife'11のインストールも,64bitのままやったらDVDからの読み込みが遅くて50分近くかかってしまった。ただこれは32bitと比較していないので異常なのかよくわからず。

内蔵メモリは4GBで,WebブラウズとメールとiTunesとテキストエディタの同時使用とか,その程度の使い方ならまったく不足はない。ただ,データ移行中だったか主にディスクキャッシュだと思うのだがInactive(領域確保しているが未使用)のメモリが増えて,スワップへの退避が発生することがあった。本来Inactiveなメモリは再びそのアプリが必要としたときに速やかにactiveにできるように確保されているが,未使用のまましばらく時間が経てば順次解放されてFreeとなるべきものだ。大量データコピー中のディスクキャッシュならなおさらである。

それが,しばらく様子を見ていてもInactiveが解放される気配がない。他のアプリを立ち上げるとFreeがないものだからスワップが増える始末だ。自慢の統合型メモリコントローラは仕事をサボっているのだろうか?もちろん再起動すれば回復するのだが,それも面倒くさい。

そこでフリーソフトのLibera Memory Residentを使わせて頂いて様子を見ているところである。

せっかくデザイン重視のMBPを買ったので本体に電源ケーブル以外ごちゃごちゃと付けるのはイヤなのだが,250GBのUSB外付けHDだけはつないでいる。元々はHDDの小さいPBG4ではデジカメの写真やZOOM Q3の動画を保存しきれないので,写真データの保存用に買ったものだ。

この外付けHDDのデータをすべてMBPの内蔵HDDに移し,外付けHDDはタイムマシン(MacOSXのバックアップツール)用としてフォーマットしなおした。これでユーザーは意識することなく,データのバックアップを取ってくれる。

購入前から気になっていた光沢液晶だが,慣れてみるとそれほど気にならなくなってきた。確かに自分自身が映り込むけれど,人間の脳はこういう「見る必要のない画」を視覚から排除するという画像処理(?)が割と得意なようだ。もちろん仕事で一日中ワープロや表計算の処理をするとかいう使い方だったら絶対ノングレアを選ぶ。

MacBookPro15

2011年01月02日

●EeePC1000Hその後(2年経過)

かんなさん用のネットブックEeePC 1000Hを買って2年経った。現在はかんなさんはすべての作業をこのネットブックでこなしている。

MS-Officeは使い古しの2000だが,Excelで住所録を作ってWordで差し込み印刷をさせたり使いこなしておられる。

価格(4.5万)を考えると2年使えば充分ということになるので,今年あたりタイミングを見て更新することになるかもしれない。かんなさんは充分スキルがあるので,買い替えでアドバイスしたりすることは特にない。

MacBookProとSkypeでビデオ通話ができるようになったので,持ち出す機会が増える可能性はある。

ピート

2010年12月31日

●写真ってたのしいねっ〜2010年総括〜

2010年といえばSF読みにとっては意義深かったけれど,現実にはこれと言って大きなトピックのなかった年だったかもしれない。カメラ店のフォトコンテストで最優秀賞をもらったのと,5年ぶりにパソコンを買い換えたのがうれしかったかな。

日常のネタはツィッターでつぶやくことが多くなって,ブログの更新が停滞するようになったのも今年の特徴。これはネット界全体に共通する話で,何年も更新を続けてきた日記やブログが今年からぱったり更新されなくなったという人を何人も見ている。これが一過性の現象なのか来年以降も継続するのか,さらに新しい何かが出てくるのか注目である。

アコースティックギターの弾き語りは継続して習っているが,2年目に入って多少音の違いが判るようになってきたというのか,弦やギターのパーツが気になった年でもあった。サドルを買って削ったりアンプを買ってピックアップを付けたりもした。ただこれは反省点でもあって,つい器材の方に興味がいってしまいがちになるのだが,いくら器材が充実しても腕が上がるわけではないので,演奏の練習に力を入れるべきだろう。

アメーバの猫写真ブログの方はとうとう惰性で今年も1年間毎日更新を続けてしまった。小さいサイズの写真をアップするようにしているので,無料の2GBを使い切るまでには50年くらいかかる計算である。忙しかったり旅行中でも毎日更新できるのは,事前に公開する日時を指定して記事を書いておける予約機能のおかげだ。

車(ポロ)のネタはあまり書いていないが,想像よりもトラブルが少ないためである。今後トラブルが増えてきたら記事にする機会が増えるかもしれない。(できれば増えないでもらいたいが)

読書も文庫新刊SFは低調で,なんだか最近はアンソロジーばかり出て食傷気味。商売的に売りやすいのだろうか?唯一の収穫は小川一水の「天冥の標」シリーズで,まあこのシリーズが始まったことだけでも2010年は価値があったかも。

【SF】
NOVA1(大森望 責任編集)
ZOKU(森博嗣) 再読
メシアの処方箋(機本伸司)
虐殺器官(伊藤計劃)
Self-Reference ENGINE(円城塔)
ラギッド・ガール(飛浩隆)
ゼロ年代SF傑作選(SFマガジン編集部編)
天冥の標<1> メニー・メニー・シープ(上・下)(小川一水)
天冥の標II 救世群(小川一水)
微睡みのセフィロト(冲方丁)
アードマン連結体(N.クレス)
機龍警察(月村了衛)
地球最後の野良猫(J.ブレイク)
パズルの軌跡 穂瑞沙羅華の課外活動(機本伸司)
MM9(山本弘)
NOVA2(大森望 責任編集)
天冥の標 3 アウレーリア一統(小川一水)
スペースプローブ(機本伸司)
量子回廊—年刊日本SF傑作選(大森望,日下三蔵[編])
アリスへの決別(山本弘)
神狩り2 リッパー(山田正紀)
天体の回転について(小林泰三)
ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選 (大森望編)
ディアスポラ(G.イーガン) 再読
ハーモニー(伊藤計劃)

【ミステリ】
Φは壊れたね(森博嗣) 再読
θは遊んでくれたよ(森博嗣) 再読
τになるまで待って(森博嗣) 再読
すべてがFになる(森博嗣) 再読
冷たい密室と博士たち(森博嗣) 再読
λに歯がない(森博嗣)
そして二人だけになった(森博嗣) 再読
笑わない数学者(森博嗣) 再読
詩的私的ジャック(森博嗣) 再読
封印再度(森博嗣) 再読
ηなのに夢のよう(森博嗣)
ゾラ・一撃・さようなら(森博嗣)
幻惑の死と使途(森博嗣) 再読
夏のレプリカ(森博嗣) 再読
今はもうない(森博嗣) 再読
イナイ×イナイ(森博嗣)
数奇にして模型(森博嗣) 再読
有限と微小のパン(森博嗣) 再読

【ご参考】
2009年総括
2008年総括
2007年総括
2006年総括
2005年総括

2010年12月27日

●ビデオ通話を使ってペットの様子を見ることができるか(実践編)

先日の記事「ビデオ通話を使ってペットの様子を見ることができるか(事前検討編)」には次のように書いた。

従って,近々予定しているパソコンの買い替えでは,カメラ内蔵のMacBookProが第一候補なので,これとかんなさんが使っているEeePC(カメラ内蔵)の両方にSkypeを入れて,EeePCを実家なりのネット接続できるところに持っていって,そこから自宅のMacに通話をする。そのときにMac側のSkypeを自動応答する設定にしておけば,外から自宅Macのカメラ画像を見ることができるのではないか。

さて実践である。事前にかんなさんの実家には安い無線LANルータ(BaffaloのWHR-HP-GN)を買って無線化してある。

MacBookPro15インチを購入して,Skypeもインストールした。自動応答もマニュアル通り設定した。

EeePCのSkypeかんなIDから,MacBookPro(MBP)のSkypeソウヘイIDをコールする。・・・と,MBPが自動応答するところまでは順調なのだが,音声は聞こえるけれど映像が出ない。MBP側の画面を見ると,EeePCの映像は映っている。

設定する場所は「ビデオを自動的に開始」のチェックを入れるくらいで,他に関係しそうな項目はない。

通話が始まってからMBPで(手動で)ビデオのアイコンをクリックすると,ちゃんと相手側に映像が映るので,iSight(内蔵カメラ)はちゃんと機能している。

しばらく悩んでも結局原因がわからず,他のデータ移行作業を進めることにしたので再挑戦するのが後回しになってしまった。

で,Skypeのサイトを見たらバージョン5.0のベータ版があったので,ダウンロードして試してみた。ら,何もしなくてもあっさり自動応答でビデオ通話が始まった。うまくいかなかったのは2.8というバージョンだが,MBPで使うと自動ビデオ通話が始まらないというバグがあったのだろうか。検索してもそういう情報は見つからなかったが。

skype_snapshot

これでWindowsモバイルPCとMacBookPro間でビデオ通話簡易ペットカメラシステムが完成したわけだ。注意点としては,MBPがスリープしているとSkypeの応答ができないので,電源管理でスリープしない設定にしておく必要がある。

次はFaceTimeを使った第2段階を試してみたいが,iPod touchの手当がまだできていない。


2010年12月26日

●MacBookProその後(2週間経過)

5年ぶりのパソコン更新でMacBookPro15インチ(Core i5 2.4GHz)を買って2週間経った。データ移行に少し手こずったが,ようやく落ち着いたのでここまでの感想を書いておきたい。

まず噂通りパフォーマンスは素晴らしい。15インチの一番低価格なモデルではあるが,操作全般にまったくストレスがない。ちなみに最初の頃から64bitカーネルモードで動かしているので,32bitカーネルとどの程度体感パフォーマンスが違うのかはわからない。ブラウザ(FireFox)のHTMLデータ展開などほとんど一瞬だ。Flashを多用するサイトでPowerBookG4でモタモタしていた作業など,相手サーバが混んでいるのかな?などと思っていたが単にPowerBookG4が重いだけだった。

64bitカーネルモードで今のところ唯一不調が出たのがDVDプレーヤ。なぜか市販のDVDが再生できたりできなかったり(マウントはできるが映像が出ないとか)といった現象が出て,ドライブが不良なのかと心配したけれど,試しに32bitカーネルに切り替えたら安定した。アップルのサイトによると,

1.DVDプレーヤー、Front Row、Grapher、iTunes、X11を除くすべてのシステムアプリケーションは64ビットコードに書き直されています。

と注意書きがあるので,DVDプレーヤは64bitでの動作は未確認ということだろう。きむらさんのMBPでは問題なく動作するという報告もあった。VLCというフリーのメディアプレーヤを入れたら64bitカーネルのままでも再生できるようになった。

これも各所で散々言われていることだと思うが,マルチタッチトラックパッドの使い勝手も非常に良い。3本指や4本指のスワイプはまだ使いこなせないが,加速する2本指スワイプだけでも結構便利。

写真の管理はPBG4の頃からと変わらず250GBのUSB外付けHDDに単にコピーして,Finderとプレビューで確認し,残したいものはFlickrにアップロードするようにしている。もちろん内蔵HDDにはまだまだ余裕がある(合計320GB)ので,すべてのデータを内蔵HDDにコピーした上で外付けHDDはフォーマットして,タイムマシンのバックアップ用にするという使い方も考えている。

こんなに快適なMBPだが,これでも5年経ったら古くさいスペックでパフォーマンスも陳腐化してしまうほどWebのコンテンツや扱うデータが巨大化するのだろうか。

巨大なデータと言えば確かにまだ動画編集などのいわゆる重たい処理はほとんどさせていない。せっかくのターボブーストやディスクリートのグラフィクスチップも全然動いていないんじゃなかろうか。

ピート

2010年12月14日

●PowerBookG4からMacBookProへのデータ移行に苦戦

5年ぶりのパソコン更新でMacBookPro(MBP)15インチを購入した

PowerBookG4(PBG4)は壊れたわけではないので,2台を並べてデータ移行をする計画だった。

事前に調べたりきむらさんに教えて頂いた話を総合して,FireWire400-800の接続ケーブルを買って,移行アシスタントで移行するのが簡単ではないかと考えた。

ケーブルはエレコム製のものを購入(2千円)。

MBPは初回起動時に古いMacから移行するデータがあるかどうか聞いてくるので,そのときにケーブルをPBG4と接続し,PBG4を"T"を押しながら起動する(ターゲットディスクモード)。

移行するデータはとりあえずホームフォルダの内容。アプリケーションはどうせPowerPCとIntel86系でアーキテクチャの互換性がないので,チェックは外しておいた。

これで勝手に移行がスタートするので簡単だ。・・・と思っていたら1時間ほど経過して,プログレスバーが残り20分のところから進まなくなってしまった。ターゲットのPBG4はスクリーンセーバの動きが止まっていてどうも固まっているっぽい。

MBPもPBG4もキー入力を受け付けないし,どうしようもない。いったん電源ボタン長押しで両方とも強制終了させる。

ひとまずデータ移行はせずに,クリーンな状態でMBPを起動。これはうまくいった。

そしてツール(OnyX)を使ってPBG4のHDDチェックと,キャッシュファイルなどの削除をしてみる。HDDの以上は見つからなかった。

移行アシスタントはMBPのユーティリティからいつでも実行できるので,2度目のチャレンジ。

で,やっぱり残り19分のところで固まってしまった・・・。エラーも何も出ないので,固まった原因はわからず。

ここまででかなり時間をロスして疲労。こんなことなら最初から単純なターゲットディスクモードで手動でデータをコピーすれば良かった。

移行アシスタントで途中までコピーされたデータが中途半端にMBPに入っているので,これをキレイに削除してから,気を取り直してデータをコピー。

・メール(Thunderbird)はプロファイルをフォルダごとコピーして,profile.iniのpathを書き換える。
・ウェブ(Firefox)はブックマークをエクスポート&インポート。
・iTunesは「ライブラリに追加」でターゲットディスクを指定すればコピーされる。

と,こんな感じ。iTunesは曲のコピーはうまくいったのだが,プレイリストがコピーできない。サポートページの通りにPBG4からxmlでエクスポートしたプレイリストを,MBPのiTunesでインポートするが,該当曲がないとかエラーが出て失敗。プレイリストを手動で作り直すのは手間なのでなんとかしたいけれど,良い方法を思いつかない。

デジカメの写真をどうするかはまだ考え中。PBG4はHDD要領に余裕がなくて,写真や動画は2年ほど前から250GBの外付けHDDに保存するようにしていた。それをMBPのピクチャフォルダにコピーするか,そのまま外付けで管理するか。もしピクチャとして取り込んだらiPhotoで管理するのか,でもiPhotoは管理できる枚数が25,000枚ということで,これではぜんぜん足らない。


2010年12月13日

●今日の買い物 MacBookPro15インチ

愛用のPowerBookG4 12インチも当初予定していた耐用年数の5年を迎えて,後継機選びを進めているという話を書いた

各社のテレパソ(TV視聴・録画機能付きのパソコン)のカタログを眺めたりもしてみたが,どれも機能や性能は十分なのだが,つい欲しくなってしまうような魅力に乏しい。ハッキリ書けばWindowsはどれも一緒に見える。会社でさんざん眺めているWindowsの画面を帰ってまで見たくない,ということもある。

というわけでテレビもブルーレイも見られないが,またMacを買ってしまった。

購入したのはMacBookPro15インチの一番安いモデル(MC371J/A)。購入時のスペックはPBG4と比較して次の通り。

PowerBookG4 12"MacBookPro15"
Year20052010
CPUPowerPC G4 1.5GHzIntel Core i5 2.4GHz
RAM512MB4GB
HDD80GB320GB
LCD12" 1024x76815.4" 1440x900

さすがに5年経つとスペックも隔世の感がある。いやでもCPUのクロックは倍にもなっていないと考えるとそうでもないのか?Core i5の仮想4コアってどの程度日常使いに効くのだろうか。今後使ってみるのが楽しみだ。

この調子で5年後のパソコンのスペックを予想するとどうなるだろう。CPUは物理8コア,メモリは16GB,HDDは滅びてSSDが1TBというところかな。

PBG4は買ったときから動作があまり速くない(メモリが足りずにすぐスワップする)と感じて,すぐにメモリを最大の1.25GBに増設した。それに対してMBPは少なくともWebブラウジングをする程度なら購入時のままで全くストレスがない。現状こんな感じでも5年後にはどうしようもなく遅く感じるようなコンテンツが普通になるのだろうか…。

5年前にPBG4を買った家電量販店Kではだいぶ前にMacの取り扱いはやめていたし,市内には取り扱っている量販店がなかったので今回はAmazonで購入した。アップルストアで買うよりは5000円ほど安く,金曜の20時に注文して,日曜の12時には納品(315円のお急ぎ便オプション利用)。

PBG4からMBPへのデータ移行に苦戦したという話はまた後日。

MacBookPro&PowerBookG4


2010年11月24日

●ビデオ通話を使ってペットの様子を見ることができるか(事前検討編)

留守番しているペットの様子を,出先から確認する方法はないものだろうかと,ペットを飼っている方なら一度くらいは考えたことがあるのではないだろうか。

一昔前にはそんなことはSFであり,せいぜいビデオカメラを録画状態にしておいて,帰ってきてから再生して「こんな風に過ごしていたのか」と知るくらいが民生用機器の限界だった。

それが近年の通信環境の整備によって,比較的安価にリアルタイムの動画を見られる機器が売られている。例えばPLANEXの製品とか。

しかし,安価とは言っても結構な投資になってしまう。これをもっと簡単に汎用機器を使ってできないものだろうか。

最初に考えたのはSkypeだ。Skypeにはビデオ通話という機能があって,去年親戚のお宅に遊びに行ったら,イギリス在住の娘さんとSkypeでテレビ電話をしていた。画質も遅延も問題ないレベルで使えていて感心した。

Skypeでビデオ通話するためには,カメラを内蔵した(あるいは外付けWebカメラを付けた)パソコン2台と,それぞれにブロードバンド回線が引いてあれば良い。

従って,近々予定しているパソコンの買い替えでは,カメラ内蔵のMacBookProが第一候補なので,これとかんなさんが使っているEeePC(カメラ内蔵)の両方にSkypeを入れて,EeePCを実家なりのネット接続できるところに持っていって,そこから自宅のMacに通話をする。そのときにMac側のSkypeを自動応答する設定にしておけば,外から自宅Macのカメラ画像を見ることができるのではないか。

上記が第1段階。まずはこれができないとお話にならない。うまくいくようだったら次は第2段階である。

ネットブックのEeePCは軽いとは言っても,旅行の時は少しでも荷物を軽くしたい。そこでiPod touchなどの軽量モバイル端末でビデオ通話が実現できないだろうか。

と,思っていたら最近AppleにはFace Timeというのがあるらしい。iPhoneでテレビ電話をしているCMも見かける。Mac用にもベータ版が無料で出ている。iPod touchを買えば自宅のMacとビデオ通話ができるのではないか。もちろんiPod touch側に無線LAN環境が必要になるので,公共無線LANを使うか,ホテルの部屋などでは小さい無線LANアクセスポイント(最近では手のひらサイズのものがある)を持っていく必要がある。

という感じで,細かい部分で引っかかるところはあるかもしれないが,技術的にはなんとかなりそうである。ただしMacBookPro,iPod touch,無線LANルータ(アクセスポイント)はすべて新規購入が必要ということで,予算措置が最大の問題ではある。

と,この記事を書きながら検索したら,ライブストリーミング配信で自宅の様子を生中継してしまうという手も使えるかもしれない。でも一泊二日の連続運用は厳しいかな?


2010年11月05日

●PowerBookG4その後(5年経過で後継機選び)

PowerBookG4(12")を買って5年経った。当初の予定通り5年使ったので,買い替えの検討を進めている。

後継機もできれば5年くらい使いたいので,それなりのモノを選ばなくてはいけない。

順当にいけばMacBookProの13インチということになるが,CPUがCore2Duoと少し古い。長く使うのでその時点のできるだけ新しいアーキテクチャを選んでおくのが吉だと考えると,Core i5を積んだMacBookPro15インチだろうか。

しかし,今後5年のライフスタイルを考えたとき,うちはほとんどテレビを見ないので,今ある32インチの液晶TV(アクオス)を捨ててテレパソにしてしまうという手もある。この場合Macではテレビが見られないので,必然的にWindowsマシンということになる。

あるいは自分はMacBookProを買って,かんなさんのネットブック(EeePC)をWindowsのテレパソに更新するという選択肢もある。EeePCはまだ買って2年だが,そもそも価格がPBG4の三分の一以下ということを考えると,2年使えば充分である。

最近業績の良いアップルはかなり強気の戦略で囲い込みを強めていてバッシングもされている。しかし,つい欲しくなってしまうのはやはりMacなんだよなぁ。それと,昼間会社でさんざん眺めているWindows画面を家に帰ってから見たくない,という理由もある。


2010年09月16日

●iPod nanoその後(3年経過)

第3世代のiPod nano(8GB)を買って3年経った。Appleからは第6世代のnanoが発表されている。

この2ヶ月ほどは移動時間の長い(往復10時間)出張が何度もあったので重宝した。

せっかく使う機会が多いのだからと,少し奮発してヘッドフォンを買い替えた。ビクターのマシュマロというインナーイヤータイプである。

今までもインナーイヤータイプの安物を使っていたのだが,耳穴の形状には個人差とさらに左右差もあって,左耳のフィット感がいまひとつだったのである。

マシュマロは耳栓と同じような低反発ウレタンが使われていて,なかなか良い具合にフィットする。また,遮音性も耳栓並みに高いので,電車内で読書に集中するにはぴったりだ。特に今年は学校の夏休み期間中の出張が多く,レジャー客のグループが煩かったので助かった。

私は別に電車内で大きな声で喋るのは構わないと思う(もちろん常識的な範囲で)。そういうおしゃべりも鉄道旅行の楽しみのひとつだと思うからだ。「こっちは仕事だぞ」とか「疲れていて寝たいのに」と不快感をあらわにする方もおられるが,どちらも同じ料金を払っているのだから立場は対等なはずだ。

脱線した。遮音性が高いヘッドフォンは耳栓代わりには最適だが,歩きながらの装用は危険なので避けた方が良いだろう。私も着けるのは席に座っているときだけだ。

iPodの電池は意外と長持ちしていて,3年経過した今でも二泊三日程度の出張だったらまったく充電の心配は要らない。

iTunes10が出ているが,PowerBookG4(OSは10.4)にはアップデートの案内がこない。ついに見捨てられたのだろうか。


2010年08月16日

●ツイッターその後

最近ブログの更新頻度が落ちている。

ギターについては弦の張り替え程度のメンテナンスは単なる日常のルーチンになってしまったので書くほどのことではないし,練習曲も難しくなってきてなかなか録音を公開しようというレベルまで達しない。

また,猫写真はアメブロの「ソウヘイ航宙記」の方で毎日更新しているし,どこに行ったとか何をしているとかという簡単な内容はツイッターでつぶやいてしまうので,わざわざブログに書くこともない。

ツイッターの威力はなかなかのもので,多くのブロガーさんはツイッターで多くのネタを消費してしまって,ブログの更新頻度が落ちていると思う。

参考リンク
Twitter (@hsohei)
Twilog (@hsohei)

2010年06月29日

●リプレースできないWindows2kマシン

Windows2000の延長サポートフェーズが今月いっぱい(2010/6/30)で切れるらしい。うちには関係ない話だと思っていたが,そういえばかんな氏の実家のマシンがWin2kだったのを思い出した。

このマシンは2004年11月に中古で買った一体型で,PenIII 866MHz,256MB,20GB,15"LCDというモノ。価格は39,800円だった。

この値段で6年使えば充分だとは思うが,簡単にはリプレースに踏み切れない事情がある。そう,使っているのはお年寄りなので,OSが変わるとせっかく覚えた操作をまた最初から教えなくてはいけなくなってしまう。

使うのはメールで送られてきた孫の写真をプリントしたり,年賀状を作って印刷したりと,まあお年寄りの使い方としては一般的なものだ。しかし例えばWindows7にしろMacにしろiPadにしろ,お年寄りがお店で機械を買ってきて,誰にも説明を聞かずにこれらの作業を行うのは実は不可能である。

これだけ技術が進んでいて,お年寄りもどんどん増えているんだから,処理速度の向上や3D化も結構だが,インターフェースを超絶簡単化するとか,コンセント引っこ抜き(お年寄りは必ずやる)でも大丈夫にするとか,そっちの方にもっとリソースを投入した方が良いのではないか?

そもそも,まだ壊れてもいない機械を買い替えるなんて発想はお年寄りにはないのである。「延長サポートフェーズが」なんて話をお年寄りが理解できるとマイクロソフトは思っているのか?ちょっと社員を一人よこして実家のお年寄りに説明して欲しいもんだ。ついでにWindows7で年賀状を作って印刷する方法も。

2010年06月11日

●PowerBookG4その後(1台目引退)

かんな氏用のPowerBookG4(12")は購入後5年になるが,1年半前に買ったEeePC1000Hが安定稼働しているということで,PowerBookG4はその役割を終えた。今後は予備機としてイザというときのバックアップに回すことにする。

MacからWindowsへのデータ移行は,USBの外付けHDDがMacでもWinでも両方使えるものだったので,それを使った。そもそも自宅でプライベートで使っている分には,大切なデータは写真と動画くらいなものなのでOSが変わってもあまり関係がない。

私のPowerBookG4(4年半経過)はまだ現役であり,購入当初の予定通り5年経過する今年の冬に更新するつもりだ。2台とも大きなトラブルはなく,ハード的に猫に壊された(ACアダプタキーボード)ことはあっても,それ以外の不調はなくて安定していた。最初にOSを10.3Phantherから10.4Tigerに上げたが,その後再インストールなどもしていない。

普通の使い方をしている分には,アプリがたまにダンマリになることはあっても,OSごと落ちることはほとんどなく,気付くと1ヶ月も再起動すらせずに使っていたりする。(普段使わないときはスリープにしている)

この安定ぶりは以前のMacからは考えられず,ずいぶん進歩したものだと思う。

ピート

2010年05月27日

●Amebaその後(1年経過)

Amebaの無料アカウントを取って,簡単な一言ブログ「ソウヘイ航宙記」を書き始めて1年経った。

有名になりたいとか,友達を増やしたいとか,アフェリエイトで稼ごうとか思ってやっているわけではないので,他のブログをマメに訪問してコメントを書いたり,ランキングサイトに登録したりという,いわゆる宣伝活動はこの写真ってサイトと同様に一切やっていない。

アクセスログによるとだいたい1日50〜100ページビュー程度。Amebaには「ペタ」という,訪問履歴と自サイトへの誘導リンクを相手サイトに貼付ける機能があり,私も他人のブログを読んだときはコメントはしなくともペタは残すようにしているので,ほとんどのアクセスはペタ経由だと考えられる。

宣伝活動はしていないと書いたが,自サイトにペタしてくれた人のサイトを訪問して,ペタを返す「ペタ返し」はしているので,これがまあ宣伝と言えば宣伝か。1日に付くペタは多くても10あまりなのでそれほど大変ではないが,数十個もあったらペタ返しするだけでも相当時間を取られるだろう。

1年間,1日1回以上の更新を目標に続けてきたが,それも達成して今後どうするか悩ましいところだ。写真1枚に本文1行と言っても,ペタ返しまで含めたらそれなりの手間がかかるわけで,写真だってピートもデルタもすでに大人の猫だし,そんなに毎日毎日面白い写真が撮れるわけでもない。

スッパリ更新をやめてしまえば楽なのだが,ありがたいことにピートとデルタの日常を楽しみにしてくれている方が少数ながらいらっしゃり,かんな氏の「にゃんこーず」の更新が遅いこともあって,生存確認の意味で何らかの更新は続けたいという思いもある。

ピグもログインボーナス(あめ)をもらうために続けているが,部屋にこもりきりで外出はしていない。ありていに言えば外出して他人とチャットするのが時間を取られて面倒だということだ。今のところピグは単なるチャットツールに過ぎず,もっと別な展開がない限りは放置することにする。

ピグ

2010年05月22日

●アジア象データベースに写真掲載

友達しか読まないmixiの日記や,せいぜい日本人しか読まないブログではなく,世界中からアクセスされるFlickrやYoutubeに写真や動画をアップしていると,ときどき面白いことが起きる。

先日,知らないドイツの人(そもそもドイツ人に知り合いなんていないけど)からメールが来て,「あなたがアップしたかみね動物園の写真を見ました。私は世界のアジア象のデータベースを作ってるんですが,もしできたら今度かみね動物園に行ったときに象の写真を撮ってきてくれませんか?」というようなことが英語で書いてあった。

「私は日本語がわからないので英語で失礼します」と,ドイツ語で書いてこないあたりはなかなか偉い。

で,機械翻訳と貧困な英語能力を駆使して「近々また行くからそのとき象の写真撮ってくる」と返事を書いて,「ありがとうよろしく」みたいなやり取りがあって,先日久々に動物園に行って象の写真を撮ってきた。

それをFlickrにアップしてあげたら,読むのが大変なくらい丁寧なお返事が来て,私の撮った写真はアジア象データベースに掲載された。

メールをもらうまでまったく興味がなかったが,このデータベースはなかなかたいした仕事で,私のpoorなEnglish skillではこの方がどのような経緯でデータベースを作るに至ったかは定かでないものの,一見の価値はあると思う。

参考リンク:Asian Elephant

かみね動物園の象:Kamine Zoo

2010年04月06日

●au S002その後(1ヶ月経過)

auの携帯電話を使い始めて1ヶ月経った。

通話は家族宛て以外はタクシーを呼んだりすることに使っただけで,無料通話1,000円の中で充分に間に合った。

通信は約25万パケットで,内訳はメール2万パケット,残り23万パケットがEZweb利用,あと82パケット(6円)が「その他」で,定額分以外として課金されているのがナゾ。

通信が速いのとほとんど圏外がないのはありがたいが,メールとEZweb以外の機能は使っておらず,5千円超の月額料金に見合うかどうかは微妙なところ。

端末(S002)の使い勝手は可もなく不可もなく,というところ。もっさりしていたPHSに比べれば快適かもしれないけれど,それほど劇的にサクサク動くわけでもない。

不満はPOP/SMTPに対応していないことで,これは最新機種なら対応していたのだが端末価格が高くて断念した。PHSでは普通にパソコンに届いたメールもPOPサーバにアクセスして読めたので,今は少し不便。Webメールを使えばいいのかもしれないが,いちいちパスワードを入れたりするのも面倒だ。

これはどの機種でも同じだと思うけれど,ワンセグとかゲームとか負荷がかかることをすると目に見えてバッテリーが消耗するので,充電環境のない出先では出来るだけ控えている。携帯電話で何が怖いって,いざ使おうとしたときにバッテリーエンプティだったという状況だろう。

気を抜くとすぐにブログの更新頻度が落ちてしまう。年度末で忙しかったこともあるが,少しでも時間が空くとギターを手に取ってしまうため。

デルタとソウヘイ

2010年03月05日

●au S002その後(1週間経過)

auの携帯S002を使い始めて1週間経った。

PHSからauへ乗り換えてまず感じるのは,通話音質の悪さだろう。「音質ならPHS,エリアなら携帯」なんて言われていたのは昔のことだと思っていたが,今でも変わらないようだ。携帯は高速通信が売りだけど,その性能はパケット通信の方に割り振られており,音声通話品質は軽視されているのだろうか。

PHSなら部屋にいるかんな氏にかけて,その後ろで「にゃー」と鳴いているのがピートなのかデルタなのか容易に判別できるほど音質がクリアである。よく言われることだが,固定電話と同じ音質と思ってもらえば良い。

それがauだと,そもそも声の主が本人なのかどうかすら迷ってしまう。オレオレ詐欺に引っかかる人が多いわけだ。

原理的にはPHSの音声コーデックはADPCM,auはEVRCという別方式になる。詳細は省くが,極めて大雑把に音楽の圧縮で例えると,PHSはmp3のようなもので,auはmidiのようなものだと思えば良い(本当か?)。つまりPHSは単純な圧縮,auは人間の声からいくつかのパラメータを抽出して,相手側ではそのパラメータから新たに声を作り出すということをする。携帯では機械が合成した声を聞いているわけだ。

さて,気になるパケット使用量だが,1週間で34,000パケット。内訳はメールが4,000パケットで,ezwebが残り。通信が速いので画像付きのページもどんどん読み込んでくれるし,Youtubeも見られるが,その分パケット消費量は大きくなる。料金的にはダブル定額ライトの1,000円分はとっくに使い切って,傾斜部分の真ん中あたり。この分だと早々に上限額の4,410円に張り付きそうだ。これなら定額料は2,000円からになるがパケット単価の安いダブル定額の方が良いかも。結局1ヶ月で上限に達するのは変わらないかもしれないが,あまり使わない月なら上限額未満で納まる可能性もある。

今のところPCサイトビューアを使う必要は感じない。確かに当ブログのメインページにアクセスすると,メモリオーバで全文を読み込むことはできないけれど,個々の記事を閲覧する分には問題ない。自分以外のところはたいてい携帯向けのページがあるし。(自分のところは対応しないのか,という問題はひとまず棚上げ)

まだ1週間程度なので,使っていない機能もいろいろとある。ワンセグはとりあえず映るということを確認しただけ。録画もできるらしいが試していない。こんな小さな機械にテレビもビデオも電話もカメラもネット端末も入っているというのは,考えてみればすごい話だ。

run&walkの画面

2010年03月03日

●ツィッター

元々気楽な一言ブログはアメーバの方でやっているので,あえてTwitterを始めるつもりはなかった。

しかし最近購読しているブロガーの皆さんがTwitterにハマってしまって,ブログの更新がおろそかになっているということで,どんなことをつぶやいているのか見るためにアカウントを取った。

これはまあ,一言でいって昔のRT(リアルタイム)あるいはチャットに近いノリのように見える。

一応アカウントを書いておくけれど,今のところほとんどつぶやいていないので,フォローしても面白くないと思う。

Twitter (hsohei)

2010年02月28日

●au S002を新規契約

昨日からの続き。

auの携帯を選ぶことになったので,まずは機種の選定。さすがにウィルコムと比べて機種のラインナップが豊富。ただ,高機能な新機種は数万円もしてとても買えないので,auショップで新規ゼロ円となっている中から選ぶことになる。

この新規ゼロ円というのは頭金ゼロ円とか割賦の肩代わりというわけではなくて,本当に新規ならタダとのこと。その代わり「誰でも割」への加入が必須ということで,これは2年未満での解約で違約金(9,975円)がかかる。なので結局は2年は縛られることになる。

新規ゼロ円対象機種はSH004,CA004,S002,K002,iida PRISMO。SH004とCA004は画面も大きく高機能な機種。だいぶ悩んだけれど,これらはやめて,コンパクトなS002(ソニーエリクソン)にすることにした。かんな氏も同機種。

料金プランは想像通りかなり複雑。とりあえず写真添付メールを多用する(Flickrやブログ更新) ため,ガンガンメールというのが良いのかと思ったら,このプランEシンプルだと無料通話分がゼロで,ちょっとでも家族以外と通話するとバカ高い通話料が取られるという。で,無料通話付きのプランだとメールは通常のパケット扱いになってしまうとのことで,いったいどっちがトクなのかぜんぜんわからない。

数ヶ月様子を見て,ご自分の使い方に合うプランに変更もすぐにできますから,とauショップのおねーさんはおっしゃるので,プランSSシンプル(無料通話25分)+パケットのW定額ライト(定額料1,050円,上限額4,410円)にした。かんな氏はガンガンメールのプランEシンプル。

ということで,いったい月額2人でいくらかかるのかは,使ってみるまでよくわからない。パケット上限まで使って,他社通話がなければ(980+315+4,410+780+315+4,410=11,210円)になるのか?これならまあウィルコムとの差額は2〜3千円くらいだし,エリアの広さとか通信速度の速さとかをプレミアムと考えればまあ納得なのかなぁ。

しかし通信料って年間10万以上かかってるのに,みんなよく納得して払ってると思う。これがなければ良い車に乗ったり,1グレード上の賃貸や住宅ローンだって組めるだろうに。

あとauショップのおねーさんはもうちょっと自社のサービスを勉強しておいてほしい。なんでもかんでもサポートに問い合わせないとわからないというのはいかがなものか。そのサポートとの電話をこっちに代わってもらった方が話が早いだろ。結局PCサイトビューアとezwebとの違いはよくわからないまま。家族割を別居の家族と組むときの手続きも,人によって必要だという書類が違っていて,二度手間になった。

とにかく,携帯を変えるというのはもの凄く疲れるということがわかった。

S002

2010年02月27日

●PHS WX330Kその後(21ヶ月経過)

PHSをウィルコムのWX330Kに機種変更して21ヶ月経った。2年縛りが明けるまであと3ヶ月。

しかし,このタイミングでウィルコムの会社更生法申請のニュース。いよいよPHSも黄昏のようだ。ソフトバンクによる支援という話も出ていて,確かに孫さんのカリスマなら建て直せるかもしれない。が,個人的にはソフトバンクの商売のやり方は好きではない。

ということで約5年使ってきたPHSにいよいよ見切りをつける覚悟ができた。

ケータイ各社はウィルコムからの流出加入者巻き取りのチャンスだと思うのだが,「ウィルコムユーザーさんいらっしゃいキャンペーン」などは今のところやっていないようだ。

元々PHSはMNP対象外なので,どこに移るにしても新規加入となる。選択肢としてはドコモ,au,SBM,イーモバイルの4社だ。

イーモバイルは地方ではまだまだエリアが不安なので除外することにして,ソフトバンクは上に書いたように個人的に好きではないし,旧ボーダフォンに違約金を払って解約した経緯もある。ドコモは7年前までは自分で使っていたし,信頼性は高いのだが,これも個人的に脱NTT依存を進めている関係で選びにくい。うちの固定電話は050のIP電話のみで,NTTには1円も払っていない。

そうすると残るのはauということになる。

ちなみに料金的には3大キャリアなら大差ないようだ。昔はドコモは明確に高かったけれど,auショップで聞いたら同じような使い方をするなら今はほとんど変わらないと言われた。その点PHSはわかりやすい料金メニューで,パケットまで含めた料金は間違いなく一番安かったのだが,ネットの速度は遅いままだし,圏外も多いし,商売的には難しかったのだろう。

そういうわけで,対象をauに絞って機種や料金プランの検討を進めることにした。

(つづく)

PHS

2010年01月17日

●2010年初方針

当ブログでは種々雑多なネタを取り扱っており,タイトルと内容がマッチしないことも多くご迷惑をおかけしている。年初にあたり,各カテゴリ別に少し状況を整理しておきたい。

【写真部門】
EOS Kiss X2を買ってからは,新しいカメラの動向などはチェックしていない。今年も猫写真をメインに撮っていく方針で,たまに気が向いたらフィルムカメラ(ペンタSP,学研二眼レフ)で遊びたいと考えている。安いフィルムスキャナが出ていてちょっと食指が動いたが,冷静に考えてそんなにバンバン黒白フィルムを自家現像(ダークレス)するか疑問だったので,今のところ保留にしている。

【猫部門】
記事で紹介するのを忘れていたが,木工工作を少しやって猫ケージをグレードアップした。これはデルタが家族になってから2年越しの懸案だったので,ちょっとすっきりしている。理想を言えば作り付けの大型ケージ(というか猫部屋)が欲しいところだが,狭いマンションではなかなか難しい。かんな氏の猫ブログは更新が遅いので,猫たちの近況についてはソウヘイ航宙記の方を見てもらいたい。

【読書部門】
読書はこの1年くらい少し悩んでいる。SFの新刊で「これはぜひ読みたい」と思うものがほとんどないのだ。これは自分の嗜好が変わってきたのか,出版の傾向が変わってきたのか,まだ判断できないでいる。新刊の情報はハヤカワとAmazonから送られてくるメルマガを参考にしているが,その3行ほどの紹介記事だけで,なんだか読んでも仕方がないような気がしてしまうわけだ。「なんでも読んでやろう」という気力が衰えたのは認めるけれど,出版の傾向としてもソフトな冒険モノばかりで,バリバリのハードSFって最近少なくないですか?
ミステリの方も森博嗣氏が表舞台から降りてしまって文庫新刊のペースが落ちているので,今年も再読や図書館の利用が増えそうな気がする。
とはいえ,読書そのものはやめられない(移動中や空き時間に活字が読めないと落ち着かない)ので,何らかの本は常に読み続けると思う。

【音楽・楽器部門】
2年目に入ったギター教室通いがどうなるかが自分でも注目である。こういうものは始めたばかりの頃は上達が目に見えて楽しい。それが1年も経つと弾ける曲は増えているが,練習量に比較して上達のペースは遅くなるし,ちょっとサボるとすぐに弾けなくなる。モチベーションを維持し続けられるかどうかがポイントだろう。

【技術・工作部門】
猫部門のところに書いたように,猫ケージの改造をするのに木工をやった。これは大型のホームセンタで材料を買って,そのホームセンタ内にある工作室を借りて行ったもので,使うときに名前を書けば利用料はタダである。大雑把な切断は1カット50円で大型の切断機(?)でお願いして,その後は工作室で自分でやる。曲線のカットは電動ジグソーを使い,切断面と角の仕上げは電動サンダーでやった。ジグソーなんて久しぶりに使ったが,さほど精度を気にしないのなら糸鋸よりも速いし便利。
旋盤とフライス以外の電動/手動工具はたいてい揃っているので,ここを使えばたいていの木工はいけるんじゃないだろうか。自宅も汚れないし。
ということで,今年もまた何か思いついたら自作するかもしれない。

【車部門】
昨年末にキューブからポロに乗り換えたので,たまにポロ関係の記事を書きたいと思う。といっても改造とかをするつもりはないので,燃費とかトラブル関係のネタくらいしか書くことがないかも。

【パソコン・ネット部門】
長期計画では今年末にWebmasterのPowerBookG4のリプレースとなっている(購入後5年経過)。今のところMacにするかWindowsにするか決めていないし,本当に買い替えられるかどうかも直前にならないと判断できないだろう。

ピート

EOS Kiss X2 / EF50mm F1.4 USM

2010年01月02日

●EeePC1000Hその後(1年経過)

昨年の量販店の初売りでかんな氏用のEeePC1000Hを買ってから1年経った。

普段はMac(PowerBookG4)を使っているけれど,やっぱりどうしてもWindows機がないと困ることがあり,小さい画面のEeePCでもあると便利でWebmasterもたまに使わせてもらっている。

1024×600の解像度は当時のネットブックとしては広い方で,ネットやメールをする分にはあまり問題ないけれど,これ一台ですべてを済ますにはやはりちょっと狭い。あと少し頑張ってXGAだったら最高だったと思う。

バッテリーの持ちは1年経過したことを考えれば常識的な性能で,2時間は普通に使えるとかんな氏はおっしゃっていた。ただこれは今後急速に悪化するかもしれない。

PowerBookG4を16万円で買って,5年間使うのが目標だったことを考えると,4.5万円で買ったこのEeePCはせいぜい1年半か2年もてば良いことになる。高スペックを要求するような動画編集やゲームをしないのであれば,この程度のスペックで充分快適だし,良い時代になったものだ。


2009年12月04日

●PowerBook G4その後(4年経過)

PowerBook G4(12")を使いはじめてから4年経った。買ったときの目標である5年使用まであと1年だ。

この4年の間にMacはインテルのCPUに変わり,OSは2世代進んだ(Tiger->Leopard->Snow Leopard)。半年早く買ったかんな氏のPowerBookG4はPantherがプリインストールされていたので,そこから数えたら3世代か。

HDDの空き容量は18GB。写真データの保存には外付けのポータブルHDD(USB 250GB)とFlickrを使っているので,ローカルのHDDに保存するのはこのブログのテキストとiTunesの音楽,楽器練習の音源など。

ブラウザはFirefoxを使っているが,マシンパワー不足のためか最近処理が重く感じる。入力フォームでの日本語変換が時々引っ掛かったように止まるし,Flashで動くmixiアプリなどは特に重い。元々サーバが重いので仕方がないと思っていたが,かんな氏のネットブック(EeePC WinXP)だとやけにサクサク動くので,やっぱりMacが重いんだとわかった。

このようにパソコンの場合は,スペックが変わらないのに扱うデータやネットのコンテンツが日進月歩でリッチになっていくので,相対的にどんどん陳腐化してしまう。新しい高性能なものが次々に安く出てくるし,古い機械を大切に使うのがどんどん難しくなっている。

幸いネット環境は16Mbps契約で実効10Mbpsくらい出ている(Air Mac Express利用)ので,Youtubeなども見られるし,まだしばらくは耐えられるだろう。

1年後の買い替え(予定)のことだが,Windows7の評判は割と良さそうなので,ウィルス対策をしっかりした上でWin機に戻る選択肢もありかもしれない。なんといってもWin機は安いし。豊富なフリーソフトも魅力的だ。ただMacにはやっぱりMacの魅力があって,例えて言えば国産車(Win)と輸入車(Mac)のような関係かもしれない。そういえばヨーロッパ製のPCって聞いたことがないけれど,輸入されていないだけ?

ピート

2009年11月11日

●mixiアプリの怖さ

mixiに関しては楽器仲間との連絡用としてのみ登録していて,たまに更新されるマイミクさんの日記を読むとか,カメラ関係のコミュニティを覗く程度の使い方だった。

それが,9月からはじめたmixiアプリで状況が一変した。要するにゲームなのだが,実時間とのリンク(放っておいてもゲームの中では時間が進む)や,マイミクとの相互連携(世話をしたりされたり)があるために,気になってしまって毎日見るようになった。

mixiアプリ

ギターの練習やらブログの更新やら,他にやりたいことがたくさんあるのでmixiアプリに時間を取られるのは困る。非常に困る。だけど農場の世話は気になる。ペットの機嫌も気になる。愛車のミニもチューンしないといけない。ということで大変危険なのだ。

仮に1日あたりmixiアプリに30分時間を取られるとすると,貴重な24時間のうちの48分の一,年間180時間も費やしてしまう計算だ。あー恐ろしい。

慣れてくると決まった操作しかしないので,ササっと5分くらい操作して終われば良いのだが,特にサンシャイン牧場などは現在地球上でもっとも重いページと言われていて,読み込みや更新にいちいち時間がかかる。二百万人以上いるという利用者のこの待ち時間だけでも莫大なムダだと思う。みんながサン牧をやるのをやめたら,CO2が何トン(何万トン?)か削減できるだろう。

ということでmixiアプリからは足を洗いたいのだが...あ,メロンが実った。

mixiアプリ

2009年10月07日

●週末見た景色 群馬・栃木(2)

レンタルしたプリウスにはアコースティックギターを2本(FS720SとFG730S)積んでいった。親戚のお宅で演奏を披露するためである。

プリウスのラゲッジスペースは電池を積んでいる関係であまり広くはなく,ソフトケースに入れたアコギ2本がギリギリで収まった。ハードケースだったら後部座席をつぶさないと入らないだろう。まあ燃費の代償なので仕方がないけれど,車格の割に荷物は積めないという印象だった。

親戚のお宅で演奏しようとしたら,スカイプでイギリスに中継するからという話になり,発表会前に思いがけずUKデビューを飾ってしまった。

この親戚(かんな氏の叔父さん)は国際派(死語?)で,ご本人も海外暮らしが長く,お嬢さんは3人ともUK在住である。お嬢さんのパートナーのイアン氏が演奏を褒めてくださったのだが,返せた言葉は「サンキュー」だけであった。我ながら悲しい。次回までにはビートルズを一曲くらい練習しておきたいところだ。

館林ーロンドン間は9,497kmだが,動画も滑らかで目立った遅延もなく,これがタダだというのだから素晴らしい。

群馬
グライダーグライダー群馬

EOS Kiss X2 / EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 IS

2009年09月06日

●壁紙:ピート×Macコラボ

Apple純正のユキヒョウがイマイチかわいくないので,作ってみました。

pete on mac

Mac OS X Snow Leopard ピート仕様の特徴
・1日14時間睡眠
・おなかが減ると動かない
・おなかがいっぱいでも動かない
・機嫌が悪いとかみつく
・トイレはすぐにキレイにしましょう
・ダイエットフード不可
・新鮮なお水を飲ませましょう
・アメブロに書いたネタとカブってるけど気にしない

2009年08月29日

●Mac OS 10.6 Snow Leopard発売

Mac OSの新版,10.6 Snow Leopardが発売された。

Power Book G4の10.4 Tigerも2世代前のOSということになってしまった。Snow LeopardではPower PCのサポートもなくなってしまったので,ハードウェアのアーキテクチャ的にも過去のものということになる。

SnowLeopardの新機能などを詳しく見たわけではないけれど,偉いと思ったのはインストールに必要なドライブの容量がLeopardの半分以下になっていること。Windowsではバージョンが上がるたびに肥大し,重くなっている印象があり,高機能化やセキュリティ対策を考えればそれもある程度仕方がないかな,というような風潮があったように思う。そこをあえて高速化,スリム化するというのは評価できる仕事ではないだろうか。Windows7がどのように対抗してくるのか,見物だ。

PowerBookG4はできればあと1年くらいは使ってあげたいと思っている。買い替えのときはSnow LeopardとWindows7を冷静に比較して選びたい。

SnowLeopard

リンク:Max OS 10.6 Snow Leopard

2009年08月25日

●アメーバその後(3ヶ月経過)

アメーバのアカウントを取って,ブログを書くようになってから3ヶ月経った。

この写真ってblogとは差別化するという方針で,アメブロの方は1エントリーにつき写真1枚と文章1行程度に絞り,できるだけ気楽な話を書くようにして,更新頻度を上げる(1日1回以上)ことを心掛けた。

アメブロは携帯の写真付きメールでの更新も簡単なので,外出先からも更新するようにした結果,3ヶ月のエントリーは約200件,平均2.2エントリー/日という結果だった。その分情報量は少ないので,役に立つような話は何も書いていない。猫の写真を見て和んで頂ければ幸いである。

アメブロを更新する分,どうしても写真ってblogの更新頻度は落ちている。ちょっとしたギターの話などはアメブロの方が書きやすいし。

ブログ

アメーバで可能性を感じるのはやはりピグ(Pigg)ではないだろうか。サマーウォーズのオズ,ディアスポラのポリスのような世界が,機能はまだまだ劣っているとはいえ,原型としては見えているのがすごいと思う。セカンドライフというのもあるけれど,見た目がかわいくないと日本人にはウケないかも。

ただ,現状では単なるチャットエリアがあるだけで,購入できるものもピグが身に付けるものと,ピグの部屋に置く家具類,ピグのアクション(笑うとか踊るとか)にとどまっていて,新しいエリアは次々とオープンするものの,飽きられるのも早い。

せっかくの良いサービスなので,さらに機能を拡充していったらピグがオズ化する日が来るかもしれない。

ピグ

リンク:ソウヘイ航宙記

2009年07月20日

●プリンタIP2500その後(2年経過)

キヤノンのプリンタIP2500を購入して2年経った。ネットで調べものをして,その結果を印刷するというような使い方をちょこちょこしている。

あとはヤマハのぷりんと楽譜という有料サービスで譜面をダウンロードしたときには,どうしてもプリンタが必要だった。ダウンロードしたpdfは一定期間すると開けなくなるので,必ずプリントして紙で保存しておく必要がある。ちなみにこのサービスは1曲単位で譜面が購入できるのでなかなか便利。ギターを買ったらキャンペーン中で1曲分無料でダウンロードできた。

写真のプリントには相変わらずほとんど使っていない。何度か試してみたものの,お店プリントの品質には及ばないし,その割に高いインクを大量に消費するので。

自家現像した黒白フィルムのスキャンとCD書込みをDPE店に断られたので,次はフィルムもスキャンできる複合機が欲しいけれど,エントリー機ではフィルムに対応していなかったりするし,悩ましいところ。

印刷するときは音と動きにデルタが反応してしまって,紙をグシャグシャにしてしまうので注意が必要。

2009年07月11日

●今日のがまん 4ビットマイコン

何度か買ったことのある学研「大人の科学マガジン」。Vol.24のふろくは4ビットマイコン。

ほとんど反射的に買いそうになってしまったが,手に取って冷静に考える。

待て待て,いまさらノートにニーモニックを手書きしてハンドアセンブルするのか,と。

いったいあのUI(7セグLED1個と2進LEDとスピーカ)でサンプルコードで遊んだあと,どんな実用的なプログラムを思いつくんだ,と。

ノスタルジーな気分に浸って,ああ,今は便利だなぁ,と感じてそれで終わりじゃないのか,と。

いやまあ,そもそもこのふろくの目的はノスタルジーに浸ることそのものなのかもしれないけれど,いくら安いとはいえ「あー,なつかしいなぁ」と言うためだけにほとんどスキルを要しない工作キットに手は出さないと年初に決めたのであった。

というわけで購入はひとまず見送り。

ただ,パソコンを始めたときには既に便利な環境(GUIと高級言語)が揃っていて,機械語とかニーモニックとかハンドアセンブルとか経験がない若い方は一度,CPUを直接動かしているという実感を味わってみるという体験は貴重かもしれない。


2009年07月01日

●26インチモニタに更新

職場のパソコンのモニタを更新した。パソコン本体は3年平均くらいで更新しているが,モニタの更新はなんと8年ぶりとなる。

今まで使っていたのは17インチ液晶のSXGA(1280×1024)で,これでもその前の15インチXGAよりは画期的に広くなったと感じたものだ。

今回買ったのは26インチワイドのUWXGA(1920×1200)。当初はマルチモニタ(19インチ×2台とか)を狙っていたのだが,ビデオカードの増設が面倒でなかなか具体化しなかった。そうこうしているうちに上司が26インチに更新すると言い出したので,それに便乗したというわけ。

さすがにこれだけ横幅が広くなると,奥行きの狭いデスクでは視線移動が大きくなって疲れそうだ。疲れる理由は他にもあって,出荷時設定だとやたらとまぶしい。コントラストと輝度をかなり低く設定することで多少マシになった。最適な設定まで追い込むには少し時間が必要だ。

マルチモニタなら左右で別々のアプリを使い分けるのが普通だろうけれど,ワイド1画面だとなかなか難しい。WordならA4を左右に2ページ表示することができるが,他のアプリだと画面の左右が余ってしまいもったいない。Vistaではガジェットを表示する領域に使うらしいが,職場はいまだにXPなので有効活用できない。

それにしても自宅のPowerBookG4のモニタ(12インチ1024×768)がますます小さく見えるなぁ。


2009年06月26日

●MSXのおもひで

昔,MSXというパソコン(規格)があった。これは専用ディスプレイが不要で,家庭のテレビにファミコンと同じようにつなぐことができたので,入門用パソコンとしては最適だった。CPUはザイログのZ80(3.6MHz)。

規格としてはVRAMが16kBまでのMSX1と,64kBまで拡張されたMSX2があって,Webmasterが買ってもらったのはMSX2(パナソニックのFS-A1)だった。

ファミコンと同じようなカセットスロットが付いていて,ゲームもできたけれど,やっぱり面白かったのはプログラムだ。

カセットを何も挿し込まないで本体のみで起動すると,内蔵ROMに焼かれたBASIC(MSX BASIC)のインタプリタが表示される。青い背景に文字が出るだけの素っ気ない画面だ。メニューも何もないので指令はコマンドを打ち込むしかない。当然マウスもない。

プログラムは次のように書く。先頭の数字は行番号だ。


10 CLS
20 PRINT "BABEL ";
30 GOTO 20
40 END

エディタとかコマンドラインの区別もなくて,行番号に続けて書くとプログラムと認識され,命令を直接書くとその場で実行される。上のプログラムを実行するなら"RUN"と打てば良い。

お店に展示してあるMSXで,よく上記のようなプログラムを書いて走らせて遊んだものだ。無限ループなので電源を切るかブレイクコマンドを知っている人しか止められない。迷惑な子供である。


10 MOTOR
20 GOTO 10

これもMSX BASICのリファレンスマニュアルを熟読してWebmasterが開発(?)したはた迷惑なプログラム。MSXはデータレコーダ(カセットテープ)を制御するためのリレーを内蔵していて,そのリレーを高速開閉させて本体から「ビー」というけたたましい騒音を発生させるわけだ。

MSX2はグラフィック性能も優れていて,256色同時発色が可能だった。グラフィックもBASICから制御できて,LINEやCIRCLEといった命令を駆使して画面に絵を描く。

ゲームを作るならスプライトだ。飲み物のことではない。背景とは独立したレイヤーにドット絵を描いて,それを動かすというもので,背景や他のスプライトとの重なりや再描画などを自動で処理してくれる便利な機能で,これなしではゲームが作れない。

音は標準だとファミコンと同等(PSG3音+ノイズ1音)で,BASICからだとMMLという音楽言語を使って音を鳴らす。例えば,


10 PLAY "o4l4CDEFGABo5C"

というプログラムで,4分音符でドレミファソラシドと鳴る。あるときFM音源パックというカセットが発売されて,これを挿すと段違いに高音質なFM音源が使えるようになって,知っている曲をずいぶん打ちっこんで遊んだものだ。

MSXに標準でFDDが付いたのはかなり末期の頃で,データの保存にはもっぱらデータレコーダが使われた。データレコーダといっても専用の機械を買うまではラジカセで代用していた。MSXにラジカセをつないで,録音状態にしてからSAVEするわけだ。せっかく打ち込んだプログラムなどの大切なデータが消えたら悲しいので,何重にもバックアップを取ったり,高級なメタルテープを使ったりもした。今考えたらハイポジくらいでも充分だったと思う。

2009年06月12日

●ネット状況の整理

今はいろいろなネットのサービスが無料(広告収入で稼ぐ)になっているので,複数のフリーメールアドレスを使い分けたり,SNSとブログサービスを掛け持ちしている方も多いと思う。

ネット歴14年(Niftyのパソ通に入会したのが1995年)のWebmasterも,各所にアカウントがあって幽霊化しているサービスがある一方,新しく始めたものもあったりするので,ここで整理しておきたい。

【メールアドレス】
・会社…1
・学会…1
・プロバイダ…1
・レンタルサーバ…3
・Yahoo… 1
・PHS…1

普段有効なアドレスはこの8つ。レンタルサーバは事実上無制限にアドレスを生成できるが,使っているのはWebサイト用,個人メール用,メルマガ登録用の3つ。Yahooのフリーメールは無料系のWebサービスへの登録用に使っている。本当は評判の良いGmailに乗り換えたいところだが,今までに登録したサービスの設定変更が面倒なのでやっていない。

【Webサイト,ブログなどのスペース】
・プロバイダ(Webサイト用だが未使用)
・レンタルサーバ(Webサイト,ブログ)
・Flickr(写真)
・Ameba(ブログ)
・Youtube(動画)
・ニコニコ動画(動画)
・Geocities(旧Webサイト用)
・mixi(SNS)

と,こんなところだろうか。上から3つが有料サービス。無料サービスは他にも忘れているものがあるかもしれない。Amebaはかんな氏が使い始めたので一応アカウントを取ったという話は先日書いた通り。

あと日常的に使っているサービスとしては,Amazon(買物),ネットバンク(4行)などだろうか。JRAで馬券を買ったことも何度かある。

将来はどんなサービスが登場するだろうか。セカンドライフは要求スペックが高すぎて時期尚早という感じだったが,アメーバPiggなんかを見ているとやり方しだいでは大きな変化をもたらしそうな予感もある。モバイル(ケータイ) との連携も特に日本では避けて通れないだろう。

2009年06月06日

●メモ MacでWMAをMP3に変換する(フリー)

録音機能付きのXA-C110のオーディオフォーマットはWMA形式。これをそのままMacOSXで取り込んでも,iTunesで再生もできないし,MP3に変換することもできない。

質問サイト等ではiTunesでWMA→MP3変換ができると回答されていたりするが,それは間違い。Windows版iTunesでは可能だが,Mac版iTunes(8.2)ではできない。

そこでMac環境でWMAをMP3に変換する方法だが,以下のツールを使うとフリーで簡単にできるようになる。参考にして頂きたい。

(1)Flip4Macをインストール
 これはマイクロソフトが配っているコンポーネントで,インストールしておくだけで良い。
 Flip4Macのダウンロードページ

(2)フリーソフトSwitchをインストール
 このソフトは上記Flip4Macのコンポーネントを利用してWMA⇒MP3変換をやってくれる。GUI環境なので操作も簡単。WMAファイルをドラッグしてConvertをクリックするだけ。
 Switch Audio Converter for Mac OS Xのダウンロードページ
  →Download Switch Audio File Converter for Mac OS X (Free Version)をクリックする。

Switch

2009年05月28日

●小学校4年生といえば

先日紹介したアメーバピグで,たまたまかんな氏も交えて3人で楽しくチャットをしていた相手が,実は小学校4年生の女の子だった,という体験が結構衝撃的で,自分が小学校4年生の頃はどんなだったかな,と回想するWebmasterである。

学校の担任は新卒の女性(今の自分より歳下だ間違いなく)で,佐渡島の出身だったかちょっと訛っていて悪ガキどもにからかわれて可哀想だなと,大人しいWebmasterは思っていた。学校でどんな勉強をしたのかは何一つ思い出せない。

コンピュータに興味を持つのは隣に住んでいた2つ上のお兄さんがポケコン(シャープの1245)を買って見せてくれてからで,確か5,6年生の頃だったと思うから,4年生の頃はまだファミコンをしていたくらいだ。ラジコンもまだかな。

ロボダッチとかを作っていたのがこの頃だったかもしれない。コロコロコミックは読んでいたかな。読書は図書室で児童向けのミステリとかを読んでいたかも。女の子の友達がいなくなったのはこの頃からか。

と,必死に思い出そうとしてもこのくらいのものだ。当然日記なんて書いてない。1年間がとても長く感じたはずなのに,何も記憶に残っていない。それが今では小4からパソコンでネットにブログなのである。キーボードを打つのも速いし,たいしたものだ。

ブログなどを書いている良い子のみんなへのアドバイスとしては,今書いているそのブログは,自分の気持ちや興味の記録を残しておけるとても貴重な宝物だということ。大人になってから自分が小学生だったときのブログを読み返せるなんて,とてもステキな時代だと思う。

問題は無料(有料でもか)のブログサービス会社が10年,20年と存続できるかどうかだが...。少なくともローカルに保存しておくよりはネットに流しておいた方が,何らかの形で未来まで残る確率は高い,かもしれない。

皆さんは小学校4年生の頃のことをどのくらい覚えていますか?

幼少の頃のソウヘイ

2009年05月26日

●アメーバのアカウントを取得

かんな氏のブログ「にゃんこーず」がライブドアからアメーバブログに引越してしばらく経つ。

さすがに人気のあるところはサービスも充実していて,自分のアバター(化身)を作ってネット上で自分の部屋を飾ったり,公共環境(観境と書きたいところだ)で他のメンバーとチャットやゲームをして遊ぶことができる(アメーバピグというサービス)。

Webmasterは結構古いネット人種なので,SNSとかネットゲーム等の新しい流れは少し敬遠している。独身で婚活中なら新しい友達を求めて,とか出会いを求めて,という意欲も出るけれど,付き合いが増えれば時間も拘束されるししがらみも増えるということで,あえて手を出さなかったわけである。

とはいえ「そげな新しいもんはちょっと...」と逃げていてはあまりにもジジくさいだろう,と思い直して,かんな氏が引越したのを機に自分もアメーバにアカウントを取ったわけである。しかし2GBに各種サービスが付いて無料なのだからネットビジネスというのはすごい。

ピグはユーザの増加にサーバの処理能力が追いついていない発展途上状態が続いているが,それでもこれだけの人数の同時アクセスを捌き,公共観境を破綻なく運用しているのはすごいと思う。実装はFlashだが,そのプログラミングやデバッグを思うとめまいがしてきそうである。

ピグをはじめたばかりのころは自宅に引きこもっていたのだが,徐々に公共観境にも出掛けるようになった。ネット上でも結局パソコンの向こうにいるのは人間なので,知らない人に話しかけるのはやっぱり敷居が高いのだが,現実と違ってピグは名前やプロフィールを晒して歩いている(ゲシュタルトタグだな)わけで,それを見て「あ,この人はネコ好きだな」と判れば多少は話しかけやすい。

参加している人はさまざまで,普段は絶対に会話なんてしないであろう人種とカタコトのチャットを楽しむなんて体験を(今さらながら)しているWebmasterであった。

アカウントを取ると自動的にブログも書けるようになるので,一応公開しているが,こっちのレンタルサーバを引き払うつもりも今のところはないし,アメーバの方はあまり真剣には考えていない。

ピグの自宅にて

2009年05月10日

●PHS WX330Kその後(1年経過)

PHSを京セラのWX330Kに機種変更して1年経った。2年シバリの契約なので,残り1年。

今のところ故障などトラブルはなく,電池も心配したほどはヘタっておらず,順調。このまま電池パックの交換なしであと1年使えれば良いが,どうだろうか。

カメラを持たずに出掛けたときに,とりあえずPHSで撮影して,Flickrに写メールするという使い方は便利で重宝している。どうせ画質は期待できないし,通信速度も遅いのでVGAサイズで送っているけれど,ブログのネタやどこに行ったかの記録には充分使える。

同時に機種変更したかんな氏のアドエス(シャープのスマートフォンWS011SH)は,それほど凝った使い方はしておらず,スライド式のキーボードでメールが打ちやすい,といった程度の感想。あまり酷使すると不安定ですぐ固まる傾向もあり,とにかくあと1年壊さないように大切に使うとおっしゃっていた。

WX330K

2009年04月29日

●G3Macを処分

職場で共用に1台だけ動態保存していたMacをついに処分した。これは1997年頃に発売されたPower Macintosh G3のデスクトップモデルで,PowerPC G3/233MHz,メモリ32MB,HDD4GB,OSはMacOS8だ。

元々1995年頃までは職場ではMacの方が多かった。その頃のWindowsはver.3.1であり,Macの方が使い勝手が圧倒的に良かったためだ。

それがWindows95が登場して,MS-Officeも95になるとだいぶ使えるようになってきたし,会社の情報システム係がWindowsの普及を推進したこともあって,徐々にMacがWindowsに置き換わっていった。

1998年頃に導入された新しいグループウェアがWindows版だったことが決定打となって,自席利用のパソコンからほぼ完全にMacが駆逐された。が,長いMac時代にWindowsとは互換性のないアプリ(MacDrawなど)で作成した書類が多数蓄積されていた関係で,その書類を閲覧・出力するために共用のMacは何台か残された。その最後の生き残りが上述のG3Macである。

1台であらゆるMac遺産(書類)に対応する必要があるため,内蔵のFD,CD-ROMに加えてSCSIポートにはMO,ZIP(圧縮形式ではない),DAT(!)と当時考えられるすべてのドライブが接続されたその姿はなかなか壮観だった。余談だが今でもUNIX族で残っているtar形式というのは元々磁気テープアーカイブのことだ。

そのG3Macもここ数年起動されることもなくなり,役目を終えたということで処分が決まったわけである。

最近世間ではMacが好調らしい(Webmasterも自宅ではPowerBookG4がメインマシンだ)が,会社はこのままマイクロソフトのOSとアプリに牛耳られたままなのだろうか。10年後,20年後のことを予想するのは難しいが,なんとなく大きな変化がありそうな予感もする。


2009年04月02日

●春はパソコン設定の季節

4月は新入社員や異動の季節。はたまた年度末の決算セールで更新したパソコンなどもあり,職場のパソコン係は大忙しである。Webmasterも4台ほど新品のデスクトップパソコンの初期設定をお手伝いしているところだ。

職場で最近入れているハードは,Core2Duoの2GHz前後で,メモリは2GB程度のデスクトップ。モニタは試しに22インチワイド(1920×1080のフルHD対応品)を3台導入してみた。17インチや19インチのSXGAに比べて解像度は縦横ともに上がっているが,縦寸法が縮んであまり大きい感じがしない。

OSは発注時にWindowsXPへのダウングレードを選択している。Vistaは未だにまともに触ったことがない。XPはもう7年も昔のOSになってしまったが,ハードが相対的に高性能になっているのでむしろサクサクと動き,仕事上で不満は特にない。Officeは人によってバラバラで,2000,XP,2003が混在している。Webmasterは数ヶ月前に重い腰を上げて2000を2003に上げた。それから社外とのデータ互換確認用に,共用パソコンには2007も一応入れてある。が,UIがあまりにも変わっているのでまだ2007をメインで使う気にはならない。

パソコン係が担当するセットアップは主に必須のネットワーク周りとセキュリティ対策だが,同じようなスペックのパソコンに同じように設定するだけのはずなのに,なぜか異なる症状のトラブルがそれぞれ発生したりする。特に古いパソコンから環境を移す場合などはトラブルの宝庫だ。なのでパソコン係にはそれなりの有事対応能力が求められ,詳しくない人には任せられないため人材のローテーションが進まない。ローテーションしないと後継も育たないので結局いつもWebmaster含めて1,2名の仕事になってしまう。

キーボード

2009年01月14日

●2009年初方針

当ブログでは種々雑多なネタを取り扱っており,タイトルと内容がマッチしないことも多くご迷惑をおかけしている。年初に当たり,各カテゴリ別に少し状況を整理しておきたい。

【写真部門】
デジカメを新調したので,しばらくはこのネタが増えそうである。ただ,撮っているのは猫ばかりなので【猫部門】とカブることが多いと思われる。ペンタSPに関しては露出計が不調なこともあって,出番が減りそうな予感がしているが,安売りのフィルムを仕入れてある(DNPのCENTURIA)ので,遠出する機会があったら持っていきたい。お遊びとして,マウントアダプタを買ってペンタSPのレンズをEOS Kiss X2に付けるというのも構想している。ただし,くれぐれも「道具揃えの沼」にはまらぬように注意したい。

【猫部門】
カメラが新しくなってかんな氏が(今のところ)やる気を出しているので,最近の猫情報に関しては「にゃんこーず」の方を参照願いたい。こちらではFlickrにアップした大きなサイズの写真(基本的に補正・トリミングなし)を紹介するので,壁紙に使うなりカメラの作例として細部を確認するなりして活用してもらえたらと思う。ブログで紹介しなかった写真についてもPhotostreamの画面からすべて見ることができる。

【読書部門】
読書の傾向は昨年同様に,SF文庫新刊と再読,森博嗣氏の文庫新刊が出たら読む,ということで変わりない。読みたいと思っていた未読の古典や既刊はあらかた片付いた感があるので,もう少し幅を広げたいという思いもあるが,ベストセラーは読む気がしないし,マイナーな良書を知る手がかりも今のところないので,今までのWebmasterの読書歴から「こんなのがオススメ」というのがあったら教えていただけると助かる。ただし,「薦められたから読んだけどつまらなかった」という結論になっても怒らないでほしい。

【音楽・楽器部門】
新しい試みとしてギター教室に通い始めたので,どの程度続くか(あるいは挫折するか)が自分でも気になっている。フルートを習う予定は今年もない。時間と月謝の関係でフルートは敷居が高いため。あまり良くないとわかってはいるが,自己流で続けていくつもり。長期間ブランクが空かないように意識して吹くようにしたい。消耗品や道具揃えとは無縁という点でフルートは偉いと思う。置き場所も取らないし。

【技術・工作部門】
長期プランとしては,「快適な猫ケージの製作」というテーマがあるが,正月休み中にはコンセプトを詰めきれなかった。素人のスキルで中途半端なものを作ってしまうと美観を損ねるし,材料を調達してしまうと後戻りもできないので,なかなか踏み出せない。
キット工作ものは今までいくつか作ったが,財政難の折,「簡単に作れてちょっと遊んだらおしまい」という刹那的なものについては出来るだけ手を出さないようにしたい。

【車部門】
車検も通したし,追加出費を最小化しつつキューブを維持する,というのが車部門の最大の使命である。

【パソコン・ネット部門】
とりあえずかんな氏のWindowsパソコンだけは手当できたし,写真保存用の外付けHDDも買ったので,WebmasterのPC新調はまだ先延ばしできそうである。固定費としてはレンタルサーバの1,500円/年と,Flickrの$24.95/年がかかっている。回線費用はマンションの共益費に含まれている。

デルタ

EOS Kiss X2 / EF50mm f1.4 USM

2009年01月03日

●年始の買物 EeePC1000H

かんな氏は3年半ほどPowerBookG4(12")を使ってきたが,HDDの空き容量も少なくなってきたし,PHSのアドエスとの連携はMacには対応していないなど,いろいろな理由でWindowsが必要になってきた。

そこでノートPCの買い替えを検討してきたのだが,デジカメの買い替えなどもあって財政状況も厳しいため,最近急速に普及してきたミニノートPCの中から良さそうなものを選ぶことになった。

使うのはかんな氏なので,Webmasterは黙って見ていたのだが,かんな氏が選んだのはASUSのEeePC1000Hという機種。なるほど,並んでいるミニノートの中では画面もキーボードの大きめだし,大容量HDD(160GB)も付いているし,使い勝手は良さそうだ。ASUSってマザーボードの会社じゃなかったかな?最近はこんなのも作っているのか。

例によって価格comで相場を調べてから,量販店Yの初売りに行ったら,価格comの最安値よりも4,000円ほど安い表示(さらに17%ポイント還元あり)だったので,あまり悩まずに購入。

スペックはIntel Atom N270(1.6GHz),RAM1GB,HDD160GB,WSVGA(1024x600),WinXP(home)だそうで,充分メインとして使える性能だ。こんなスペックのノートPCが45,000円で買える時代になったのである。MacBookを買う値段で3台買えるではないか。

還元されたポイントでウィルス対策ソフトと,写真保存用のポータブルHDD(250GB)を2台購入。

かんな氏は嬉々として新パソのセッティング中。んー,これからはMacだよ,と思っていたWebmasterだけれど,これだけ安くて使えるミニノートが普及すると,買い替えに15万も出すのはもったいない気がしてくる。ただ,WindowsXPは7年も前のOSということを考えると,ちょっと微妙かもしれない。アップルが5万円で使えるミニノートを出してくれればいいな。

PCをセッティングするかんなさん


2008年12月01日

●PowerBookG4その後(3年経過)

PowerBookG4(12インチ)を使いはじめて3年経った。1年前の時点でHDDの空き容量が20GBでピンチと書いていたが,その後はFlickrを活用したり,不要なデータやアプリを整理して,なんとか20GB空きをキープしている状況である。

ノートPCで3年というとバッテリーは弱ってくる。このPowerBookG4はバッテリーリコールの対象だったので,2年前に新品バッテリーになっているのだが,それでもかなり弱ってきた。Webmasterは外で使う機会はほとんどないが,かんな氏は猫に邪魔されずに作業するために,よくファミレスやファストフード店に持っていく。その話を聞くと,実用できるのは1時間程度で,これではほとんど使い物にならないと言って良い状態だ。

これまでのWebmasterのパソコンの利用状況からすると,3年前後でリプレースするのが通例になっている。が,Macをリプレースするとなると,まずは半年先行して使っているかんな氏の同型機が先になるし,何度も書いているようにデジカメ(FinePixS5000)の方がもう5年ものということで,こちらの買い替えも急務であり,いろいろあって予算が追いつかない状況なのだ。

とはいえ主力機は動いているうちにリプレースするのが鉄則(データや環境の移行は壊れてからでは大変)なので,かんな氏には財政インパクトの極力少ないリプレース計画の立案をお願いしたいところ。

デザインや持っていて喜びを感じるという点では,次もMacにしたい気持ちなのだが,最近ミニノート(UMPC)というジャンルが急激に伸びてきて少し心が揺れている。Webmasterがミニノートに魅力を感じてカシオのFIVAを買ったのが2002年。本当に持ち運んで苦にならないミニノートとしては,あとは東芝のリブレットくらいしかなく,選択肢がほとんどなかった。

FIVA206VLは秋葉原で10万円で買ったもので,これでも信じられないくらい安いと思った。それが最近のミニノートは4〜6万円などという値段らしいではないか.スペックを見てもネットをメインで使うのであればまったく問題ない感じ。写真を確認したりするのに液晶が小さいのはちょっと不便だが,MacBook1台分の値段で2台買えるというのは魅力的だ。

一度Macの快適さを味わうと,またマイクロソフトの支配下に逆戻りしてウィルスに怯えながら暮らすのは気が進まないが,背に腹は代えられぬということでミニノートも選択肢のひとつとして考えたいと思う。

PowerBookG4(12インチ)のキーボード交換の記事は検索で訪れるビジターが多い。多少でも参考になれば幸いである。


2008年11月29日

●レンタルサーバ容量アップ

当ブログとホームページは,2005年からさくらインターネットのレンタルサーバを借りて運用している。

プランはいちばん安いライトで,初期費用¥1,000,年間費用¥1,500というもので,これで300MBのスペース(メール,Web共用)が借りられる。

今月,サービス内容改訂の連絡が届き,料金据置きで容量が500MBにアップするそうだ。写真や動画をFlikcrやYoutubeに置くようにして極力容量を節約してきたが,これでだいぶ楽になる感じ。

数年後にまた容量が逼迫してくると,今度は1GBになりますとか,希望的観測をしている。

2008年11月22日

●AirMac Express不調?その後

不調が疑われたAirMac Expressだが,日をあらためてチェックしたところ,元々の接続方法で問題なく安定してつながるようになっていた。結局原因も何もわからず。

HUBもAMEも,24時間連続運転の割に,業務用のハードウェア設計ではないので確かに過酷だとは思う。念のため,ひとつのポートに負荷が集中しないように,AMEがつながるHUBのポートを未使用だったところに変更しておいた。

2008年11月20日

●AirMac Express不調?

さてメールチェックでもするかとPowerBookG4を開いたが,ネットがつながらない。ウェブの閲覧もダメだ。

接続や設定を昨日から何もいじっていないのに,急につながらなくなると,何となくいや〜な感じがする。かんな氏に聞くと昼頃見たときはつながっていたと言う。

以前同様の症状で原因がわからず,結局接続事業者の上位回線障害だったということがあったので,今回もまずは回線障害を疑う。PHSから障害情報のページを見て,念のためテープ応答の障害情報テレフォンサービスにもかけてみる。

しかし障害は現在発生していないという。時間をおいて何度か確認しても同じだ。メンテナンスの予定も今日ではない。

次に確認するのはIP電話。障害情報が出ていなくても,IP電話がかからなければやはり回線障害ということになる。事業者が把握していないごく狭い地域,たとえばマンションの交換設備の障害かもしれない。

だが予想に反してIP電話は発信も着信も問題ない。これで回線異常の可能性は極めて低くなった。そうなると宅内LANの異常ということになる。

無線LANルータであるAirMacExpress(AME)の電源を抜き挿しし,世帯の出入口である備え付けのスイッチングHUBも同様に抜き挿しする。熱などの影響でこれらが固まっている可能性もあるからだ。

やっぱりつながらない。IP電話がつながるということは,LANケーブル直結ならつながるかもしれないと思い,PowerBookG4を(AMEがつながっているのとは別の)マルチメディアコンセントの近くまで持っていってケーブルでつなぐ。

そうしたらあっさりつながった。これで原因はAME周りに絞られた。しかし,AMEの電波強度は正常だし,PowerBookG4同士のファイル共有などは無線で問題なくできている。AMEを経由してインターネットに接続することだけができない。そんなトラブルはこれまで経験がない。

重い腰をあげて,AMEからプリンタ,オーディオケーブルなどを引っこ抜き,作業しやすい別のコンセントに移す。

かんな氏が目立たない出荷時リセットボタンを見つけたので,リセットを試すことに。設定が全クリアされてしまうので再設定の手間がかかるが,つながらなくてはどうしようもない。

リセットしたら見事に復活!無線系は正常だったがWAN側の制御がハングアップでもしていたのか?単なる再起動では回復しなかったのがイヤらしい。

良かった良かった,と元の場所にAMEを戻した。ら,またつながらない。その場で再度出荷時リセットをしたら,一瞬つながったがすぐに切れてしまう。

先ほどつながったコンセントの方に再度移して,さらに出荷時リセットをしたところ,ちゃんとつながるようになった。

これはどう考えたらいいのだろう?元のAMEがあった場所からのLANのラインとHUBの該当ポートまでの間に何か悪さをしている部分があるのだろうか?疲れたので今日の不具合調査はここまで。

LANの状況

2008年11月07日

●PHS WX330Kその後(半年経過)

PHSを京セラのWX330Kに機種変更して半年経った。2年シバリの契約なので,あと1年半は使わなくてはいけない。

伸縮アンテナが無いのは最初はなんとなく不安だったが,特に電波のつかみが悪いということもなく,慣れた。

電池は普段の使い方だと2日使って電池目盛りが1つ減るので,2日目の夜に充電するようにしている。さすがにまだ電池寿命の劣化は見られないが,おそらくあと半年も使うと目に見えて容量が減ってくるだろう。今まで電池寿命のときは機種変更してしまっていたが,今回は2年縛りがあるので,電池パックの交換が必要になると考えている。

オンラインバンクのセキュリティが強化されていて,PHSやケータイを本人確認に使うようになった。つまり,パソコンだけではダメで,必ず本人所有のPHSが手元にないとログインできないわけだ。逆にPHSからは比較的簡単にログインできるので,最近オンラインバンクの利用はもっぱらPHSを使っている。

メールは写真添付も含めて送受信とも無料なので,PHSで撮った写真はその場でFlickrに写メールしていて,これは後で整理するのが簡単なので便利。

通話,メール,ウェブ,カメラと,ほぼすべての機能をフル活用しているが,これといった不満はない。ただ,個性もないので2年間使ったら確実に飽きるだろう。その前に壊れないかが心配である。

かんな氏のW-ZERO3[es]も同じく半年になるが,可哀想なくらい不安定で,フリーズするとソフトリセットも効かなくなるので,しょっちゅう「電池抜きリセット」をしている。Windows Mobileが悪いのかシャープのハードが悪いのか知らないが,昔のWindows Me並に不安定である。スマートフォンというコンセプトは悪くないと思うが,もっと安定性の確保に力を入れるべきではないだろうか。

写真はWX330Kで毎朝バス停からの景色を定点観測しているもの。

バス停定点観測

2008年10月30日

●猫のピート パソコンの中心でにゃーと叫ぶ

もうWindowsは使わないだろう,と言いつつもやっぱりどうしても必要なときがたまーにある。

ということで退役させたかんな氏のソーテックを久しぶりに引っ張り出してきて働いてもらった。こんなときのために3年前くらいのスペックでいいので,B5サイズくらいのWindows機があるといいな,と思う。なんといってもソーテックは8年前の機械で,だましだまし使っているような状態なのだ。

で,写真はパソコンに囲まれてご満悦のピート。

ピートとマック

ピートとマック

2008年10月26日

●多数の前提条件から最適値を予測するアルゴリズムについて

今回のネタは本物の予想ソフトのことはまるで調べずに,素人のレジャーのレベルで書いているのでそのつもりで読んでもらいたい。

ある四足動物を16ないし18頭走らせて,その着順を当てるというゲームがある。最近はネットでも着順を投票できるので,Webmasterもたまに100円とか200円投票することがあるのだが,これがなかなか当たらない。

まったくの素人なので,投票の根拠にするのは胴元が提供する過去の戦績と,オッズと呼ばれる人気順しかない。

他の情報を一切無視したとしても,18頭それぞれに過去4戦の戦績(着順,地面の状態,乗った人などなど)があり,そこから何らかの法則性,あるいは全体性(ゲシュタルト) を読み取って,今回の着順を決めなくてはいけない。

もちろん「こいつは最近2戦調子がいいな」とか「前回勝ってるけど今回は地面が濡れているし...」といちいちデータを検討して,その上で最終的には山勘や思い入れで投票するのももちろん良いのだが,せっかくエンジニアなんだからもうちょっとインテリジェントに決められないものか。

ある程度の数の過去履歴データを用いて,将来の結果を予測する手法としては,ニューラルネットワークのバックプロバケーションモデルがある。

Backpropagation Model

これは過去の履歴を「教師データ」として与えてニューラルネットを学習させるというモノだ。ここでは教師データとして過去戦績データを使う。入力層は1頭あたり過去4戦の着順,地面状態,通過順位あたりを使うとして,3×18頭分の54通り。出力層は2着までを当てるなら2つ,3着までなら3つだ。

実装だが,幸いrubyにはニューラルネットのライブラリを作っている人もいるし,これを使わせてもらえばいいだろう。

一番手間がかかるのは教師データの作成と学習だ。過去戦績のWebページから,htmlを解析して着順などの欲しいデータを抽出・数値化して学習可能な定型フォーマットに変換する必要がある。上記のアイデアはしばらく前から考えているものだが,この作業に着手するのが億劫で実現できなかったわけである。

教師データ

このデータ変換プログラム,もし外注に出すなら0.5人月くらいの作業量だと思うが,かんな氏作ってくれないかなー。タダで。

もちろんこの程度のアルゴリズムで本当に当たるとは思っていないが,何かしらコンピュータが着順を予測してくれたら面白いと思うし,いろいろとパラメータを調整したりして遊べると思う。

つづく...のか?

2008年10月17日

●新型MacBookとSSD

新しいMacBookがなかなかカッコ良い。アルミ削り出しのボディがシビれる。

PowerBookG4を使い始めてそろそろ3年になるが,ここまでMacが洗練(ハードもソフトも)されてくると,プライベートでWindowsを使う意味はもうないと思う。唯一Windowsでしか使えないというと,ウルトラモバイルPCがあるけれど,今は会社に持っていくこともできないし,PHSがあればいいかな,という感じ。ブートキャンプでWindowsが使えるらしいが,おそらくインストールすることはないだろう。

オプションで128GBのSSD(Solid State Drive)が選べるのがいかにも21世紀である。128GBといえばPowerBookG4のHDD(80GB)よりも大きいではないか。充分実用になるということだ。

SF的に考えて,フロッピーやハードディスクがいずれは個体デバイスに置き換わるだろう,という予想は昔からあったが,実際に実用になるのはもっと先のことだと考えていた。CD-RやDVD-Rはあっという間にUSBメモリやSDカードに置き換わってしまったし,これからはすごい勢いでHDDがSSDに置き換わるだろう。HDD搭載のパソコンを選ぶのは次の買い替えが最後になるかもしれない(今はまだちょっと高い)。

回転部品という意味ではまだ冷却ファンが残っているが,これも早晩消え去るだろう。そうすれば劇的な省電力化が実現しているハズなのでACアダプタも不要になる。残る駆動部分はモニタのヒンジとキーボードだが,このもっとも古くからあるレガシーなデバイスを,どうやってなくしていくかがこれからの課題だろうか。ひとつは神経へのダイレクトリンクが回答になるだろう。SSDの実現の早さを考えると,生きているうちにPC内臓(誤字でなく)の夢が実現するだろうか。


2008年09月17日

●iPod nanoその後(1年経過)とiTunes8のGenius

第3世代のiPod nano(8GB)を買って1年経った。最近デザインを一新した第4世代が発表され,旧モデルになってしまった。

出張の電車内での耳栓代わりとか,出先でネコの動画を人に見せるとか,そんな使い方もしているが頻度は低い。

寝室の自作オーディオ(TU870学研スピーカ)用のソースとしてもたまに使うが,ほぼ毎日の用途としてはお風呂で音楽を聴くためのソースである。

防滴スピーカは最初アンプなしのタイプを使っていたが,かんな氏がクレーンゲームでミッキーマウスのお風呂スピーカ(アンプ付き)を300円でゲットしたので,今はこちらを使っている。HiFiとは対極にある低音質であるが,かんな氏は音楽を聴きながらの長風呂がお気に入りのようである。

ふたを閉めると操作も出来ないし画面も見えないので,nanoである必要はまったくないのだが...

浴室にちゃんとしたスピーカを設置するというのが,長期(5年くらい)のプロジェクトである。つくづく設計変更時に浴室スピーカを押し込めば良かったと後悔している。

ところで第4世代のnanoと合わせてアップデートされたiTunes8だが,Geniusという新しい機能が売りらしい。自分のライブラリの曲からオーナーの好みを分析して,自動的にプレイリストを作ったりiTunes Music Store(iTMS)のオススメ曲を紹介するというものだが,残念ながら役に立たない。Webmasterの好みの曲はたいていSME(ソニー)レーベルなので,iTunesの取扱対象外なのである。せっかくMacもiPodも使っていてiTMSのアカウントも持っているのに,ぜんぜん買える曲がない。

これからはCDなど買わずに,iTMSでダウンロードしてiPodで聴くだけ,なんて若い人がどんどん増えてくるだろう。そのときレーベルの垣根のために多数の名曲が存在すら知られることなく埋もれてしまうのは,なんだか悲しい気がする。iPodにウォークマンの客を奪われて頭に来る気持ちもわからなくはないが,すべての曲をiTunesで買えるようにした方が全体の利益になると思うのだが...

Macには必ずソニーのトリニトロン管モニタが付いてくるという蜜月時代もあったのになぁ。

2008年09月14日

●メモ:プリンタip2500のユーティリティはAirMacExpress接続では使えない

そういえばインクジェットプリンタPIXUS iP2500は買ってから一度もヘッドクリーニングをした覚えがない。

超久しぶりにカラー印刷しようとしたらまったく色が出ないので,これはヘッドクリーニングだということで,メニューを探すが見当たらない。

キヤノンのサイトからマニュアルをダウンロードすると,MacOSXの場合,「アプリケーション⇒ユーティリティ⇒プリンタ設定ユーティリティ⇒プリンタ選択⇒ユーティリティ」でメンテモードにいけるはずだが,最後のユーティリティがグレーアウトしていて選べない。

念のため最新版のドライバを入れ直したりしてみたがダメで,ネットにもそれらしい情報はない。このプリンタは本体側は超シンプルで,本体側の操作でヘッドクリーニングなどはできず,必ずユーティリティソフトから実行することになっている。

これはどうしたもんかとしばし考えたら,うちではこのUSB接続のプリンタをAirMacExpress経由でワイヤレスでつないでいるのでこれが悪いのかもしれないと思い当たった。印刷は普通にできるので大丈夫だろうと思っていたが,メーカー的にはサポートしていない接続方法なのだろう。

ということでUSBで直結したらちゃんとメンテモードに入ることができた。で,ヘッドクリーニングを何度もやってみたが結局ダメで,インクが無いというオチだった。まあ買って1年以上になるのにインクを一度も換えていないから当然か。

2008年09月13日

●メモ:iTunes8でAirTunesリモートスピーカに接続できないエラーについて

iTunes8にアップデートしたところ,AirTunes(AirMacExpressのリモートスピーカ)に接続できなくなってしまった。

リモートスピーカへの接続に失敗しました。不明なエラーです(-3256)

と表示される。インターネットには接続できるので,AirTunesだけの問題なのはわかるが,こんな不親切なエラーメッセージで原因と対処方法がわかったら天才だと思う

幸い今はインターネットがあるので,googleでいくつか検索をして,得られた断片的な情報から推測すると,どうやら原因はiTunes8へのアップデートで,対処法としてはAirMacExpressのファームウェア(現状v6.2)を最新版(v6.3)にアップデートすることが有効なようだ。

普段PowerBookG4については自動的にソフトウェアアップデートの案内が来るのでそれに従っていれば常にソフトは最新に保たれる(iTunes8もそうやってアップデートした)のに対し,AirMacExpressのファームウェアについては標準のソフトウェアアップデートではカバーされないし,バージョンアップの知らせも無い。これでは上記トラブルに見舞われる人が続出するのではないだろうか?

ファームウェアのアップデートは下記でダウンロードして実行すればOKで,確かにリモートスピーカにつながるようになったのだが,せめて「AirMacExpressのファームウェアが古いです。アップデートは下記からどうぞ」くらいのエラーメッセージは出せないものだろうか?

AirPort Express Firmware Update 6.3 for Mac OS X

2008年08月06日

●グーグルアースのストリートビュー

話題のストリートビューで,東京に居た頃に住んでいた寮を発見。寮の前は特別広い道路でもなかったのに,恐るべしグーグル。

東京の寮

2008年07月22日

●プリンタIP2500その後(1年経過)

キヤノンのIP2500を購入して1年経った。かんな氏が譜面の印刷に使うのがメインで,たまにネット限定のクーポン券などをカラー印刷することもあるが,カラーを使う頻度はきわめて低い。

光沢紙のハガキも買ってあるが,試しに1回印刷しただけだ。写真プリントに関しては店に頼んだ方が品質も耐久性も高いし,コストもそれほど変わらないと思う。

で,久々にカラー印刷をしようとしたら案の定色がおかしい。インクジェットプリンタはとにかく定期的に使ってやらないとすぐに劣化する。だから購入時にモノクロプリンタを探したのだが,なぜどのメーカもインクジェットのモノクロ機を出していないのだろう?レーザーは場所も取るしトナーがバカ高いのでインクジェットモノクロの需要はある程度あると思うのだが...

2008年06月15日

●猫のデルタ(Flickr無料アカウントの課題)

Flickrは月100MBまで何枚でも写真をアップロードできるのだが,無料アカウントだと問題もある。
写真が200枚を超えると,超えた分の写真が一覧から探せなくなるのだ。データが消えるわけではなく,下のようにブログに貼付けるとかアドレスを覚えておけばアクセスできるのだが,管理画面からの検索や一覧表示ができなくなってしまう。これを「Flickrの200枚制限」と言うらしい。

写真データのバックアップ代わりに使う場合,この仕様はちょっと問題だ。もちろん有料アカウントにすれば容量制限も枚数制限もなくなるが,年間$24かかる。これが$10なら迷わず払うところだが,今借りているレンタルサーバが年間1500円(300MB)ということを考えると微妙なところだ。

まあ大切な写真のバックアップの最後の砦(最悪地震や火事で家が崩壊してもアメリカのサーバにデータが残る) と考えれば高くないのかもしれないが...。もう少し考えてみよう。

デルタデルタデルタデルタ

2008年05月16日

●WX330Kその後(1週間経過)

PHSをWX330Kに機種変更して一週間経った。同一メーカーの1年後の機種への変更なので新鮮味はない。

機種変更の方法は前回同様ウィルコムストアでの通販。近所のウィルコムショップへも行ってみたのだが,「通販の方がおトクですよ」「端末(ガワ)だけオークションで買ってSIMを差し替えて使うのがいちばん安いです」と,なんとも商売っ気のない店員だった。

WX330K付属のデータ移行アプリはMac非対応なので,電話帳とブックマークのデータは旧端末でエクスポートしてメールでパソコンに送り,Air発番で新端末が有効になってからメール添付して新端末に送り,インポート。

かんな氏のnico.neko⇒アドエスのデータ移行は,元々SIMに電話帳が入っているので,旧SIMをアドエスに挿して電話帳をアドエスのメモリに転送し,新SIMが有効になってからアドエス⇒新SIMにデータを転送して完了。SIM方式はとても合理的で良いと思うのだが,なぜすべての端末をSIM差し替え可能にしてくれないのだろう。

Operaサーバサービス(RSSリーダ)は同一アカウントで継続利用できるし,あとはPOPサーバのアカウントを設定したくらいで,Air発番されたその日のうちに旧環境と同様に使えるようになった。動作がやや軽快になったのと,メーラーの操作が少し変わったのが機種変更で実感できる変更点。

カメラもWebも使えなかったnico.nekoから,いきなり多機能機のアドエスに移行したかんな氏はなかなか大変そう(でも楽しそう)。自宅無線LAN(Air Mac Express)には問題なくつながったようだ。あの画面サイズで800x480を表示するので細かくて目は疲れるかもしれない。

WX330Kのカメラ性能はまあ「ないよりはマシ」という程度のもの。

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2008年05月14日

●写真ってたのしいねっ10周年(その3)

(その2)からのつづき

 今後の構想だが,コスト重視で選んだレンタルサーバのレスポンス悪化と容量逼迫がこの先1〜2年の間に深刻化しそうだ。ブログにコメント頂いた方はお気づきだと思うが,すでに応答が鈍くなりはじめている。

 回線速度的には自宅にWWWサーバを立てることも可能だが,ハードウェアのコスト問題と,セキュリティ対策等のメンテナンスに手間がかかるので今のところ考えていない。コスト的に不利でももう少し良いプランに切り替えるか,別なレンタルサーバを探すか,ブログだけの運営にしてしまって無料のサービスを使うことにするか,選択肢はいろいろあるがまだ決めかねている。

 コンテンツとしては,まだしばらくブログの更新がメインになると考えている。過去記事の閲覧性の悪さが課題で,一部記事についてはすでに始めているが,目次を作るとか静的ページとして独立させるなどの対策が必要になるだろう。そもそもこのブログというシステムは10年とか20年とかいったスパンを想定しているとはとても思えない。

 それにしても,この10年のパソコン・インターネット環境の変化を思うと,今後の10年のそれはまったく予想できない。従ってこのホームページがどんな風に続いていくのかもわからない。小学校のうちからケータイを持たされて,プロフが当たり前という世代が育ってきて,こんなジジイの戯れ言はまったく存在価値がなくなっているかもしれない。

 数少ない読者の皆様,たまたま検索エンジンで飛んできたビジターの皆様,これからも「写真ってたのしいねっ」を生暖かく見守ってくだされば幸いです。

2008年05月13日

●写真ってたのしいねっ10周年(その2)

(その1)からのつづき

 それまでいいかげんなHTMLで書いていたサイトを,XHTML準拠に見直したのが2002年。内容はXHTMLで,修飾はスタイルシート(CSS)で記述するという理想に感化されてやった作業で,結構な手間がかかった。まあこのとき頑張ったおかげで,今でも当サイトはどんな環境(パソコン,携帯,PDA)からでも支障なく閲覧できるようになっているハズである。最近でこそXHTML+CSSが当たり前になったが,2002年の時点でXHTML準拠の個人サイトはまだ少なかったように思う。

 2003年の結婚を機にパジェロを手放し,代わりに始まったのが「ちぇぶの旅日記」と「ストップくん応援ページ」だ。どちらも現在は開店休業状態となっていて申し訳ないが,ストップくんに関しては当サイトの情報量がおそらく世界一であると自負している。ちぇぶ旅部門もストップ部門もネコの世話にリソースを取られて思うように活動できない状態が今後も続くものと思われる。

 奥様(かんな氏)のホームページ(pyon*web)が同居するようになったのが2004年。今年で開設4年のpyon*webには特にミラコスタ・ウェディングの関連キーワード検索で飛んでこられるビジターが多い。挙式費用一覧も追加されているので参考にしていただきたい。
 ちなみにかんな氏が猫ブログを始める前に絵日記を毎日公開していたのをご存知の方はおられるだろうか。旅行先にもパソコンとペンタブレットを持っていって毎日更新していた苦心作なので見られた方はラッキーである(今は諸般の事情により削除されている)。

 最初のISPの廃業と前後して,レンタルサーバ(さくらネット)への引越しをしたのが2005年。使える容量が増えた(といっても300MB)ので,更新履歴を写真ってblog(MovableType)として独立させた。接続環境は光収容マンションでの16Mbps契約である。

(つづく)

2008年05月12日

●写真ってたのしいねっ10周年(その1)

1998年にはじめたWebサイトも今年で10年を迎えた。

「写真ってたのしいねっ」というタイトルは誰もがデジカメを持っている今にして思えばものすごく大胆なネーミングであり,たいした写真を撮っていないWebmasterにしてみれば恥ずかしくて何度もタイトルを変えようかと悩んだものである。(今も悩んでいる)

信じられないかもしれないが,10年前にはデジカメもインターネットもまだまだ普及しておらず,元々写真を趣味にしていた人にとっては当時のデジカメなんておもちゃみたいなものでとても鑑賞に耐える画質ではなかったし,フィルムの写真をスキャンしてホームページで紹介しようなんて思う人がまだまだ少なかったということで許してほしい。

当時のISP(地域密着の弱小プロバイダ)料金は19,800円/年で,これで33.6kbps(メガではなくキロ)のアナログ電話回線による接続で,月15時間まで(だったかな?)使えるという契約だった。もちろん電話につなぐわけだから,これとは別にNTTの基本料と通話料(15時間つないだら3,000円)がかかる。バカらしいと思うかもしれないが,ニフティとかビッグローブなどの大手ISPはこれよりもっと高い料金を取っていたのだ。

ちなみにISPを契約するまではニフティサーブを契約していた。これはインターネットではなくパソコン通信の方。ただ,パソ通時代には勉強不足と経済的な理由でほとんど活用できていなかった。95年から96年頃にいち早くWebサイトを開設したオーナーはだいたい元々パソ通を使いこなしていた人たちではなかったか。

1999年にパジェロを買ったのを機に,そのコンテンツがメインとなった。四駆ブームも過去の話で,街で見かけることも少なくなったけれど,パジェロ関係で検索してくるビジターは今でもかなり多い。ガソリン価格が上がっているので燃費レポートなどは参考になるかもしれない。当時のガソリン価格も書いてあるが,ハイオクでもリッター100円程度とかなり安い。タンク容量が75リッターもあるものだから,今乗っている人は給油のたびに万札が飛んでいくことだろう。そういう意味では良い時期に乗って,手放したと言える。

(つづく)

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2008年05月08日

●PHS機種変更

携帯各社が家族通話定額サービスをはじめたり,イーモバイルが出てきたりして,ウィルコムも焦りが出たようで機種変更キャッシュバックキャンペーンの案内がきた。今のWX320Kは1年あまり(15ヶ月)しか使っていないし,まだ現行機種なので微妙だったのだが,かんな氏がアドエス(シャープのスマートフォンWS011SH)に換えたいという希望だったので機種変更することにした。

Webmasterは初代京ぽんから連続3代目になる京セラ製WX330K。アドエスも良いのだが,ポケットに入れるにはちょっと大きいのと,会社でセキュリティ上あらぬ疑いをかけられてはマズいので普通の電話器タイプにした。

かんな氏もさすがにアドエスの1台運用ではいろいろと不便だろうから,W-SIMを挿し替えて今までのnico.nekoとTPOで端末を使い分けるという計画。

W-Valueなんとかという割賦販売は,割賦代金の一部または全部をウィルコムが負担してくれ,実質ユーザの負担が少なくなるということだが,問題は2年シバリだろう。この業界で2年先なんてどうなっているかわからないし,事実Vodafone時代には高額な違約金を支払って途中解約した経験もあるので慎重に考えないといけない。が,今月いっぱいというキャッシュバックキャンペーンに見事に釣られてしまった。

おそらく電池は1年程度でヘタるはずなので,2年間で最低1回は電池交換が必要だろう。ちなみにウィルコムには電池交換が無料になるようなサービスはない。

2008年5月時点での支払い明細のうち,定額分はこんな感じだ。(税込み)

主回線 WX330K
 ウィルコム定額プラン 2,900
 データ定額      1,050
 留守番電話サービス   100
 端末割賦負担      400

副回線 WS011SH
 ウィルコム定額プラン 2,900
 データ定額      1,050
 留守番電話サービス   100
 複数回線割引     -700
----------------------------------
合計          7,800

これで070番号宛ての通話は無料,メール無料,Web利用は10万パケットまで1,050円,それ以降は0.0105円/パケットで上限3,800円という内容。
他キャリア宛ての通話が少なければ,月額料金の予想がしやすいのがメリットだろうか。実績としては,他キャリア宛てはだいたい100円とか200円。パケットは1,050円から少し足が出て1,500円くらい(15万パケット程度)。だいたい2人で9千円/月というところ。

安いと考えてウィルコムに移ったわけだが,結局使い方もウェブ利用などが増えてしまっているので,あまり安くはないという感じだがどうだろう。年間10万円以上の固定費になるので馬鹿にならない。

もっとも,いまさら他のキャリアの方が安いよ,と言われても割賦契約で2年間は囲い込まれてしまったのでどうしようもないのだが...

今までの携帯(PHS)端末の遍歴を記録のために書いておく。
1998.8 N206Hyper (DoCoMo PDC 日本電気)
2002.6 P211i (DoCoMo PDC 松下)
2003.8 N51 (J-Phone PDC 日本電気)
2005.6 AH-K3001V (Willcom PHS 京セラ)
2007.2 WX320K (Willcom PHS 京セラ)
2008.5 WX330K (Willcom PHS 京セラ)

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2008年05月06日

●物理エンジンPhun--MacOS版が出ました

以前から注目していた二次元物理エンジン「Phun 」がついにMac OS Xに対応したので早速ダウンロード。

PowerPC G4(1.5GHz)+メモリ1.25GBのPowerBookでも,水を大量に出したりしなければそれほど重くない。ちなみに水はオプションのSimple water renderingをチェックしないとバグる(Ver. beta3.5)。

ニコニコ動画のPhunタグなどで検索するといろいろと面白い遊び方をしている。自分も何か作ってみたいけれど,とりあえずは積み木遊びをするだけでも結構楽しい。

【参考リンク】
Phun日本語解説サイト

2008年04月20日

●猫動画 ピートとデルタ〜けんかと仲直り

ニコニコ動画にピートとデルタの動画をアップ。撮影はデジカメ(FinePix S5000),動画編集はiMovieHD。

写真を載せるときはファイルサイズは50kBを超えると重くて見てもらえない,なんて言っていた時代からは隔世の感がある。

非会員の方はこちらで見れます。>ニコニコ動画非会員の方用

2008年03月24日

●OHPのおもひで

花粉のためか体調がイマイチであまり遊べないのでネタもない(オマケに年度末で仕事も忙しい)。こんなときは昔話でお茶を濁すのが当ブログのセオリーである。

Webmasterが社会人になった頃,プレゼンといえばOHP(オーバーヘッドプロジェクタ)だった。文字や絵を描いた透明なプラスチックのシートを,ネッシーみたいな形の台に載せると,胴体の中にあるランプの光がネッシーの頭の部分で曲げられ,拡大されてスクリーンに映る。影絵のようなモノである。

当時Macintoshからモノクロ印刷するプリンタは職場にあったので,紙に印刷した絵を,OHPシートに対応した複写機でコピーしてシートを作る。しかしグラフなんかはモノクロではわかりづらい。そこでどうするかというと,カラーのサインペンでぬり絵をして色を着けるわけだ。

時間に余裕があればカラーのシートを業者に外注することもできるが,たいていこの手の作業は締め切り直前になってしまうことが多いので,ずいぶん図の切り貼りとぬり絵をした記憶がある。

上級者になると,プレゼン中にサインペンで直接シートに矢印や説明を書き足すという高等テクニックを駆使して,パワーポイントのアニメーション効果に匹敵する動的なプレゼンを実現していたものだ。

原始的なOHPだが,利点もあって,OHPをめくる動作によって時間を調整したり間を取ったりすることができた。

もっと昔になるとスライド映写機によるプレゼンだったようだ。これは事前に原稿を写真屋に出してスライド(ポジフィルム)を現像してもらわなくてはいけないので,期限厳守でやる必要があっただろう。事後の修正は利かないし,大変だったのではないかと想像する。

最近は学会でもなんでもノートパソコン+データプロジェクタを使うようになった。情報セキュリティの関係でデータの持ち出しがかなり面倒な昨今だが,この状態はあと何年続くのだろう。

2008年02月10日

●PowerBookG4(12インチ)のキーボード交換

PowerBookG4(12インチ1.5GHz)のキーボードを,先日入手した英語キーボードに交換する。

作業時間は20分ほどだと思うが,元のキーボードを取り外すときは細心の注意が必要だ。特に,HDD交換が目的でキーボードは元のものをそのまま使おうと思っている場合など,取り外すときにファンクションキーのキートップ(KeyCapの爪とパンタグラフ)を破損してしまう場合がある。実際,今回日本語キーボードを取り外すときもうっかりF1キーのキートップを壊してしまった。

キーボードの取り外し方法はいろいろなページで解説されているが,一応簡単に紹介しておこう。キーボードを固定しているネジは3本あるので,これをはずしていく。

まずは電源を切ってバッテリーを外しておく。

メモリスロットを開けて,キーボードを裏側から止めている長めのネジを1本はずす(念のためメモリは外して作業した)。
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ここからが注意が必要な作業。キーボードを表から止めているネジはF1キーとF2キーの間に1本,F11キーとF12キーの間に1本それぞれあって,キーボードを外すためにはこの4個のキートップ(KeyCap)を取り外す必要がある。キーを上から見て左側に2つ爪があり,KeyCapを左側から持ち上げるようにすると外れる...のだが,一気に外そうとするとすぐに爪が折れてオシャカである。たぶんWebmasterのように1回壊してみればコツがつかめると思うのだが,キーボードの予備がなくて絶対に壊せない,という場合は慎重に作業することをオススメする。
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写真はKeyCapを取り外したところ。ネジには目隠しにグレーのシールが貼ってあるので,これを剥がすとネジがはずせる。
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これでキーボードが持ち上がるので,本体とのコネクタを外してやればキーボードの取り外しは完了。
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買った英語キーボードを上記と逆の手順で取り付ける。VINTAGE COMPUTERで買ったキーボードには,必要なネジや目隠し用のシールもすべて同梱されていた。

取り付けが完了したら,電池とACアダプタをつないでパワーマネージャ(PMU)をリセットする。PMUのリセット方法は機種によって異なるが,この機種では以下のキーボード操作となる。

1. コンピュータの電源が入っている場合は、電源を切ります。
2. キーボードの「Shift」、「Control」、「Option」、「パワー」の各キーを同時に押し、“パワーマネージャ”をリセットします。このとき「fn(ファンクション)」キーは押さないでください。
3. 5 秒間ほど待ちます。
4. パワーボタンを押してコンピュータを再起動します。


これで無事に英語キーボードが使えるようになった。ちなみにPMUをリセットせずに起動すると,何かのキー操作をしたタイミングでOSXがフリーズする(ちゃんと再起動を促すメッセージは出る)。

さて,自力で英語キーボードに交換しようとするようなユーザには蛇足だと思うが,英語キーボードには「かな」「英数」などの日本語モード切り替え用のキーがない。どうするかというと,「コマンド」+「スペース」で「日本語」⇔「英数」が切り替わる。これは昔のMacと同じ。

さらに蛇足だが,Aキーの隣にCtrlがないと気持ちが悪いという人(Webmasterもそう)は,システム環境設定の「キーボードとマウス」から「修飾キー」を選んで,お好きなキーマップに変更しよう。

ここまで金をかけて育てたPowerBookG4にはさすがに愛着が沸いてしまったので,インテルCPU機には浮気せず,末永く使ってやりたいと思っている。ただ,今回分解してみたらあらゆる隙間にネコの毛が入り込んでいることが判明。ある程度予想していたこととはいえ,本体もあちこち傷だらけだし,果たしていつまで無事に動いてくれるのか心配である...
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【参考サイト】
PowerBookG4 12inchの【分解】
macmem.com:PBG4 12インチばらし手順
Maclog:PowerBookG4 12" HDD換装
Apple:PowerBook および iBook のパワーマネージャ (PMU) のリセット

2008年02月09日

●PHS WX320Kその後(1年経過)

ウィルコムのPHSをWX320K(京ぽん改2)に機種変更してから1年が経った。

主な使い方は家族間の通話とメール(いずれも無料)とちょっとしたWeb閲覧で,料金はパケット定額オプションの1,050円以内に収まっている。これはブログなどテキスト中心のコンテンツをさらに画像表示を最小限(普段はOFF)にして閲覧しているのが効いているかもしれない。

機種変更して便利だったのはOperaサーバサービスを利用したRSSリーダ機能。購読しているブログの更新を知ることができて,最新記事をすぐに読むことができる。残念ながらMac用のブラウザとしてはOperaを使っていないのだが,このサービスは便利なので続けてほしい。

内蔵カメラの画質はそれなりだが,写真付きメールでも無料で送れるので,デジカメを持っていないときにはPHSで撮ってその場で自宅アドレス向けに送信する(撮速メール)という使い方をけっこうしている。

今どきのケータイと比べるとまだまだ動作は「もっさり」している感じだが,上記のような使い方をしている限りそれほどストレスはない。

1年経って電池の減りは確実に早くなっている。まだ充電なしでも2〜3日は使えるので支障が出るほどではないが,今年いっぱい乗り切るのは難しい予感がしている。電池だけ買い替えるか,安いキャンペーンのときなどを狙って機種変更するか,また難しい判断を迫られそうだ。

ちなみに当ブログでは特別に携帯向けページなどは用意していないが,携帯でアクセスすると頭に最新の記事本文が表示され,リンクなど余計な情報は下の方に出るようになっていると思う。ブログによっては頭からいきなりリンクや広告がずらずらと出てきてなかなか本文が読めないというページも多いが,もう少しスタイルシートなどを工夫してもらえれば便利かと思う。

2008年01月30日

●今日の買い物 PowerBookG4 12"英語キーボード

PowerBookG4(12インチ)のエンターキーがもげてしまい,折れたツメを接着剤で固定して騙し騙し使っていたのだが,また外れてしまった。再度接着剤で付けてみたのだが,頻繁に使うキーだしツメも小さくこれ以上の延命は厳しいと判断。

しかし日本語キーボードのキートップだけを売ってくれるような店はないらしい。英語キーボードならVINTAGE COMPUTERでキートップだけを売ってくれるのに...。ということで思い切って英語キーボードに交換してみることにした。

はるばるロサンゼルスから空輸されてきた英語キーボード。換装作業はちょっと面倒そうだが,週末のレジャーとしてやってみるつもり。

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2008年01月20日

●今日の修理 PowerBookG4のACアダプタ

大変だ。かんな氏のPowerBookG4のACアダプタが何者かにカジられて断線(ショート)している。

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犯人はこのネズミネコ!

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デルタはピートのように人の手足に噛み付くことはないが,いろんなモノをカジる癖があって困ったものだ。

純正のACアダプタを買うと9,000円もするので,とりあえず修理できるかどうかやってみよう。

カジられて被覆の破れた部分を切り飛ばし,被覆を剥いてみると単純な単芯のシールドケーブルのようだ。これなら修理も可能である。

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ホームセンタで熱収縮チューブ(@100円)を購入。芯線用(Φ2mm)と全体用(Φ3mm)で径の違うものを2つ買った。切断したケーブルにチューブを先に通しておいて,芯線をハンダ付け。芯線に被せたチューブをドライヤの熱で収縮させてから,シールド線も同様にハンダ付けして,全体を太い径のチューブで覆ってドライヤで収縮させてやれば完成。

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見た目は少し悪いが,ビニルテープで応急処置するよりはスッキリする。今回はたまたま線の真ん中あたりだったので修理も可能だったが,コネクタ付近が断線してしまったら厳しいだろう。ネコにやられたわけではないだろうが,そんな断線事例もWebには出ているのでちょっと心配だ。

ネコが上を歩いたり座り込んだりカジったりするので,うちのMacは満身創痍である。Macの使い勝手には満足しているが,是非対ネコ仕様の製品を出して欲しいと願っているWebmasterである。

2008年01月16日

●MacBookAirの問題点

発表されたMacBookAirだが...

この薄さではピートが上に乗って歩いたら一発で液晶が割れそう...

残念だ。とても残念だ。

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2008年01月07日

●テラバイト

職場でバックアップ用に使っていた300GBのネットワークHDDがファン異常で止まってしまった。まあ24時間稼働で2年くらい使っていて,元々そのようなハードユース向きの製品ではなかったし無理もない。

しかしいくらバックアップ用といっても大切なデータが入っているわけで,突然読めなくなるのはやはり精神的に良くない。そこで新しく買ったのはHDD4台でRAIDを組んでいるTeraStation Proという製品で,容量はなんと2TB(テラバイト)

ついに来たテラバイト時代。自分のところで使うようになるとそのことを実感する。

思い起こせば中学生の頃,パソコンショップで「大容量40MBハードディスク!」という商品を見つけて,「こんな小さな箱に40メガバイトも入るはずないじゃん!何かの間違いだよ」と友達に得意げに語っていた頃が懐かしい(当時使っていたMSX2のメインメモリは64kB)。その後98互換機用に160MBの外付けHDDを買い,初めて買ったノートパソコンには1.2GBのHDDが乗っていてここからギガバイト時代となって,それが10年続いた。そしてついにテラバイト。次のペタバイト時代までにはどのくらいの期間かかるのだろうか。

2007年11月28日

●PowerBookG4その後(2年経過)

PowerBookG4(12")を使い始めて2年経った。「いざというときのために」と取っておいたWindowsデスクトップ機はこの1年特に必要な場面もなかったので,そろそろ処分しようかと思っている。

Mac界はIntel製CPUへの完全移行だとか,つい先日には新OSX(10.5)がリリースされるなど賑やかだが,今のところ3年前のスペックであるPowerBookG4でも日常で特に不満を感じることはない。

もちろん,動画編集などをしようと思うとCPUのパワー不足を感じるけれど,それは仮に最新CPUを使ったとしても10倍速くなる,というところまでは進歩していないのではないかと想像する。1時間かかるエンコードが1分になるならともかく,30分に短縮される程度だとすると,あまり魅力を感じない。どなたか,PowerPC機とIntel機で動画のエンコード時間の比較をした方がおられたら,どの程度違うのか教えていただければありがたい。

ただ,ハードディスクの残り容量が26GBほど(元は80GB)と,ちょっと心もとなくなってきているのが懸案事項だ。搭載容量が60GBのかんな氏の方(2年半使用)は残り10GBと,かなり切実である。

今はデルタを膝に乗せてこれを書いている。ピートはとにかくパソコンの上に乗って困ったが,最近はその頻度も低くなったような気がする。デルタはパソコンの上を横断することはあっても,座り込むようなことはなく,膝の上で大人しく寝ていることが多いので助かっている。むしろ,何時間でも膝の上からどこうとしないので,引きはがすのに苦労する。

【今までのPowerBookG4関連記事】
KinoppyのPowerBookG4(1台目)
PowerBookG4にTigerを入れてみる
PowerBookG4(2台目)
PowerBookG4環境構築中
PowerBookG4その後(3週間経過)
PowerBookG4その後(1年経過)
キーボードバスター

2007年11月10日

●ブログメンテナンス DBをSQLiteに移行

当ブログも記事の数が400を超え,デフォルトのBerkeleyDBではパフォーマンスの低下が顕著になってきた。

データベースの移行はちょっと怖いかな,と思って先延ばしにしてきたが,本日思い切ってSQLiteへの移行を敢行。幸いネット上に詳しい手順の解説が多くあり助かった。

参考にさせていただいたサイト:
Movable Type 3.2 SQLite への移行手順[ItsMemo::IT]
Movable Type + SQLite[小粋空間]
mt-db-convert.cgi: MTデータベースの相互変換CGIスクリプト[Ogawa::Memoranda]

SQLiteへの移行で,再構築の際の安定性とスピードが格段に向上した上に,DBのサイズも10MBほど削減できた。こんなことならもっと早く移行すべきであった。

2007年09月28日

●今日の買い物 iPod nano

仕事でストレスがたまると新しいおもちゃが欲しくなるWebmasterである。なので忙しい期末の時期は地雷を踏みやすい。

というわけでiPod nano[8GB]を買ってしまった。日記を見たら今まで愛用してきた128MBのMP3プレイヤも2002年の9月28日に買っている。ちょうど5年使ったということで,長持ちした方ではないだろうか。

iPodシリーズは初めて買ったが,このクルクル回す操作感はなかなか面白い。音楽が聴ければいいので画面など不要ではないかと思っていたが,あればあったで楽しい。思わずYoutubeのビデオを入れたりして遊んでしまった。

実際に使うのは出張のときくらいなのだが,せっかくなのでもう少し活用できないかと思案中である。

ただ,これはコンパクトさと相反する問題になってしまうのだが,今まで使ってきたMP3プレイヤは単4電池1本で動く仕様だったため,外出先で電池が切れてもすぐに交換することができた。一方iPodは内蔵バッテリなので,出先で充電できなければ止まってしまうし,電池寿命もあることを考えると,5年は使えないかな,と感じている。バッテリ交換サービスもあるはずだが,利用している人はいるだろうか。

それにしてもデザインが良い。PowerBookとしっくり馴染む。そういえば日経パソコンのユーザ満足度調査,Windowsパソコンを対象とした調査だったのだが,番外編としてMacユーザの満足度も載せていた。Windowsパソコンではあり得ないほどユーザ満足度が高いという結果(不満はほぼゼロ)で,とても同列には比較できないものだったようだ。同感である。

iPod-nano.jpg

2007年09月26日

●10年日記

1997年に133MHzのダイナブックを買ったのをきっかけに書き始めた日記が,とうとう丸10年を迎えた。

この日記はブログやSNSの日記とは違って,誰にも見せないプライベートな昔ながらの日記だ。パソコンで専用ソフトを使って書いているのが紙の日記帳と違うところ。

10年間で書いた文章はプレーンテキストで3.7MB,2バイト換算だと約170万文字ということになる。1日平均465文字なので,たいしたことは書いていない。淡々とどんなことがあったとか,何を食べたとかを,ひたすら毎日書いているだけだ。

日記の画面には「1年前,2年前の今日」の日記が表示されるので,「去年の今頃はこんなことがあった」というのがすぐわかるのが面白い。もちろんこれを10年前まで遡ることができる。

一番のピンチは日記のデータを入れたUSBメモリのデータがクラッシュしたことだろうか。これに懲りて,以来バックアップをきちんと取るようにしている。

特に止める理由も思いつかないので続けているが,果たしていつまで書き続けることができるだろう。

2007年07月24日

●プリンタ購入 PIXUS iP2500

インクジェットプリンタのPIXUS iP2500(キヤノン)を購入。

かんな氏が実家で使っていたプリンタを別とすれば,自分でプリンタを買うのは10年ぶりとなる。10年前に買った機械はエプソンの初代フォトマッハジェット(PM-700C)だった。しかし動作音はうるさいし,そもそも自宅で印刷が必要なのが年賀状の季節だけだったことに気付いて,ほとんど使わないまま手放してしまった。

それ以降どんなにプリンタの機能が進化しても,必要性を冷静に考えて購入を見送ってきたわけである。

最近楽器仲間の集まり用で,かんな氏がパート毎の譜面をアレンジするのに,やはり自宅にプリンタが必要ということで,10年ぶりのプリンタ購入となった。

理想としては,
・譜面の印刷がメインなので白黒で良い
・集まりの場所に持って行く機会があるのでシンプル機能で小型軽量
・安価

という条件だったが,家電店で探しても,そもそもインクジェットの白黒専用プリンタがラインナップに無い。どんなショボいプリンタでも写真印刷がキレイにできるカラー機だ。どうかするとスキャナまで付いたゴツい複合機が1万円くらいだったりする。

キヤノンで1台,モバイル対応の小型軽量機種があったが,これもカラー対応で3万円近くする。惜しい。この大きさで白黒専用で1万円だったら最高だったのに。

で,結局見た目のシンプルさと安さでPIXUS iP2500に決定。本体は安いがインクカートリッジは当然高い。純正品だと黒とカラー合わせて5千円。まさに典型的な消耗品商売である。

まだカラー印刷は試していないが,白黒の印刷はなかなか速く,音は静かとは言い難いものの,10年前に比べればずいぶんマシになっている。接続はAirMac ExpressのUSBポート。これで無線LANで遠隔印刷できるのでなかなか快適。


2007年03月31日

●仕事パソコン更新

職場でメインで使っているパソコンを更新した。メインマシンの更新は実に4年半ぶりとなる。今まで使っていたのはPentium4 2.2GHz,RAM1GB,HDD40GB,WinXPproという機械で,モニタは17"SXGAのLCD。さすがにHDDの空きは心もとなくなってきていたが,スペック的にそれほど貧弱という感じは最後までなかった。ただ,HDD不良のエラーをたまに出すようになっていたので急遽更新ということになった。

新マシンはIntel Core 2 Duo 6300 1.86GHz,RAM2GB,HDD150GBでOSはVistaではなくXPpro。モニタは古いものを使いまわす。Core2というのはOSから見るとSMPに見えるようだが,クロックは4年半前の機械より下がっている。これまで,マシンの更新といえばクロックが数倍に上がるものだったが,そういう時代はいつの間にか終わったらしい。

古いマシンで一番不満だったのはファイルサイズで数十MB,メモリ上に展開すると100MBを超えるようなWordやExcel,PowerPointファイルの編集作業である。描画点数が数万点とかのグラフなんかを何十枚もペタペタ貼るものだから,編集やスクロールに伴う再描画がちょー重い。Win98クラスの機械でこれをやらせたらたぶん固まるであろう作業だが,WinXP+1GBメモリなので固まることはないが,とにかく重い。

新マシンでこれがどのくらい快適になるか,というのがひとつのポイントだったが,早速やらせてみると,確かに3割増しくらいの速さだが,劇的に速いわけでもなく,5年近く待った割には期待はずれだった。それ以外の簡単な解析とか一般文書の作成ならこれまでも特に不満はなかったのだ。アプリの起動が3秒から1秒に短縮されたって,ぜんぜん嬉しくない。

ちなみにOfficeはいまだに2000だが,これを2007とかにすればもっと改善したりするのだろうか。あるいはビデオカードが効くとか?

ビデオカードといえば,先に述べたように一般的なオフィス用途ではパソコンの性能はすでに充分であり,更新間隔が延びている。そこでスペックよりも使い勝手に投資しようということで,そろそろデュアルモニタの導入が視野に入ってきた。メールとワープロとか,解析モデルと結果とか,一緒に見たいウィンドウというのはけっこうあって,デュアルモニタは(机上のスペースは必要だが)確かに有効な気がする。

そこで問題になるのが,今回の新マシンの拡張性だ。内蔵ビデオはマザーボードに載っているアナログ1系統のみ。昔はビデオカードを挿すAGPとかいうスロットがあった気がするが,中を見てもコンパクト筐体なのでそんなスロットはない。ビデオカードのカタログを見るとPCI Expressに挿さると書いてある。そこでマザーを見るとPCIはライザーボード経由で2系統あるが,Expressかどうかわからない。BTOでPCI Expressを選べる仕様だったらしいが,今回のマシン更新は人任せにしたため,これがExpress対応かどうかわからないのである。デバイスマネージャか何かで簡単に判断できないものだろうか?

2007年02月22日

●PHS機種変更

愛用してきた京ぽん電池がそろそろ限界で,どうしようかと思案していたところ,ウィルコムからなかなか魅力的な新端末が発売されたので,早速注文。

ネコ好きかんな氏は一目惚れした「nico.neco」,Webmasterは今までと同じ京セラの「WX320K」だ。

WX320Kは京ぽん改2などと呼ばれているくらいで,使ってきた初代京ぽん(AH-K3001V)とよく似ている。形も操作感もほとんど同じで,戸惑うことはないが,逆に言えば新鮮味がない

初代京ぽんで一番不満だった操作の「もっさり感」はかなり解消されていて,メールを書いたりWebを見たりする動作はかなり快適になっていると思う。カメラも130万画素でマクロ機能付きと,だいぶ実用的になった。

オフィシャル通販のウィルコムストアでの購入だったが,通販で機種変更というのは,切り替わりのタイミングなどどうするのだろうと気になっていた。最近の機種はAIR発番という機能があって,送付されてきた端末が翌日のAM2:00にセンタからの遠隔操作で自動的に有効になる。それまでは旧端末が使用可能ということで,なかなか考えられている便利な機能だ。が,翌朝旧端末と新端末両方の電源を入れておいたら,両方とも着信したり,旧端末にだけ着信したりと,ちょっと不安な動作。新端末からの発呼は正常にできるが,一応旧端末の電源は切っておいた方が無難だろう。

電話帳の移行は付属のソフトとUSBケーブルでサクサクできるが,Windowsしか対応していないというのはマイナス。またしても老体SOTECに鞭打って働いてもらうことになった。

WX320Kには初代京ぽんの電話帳を簡単にコピーできたが,nico.nekoはダメだった。USB端子は付いているが充電専用らしく,ユーティリティソフトでは認識されない。こういう場合はショップに持っていくか,手動で打ち直すしかないのだろうか。

nico.nekoはnico.のタカラトミーデザインモデルで,nico.自体と機能は同じ。通話とメールに特化した端末で,カメラやフルブラウザは搭載していない代わりに,コンパクトで可愛い端末。普段この大きさで,使うときだけ画面が大きくなってブラウザとカメラが付いたら是非欲しいが,ちょっと物理法則に反しているような気がしなくもない。

今までの携帯(PHS)端末の遍歴を記録のために書いておこう。
1998.8 N206Hyper (DoCoMo PDC 日本電気)
2002.6 P211i (DoCoMo PDC 松下)
2003.8 N51 (J-Phone PDC 日本電気)
2005.6 AH-K3001V (Willcom PHS 京セラ)
2007.2 WX320K (Willcom PHS 京セラ)

9年で5台,キャリアはDoCoMo,J-Phone(現SBM),Willcomと渡り歩いた。今の端末は出来れば3年くらい使いたいが,統計的にはやはり2年弱で買い換えることになるのだろうか。

ちなみにWebmasterはいわゆるポケベル世代なのだが,残念ながら一度も使ったことがない。一部の携帯電話には未だに「ベル打ち」と呼ばれる文字入力方式が実装されているのをご存知だろうか。

20070222_01.jpg 20070222_02.jpg

2007年02月16日

●お詫び 迷惑コメントフィルタ誤動作

最近迷惑コメントと迷惑トラックバックがもの凄い数で,デフォルトのフィルタ設定を越えてくるケースがあったので,フィルタの感度を高くしていたところ,迷惑コメントを防ぐついでに有効なコメントまで排除していたことが判明。

何件かのコメントは自動消去されてしまって,復旧できませんでした。ここ数日でコメントを書き込んだのに,反映されないという方がおりましたら。大変申し訳ありません。

2007年01月10日

●楽器以外の話とPSPの活用

最近ブログの内容が楽器ネタばかりに偏っていて,興味のない方にはつまらない話が続いて申し訳なく思う。

年末年始は読書をサボってしまったし,写真を撮りに行くにしても外は寒い。パソコンも最近はツール(ウェブ,メール等)として使うだけで,パソコンそのものをいじる熱意が(今のところは)薄れている。第一パソコンで大事な作業をしようとすると決まってピートが乗っかってくるため,事実上パソコンいじりはほとんど無理なのが現状だ。

意外に便利なのがPSP(プレステポータブル)で,ピートがパソコンに乗って使えないときは,PSPでウェブ閲覧している。巡回しているのはmixiやテキスト主体のブログがほとんどなので,PSPでもあまり支障がない。もちろん専用ハードではないので,表示は遅いしメモリ不足で読み込めないページもあるし,テキスト入力が面倒などなど不便な点もあるが仕方がない。

何度かのファームアップデート(無線LAN経由で出来る)によって,一部フラッシュなどは動くようにもなっている。これをもっと進化させて,例えばGyaoの動画なんかを再生できるようにしてくれたら便利カモ。もっとも技術的には仮に可能だとしても,金の取れないコンテンツをSCEが認めるはずはないので実現はしないと思うが。(現状でもポータブルテレビという有料のコンテンツがある)

2006年12月27日

●PowerBookG4その後

PowerBookG4(12")を使い始めて1年経った(Kinoppy氏は1年半)。標準のメモリ512MBではスワップが頻発してとても遅いので,WebmasterもKinoppy氏も最大の1.25GBに増設している。これだと複数のアプリを起ち上げて切替えながら使っても支障はない。

2台ともバッテリーリコールの対象だったので,Webで申し込んだら2週間ほどで新品のバッテリーが送られてきた。古いバッテリーはその場で運送業者の方が回収していった。まだ寿命は充分にあったバッテリーなので,予備として手元に置いても良かったのだが,万が一火を噴いたら困るので安全を優先した。

画面が狭い(1024*768)のはいかんともし難く,最近はVirtureDesktopsで仮想デスクトップを3画面ほど切替えながら使うことが多い。割り振りは「メール専用画面」,「ウェブ専用画面」,「その他作業画面」という感じ。内蔵のモーションセンサーで切り替える機能があって,軽くディスプレイを叩いてやると画面が切り替わるので面白いのだが,ピートに叩かれて画面が切り替わってしまうため使えない機能となった。

よく使うアプリはFireFox(ウェブ)とThunderbird(メール)。デジカメの写真が多いのでiPhotoも良いかと思ったのだが,管理する写真が多すぎて(1.5万枚ほど),動作が重いので使っていない。最新バージョンは管理できる枚数も多く動作も軽いという話だが金を出すかどうかは悩ましい。今は日付でフォルダを作って,Finderのサムネイルとプレビューで確認している。Macなんだからもうちょっとスマートにやりたいところだ。

FTPはFetchを試用のまま使い続けているし,圧縮のDropStuffも試用だ。フリーで使いやすいものが未だに見つからないため。

HDDの空きは30GBほど(全容量80GB)で,このペースで写真などが増えていくと心もとない。HDDの換装は簡単にできるのだろうか?

パソコンの前にいると必ずピート(体重6キロ)がキーボードに乗ってくる(しかも座り込む)ので,毛も入るだろうし機械としては過酷な環境だ。強制排除(抱き上げて引き剥がす)したら,ツメを引っ掛けてキートップがもげたことが何度かあって,Enterキーなど固定用のツメが折れてしまったので接着剤で補修して使っている。ディスプレイを「バタン!」と閉じられるのはしょっちゅうだし,電源キーを長押しされて強制シャットダウンされたことも何度もある。正直1年間大きなトラブルが無かったことが信じられない。

20061227.jpg

対ネコ用の設定としては,
・キーボードのリピート入力設定は「切」にしておく
・デスクトップのアイコンは「ロック」にしておく
という2点は有用だと思う。書類のこまめな保存は言うまでもない。一方,無効なキー入力に対するエラー音を大きくしたりしても,まったく効果がないようだ。昔から売っているキーボードに被せるゴムシートは,毛の侵入を防ぐ効果は多少期待できるかもしれないが,タッチがヘコヘコして気持ち悪いのであまり好みではない。一応Kinoppy氏が試用している。

全般的には満足しており,あと3年くらいはメンテナンスしながら使いたいと思っているが,世間ではIntelMac全盛で,旧アーキテクチャのPowerPCがいつまでサポートされるか不安である。それよりもピートに壊される可能性が高いかもしれないが...

2006年11月21日

●京ぽんの電池

京ぽん(WillcomのPHS AH-K3001V)を使い始めて1年半になる。そろそろ電池の寿命という感じで,通常の使い方だとフル充電から一泊二日ほどでカラになる。待ち受け時の表示は満タンでも,通話やメールで負荷をかけると一気に電圧が下がって「充電が必要です」表示になってしまう。

PHSは月々の料金が安い代わりに,端末は少し高いようだ。少なくとも以前は見かけた「端末1円」というような格安品がない。こうなると電池を交換して使い続けるか,機種変更するか迷うところである。しかもKinoppy氏の同型端末も同じ症状なので必要な投資は2台分。電池交換なら4,000円×2台,一番安い機種変更で8,800円×2台というところ。

今の端末で一切不満が無ければ当然電池交換なのだが,操作の「もっさり感」や画質の悪いカメラなど,気に入らない点もあるので余計に迷っている。

2006年10月05日

●頂き物 PSP

またもや頂き物で大変恐縮だがPSP(プレステポータブル)である。

携帯ゲーム機を手にするのは任天堂のゲームウォッチ以来だ。

Wi-Fiとブラウザが標準で内蔵されていて,単独でパソコン用の無線LANにつながってインターネット閲覧も可能。面倒な設定も必要ない。たいしたものだ。ファームウェアのアップデートなどもネット経由で行われる。

ゲームはあまり得意ではないのだが,面白い使い方はないものだろうか。Windows用にはいろいろとPSPを活用するためのソフトがあるようだが,AppleとSONYというのは携帯音楽プレーヤをめぐるいろいろなことがあって,MacとPSPの相性というのはイマイチなのかもしれない。一応USBでつなげばファイルのやり取り程度はできる。

psp.jpg

2006年08月28日

●お詫び ブログデザイン更新で失敗中

MovableTypeのバージョンを3.2から3.31に上げたついでに,テンプレートも見直そうと軽い気持ちでいじり始めたところ,どツボにはまりました...。
今のところメインページだけはそれなりに表示しているようですが,個別エントリーやアーカイブページの表示がおかしいことになっています。
ご迷惑をおかけしますが,復旧までしばらくお待ちください。

2006年08月14日

●エミュレータ

Kinoppyが実家にあったプレステのゲームで遊んでみたいと言う。とりあえずソフトは持ってきたが,本体は箱に入れて片付けてあるので,それを発掘してテレビにつないでゲームが出来るようにするには15分はかかりそうだ。

以前Windowsを使っていたときは,たまにファミコンやスーパーファミコンのエミュレータで遊んでいたことがあるので,「MacOSX用のプレステエミュレータのことを5分間調べて,ダメなら本体をセッティングする」と決めてgoogleで検索。

そうしたらあっさりとエミュレータが見つかり,インストールしてプレステのCDを入れたらゲームが出来るようになった。コントローラがないのでアクションものは辛いだろうが,ロールプレイングなどなら問題ないだろう。動作も安定しているようだ。

エミュレータ(特にゲーム専用機の)は法律的にグレーゾーンであり,ここでダウンロード先やインストール手順などを書くのはやめておくが,個人的にはプレステハードもソフトも購入していて,メディアもオリジナルのものを使っているので大目に見てもらいたいところだ(自分に甘い)。

psx_mac.jpg

2006年07月28日

●rubyでalgoを作ってみる

仕事が煮詰まっているというのに,疲れた頭でプログラムを書きたくなってしまうWebmasterである。

以前紹介したalgoというカードゲームを,rubyで書けないだろうか?という軽い気持ちで設計も何もせずにいきなりコードから書き始めてみる。
せっかくなのでオブジェクト指向っぽく,
・カードクラス(黒・白・番号,裏表などのメソッドを実装する)を作る
・カードクラスを継承した手札クラス,さらに手札を継承した「山」クラスを作る
という感じにして,札を山から引いて並べるところまでは(コマンドラインプログラムだが)一応できた。

あとはCPUの思考ルーチンだ。
相手のカードでオープンになったものや,双方のアタック履歴などはスタックにためていけば忘れることがないので強そうだとか,でも相手のカードの推論はどうしたらいいだろうとか,いろいろ考えてはいるがなかなか進まない。

そのうちCGIにしてみたいところだが,例によって完成がいつになるか,そもそも完成させることが出来るのか,疲れた頭で途方に暮れているところである。

参考URL(algoのルールなど): algo!algo!

2006年07月23日

●キーボードバスター

ピートが爪を引っかけてまたキートップがもげた。

ノートパソコンのキーボードはこのようなパンタグラフタイプと呼ばれる形式のものが多い。軽いキータッチで,デスクトップ機のおまけで付いてくるキーボードに比べれば入力の感触は良いが,メカニカルキーボードのような爽快感(?)はない。

このようにキートップが外れてもツメの位置を確認して上から押し込んでやれば簡単に元に戻せる。が,ツメが折れてしまったらおしまいだ。今回はパンタグラフ側の引っかかりが外れていて,キートップを乗せて押し込んだだけでは元に戻らず冷や汗をかいた。隣のキートップもわざとはずして,パンタの構造を確認して直したら無事に復旧できた。

keyboard.jpg

2006年06月27日

●断固阻止!

パソコンを開こうとすると,こんな感じ。
「たまたま撮れた決定的瞬間」ではなく,毎日いつでもこんな感じなので,パソコンでやろうと思っていることや勉強しようと思っていることがちっとも進まない。
以前強制排除しようとしたら,爪が引っかかってキートップがもげた。それ以来,パソコンのし過ぎも体に悪いよな,と思ってピートには逆らわないことにしている。

しかし閉じた状態でも6kgのピートが乗ると筐体がヘコむので,液晶が割れないか心配...

2006年06月10日

●真のハッカー

日経ビジネス2006年5月1日号より

気象予報,宇宙開発などの研究に欠かせないスーパーコンピュータ(スパコン),世界の技術者たちが,スピード競争にしのぎを削る世界で,1人の日本人が脚光を浴びている。後藤和茂氏,37歳。米テキサス州立大学のアドバンスト・コンピューティング。センターに勤務する研究者だ。彼の開発したソフトウェアをスパコンに組み込むと,まるで魔法でもかけられたかのように,スパコンの性能が上がる。

(中略)

スパコンは年2回,米調査機関によって実効性能のスピードを競う「トップ500」が発表される (中略) 世界トップ11のうち,4つに後藤のソフトが組み込まれた。いずれも5〜10%,性能を向上させている。

ソフトウェアでハードウェアの性能を極限まで引き出すという話を聞いてピンとくる人はパトレイバーを読んでいる(か劇場版を観ている)と思うが,まあそれはさておき。

もうずいぶん前(10年以上かも)のことだが,「日本人には真のハッカーと呼べる人は居ない」というようなことを何かで読んだ。当時コンピュータ(プログラム)の先端は米国であり,日本人のレベルはそれほど低かった,ということだろう。

現在の日本のレベルがどれほどのものかわからないが,少なくともこの後藤氏は真のハッカーと呼ぶに相応しい人物ではないだろうか。何しろ,性能調査の締め切り間近になると,自分たちのスパコンの性能を上げたい技術者たちが後藤氏に「SOS」メールを送ってくるので,後藤氏は世界約100台のスパコンにアクセスできるIDを持っているのだ。まさにクールである。

まがりなりにも仕事でプログラムを書くこともある立場としては,一生のうち一回くらい,人から「クールだ」と言われるようなコードを書いてみたいものである。

2006年04月24日

●SQLと格闘中 その後

SQLと格闘中の中で,

オラクルを入れていないパソコンからネットワーク経由でデータベースに接続できれば一番いいのだが,やり方がわからない。

と書いたところ,きむらしのぶさんから有用なコメントが寄せられた。情報を総合すると ,

・クライアント側にまったく何もインストールせずに接続するのはたぶん無理そう。
・ただしオラクルのフルインストールは必要なく,ドライバ類だけ入れればいけるかも。
・オラクルって高いイメージがあるので,ドライバ類だけでも有料かもしれない?
・現在はOracle10gXE(Express Edition)という無償版が存在するらしい。

というようなことが判った。

「なんとなく出来そう」という感触は得られたわけで,あとはWebで得られる情報からトライアル&エラーで試していくことにする。

最初は一番有望そうなOracle10gXEを使う方法を試してみる。これは日本オラクルには情報がないので,米国オラクルのサーバで探して,英語でユーザ登録(無料)してダウンロードする。

クライアントマシンに入れるのだから,Oracle Database 10g Express Clientというのをダウンロードして,セットアップ。しかし,これだとインストールされるプログラムはターミナル用SQLクライアントしかなく,サーバー管理者の戯言さんによるとODBCドライバ類は入っているはずだが,肝心のVBのプログラムからデータベースにつながらない。ということで失敗。

Cliant以外の別バージョンを試してみても良かったが,その前にドライバ類のダウンロードも試してみることにする。

VBでソフト屋さんが作ってくれたオラクル接続用のクラスを読むと,OO4Oというプロトコル(?)でオラクルに接続しているようだ。これはOracle Object for OLEのことらしい。それを日本オラクルのページで検索すると,

Oracle Objects for OLE ダウンロード

というページが出てきた。もしかしてこれが使えるかもしれない。ダウンロードするのにユーザ登録は必要だが,ライセンス(お金)が必要とは書いていない。これだけ持っていてもデータベースが作れるわけではないので,無償という扱いなのだろうか。

Oracle Data Access Software (ODAC) インストール手順 を読むと,この中には

a) Oracle Data Provider for .NET (10.1.0.4.0)
b) Oracle ODBC Driver (10.1.0.4.0)
c) Oracle Provider for OLE DB (10.1.0.4.0)
d) Oracle Objects for OLE (10.1.0.5.2)
e) Oracle Services for Microsoft Transaction Server (10.1.0.4.0)
f) Oracle Client (10.1.0.2.0)
g) Oracle Universal Installer (10.1.0.4.0)

が入っていると書いてある。まさに欲しいのはコレ,という気がしてきた。早速ダウンロードしてインストールすると,Net Configulation Assistantがバッチリ入っている。
あとはきむらさんに教えていただいた下記のページを見て,サーバ側のリスナ設定,クライアント側のローカル・ネット・サービス名構成を設定した。

オラクルの初心者向け講座 第1章:データベース構築基礎 クライアントからの接続

そして,VBからデータベースを見に行くと,見事!ネットワークを介してオラクルデータベースに接続することができた!当たり前だがリモートデスクトップを使うよりもデータベースだけネットでつないだ方が断然快適である。

結果的には,Oracle10gXEは不要で,日本オラクルから普通にダウンロードできるプログラムがあれば済む話であった。こういうことは,知っている人にとってみれば当たり前のことなのだろうが,判らない人にはどこから手を付けていいかサッパリわからないものだ。

というわけで,きむらさんありがとうございました。

2006年04月19日

●SQLと格闘中

正規表現は長い文字列の中から求める文字列を得る手段だが,データベースから求めるデータを探し出す手段はSQLということになる(表現がマズいかな?)。

VB6でオラクルのデータベースに接続し,データを読んだり書いたりするプログラムを書いている(仕事で書かされている)。幸いVBとオラクルをつなぐブリッジはソフト屋さんが書いてくれたのだが,SQL文は自分で書かなくてはいけない。

データベースの設計自体はWebmasterの書いた酷い原案を元に,ソフト屋さんが意図を汲んでキチンと正規化してくれてだいぶスッキリとしたのだが,それでもSQL文を駆使して所望のデータを取得するのが,最初はなかなか大変だった。意図した通りにスパっとデータが抜き出せるとなかなか気分が良い。

ちなみにテーブルの確認やテストデータの作成にはSI Object Browserを使っている。これはとても便利なソフトらしくオラクルを使う人には常識のようだ。今のところ試用版を使っているが,1ライセンス4万円なら買ってもいいかもしれない(というかこれがないと効率が激しく落ちる)。

貴重なオラクルだが,自分のパソコンに入れると重いので,専用に新調したThinkPadにインストールして,自席からリモートデスクトップで操作している。オラクルを入れていないパソコンからネットワーク経由でデータベースに接続できれば一番いいのだが,やり方がわからない。

懸命な読者の方はおわかりだと思うが,Webmasterが仕事の話を書くときはネタがなくて困っているか,仕事が忙しくてネタを考える余裕がない状態ということである。

2006年04月10日

●猫仕様パソコンの提案

画面が狭い点以外は快適なPowerBookG4(12")である。世間ではインテルMacだとかBootCampだとかが話題らしいが,悔しいので別に気にならない。

だが,最近1歳になった猫のピートがパソコンに興味をもつようになって困っている。いや,パソコンに興味があるわけではなく,飼い主がパソコンに夢中になることによって猫と遊んでやるのを忘れているのが気に入らないということなのだと思うが,とにかくパソコンに向かっているとキーボードの上で座り込みをしたり,ディスプレイを倒したりと,なんとかパソコンから自分へ注目を奪い返そうと必死なのである。

このままでは高価なパソコンが壊されてしまうかもしれない。この危機をハード面からなんとか出来ないだろうか。

・キーボードにアクリル製のカバーを乗せる。
 >これだとキーボードは防御できるが,ディスプレイへの攻撃に対しては無力である。

・箱状の透明カバーでパソコン全体を覆う。
 >確かに猫の攻撃からは護れるが,人間も操作できない。

むむぅ。これはなかなか難問である。SF的に考えるとどうだろう。パソコンに内蔵されたカメラで常時周囲の状況を監視し,猫が近づいてきたことを形状認識により確認すると同時に,猫には無害だが通過できない力場を発生し,これを撃退するのだ。名付けて絶対猫防御(Absolute Anti-Cat Field)

anticatfield.png

いや,そんなものが欲しくなるほどピートの攻撃はしつこいのである。パソコンにはたいていセットになっているマウスという機器もよろしくない。そんな名前では余計に猫の興味を引いてしまうではないか。

今日もピートがキーボードの上で座り込みをしている。無効なキー入力でひたすらビープ音が鳴り続けてもまったく意に介する様子がない。このエラー時のビープ音を犬の鳴き声にでもしたらいいかもしれない。と,思ったが警告音は内蔵の音からしか選べない...ような気がする。

2006年04月03日

●パーマネントリンクが保証されない?

ピート1歳の記事を書いていて気付いたことだが,新しい記事をアップした後に,先にアップしてある目次ページの方を変更・再構築すると目次記事とその後に書いた記事のパーマネントリンク(URL)が勝手に変わるという現象が発生。

以前はこんなことは無かったと思うのだが,何か変な操作をしてしまったのだろうか...。まあトップページから観ていただく場合はたいした問題はないが,個別記事にリンクをしていただいた場合とか,検索エンジンに対してはあまり良い挙動とは言えない(というか悪い)。

月代わり処理のバグかとも思ったが,Movable Typeのバグ情報は無いようなので,やはり操作法に問題があったのか...。今後も個別記事のURLが勝手に変わる事があるかもしれないので,その場合はご容赦願いたい。

2006年03月24日

●ブログの問題点

HTMLやFTPのことがわからなくても,簡単に日記風ホームページが作れるブログ(Weblog)システムが普及してしばらく経つ。個別の記事がそれぞれパーマネントなURLを持つというメリットはあるが,問題もある。

年単位で更新を続けている人は気付いていると思うが,たいていのブログでは過去記事の閲覧性が極めて悪い。そもそものブログの成り立ち(最新の興味深いニュース記事などにリンクを張ってコメントを書く)から考えれば過去記事の重要性が低いのもやむを得ないところかもしれない。

しかし時事性にとらわれず,有益なコンテンツをブログにどんどん投稿していくと,最初の頃に書いた記事が(その重要性・有用性に関わらず)最新記事に隠れて深いリンクをたどらなくては見ることのできない,極めてアクセス性の悪い位置に追いやられてしまう。本来このような内容の場合は,旧来のHTMLでキチンと目次を作り,静的にコンテンツを追加していくべきなのだろうが,ブログは簡単便利なのでつい独立させるべきコンテンツまでブログに投稿してしまう。

そのことに気付いた人は,ブログのトップ記事につねに目次が表示されるような工夫をしたり,全文検索機能を付けたりしているが,元々が最新記事優先のシステムなので完璧ではない。

そういう当サイトにしても同様の問題を抱えていて,そろそろ記事も多くなってきたしどうしたものかと思案中である。今のところ過去記事に一番アクセスしやすい方法は月別アーカイブだと思うが,画面サイドにずらずらと並んでしまっているのを見てもらえばわかる通り,これでは数年分もたまると鬱陶しくてどうしようもなくなるだろう。もっとひどいのがカテゴリ別のアーカイブで,これはひとつのカテゴリーで1ページというくくりなので,1カテゴリに何百も記事がたまってしまったらいくらブロードバンド環境でも,それを読み込ませるのは嫌がらせみたいなものだろう。

blogproblem.png

2006年03月18日

●AirMac Express購入

仕事が煮詰まってくると買い物をしたくなるWebmasterである。あまり予算はないのだが,Macを買ったときからそのうち欲しいと思っていたのがAirMac Express(AME)だ。

PowerBookG4は,以前Windows用に組んでおいた無線LAN環境に初回起動時からあっさりつながってしまったので,インターネットをするだけならばAMEを新たに買う必要はなかったのだが,AMEには無線ルータとしての使い方以外に,MacのiTunesの音をワイヤレスで飛ばしてリビングのオーディオ機器で再生できるという便利な機能がある。

リビングのBOSE WBS-1EXIIIはCD-Rに焼いたMP3ファイルも再生できるのだが,その再生機能はオマケ程度で操作性が良くないし,パソコンのHDDに入っている音楽ファイルをいちいちCD-Rに焼くのも面倒だ。といってPowerBookG4の内蔵スピーカで鳴らしても寂しい音しかしないし,パソコンをBOSEの近くに持って行ってケーブルをつないだのでは何のためのモバイルノートPCだかわからなくなってしまう。

そこで登場するのがAMEというわけだ。操作性のいいiTunesで,たっぷりとためこんだライブラリの中から好きな曲をBOSEに飛ばして再生する。なんと快適な環境であろうか。煮詰まった仕事のことも少しの間忘れることができる(忘れていいのか...?)。

しかし想定外だったのはオーディオ接続用のケーブルが別売りだったこと。買ってきて自宅でパッケージを開けるまで気付かなかった...。調べてみたら純正のケーブルセットは¥4,620もするし...。仕方がないのでもう一度電気屋に行って,一番安いステレオミニプラグ〜RCAプラグのケーブル(¥700ほど)を買ってきた。

それにしても,こんなPowerBookのACアダプタと同じような大きさと見た目なのに,無線ルータ+αの機能があるのだから驚きである。

airmacexpress.jpg

2006年03月10日

●VB6.0で正規表現を使う

rubyなど,スクリプト言語を使っているとテキスト処理が多いためか,正規表現のありがたみを感じることが多い。ところが仕事で開発に使っているVB6.0ではヘルプを読んでも正規表現が使えるとは書いてない。

csvファイルを読み込んで内容をチェックしたりするプログラムを書こうとすると,「ここで正規表現が使えれば...」と感じる場面が多くあった。不便だと感じつつも,If〜Thenを繰り返したり,LenだとかMidを駆使して機械的な比較をしたりしていたものだ。

ところがふと,「VB 正規表現」で検索してみたら,下記のようなページを見つけた。

Clinick's Clinic on Scripting: 正規表現による Visual Basic Scripting Edition (VBScript) の機能強化

これはVBScriptで正規表現が使えることを書いてあるページだが,下の方に,

Visual Basic 開発者が正規表現を有効に使えるように、VBScript の正規表現エンジンは COM オブジェクトとして実装されています。つまり、Visual Basic や C などの、VBScript の外部のさまざまなソースからエンジンを呼び出すことができるので、非常に強力です。

と書いてある。この時点で目からウロコ...というよりも,今までの苦労はなんだったのよと脱力したWebmasterであった。使えるなら使えるってヘルプのわかりやすいところに書いといてくれればいいのに...。これってVBをプラットフォームに使っている開発者にとってはあえて言うほどのこともない常識事項なんだろうか。これまで散々時間を費やして無駄なコードを書いてきたことに恥じ入っているWebmasterである。

万が一同様の回り道をする方が居ると可哀想なので,具体的な使い方もメモしておこう。といってもVB6.0で正規表現を使う手順は,

[参照設定]で Microsoft VBScript Regular Expressions 5.5 にチェックを付ける

だけである。拍子抜けするほど簡単だRegular Expressionてそのまんま正規表現のことなのに,今まで参照設定を眺めていても気付かなかったという事実に,さらに脱力感が増すWebmasterであった。

上記参照設定をした上で,試しに下記コードを書いてみると,

Private Sub Command1_Click()
    Dim re As New RegExp		'正規表現オブジェクトの宣言
    Dim teststr As String
    Dim matchstr As MatchCollection		'マッチ結果の格納用コレクション
    Dim i As Integer
    
    re.Pattern = "¥d+:(¥w+)"     'パターンをセット
    re.Global = True            '複数マッチ可
    
    teststr = "1:foo,2:bar,3:hoge,4:foobar"     '評価したい文字列
    
    If re.Test(teststr) = True Then             'ひとつでもマッチするかチェック
        Debug.Print "マッチあり"
        Set matchstr = re.Execute(teststr)      '評価結果をMatchesコレクションに格納
        Debug.Print matchstr.Count                      'マッチした数
        For i = 0 To matchstr.Count - 1
            Debug.Print matchstr.Item(i).Value          'マッチした文字列
            Debug.Print matchstr.Item(i).SubMatches(0)  '()で囲まれた部分の参照(rubyの$1)
        Next i
    Else
        Debug.Print "マッチなし"
    End If

End Sub

見事に次のような結果が得られる。

マッチあり
 4 
1:foo
foo
2:bar
bar
3:hoge
hoge
4:foobar
foobar

この例程度ならsplit関数でもほぼ同様のことが出来ると思うが,正規表現の方が遥かに汎用性が高い。

【参考URL】
http://support.microsoft.com/kb/818802/JA/
http://www.microsoft.com/japan/msdn/library/ja/script56/html/jsgrpRegExpSyntax.asp

【2007.8.13追記】迷惑コメント,トラックバックが多いので,しばらくコメント,トラバを無効にします。

2006年02月17日

●企業の情報セキュリティとモラル

会社の情報セキュリティ対策がどんどん厳しくなっている。昔は個人のパソコンを職場に持ち込んでも何も言われなかったので,私物のモバイルノートFIVAを常に持ち歩いて,スケジュール管理や会議のメモ取りに使っていた。その後,個人パソコンの業務使用(職場への持込含む)が禁止される。これはファイル交換系のソフトを入れた私物のパソコンがウィルスに感染して仕事のファイルが外部に流出する情報漏えい事故が他の職場で起きたためだ。

ノートパソコンを持ち歩けなくなったので,仕方なくデータをUSBメモリに入れて自宅に持ち帰っていた。個人パソコンの業務使用禁止のルールには抵触するが,USBメモリには備忘録や日記など,職場でも自宅でも参照する必要のあるファイルが入っていたのである。この頃はUSBメモリとローカル環境の同期を取るのが面倒で,最新の重要データがUSBメモリのみに入っているという状態になっていて,そのために起きた悲劇が日記データの喪失である。この後は懲りてバックアップをこまめに取るようになった。

そして最近,USBメモリなどリムーバブルメディアにファイルを保存するときは暗号化処理が義務付けられた。こうなると頻繁に更新するデータをいちいち暗号化して保存しなおすなどという作業は煩雑でやっていられない。そもそも暗号化したファイルはMacで復号できない。

「それならネット上に自前のサーバを立ててデータを置いておけば,職場からも自宅からもアクセスできるのでは」とちょっとスキルをお持ちの方なら考えつくと思うが,とっくの昔から業務外のインターネット使用は禁止されている。メールでデータを送る手もあるが,先日ついに社外宛て送信メールの検閲が公式に始まってしまった。

だいぶ前からスケジュール管理は紙の手帳に退化しているが,この上日記帳や備忘録まで紙メディアに退行するのはさすがに耐えられない。とりあえずの対策として,更新したデータにパスワード付きのzip圧縮をかけた上でメールで送るようにしてみた。これも大変煩雑な手順だが,USBメモリもネット上のサーバも使わず,検閲も防ぎ,さらにセキュリティにも配慮して自宅とデータをやり取りするにはこの方法しかない。

IT技術はどんどん進歩して,ネットは広帯域化し,リムーバブルメディアは大容量化,モバイルPCは軽量化してユビキタスな環境が誰にでも使えるようになってきているというのに,会社の方針は時代に逆行しているように思えてならない。

こういうことになった原因は,会社のパソコンでアダルトサイトを見まくったり,会社のアカウントで掲示板に不適切な書き込みをしたり,ろくなセキュリティ対策もせずに自宅のパソコンに重要なデータを入れたりする,モラルとスキルの低い従業員である。そして上記のようにいくら制度を厳しくしたとしても,モラルの低い従業員による(故意・過失はともかく)不正行為は防ぐことができないのだ。

対策をする費用と手間で教育を充実させた方がよっぽどいいのではないだろうか(※)。パソコンを使用する社員には初級シスアド程度の資格取得を義務付けて,合格できない社員はパソコンのない現場に配置転換するとか(過激?)。

(※)一応教育と称されるものも実施されてはいる。最近流行のe-learningというやつだが,修了試験は教材を読まなくても合格できるし(一度不合格になっても,正答が表示されるので次は間違えないし,何度でも挑戦可),その実効性には疑問がある。

このネタは公開するかどうか迷ってしばらく放置していたのですが,明日のために今日できる事。の管理人さんが同様の話を書いていたのでアップすることにしました。同じような方針の企業にお勤めの方,多いのではないでしょうか。

2006年01月14日

●京ぽんその後

 Vodafoneの携帯を解約してWillcomのPHS AH-K3001V(京ぽん)に乗り換えてから半年経った。最近は山奥への出張もなく圏外で困ることはほとんどない。よく行くスーパーの地階で圏外になる程度だ。

 通話はKinoppy(奥様)にかける分には無料だし,メールは誰といくら送受信してもやはり無料だ。課金されるのはブラウザでのインターネット閲覧だが,今のところパケット定額のプランには入っていない。パケット定額は一定量以下のパケットまでは¥1,050で,いくら使っても最大¥3,800でリミットがかかるダブル定額方式なのだが,Webmasterの使い方だと,従量プランでも月¥500以下のパケット料金で済んでいる。ほぼ毎日いくつかのブログを京ぽんで読んでいるが,画像表示をOFFにしているのでデータ量が少ないのだろう。テキストだけなら読み込みも速い。フルブラウザ(Opera)なので,出先で調べ物をしたいときはGoogleで一発である。

 ということで,Kinoppyと合わせ2人分のPHS使用料金は毎月ほぼ一定額で,家計の予測も立てやすい。金額的にはVodafone(家族割引あり)と比べて25%ほど割安になっていると思う。当時Vodafoneではインターネットへのアクセスはかなり限定的にしかできなかった点も考慮すればその差は大きいと思う。最近は携帯各社もフルブラウザによりパソコン向けのホームページが普通に閲覧できるようだが,通常の基本料金と実用的なネット接続にかかるパケット料金の合計はどれくらいが相場なのだろう。

 ネックとしてはエリアの狭さと高速移動に弱い点がよく挙げられるが,上に書いたように圏外で困ったことはほとんどないし,高速移動に関しても,走行中の特急列車からメールを送る程度は充分できる。それよりも今年始まるというMNP(番号持ち運び制)ではPHS(070)は完全に無視されているのが気になる。もっとも,これだけ携帯メールが普及している現状で,「携帯番号は持ち運べますが,メールアドレスはダメです」というMNPでは中途半端で,ユーザー本位とはとてもいえないと思う。

 端末の使い勝手としては,操作の「もっさり感」がやはり気になる。ある程度操作に慣れてきてすばやくキー操作をしても,動作がついてこない。後継機種では改善されているのだろうか。

 京ぽん2や,特にW-ZERO3は行列が出来るほどの大人気らしいが,このもっさり感さえガマンすれば,今のところ無印京ぽんでも充分使い物になっている。この端末もできれば2年くらいは使いたいものだ。

2006年01月09日

●RubyでCocoaアプリケーション

 正月ボケを引きずっているWebmasterである。こんなときはパソコンレジャーで少し頭を使おう。

 Mac OS X10.4(Tiger)には標準で開発環境が付いている。開発できるのはCocoaというOSXネイティブなアプリケーションで,言語はObjective-CかJAVAだ。しかし,RubyCocoaというフレームワークを使うと,スクリプト言語のRubyでCocoaのプログラミングが可能になるらしい。つまりRubyとObjective-Cをブリッジするというシカケだ。

 早速RubyCocoaをインストールして,RubyCocoaでアプリを作ろうという親切なチュートリアルに従ってCocoaアプリの開発にチャレンジしてみた。

rubycocoa_calc.png

 こんな感じで,RubyのスクリプトでOSX用のアプリ(一行電卓)が動いている。これはなかなか面白いし,使えそうだ。ただしビルドして出来るappの実行には,RubyCocoaのインストールが必要らしい。

 また,上記チュートリアルは少し前のXcodeとInterface Builderを対象に書かれているようで,Webmasterの環境(Xcode2.0+Interface Builder2.5)では少し違うところがあった。以下,メモとして書いておこう。

更に、"rb_main.rb" の"RUBY_SOURCES = []" 内に ":CalcCntl" を書く必要があります。ファイル数が2つ以上の時は、","(カンマ)で区切って記入することができます。

 とあるが,新規プロジェクトでCocoa-Ruby Applicationを選んで作成した時点で,rb_main.rbには,同階層(?)の*.rbをすべてrequireするコードが書かれており,上記は不要だった。

TextFieldの属性で、"Send Action" を "only on enter" に設定しておいてください。

 Interface Builderも見た目が少し変わっていて,InfoパネルはInspectorになっているし,"Send Action"→"Send Action to","only on enter"→"Enter only"という感じで微妙に変わっている。

【参考URL】
RubyCocoa
RubyCocoaでアプリを作ろう
Cocoaはやっぱり

2005年12月30日

●PowerBookG4その後

 PowerBookG4(12")を使い始めて3週間経った。Kinoppy(奥様)はもう半年以上経つので,すっかりマッカー(?)になったかと思いきや,年賀状ソフトがWindowsにしか入っていないからと,休養していたSOTECを引っ張り出して印刷させていた。まあ,年に一回しか使わない年賀状ソフトをわざわざMac用に買いなおすのも確かにもったいない。

 Webmasterはといえば,Windowsから必要なデータを吸い出してからは,自宅ではMacを使うようにしている。ただし日記の問題はまだ解決していないので,職場で空き時間にWindowsで日記を書くようにしている。職場ではWindowsXP,自宅ではMacという使い分けだが,操作などであまり混乱はない。

 デザインは大変気に入っているが,不満もいくつかある。まず動作が重い。CPUが遅いというよりは,HDDがカリカリ言っているのでスワップが多発しているような感じだ。MacOSXのメモリ管理がどうなってるのか不勉強でわからないが,純正512MBでは快適動作には足りないのかもしれない。Windowsだと風水変造によってある程度のパフォーマンス向上が見込めるが,MacOSXの場合はどうすればいいのだろう。

 液晶の視野角が狭いのも気になる。モバイルパソコンなので,横からの覗き見対策としてわざと見辛くしているという可能性も考えたが,たぶんそんなことはないだろう。コストを抑える必要性も理解はするが,廉価版のiBookならともかく,もう少しなんとかならなかったものか。

 PowerBookの問題というわけではないが,Macでは使える(日本語の)フリーウェアが少ない気がする。たとえばFTPクライアントは何を使えばいいのだろう。昔から有名だったFetchNetFinderはシェアウェアだ。WindowsではFFFTPというよく出来た定番フリーウェアがあったが,これに相当するものは無いのだろうか。圧縮解凍もStuffItは有料製品だし,ある形式での圧縮のみ,あるいは解凍のみならフリーです,というソフトはあっても,+Lhaca並みに何でも出来てフリーというソフトは無いような気がする。もちろんMac暦が浅いWebmasterがまだ知らないだけで実はあるのかもしれないが。もしその手の定番フリーウェアをご存知の方がおられたらぜひご教示願いたい。

 あるいはWindowsとはシェアが桁違いで開発者も少なく,伝統的に金持ち用マシンだったMacの世界では,ソフトは金を払って使うのが当たり前という文化が定着しているのかもしれない。

powerbookg4_20051230.jpg

2005年12月24日

●GOTO文

忘年会での会話。

「その解析プログラムのコード,FORTRANで書かれててさぁ」

「昔は計算のコードはみんなFORTRANだったね」

「で,DO文とかが無い昔の仕様で書かれてるから制御構造はGOTO文なのよ」

「あぁ,昔はそうだっだよね」

「GOTOだらけで読みづらくて読みづらくて,誰が書いたコードか調べてみたら」

「ふむふむ」

後藤さんだったんだよ」

「・・・ネタだったのか」

構造化プログラミングから入った若い人には判りづらいネタかもしれない。

2005年12月11日

●PowerBookG4環境構築中

先日購入したPowerBookG4が納品されたので早速環境構築中のWebmasterである。へたにWindows機が手元にあると,ついついMacの設定は後回しにしてとりあえずWindowsで用を足してしまう,ということがあるので潔くWindows機は片付けてしまった。ただし物置の中で稼働してネットワークにつながっているのでファイルはMacから参照可能だ。

ブラウザとメーラはWindowsと同じくFirefoxとThunderbirdの組み合わせにしたので,メールボックスの中身はそのまま引き継げるのかと思ったが,どうもうまくいかない。単にThunderbird(Windows)のメールボックスのフォルダごとMacにコピーして,Thunderbird(Mac)のプロファイル読み込みをしてもうまくいかないし,ヘルプにはOutlookExpressからのデータ移行方法は書いてあっても,WinからMacのThunderbird同士のデータ移行の方法が書いていない。書いていないということはあえて書くまでもなく簡単にあたりまえにデータ移行できますよということなのかもしれないが,悲しいことに行き詰まってしまった。

まあ新規セットアップでアカウントの設定はやって,新規にメールを送受信するのは問題がないので気長に調べようと思う。何か方法について心当たりの方がおられたらぜひご一報いただきたい。

また,12インチモデルはモニタがXGAなのは買う前から判っていたのだが,職場でも自宅でも今までは17インチSXGA環境だったので,久々のXGAはちょっと狭いと感じる。

とりあえず日常生活に支障がない程度には使えそうだが,開発の勉強などを始めるには少し時間がかかりそうで,冬のレジャーにはぴったりだ。
そして早速ピートはキーボードの上をのしのし歩いている。numlockをかけるのが得意技だ。
ujjjjjjjjjjjjjjjjjjjilkkkkkkkkkkkkkkkkkkkk(←ピートが打った)

powerbookg4setup.jpg

2005年12月07日

●Mac移行の課題

プライベートのメインマシンをMacにシフトするにあたって,問題になるのは今までWindows環境で作ってきたデータの移行である。といってもホームページのソースだとかメールなどはMacでもそのまま読めるのでまったく問題がない。仕事のデータはセキュリティの関係で会社から持ち帰って個人所有のパソコンで作業するのが禁止されたのでそれも心配ない。

一番やっかいなのが日々書いている日記のデータ移行だ。ブログの話ではなく完全プライベート非公開の方の日記である。Windowsでは「千年日記」という便利なシェアウェアがあって,これでWindows95の時代から丸8年日記を書き続けてきた。日記そのものはテキストデータなので,汎用のエディタで書いてもいいわけだが,千年日記の便利なところは「今日」の欄の下に,1年前,2年前の同じ日の日記が表示されるところで,書きためていくうちに「昨年の今日はこんなことがあったのか」「5年前の今頃はこんなことを考えていたんだな」という楽しみがあるわけだ。他にもカレンダー表示によるナビゲーションなど,エディタで書くよりも遥かに快適である。

千年日記にMacOS版があればハッピーなのだが,シェアウェアにそこまで求めるのは無理がある。Mac用の日記ソフトも探しているところだが,千年日記ほど使い勝手の良さそうなものがあるかどうか,そもそも千年日記のデータをコンバートする方法も考える必要がある。

他に考えられる手段としては,
(1)不便さはガマンして汎用エディタで書く
(2)過去のデータはWindows機で閲覧することにして別なMac用日記ソフトを使う
(3)パスワード付きのブログに置いてネット上で管理
(4)Mac用に千年日記のデータが読める日記アプリを書く

という感じだろうか。(1)は現実的な解で,当面はこれで過ごすことになるだろう。しかし今後何年も不便な状態を強いられるのでは何のためのMac移行かわからなくなってしまう。(2)もすぐに実行できる案だが,丸8年分もの日記(プレーンテキストで2.5MB,130万文字以上)はすでにWebmasterの外部記憶とも呼べる貴重なデータで,出来るだけ簡単にアクセスできる方が好ましい。(3)は今どきな感じで,データ移行もブログのインポートに対応するようにテキストを整形するマクロでも書けば出来そうだが,ネットに接続できない環境だとアウトな点と,やはり過去データの閲覧性に難がありそうだ。恒久的な対策としては(4)がベストだろう。幸いMacOSには無料で開発環境まで付属しているというではないか。せっかくMacOSに移行するのだから,実用的なアプリの一本も書ける程度には勉強したいと思っている。が,これには時間がかかりそうだ。

ever.jpg

2005年12月06日

●PowerBook G4(2台目)

Kinoppy(奥様)のPowerBookG4を購入してから半年。使い心地はなかなか良好な様子で,体重4キロ超のピートがキーボードの上をのしのし歩いたり,寝そべったり,USBケーブルの付け根に噛み付いても壊れていない

そこで今度はWebmaster用にMacを買うことにした。そういえば最近はMacintoshではなくiMacとかPowerMacが正式名称なのだろうか。ファミリーコンピュータがスーパーファミコンになったようなものか。オーディオのマッキントッシュはマッキンと略すらしいが関西でマクドナルドをマクドと言うのに似ているのかもしれない。

話がそれた。コストパフォーマンスから考えるとiMacG5が良さそうなのだが,Kinoppyがシブい顔をするので同じPowerBookG4(12インチ)を選んだ。今までデスクトップ機と古くてムダに大きい17インチ液晶とトグロを巻くルーター周りの配線で部屋のインテリアコーディネイトを考えるKinoppyに多大な迷惑をかけてきたので仕方あるまい。ノートなら使わないときは閉まっておけばピートにイタズラされる心配もない。

今まで使っていたデスクトップは昨年急逝した父の形見なので,自分でパソコンを購入するのは2002年のFIVA以来になる。これまでどんなパソコンを使ってきたか,だんだん記憶力が怪しくなっているのでこの機会に整理してみたのが下の図である。既にスペックなどは思い出せない機械もあって間違いもあるかもしれない。基本的に購入時のスペックを書いている。

これを見るとMacを使うのは仕事で使っていたIIvxPowerMac7200以来3台目だ。全体として90年代後半以降,マシンをコロコロ変えすぎじゃないかという気がするが,その時々でもっともらしいリクツを思いついて自分を納得させて買っていたのである。仕事で使う機械も,目安は3年で更新ということになっているので,来年あたりデュアルコアのWindows機が欲しいところだ。

PowerBookG4はいつもの家電量販店Kで購入。これだけiPodが流行っているのにApple製品のコーナーは狭く在庫もないため現在納品待ちである。Windows機に比べて店の旨みが少ないのだろうか。価格交渉は前回同様Kinoppyが担当し,店独自の5年保証を付けて,本体価格が価格comの最安値を下回るところまでは頑張った。それでも半年前から価格低下がほとんどないというのはどういうわけだろう。intel製CPUの搭載が決まってからMacの買い控えと価格下落が起きると考えていたWebmasterの予想はハズれたようだ。

pc_history2005.png

2005年09月19日

●仕様書工房

久しぶりに「これは使える」と思うソフトを見つけた。富士通インフォソフトテクノロジの仕様書工房である。

ソフトウェアの開発ではドキュメント(仕様書)が欠かせない。ソフト開発ではまず最初に「仕様書をしっかり作れ」と言われる。細部まで検討された完全な仕様書があれば開発はほとんど完了したも同然で,コーディング作業はおまけのようなものだ。

しかし,実際にソフトを組もうとするとなかなか理想通りにはいかない。最初に仕様書は書くのだが,検討から漏れている項目があったり,コーディングしているうちに仕様が変わったりする。その度に仕様書をメンテナンスすればいいのだが,コーディング作業がメインになってくると,仕様書のメンテなど忘れてしまう。ソフトが何とか動くようになる頃には,最初に作った仕様書とはまるで違う仕様になっていたりする,という事態が往々にしてあるのだ。

仕様書工房を使えば,ソースコードを解析して一揃いのドキュメントを自動生成してくれる。「ソースコードから仕様書を作るなどというのは順序が逆ではないか」と思う方もおられるかもしれないが,ソフト開発の現場の実態は,とりあえずプログラムを仕上げて,あとでドキュメントを(余裕があれば)書くというケースが多いのである。

ソフトを納品する場合にもドキュメントは重要である。顧客によってはドキュメントの中身など見ずにその厚みだけで仕事を判断されることもある。そのためにせっせとドキュメントを作る作業は,場合によってはコーディングそのものより大変だ。仕様書工房があれば,そんな作業も自動化できる。

価格は1ライセンスで¥42,000だが,これは安いと思う。仕様書の作成とメンテにかかる手間は人件費に換算すると大変なものだからだ。Webmasterは体験版をダウンロードして少しだけ機能を確かめた後,このソフトの購入希望を上司に申し入れ,その有用性を一瞬で見抜いた上司は即座に購入を決断した。

なんだか製品の宣伝のようになってしまったが,Webmasterは富士通の回し者ではないので念のため。

2005年08月15日

●京ぽんでブログ更新

新潟に帰省中のWebmasterである。今までこういうケースではモバイルノートPCを持ち運んでいたが、今回は京ぽん一本である。それでもこのようにブログの更新からメールの送受信まで、出先で必要な最低限の作業は可能だ。

今回は猫のピートを連れて初の高速長距離&外泊というチャレンジングな試みでもあったが、ピートはうまく対処してくれた。元々日本猫の血を多く引いている感じなので畳の部屋は初体験でもしっくりくるようだ。京ぽんだと写真がアップできないのがちょっと残念。

2005年07月13日

●ニュース自動取得CGI進捗

先日書いたニュース自動取得CGIだが,一応細々とプロジェクトは進行中である。正規表現を駆使したHTMLの整形がまだ甘いが,かなりいい線までいっていると思う。もう少し細部を煮詰めて,ファイル保存とメール送信部を書けば一応使い物になりそうな気がする。

しかしこのCGIは著作権がらみで問題になりそうだから公開は止めておいた方が無難かもしれない。なんといってもこれを一日一回動かして配信すれば,主要なニュースを網羅したメルマガを簡単に発行できてしまう。

一応,下記で開発中のCGIの動作を確認できる。アサヒコムの政治面から最新のニュースを一件取得してシンプルなテキストに整形して表示しているもの。

テスト中のニュース取得CGI

2005年07月11日

●ニュースサイト自動取得CGIの野望

しばらく前からペーパーメディアの新聞は購読していないWebmasterである。購読を止めたのは古新聞の処理が面倒なことと,斜め読み・拾い読みしかしないのに年間¥36,000を支払うのが割に合わないと思ったためだ。とはいえニュースは何らかの手段で入手する必要がある。幸い自宅のインターネットは常時接続なのでこれを活用すればいい。

ただ,数々のニュースサイトを手動で巡回して読むのは一覧性も悪いし,余計な広告を見せられる煩わしさもある。現在はPackNewsというフリーソフトを使わせてもらっていて,表示もシンプルだし大変重宝している。朝,PackNewsを起動してニュースをテキストで保存し,それをUSBメモリに入れて出勤,休み時間に読むという使い方だ。ちなみにニュースサイトの閲覧は私的な情報収集に当たるので会社の回線は使わない。会社によっては社内からニュースサイトを閲覧すると私的利用と判断されて怒られる可能性もあるので注意が必要だ(使用者のIPと閲覧先がログに保存されていて必要に応じて上司や管理部署がその記録を見ることができるのは言うまでもない)。

さて,せっかくレンタルサーバと京ぽんがあるのだから,これをさらに便利にできないだろうか。前述のソフトはWindows用だが,同様の機能をCGIプログラムとして書いて,収集したニュースを京ぽんにメールで送るというのはどうだろう。メールの送受信はいくらしても無料なので長文になったって構わない。そうすればバスで通勤する時間にも読むことができる。

仕様を書くとこんな感じだ。

  • ブラウザ(パソコンor京ぽん)でCGIを実行
  • 指定されたニュースサイトから最新の見出しと記事本文を切り出してテキストで保存
  • 画像や広告は排除して極力シンプルなテキストに整形
  • 複数の記事をひとつのテキストファイルとしてまとめる
  • 保存したテキストをSendmailで京ぽんに送る

こういうことが出来るCGIがすでにあれば自分で書く必要はないので,ご存知の方がおられたら是非ご一報頂きたい。いわゆるWebの自動巡回とローカル保存が出来るソフトは多いが,ニュースに特化してテキスト整形までしてくれるのは前述のPackNewsくらいのようだ。ニーズはあると思うのだが,あまりおおっぴらにやると有料ニュース配信サービスとか携帯向けの有料ニュースサイトが無意味になってしまうのでいろいろと差し障りがあるのだろうか...。

2005.7.13追記 進捗状況1

2005年07月09日

●grayコード変換CGI

グレイコーディングを行うCGIを書いてみた。バイナリコーディング(一般的な10進2進変換)では,10進表記で隣り合っている値のハミング距離が1にならない場合がある(たとえば,3と4を2進数に直すと011と100となりハミング距離は3になる)。隣り合う値のハミング距離が常に1になるようなコーディング手法をグレイコーディングという(らしい)。3と4をグレイコードで表すと010と110となり,異なるビットの数は1つ,つまりハミング距離が1となっている。

CGIの使い方は,バイナリ→グレイか,グレイ→バイナリの動作を選んで,入力欄に変換元になるビット列(11001など)を入れて実行ボタンを押すだけだ。入力桁数に制限はなく,メモリが許す限り長いビット列を変換できる(はず)。

→[バイナリ⇔グレイコード変換CGIを実行]

グレイコーディングは主に遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithm;GA)の中で,数値を遺伝子コーディングする際に解の探索性を向上させる工夫で,それ以外には使い道はないかもしれない。従ってこのCGIも実用性は低い(実用性が高ければとっくに誰かが作っている)。

GA自体もrubyで書いてしまえばいい(実際,rubyにはruby/GPという遺伝的アルゴリズム用のライブラリが用意されている)のだが,スクリプト言語(インタプリタ)に数値計算をやらせるのはちょっと荷が重いかもしれない。

今回初めてcgiライブラリを使ってみたが,ローカル環境では動くのにサーバにアップロードするとInternal Server Errorが出るという現象が出て悩まされた()。レンタルサーバ(Telnet不可)だとプロセスをkillすることも出来ないし,間違って無限ループなどしてしまったらどうしたらいいのだろう...。

非常に稚拙なコードで恥ずかしいが,一応ソースを公開する。[gray.lzh(2kB)]
ただしこのコードを使用して何らかの不利益を被ることがあっても,Webmasterは責任を担保しない。

延べ数時間悩んだ挙句,RubyでCGIを作ろうで,

#!/usr/local/bin/ruby
print "Content-type: text/html\n\n"

この2行はプログラムの始めの部分に必ず付ける必要があります。

この,必ず付けるというのを無視して,1行目だけを書いていたのが原因とわかった。2行目も重要だったのだ。しかしWindowsにインストールしたローカル環境のrubyではWarningも何も出なかったのだが...。

grayコード変換,逆変換アルゴリズム

2005年06月30日

●更新停滞中

猫のピートがキーボードを打つ邪魔をしてちょっと困っている今日この頃である。パソコンの机には登らないようしつけたいのだが,ピートはすさまじいやんちゃ坊主らしく,一筋縄ではいかない。今もLCDの横で08^「「「@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@(←ピートが打った)

仕事も忙しくてホームページのネタを考える時間も乏しい。趣味と実益を兼ねてGA(遺伝的アルゴリズム)で使うグレイコーディングをrubyで作って公開したいと夢想しているのだが時間が取れない。

やんちゃ坊主ピート

2005年06月19日

●PowerBookG4にTigerを入れてみる

KinoppyPowerBookG4をうれしそうにセットアップしているのを羨望の眼差しで見つめるWebmasterである。AirMacは買っていないので,Windowsで使っていた無線LAN環境(11b)になんとかつながればいいが,と思いながら見ていたら,初期設定で自動的にアクセスポイントを検出し,WEPキーを入力したらそのまま接続できてしまった。あまりにもあっけない。しかも,何も設定していないのにネットワークにつながっているWindows機の共有フォルダにアクセスできるではないか。今どきのMacはたいしたものである。

MacOSは10.3(Panther)が入っている。せっかく10.4(Tiger)が同梱されているのだから,Kinoppyに「入れてみては」と勧めてみたが,プログラマーとして培った経験から実績のない初物は本能的に避ける習性があるようで気が進まない様子だ。そこで頼み込んでWebmasterがTigerへのアップグレード作業をやらせてもらうことになった。久々のパソコンレジャーである。

ところが,OSのアップグレード作業もDVDを入れて何度かクリックするだけであっけなく完了してしまった。高度に洗練されたシステムに感動したが,ここまで何でも至れり尽せりだと,いざ何かトラブルが発生したときはお手上げになってしまう可能性が高いと思う。この辺の事情は昔から変わっていないように感じる。

MacOS X10.4 Tiger

2005年06月17日

●レンタルサーバにrubyモジュール追加

rubyのUTF-8変換ライブラリであるuconvがさくらインターネットのサーバにインストールされていなかったため,仕方なくPerlを一から勉強してCGIを書き直したというのに,つい先日uconvがインストールされたらしい...。もう少し早くしてくれればこんな苦労はしなくて済んだのに...。まあPerlを勉強するのもいい経験にはなったかな。

「さくらのレンタルサーバ」では、以下Rubyモジュールをご利用いた
だけるようになりました。

 ▽今回追加したRubyモジュール一覧

  ・MySQL/Ruby
  ・Ruby-DBI
  ・Uconv
  ・Nora
  ・htree
2005年06月16日

●KinoppyのPowerBookG4

KinoppyのSOTECノート(A4ファイルサイズ Pentium3 1GHz)は購入から5年が経過し,これまでにHDDが読めなくなるトラブルに何度か見舞われたがその都度奇跡的に復活し,OSもあからさまに不安定なWinMeからWin2kに変えてやることでなんとか延命してきた。しかしどうやらそろそろ寿命のようだ。たいした負荷もかけていないのにハングアップ(要再起動)するケースが増えてきている。Webmasterは常々パソコンは安定性が命だと思っているので,早速買い替えである。財政難の折だが,ハングアップによる作業中データ消失の精神的苦痛を考えればやむを得ない。

新マシン選びだが,3kg超のSOTECノートを全国各地に持ち歩いて懲りたKinoppyは最低条件としてB5サイズ以下のモバイルノートを挙げた。それから,Windowsは飽きたしデザインが野暮ったいのでMacを試してみたいとのご所望である。Macといえば昔は高価で金持ち専用マシンのような印象があり,そのくせすぐに爆弾が出て再起動というイメージだったが,最近はWindows機と遜色ない値段になってきており,UNIXベースのOS.Xの採用によって安定性も飛躍的に高まっているという噂である。仕事に使うならWindows環境でないと具合が悪いケースもあるが,プライベートならMacでも問題はないし,どっちにしろWindows機も捨てるわけではないので必要に応じて使い分ければよい。

というわけで買ったのはPowerBookG4の12インチモデル。最初はiBookを買いに行ったつもりだったのだが,気付いたらPowerBookを注文していたFIVAが2年で壊れたのに懲りて販売店独自の有料5年保証をかけ,Mac用のマウスを付けて16万円也である。確かにMacも安くなったものだ。今はMacMiniという小型筐体でWindows用のキーボードやモニタをそのまま使い回せるさらにリーズナブルな機種も出ているという。Kinoppyの状況を見ていずれWebmasterもMacに転向するかもしれない。

写真:Apple PowerBookG4

2005年06月06日

●はじめてのPerlでCGI

そんなわけでPerlによるCGIは適当なコードながらも何とか動くようになった。正常ならホームページにこのブログの最新トピックのタイトルが表示されるようになっていると思うがいかがだろうか。ごく短いコードではあるが,ファイルの読込みと文字コードの変換(UTF-8→Shift-JIS),正規表現による文字列抽出,処理のサブルーチン化など,基本は押さえたつもりである(たぶん)。

Perlで解りにくかったのは,サブルーチン(関数)の引数と戻り値が配列になるという点。引数も戻り値も値ひとつだったので普通の変数にしたらエラーが出て,しばらく原因がわからなかった。

2005年06月02日

●はじめてのperlと実行環境

perlでCGIを書き直す件だが,恥ずかしながら構文の勉強からやっているので,デバッグのためにもローカルに実行環境が欲しい。Windows用だとActive Perlというのがあるのでそれを入れるのも手だ。しかしである。今後積極的に使うつもりのないperlの環境をわざわざ準備するというのも癪に障る話ではないか。どうしようかと思案していたところ,以前VirtualPC2004にFedoraCore2をインストールしたのを思い出した。FedoraCore2をインストールすると,Perlの実行環境も自動的に入るので,これを使えばいいのではないか。インストールしただけで使い道のなかったFedoraCore2を活用するチャンスである。

ということで,ヒマなときにちょこちょことperlをいじっている。「rubyとそんなに変わらないだろう」とタカをくくっていたのだが,始めてみるとけっこうつまずく。まず行末の";"(セミコロン)を忘れる。そして変数の頭に"$"記号が必須なのでプログラムがドルだらけになるという美観上の問題が気に入らないし,デフォルトがグローバル変数という仕様もいかがなものか。rubyは適当に書いてもそこそこキレイなコードになるし,オブジェクト指向の実装も簡単である。perlの実績は素晴らしいと思うが,これから勉強を始めるなら間違いなくrubyをオススメしたいWebmasterである。

VirtualPC2004上のFedoraCore2でPerlを動かす

2005年05月31日

●ブログの更新

ブログにして画面右肩にカレンダーが表示されるようになった。記入のある日付にはリンクが張られるシカケなので,長期間更新しないとなんだか罪悪感がある。「更新しろ」と追い立てられている感じがしてあまり好きではない。まあカレンダーを削除してしまえばいい話ではあるのだが・・・。

雨後のタケノコのように増えているブログだが,今後どのように推移するか注目しているWebmasterである。気軽に始めてみたはいいが,ネタが続かずカレンダーの記入済みリンクが月に1件とか寂しいことになって,放置あるいは閉鎖してしまう人も少なくないと思う。

細々と7年もホームページ作りを続けている立場からアドバイスをするとすれば,原稿料をもらって書いているわけではないのだから,月1だろうと年1だろうと書きたい時に書けばいい。ということと,今まで書いた内容はできるだけ消さずに残しておくという2点である。

どんなに稚拙な文章で役に立たない情報だと自分で思ったとしても,広い世間にはひとりくらい貴方の書いた記事に価値を見出してくれる人がいるものであり,またそのような人がひとりでもいるならばその情報は公開する価値がある。気楽な気持ちで書くことが長続きの秘訣である。

2005年05月24日

●ブログとCGIの連係で苦戦 続報

文字コードUTF-8のブログから特定の文字列を切り出してShift-Jisに変換するCGIがうまく動かない件で,なんでiconvが使えないのだろうと調べてみたら,レンタルサーバの非公式FAQに,

iconv は ruby 1.8.1 以降では標準添付ですが、FreeBSD の事情で(?)インストールされていません。

と書いてあった・・・。
自分でコンパイルすれば動くようだが,ライトプランでは残念ながらTelenet不可である。
コメントでアドバイスいただいた通り,そこだけPerlで書くしかないかなぁ・・・。

2005年05月21日

●ブログとCGIの連係で苦戦

日記のブログ化以前は,最新月の日記ファイルを検索して最新トピックのタイトル(h3タグの中身)を抜き出してトップページに表示するCGIをrubyで書いていた。ブログも動的に生成されるhtmlを読んで同じことができるハズなので,ちょっとCGIをいじればそのまま使えると思っていた・・・が甘かった。そもそもよく考えずにデフォルトのままMovableTypeをインストールしたところ,ブログのhtmlファイルで使用される文字コードがUTF-8になっていた。一方,トップページShift-JISである。従って,ブログからUTF-8で文字列を切り出して,Shift-JISに変換してトップページに表示してやる必要がある。ところが,ruby標準ライブラリのKconvNkfではEUC,Shift-JIS,JISの相互変換はできるものの,UTF-8には対応していない。一般的にはuconvというライブラリを使うらしいが,レンタルサーバにはインストールされていない。RSSリーダ等を使っていただければ更新の確認は容易なので無理にCGIを使う必要もないのだが,なんとなく敗北感を味わっているWebmasterである。

2005年05月14日

●写真って7周年でブログ化検討中

Kinoppyの日記がついにブログ化。この写真ってたのしいねっも今日で開設からちょうど7周年である。今までテキストエディタでコツコツHTMLタグとスタイルシートを書いて頑張ってきた。URLの恒久性を考えてrubyによる自作cgiも作った。しかし,そうやって頑張っても所詮ブログの便利さには勝てないという気がしてきた。いつまでも古いスタイルにこだわるのも年寄りくさいので,写真って~も8年目の歩みを始めるにあたって,ブログ化を検討中である。

2005年05月05日

●266MHzマシンでWindows2000を動かしてみる

Kinoppyが昔買って使わなくなり放置していたWindows95パソコン(FM-V DESKPOWER MVI265)を「初心者の入門用の機械として再生できないか」との依頼である。早速状態をチェックしてみると,CPUはAMDのK6-266MHzで,Win95(OSR2)はちゃんと起動するようだがメモリが32MBしかない。内蔵HDDは3GBだ。仮にWindows2000を入れるとしたら要求仕様がメモリ64MB以上となっているので最低限メモリの増設は必要である。ちょうどWebmasterの手元には廃棄パソコンから回収したPC100 128MB×2枚があったのでこれを挿し,さらにKinoppyが持っていた4GBのHDDをプライマリスレーブにつなぐ。これでスペック的にはCPU266MHz,メモリ256MB,HDD7GBというなかなかのマシンになった。古いマシンなのでドライバ類はWindows2000に標準で入っているだろうから,そのままインストール作業を開始する。それなりに時間はかかったが,インストールは無事に終了。見事にWindows2000が起動した。266MHzではさぞかし重いだろうと不安もあったが,風水変造を一部適用することで意外なことにほとんどストレスのないレスポンスになった。ためしにOffice2000を入れてみたが充分使えそうだ。これなら自分で引き取ってサブマシンとして使いたいと思ったほどである。お店に行けば10倍以上のクロック周波数の機械が置いてあるが,発熱(=消費電力)も凄まじいものがあるらしい。テレビ録画や動画編集にはパワーのあるマシンが必要だとは思うが,いったいどれだけの人がそういう使い方をしているのだろう。大部分の初級ユーザーは高性能なCPUパワーをWindowsXPのクソ重いGUI(Luna)を動かすためだけに浪費しているのではないかと疑っているWebmasterである。今日は子供の日だ。そろそろお子様にパソコンでも,と思っているお父様方も多いことだろう。上記程度のスペックでよければ中古価格\5,000ほどで手に入る。学校のレポートを書く程度なら最新スペックのマシンは必要ない。地球リソース節約のためにも検討してみてはいかがだろうか。
k6-266.jpg

2005年04月29日

●NTT解約とIP電話

マンションは最初から光収容なので,インターネットはもちろん,固定電話についてもNTTは解約した。IP電話の使い勝手は良好で,電話機も今までのものがそのまま使えるし,ナンバーディスプレイもちゃんと機能する。通話品質も良く,途切れや遅れはまったくない。NTTと契約していないと3桁の緊急番号(110,119等)へはかけられないが,携帯電話で補完できる。元々電話帳に載せてもらうつもりもないし,お店などの番号はインターネットタウンページで検索できるので不便はない。一応2人分の電話加入権を停止のまま温存しているが,NTTは加入者に何の補償もせずに廃止するつもりのようで,どうせ売却しても二束三文である。月々の基本料金に加えてプッシュホン料金(最近ようやく廃止されたらしい),ナンバーディスプレイ利用料等々,何かサービスを加えるといちいち料金が上乗せされるシステムにうんざりしている人も多いだろう。IP電話への乗換えを検討されてみるのもいいかもしれない。「昔から馴染んだ電話番号なので変わるのは困る」という方はせめて,NTTからの請求書の中に「屋内配線使用料」の項目がないかチェックされることをオススメする。これは配線を買い取れば払わずに済む(しかも長年契約している場合,買い取り料金は無料)。

2005年04月20日

●無線LANのスイッチ

隣の職場からヘルプである。なんでも新品のノートパソコンが無線LANに接続できないという。OSはWindowsXPで内蔵無線LANなので,設定項目はわずかだ。見ると設定に問題はない。他の機械は接続できているからアクセスポイントの不調というわけでもない。風呂上り限定ネットでも書いたが,無線LANの設定は簡単でチェック項目も少ないので,つながらないとまったくお手上げ状態である。設定に問題がないとすると,あとはもう故障を疑うしかない。実際,買ったときにちっともつながらないのでこの職場の人は初期不良だと思って修理に出しているのだ。「故障は確認できないが,とりあえずボード交換しました」と言ってメーカーから戻ってきた状態なので,今回は故障は考えにくい。とすると何だろう。「マニュアルは読んでみましたか?」と聞くと「(マニュアルは)買ってない」という。そんなのありか!?と思ったが本当らしい。マニュアル不要と言うと少し安くなるらしいのだ。こういう場合はHDD内にPDF形式のマニュアルが入っていたりするものだが,それもないらしい。ノートパソコンはメーカー独自仕様のボタンがあったりするので,熟練者でもマニュアルは読んだ方がいい。仕方がないのでLet's Note R3をいじった経験から,無線LANがつながらない原因を推測する。モバイルノートパソコンでは,電池の消耗を抑えるため,内蔵無線LANの電源を切るスイッチがある機種もある。Let's Noteではタスクトレイのアイコンを右クリックすることで無線LANの電源を入り切りできる。今回もそのようなスイッチがあるのではと本体を見回すと,見慣れないマークが印字された数字キーがある。アンテナから電波が出ている絵に見えなくもない。試しにFnキーと謎のマークを同時に押してみると・・・ビンゴであった。これが無線LANのソフトウェアスイッチだったのだ。デフォルトでは切になっていたのだろう。有線が併用できる機種ではありがちである。これで見事無線LANも接続可能となった。数千円の出費をケチってマニュアルを買わないと,膨大な時間リソースが浪費されるという教訓である。
かみね公園のネコ(本文とは無関係です)

2005年03月08日

●メモ:プログラム実行終了を通知する

職場の人に教えてもらったTipsをメモ。Windows環境限定ということになるが,自分で組んだプログラムで時間のかかる計算を,別室のパソコンで実行するような場合,計算終了を自分のパソコンに通知させるには下記のようにすればよい。

まず次のような内容のバッチファイルを作る(tsuuchi.bat)。

rem ### tsuuchi.bat ###
net send 111.222.333.444 "計算終了"

111.222.333.444はIPアドレスまたはコンピュータ名で,通知を表示させたいパソコンのものを指定する。このバッチファイルを計算終了時に走らせるようにする。VB6.0なら例えばtsuuchi.batをexeと同じフォルダに置いて,

Shell (App.Path & "\tsuuchi.bat")

とすればよい。シンプルな方法だが,エラーの通知などいろいろ応用できるかもしれない。 写真:かみね公園のネコ(本文とは無関係です)

2005年02月23日

●自作CGI運用開始

というわけで,rubyで書いた自作CGIを動かし始めてみたが動作はいかがだろうか。日記は1ヶ月毎のファイルに分けてdiaryYYMM.htmの形式でhttp://cheb.sakura.ne.jp/gena/diary/YYYY/以下に置いている(YYYYは年,MMは月)。ホームページから更新履歴&ときどき日記(http://cheb.sakura.ne.jp/gena/diary.htm)にアクセスした場合は,CGIが最新月のファイルから本文を抽出して,各日毎に固定URLへのリンクを生成して貼り付けている。ファイル操作や正規表現など,けっこう苦労したのでまだバグがあるかもしれない。また,今後もさらに使いやすくなるよう見直していく予定なので勝手にレイアウトが変わる可能性もあるがご容赦願いたい。

2005.5.22追記:ブログへの移行にあたってこのCGIは休止中である。

2005年02月20日

●メモ:レンタルサーバSSIの制限

この日記ページの問題点(注:ブログ化以前)を少しでも改善するため,rubyの勉強もかねてCGIを書き始めている。自分でCGIを書くのはまったく初めてのことなので,果たして完成するのかどうかも不明だが,少しずつ動作確認をしながら進めているところだ。その動作確認の過程で判明したのだが,SSIでCGIを実行する場合,<!--#exec cmd="./foo.cgi"-->とするのだが,この際cgiファイルの場所は相対参照で,かつ同レベルか下位ディレクトリでなければならないという制限があるようだ。例えばcgiが一階層上のディレクトリにある場合,cmd="../foo.cgi"のように書いて実行させることができない。つまり,上位のcgi-binに置いたcgiプログラムを下位ディレクトリのhtmlファイルから使いまわすことが出来ないことになる。これでは不便だが,セキュリティの問題で上位ディレクトリの指定や絶対パスでの指定をサーバ側で禁止しているということらしい。これまた,わかるまで時間がかかってしまった。ちなみにCGIプログラムの実行は本来#exec cgiを使うような気がするのだが,<!--#exec cgi="./foo.cgi"-->としても動かない。なぜだろう・・・。

2005年02月17日

●パソコン通信

実家に「使いこなすパソコン通信(講談社現代新書 956)」という本がある。確かWebmasterが中学校を風邪(インフルエンザ?)で休んだときのことだ。熱も下がり,布団の中でヒマを持て余していた中坊Webmasterは,看病してくれている母に,「ヒマつぶしに何か本でも買ってきて」と頼んだ。病人のくせにずいぶん横柄な態度でまことに恥ずかしいが,まあ思春期というのはそういうものかもしれない。「これ以上動かしたらマウスが机から落ちる」と言ってポインタを動かすことすらままならないITオンチの母ではあるが,息子がパソコンなるものに興味を持っているのは知っていたらしく,ライオンドー(現リオンドール)の書店で買ってきてくれたのが前述の本だった。当時のWebmasterは,これまた親にねだって買ってもらったMSX2で,雑誌に載っているゲームのプログラムを打ち込んで改造したりして楽しんでいた程度で,当然「パソコン通信」が出来るような環境ではなかった。とはいえ,せっかく買ってもらったのだからとその本は全部読んだ。世界中とやり取りできる電子メール,知らない人と情報交換できるフォーラム,オンラインでの飛行機のチケット予約等々,魅力的だとは思ったが,利用料金を調べた時点で金持ち向けのサービスであるとこづかい月1,500円の中坊Webmasterは確信したのだった。そんなWebmasterも自分で金を稼ぐようになって,ようやくニフティーサーブに入会の申し込みをすることになる。しかし結局,何をするにも課金されるシステムが恐ろしくて,ほとんど利用しないまま時代はインターネットへと移っていく。200円の管理費だけ払って維持してきたニフティーのIDも2年ほど前に解約した。一時代を築いたニフティーサーブも,2006年3月いっぱいでパソコン通信のサービスを終了すると発表した。なんとなく感慨深いWebmasterである。

2005年02月06日

●.NETの普及率

「いまどきVB6.0」という話を書いたが,業務用アプリの開発現場での.NETの普及率というのはどの程度なのだろうか。VB.NETには「Visual Basic アップグレードウィザード」というものが付いてくる。これはVB6.0で作ったプログラムを.NETのコードに自動で変換してくれるという一見便利そうなツールである。しかし,使ってみた人は知っていると思うがこれを使って変換したコードはビルドエラーが出まくってそのままではまず動かない。ワーニングが出ている箇所をひとつひとつ書き換えていけばいいのだが,大規模なプロジェクトでは到底不可能なレベルだし,小さなプログラムなら最初から書き直した方が早い。そんなことならVB6.0で書いたコードはWindowsXPでも問題なく動くわけだし,今まで書きためた膨大なライブラリなどが無駄になるリスクをかけてまで,.NETに移行する意味なんてない。と思う開発者は少なくないと思うのだがどうか。とはいえいつまでも新しい環境を拒み続けるわけにもいかないので徐々に移行は進める必要があるとは思っているWebmasterである。ただ,仕事で付き合いのあるソフトハウスの担当者は「ウチでも.NETを使える人間はまだ少ないので,.NETで作れと言われても困ります」と言っていた。切り替えのタイミングは難しい判断である。
写真:かみね公園のネコ(例によって本文とは無関係です)

2005年02月05日

●デスクトップで無線LAN続報(最終回)

最初は人が見ていると決してつながらず,風呂から上がって見てみるといつの間にかつながっているという不思議な症状だったデスクトップ用のUSB無線LANクライアント,ビジュアル系の最新Client Manager2を捨てて古風なクライアントマネージャを紹介してやったところ,ログオンから5分ほどでおずおずとつながるようになった。それから1週間ほど経った今では,ログオンした途端に何のためらいもなくつながるようになってしまった。慣れとは恐ろしいものである。ちょっとためらいを見せて恥じらっているくらいがかわいくて良かった・・・なんて言っているとまたヘソを曲げてしまうかもしれないから気をつけよう。

2005年02月04日

●メモ:VB6.0 クラスのプロパティで配列を扱う

恥ずかしいことにこれしきのコードが解らず,クラスのプロパティに配列を使うときにいつもつまずいていた・・・。以後間違わないようにメモ。解ってしまえばなんでこんなことで悩んでいたのか自分でも不思議だが,バグというのはそういうものである。今まではどうしてもプロパティに配列を使いたいときにはわざわざ値をセットするメソッドを作っていた。

'### hogehoge.cls ###
Private mintArrey(0 to 10) as Integer    'プロパティ格納用 モジュールレベル変数(配列)

Public Function Hoge() as integer    'メソッド
    ~省略~
End Function

'プロパティの取得
Public Property Get Arrey(ByVal i as Integer) as Integer    '配列の添字を引数にする
    Arrey = mintArrey(i)                                    '左辺に(i)は不要!
End Property

'プロパティの設定
Public Property Let Arrey(ByVal i as Integer, ByVal Data as Integer)    '引数は[添字,内容]
    mintArrey(i) = Data
End Property

'### main.bas ###
Private Sub Foo()
    Dim i as Integer
    Dim j as Integer
    Dim ho as New hogehoge    'クラスのインスタンスの宣言

    'プロパティへの代入
    j = 0
    For i = 0 To 10
        ho.Arrey(i) = j
        j = j + 2
    Next i

    'プロパティの取得
    For i = 0 To 10
        Debug.Print ho.Arrey(i)
    Next i
End Sub

いまどきVB6.0かよとのご指摘もあろうがご容赦願いたい。VB.NETも環境だけは用意してあるのだが,勉強をサボっているWebmasterである。

2005年01月30日

●風呂上り限定ネット続報

風呂上りにしかつながらない難儀なデスクトップPC用無線LANだが,さすがにこのままだと具合が悪いので対策を考える。24時間連続稼動させるのもひとつの手だが,サーバでもないのにそんなことをしては地球リソースの無駄である。ノートPC用に使っているBUFFALOのWLI-PCM-L11GPクライアントマネージャの組み合わせでは問題は発生していない。一方,WLI-USB-KB11に付属してきたのはClient Manager2という新しいソフトである。古いソフトに比べてUIは洗練されているようだが,動作はどうも怪しい。そこでこれをアンインストールし,古いクライアントマネージャをインストールしてみる。これは正解だったようで,起動直後はやはり認識しないものの,5分ほどでつながるようになった。風呂上りにしかつながらなかった状態から比べると格段の進歩である。新しいものが常に優れているとは限らないという教訓だ。まだ完璧とはいえないが,とりあえずこれでしばらく運用してみようと思っている。

2005年01月27日

●風呂上り限定ネット?

最近の無線LAN機器は設定が簡単だ。付属CDからドライバをインストールして,WEP等のセキュリティをアクセスポイントに合わせてやれば設定完了,あとは快適な無線ライフが待っている。・・・はずだったのだが,WLI-USB-KB11がアクセスポイントにつながらない。どっちもBUFFALO製であるし,クライアントマネージャで検索すればアクセスポイント一覧に出てくるので電波も届いている。しかしつながらないのだ。暗号キーは何度も間違いないことを確認した。こうなると設定が簡単で他にいじるところがないので打つ手なしである。PCサクセスの陰謀かと憤慨しつつ,続きは明日やることにして風呂に入る。するとどうだろう,風呂上りに見てみるとバッチリ接続されているではないか。入浴中はクライアントマネージャを起ち上げたまま放置していただけである。不調の原因はわからなかったが,とりあえずつながったんだからいいか,と思って電源を落として寝る。

 で,翌日起動したらまた認識しない。単に接続が確立するまで時間がかかるのかとも思い,1時間ほどテレビを観ながら見守ってみたがダメだ。まさかと思いまた風呂に入って上がってみたら,これが見事に接続されている!これはいったいどういうことだろう。人に見られていると恥ずかしくて接続できないのか・・・。とにかく,風呂上りにしか使えないのは不便でしかたがないので,今は電源を落とさずに連続稼動させている。一度接続が確立されれば電源を切らない限り大丈夫のようだ。

2005年01月25日

●デスクトップPC無線化

部屋の配置替えでデスクトップPCを移動したら,LANケーブルが届かなくなってしまった。ノートPCは普段から無線LANでつないでいるので,『デスクトップPCは有線しないとインターネットにつながらない』という基本的事実を失念していた。そこでデスクトップPCの無線化である。手持ちのアクセスポイントは11b規格なので,デスクトップ用クライアントも11bの安物で良い。とりあえずエレコム製品を除外して調べてみると,BUFFALOのWLI-USB-KB11が安い。価格comで調べて早速発注する。ところが・・・(下に続く)

●通販会社は選びましょう

(上から続く)ところがこれが失敗であった。価格comで最安値を付けていたのはPCサクセスという会社。納期はA(手続き完了後2~5営業日以内に発送)になっていたため,ろくに調べもせず注文してしまった。さて,これまでWebmasterが使ったネット通販会社は複数あるが,どこも納期Aの商品については入金確認後即発送,早くて入金の翌日,遅くとも2日後には納品されていた。最近のネット通販はそういうものなのだと疑いもしなかったのだが,PCサクセスの場合,「入金確認しました」というメールはすぐに来たが,肝心の商品は待てど暮らせど届かない。日曜に注文&入金,月曜に入金確認のメールが来て,週休1日と考えても日曜には5日経つ。しかし納期遅延の連絡も何もなし。デスクトップPCは一週間ネットにつなげないままである。こんなことなら数百円高くても近所の電気屋で買えばよかったと後悔しつつ,PCサクセスのサポートに配送状況を教えて欲しいと丁重にフォローのメールを送る。するとどうだろう。メールを送った翌日に「出荷しました」という愛想のカケラもないメールが届いたではないか。納期遅延に対する謝罪はなく,ご丁寧に「このメールはお客様からのお問い合わせに関わらず自動で送信されております」という言い訳つきで,まるで誠意が感じられない。これはどう考えても怪しい。文句言ってきた客から順に出荷しているのではないか?あるいはとりあえず最安値を提示しておいて,できるだけ値下がりしてから仕入れることにしているとか。一週間経てば値段が安くなるのは当たり前なので,ありそうな話だ。ネットで調べてみるとPCサクセスに対して同様の納期遅延被害がウヨウヨ出てくる。結局商品は手続き終了から9日後に届いた。これからは最安値を付けていても,会社の素性をよく調べてから注文しようと心に誓うWebmasterであった。PCサクセスについてはエレコムに続いて個人的ブラックリスト入りである。
写真:梱包の仕方ひとつ見てもやる気の感じられないPCサクセス

2005年01月16日

●続々レンタルサーバ設定中

設定はほぼ完了し,現状の写真って~pyon*webを,そのままの構成で運用する準備は整ったと思う。ただし,HTML中で絶対パス(http://~)でリンクを設定している部分が相当数あるため,この置換作業が必要になる。また,現在トップページで提供している全文検索については,googleのサイト検索サービスが使えるようになると思うのでこちらの方が使いやすいだろう。少し悩ましいのは,カウンタ(アクセスログ)やBBS(pyon*web)の移転だろうか。どちらもログや最新の投稿記事データをレンタルサーバに移すこと自体は容易だが,どのタイミングでそれを行うかは難しい判断だ。とりあえずBBSだけは先行してレンタルサーバでの本運用に移行するかもしれない。

2005年01月10日

●続レンタルサーバ設定中

SSIについては昨日書いたやり方で動くようになったが,CGIの動作が一部おかしい。問題なく動くプログラムがある一方で,500 Internal Server Errorが出るプログラムがある。設定はCGIプログラムのマニュアル通りだし,同じ設定でHIDEC Netの方ではちゃんと動作する。何時間かの試行錯誤の末,原因が判明した。動かないCGIプログラムは,設置マニュアルに『設置ディレクトリのパーミッションは777にせよ』と書いてあるのでその通りにしていたのだが,レンタルサーバのオンラインマニュアルによると,『CGIのディレクトリパーミッションは755にせよ』と書いてあるではないか。で,755に変えてやったところ動作したというわけである。ちょっとした違いだが気付くまでにかなり時間を食ってしまった。ちなみに最初から動いたプログラムは設置ディレクトリのパーミッション変更が不要なものだったというわけ。
写真:パーキングエリアの仲良しネコ(本文とはまったく関係ありません)

2005年01月09日

●レンタルサーバ設定中

サイト移転計画だが,CGISSIが利用可能で,極力出費を抑えるという観点から,SAKURA Internetのレンタルサーバを借りてみた。現在動作をチェック中である。ISPのホームページスペースを使っている間はWebmasterを名乗るのは少々恥ずかしいが,共用レンタルサーバとはいえサブドメインを自分で設定すると,晴れてWebmasterとして認められたような気分だ。このまま問題なさそうなら写真って~pyon*webを丸ごとコピーして,ミラーリングで運用しつつ引越しの告知を始めて,2ヶ月程度で完全に移行するという計画である。写真って~ではファイルの更新日時の表示や,各ページ共通のヘッダーをインクルードするのにSSIを多用している。SAKURA Internetのレンタルサーバでは,標準設定のままだとSSIを動作させるにはファイルの拡張子を*.shtmlにする必要がある。このままだと*.htm拡張子のファイルではSSIが使えないので,.htaccessを置いて設定を変えてやる必要があった。サーバ負荷を考えるとすべての*.htmに対してSSIを有効にするのはあまりよろしくないのだが,上記作業をいちいち手で行うのは面倒なのでサーバに働いてもらおうという横着なWebmasterであった。