海上無線通信士試験 受験記
第一級海上無線通信士免許証取得
○2017年11月17日
2017年3月期に第三級海上無線通信士の法規と通信術を科目合格し,9月期に英語のみ受験し合格しました。
資格を取得後,第一級陸上無線技術士資格による免除を利用し,書類上の手続きのみで第一級海上無線通信士資格を取得しました。
試験を受けた際に感じたことや,勉強内容,書類の手続き等について,日記のように書いています。勉強方法等は”一陸技受験記”の”受験にむけてやったことリスト”をご参照ください。
試験申込み
○2017年1月8日
ネットで受験申請後,情報通信振興会オンラインショップで”無線従事者国家試験問題解答集 海上無線通信士”を購入。到着後に法規と英語のみ分冊しました。
勉強開始時の感想
○2017年1月15日
法規は電波法等以外に国際電波法規があり,一陸技よりも範囲が広く,解答を見ないとわからない問題が多くて難しいという印象です。対策としては,同じ問題が繰り返し出題されているようなので,5年分(10回分)の過去問を覚えておけば合格できそう。
英語は過去問通りに出題されず対策が難しそう。過去問を一通りやってみたところ,合格ライン前後取れたためあまり勉強をしませんでした。
法規と通信術と英語
○2017年3月15日
法規は勉強ノートなどは作らずに,過去問を本を読むのと同じように5回程読みました。
通信術は,試験の2週間前から毎日1回,公式CDの聞き取りの練習を始めました。
更に1週間前からは毎日1回,主人に試験官役をしてもらい,フォネティックコードを読み上げる練習をしました。
印字は,寝る前にPCでアルファベットタイピングの練習を5分×5日間行いました。
英語は試験の1カ月前に公式CDを聞き始めました。総通や航空通と混在していたので,海通の部分のみコピーをして解答を書き込んだノートを作成しました。音源も海通のみのファイルを作り毎日聞いてました。
試験1日目
○2017年3月16日
試験1日目は,午前が工学,午後が法規です。
昼前に晴海トリトンスクエアに着き,いつものカフェ"セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ"でいつもの昼食(ハムチーズのパニーニとカプチーノ)をとりながら法規の復習をしました。
試験は13時からなので12時30分にトリトンスクエアを出て試験会場の江間忠ビルへ向かいました。
退出可能時間に退出しました。やはり法規は難しく感じました。
今回の宿は1アマの受験時に利用した,江間忠ビルの近くの"ホテルマリナーズコート東京"にしました。
翌日は午前が英語で午後が通信術です。
あまりやってこなかった英語を慌てて勉強しました。
試験2日目
○2017年3月17日
試験2日目の朝。早起きをして昨夜の復習をしました。
あまり難しい問題がなければ,ぎりぎりにでも合格するのではないか,と淡い期待を抱いて受けましたが,惜しくも合格点に届きませんでした。
2日目のお昼もいつものカフェでいつもの昼食にしました。
通信術試験の内容は,初めに欧文受話の試験があり,スピーカから流れるフォネティックコードをアルファベットで記入していきます。
公式CDで練習していれば問題なさそうです。たぶんミスなく取れました。
次は印字の試験で,教室の後ろ側にノートPCが置かれた机が並んでいて,受験番号を呼ばれた人からPCの席に座り,隣に座っている試験官の指示に従い試験を受けます。
ある程度ブラインドタッチ(タッチタイピング)ができる人なら問題なさそうです。緊張してキーを打つ手が少し震えましたが,時間内に打ち終わりました。印字が終わった人から廊下に出され,受験番号を呼ばれるまで待ちます。
最後に別室で欧文送話試験。試験官と向き合っての送話も緊張しましたが,こちらも練習通りにミスなく終えることができました。これで試験は終わりです。
帰宅すると猫たちがフォネティックで呼ばれている絵が。猫のデルタとピート。可愛いです。
英語に集中
○2017年4月1日
工学は試験免除,法規と通信術は科目合格,残すは英語のみになりました。英語は基礎から向き直そうと思い,9月期に向けて勉強を始めました。
法律問題が必ず出題されるので,「学習用 国際電波法規」と
「EXTRACTS THE CONSTITUTION(CS) AND CONCENTION(CV) OF THE INTERNATIONAL TERECOMMUNICATION UNION AND RADIO REGULATIONS」を購入し,照らし合わせながら過去に出題された辺りに付箋紙を貼り,3回以上読みました。
英文の法律は「学習用 国際電波法規」と「EXTRACTS THE CONSTITUTION(CS) 〜」を
読んでいくうちに,出題文の主役の立場や状況,何を求められているかがわかるようになりました。
3月に法規を受験した時に,過去問を覚えても難しく感じたのは,過去問だけしか見ていなかったから,立場や状況があまり理解できなかったのだと気付きました。
自分自身の苦手分野や傾向を分析して,試験当日までの勉強時間の割り振りをしました。
具体的には,文法がいまいちでしたので,1カ月は「文法 FOREST」を2回読みました。
すぐに忘れてしまうところや,勘違いしていたところには付箋紙を貼って,2回目は付箋紙のところのみを読みました。
過去問10年分(20回分)を法律と長文を分けて解き,不明な単語は全て単語帳に書き出しました。
移動や待ち時間は単語帳を眺めるようにしていました。
長文は,出題が長文のどの部分を指しているのか,解いていくうちにわかるようになりました。
試験前日
○2017年9月13日
今回も宿はホテルマリナーズコート東京にしました。
チェックイン前に,晴海トリトンスクエア内のスーパーで夕飯と夜食とデザートと翌日の朝食を購入。
チェックイン後は,部屋にこもって単語の復習をしていました。
窓からの景色が息抜きになりました。
試験当日
○2017年9月14日
当日の朝は一通り単語帳の見直しをしてから,徒歩5分程の会場に向かいました。
席は,隣に気を使わなくて良さそうな,柱の関係で1人しか座れない席にしました。
試験は英会話(ヒアリング)からで,とても聞き取りにくい声でした。
1問目から肝心な部分が聞き取れずとても焦りました。結果的には,英会話は1問落としたのみで自己採点では8割以上取れてました。
帰宅すると猫たちが船に乗っていました。お魚食べ放題ですね。可愛いです。
無線従事者国家試験結果通知書が届く
○2017年10月4日
合格通知が来たので,ネットで申請書をダウンロードをしました。
申請書の「所持人自署」欄は,漢字表記にしました。
写真を撮影していなかったので,6日に写真を撮り,申請書を郵送しました。
無線従事者免許証が届く
○2017年10月20日
免許証が到着したので,”日本無線協会”へ”合格証明願用紙 及び 添付書類用紙を送付願います。 該当資格は一海通です”と紙に書き,切手を貼った自分宛の返信用の封筒を同封し,翌日郵送しました。
書類が届く
○2017年10月24日
「全科目免除による合格証明願」と「第一級海上無線通信士 受験整理表」が届きました。
写真を貼り,添付の説明通りに記入し,切手を貼らずに同封して翌日郵送しました。
合格証明書が届く
○2017年11月2日
合格証明書が届いたので,三海通の時と同様にネットで申請書をダウンロードしました。
申請書の「所持人自署」欄は,前回漢字にしたので筆記体にしてみました。写真は先月撮影した3海通と同じ写真を使用しました。
返信用の切手を貼った,自分宛の封筒を同封して,翌日郵送しました。
無線従事者免許証が届く
○2017年11月20日
年内に第一級海上無線通信士の免許証が届きました。
今後もあまり人が受けていないような試験を受けた際は,参考になるかどうかはわかりませんが,こうして記録に残しておこうと思います。
興味を持った事の勉強ができる今の環境に感謝して。皆様の幸運を祈って。73&33.
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