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2006年01月04日

●冬場の乾燥と加湿器の効果

 関東地方太平洋岸の冬は穏やかで過ごしやすいが,乾燥する。Webmasterの自宅では暖房はすべて電気(エアコン)なので特にひどい。室内の湿度計は常に20〜30%あたりで,朝起きると喉が痛くて,とても健康に悪そうだ。

 そこで加湿器の購入である。ちなみに石油ファンヒータなど,灯油を燃やす暖房だと,CO2と一緒に水分も発生するため(CXHX+O2→CO2+H2O),そこまで室内の乾燥に対して神経質になることはない。消費した灯油のおよそ1.1倍程度の水分が発生すると言われている。むしろ部屋の換気や結露に気をつけるべきだろう。

 量販店に行くと加湿器もピンキリで迷うところだが,典型的な中流思想のWebmaster家では中間くらいの価格帯で売られていた聞いたことのないメーカーの加熱気化式の加湿器を購入した。加湿能力は280ml/hと決して高くはないが,この方式の中では値段が安いので仕方が無い。他の方式については,超音波式だと吹き出す霧がピートの遊び心に火をつけて壊されてしまいそうだし,スチーム式はやはりピートの火傷が心配ということで却下となった。

 早速使ってみたが,一向に部屋の湿度が上がらない。やっぱり安物はダメなのか,と不安になりつつ数日使っていると,じわじわと湿度が上がってきた。どうやら使い始めは乾燥しきった部屋の壁や家具が吸湿してしまい,湿度が上がりにくかったようだ。現在は部屋に居るときは常時加湿器を動かしているが,湿度計の値は40〜50%の間で落ち着いている。加湿器の能力としてはまだ不足気味だが,これくらいだと夜間の喉の痛みもなく,なかなか快適だ。

 ちなみにこの加湿器にはマイナスイオン発生機能が付いていて,マイナスイオンを入り切りするスイッチまで丁寧に付いている。一時期どんな製品にも付いていたマイナスイオンだが,大手メーカーの間ではすでに「なかったこと」にされている(あるいは突っ込まれても問題ないように微妙にボカした書き方になっている)。しかしこの手の三流メーカー品の間ではまだまだ現役らしい。

hygrometer.jpg

humidifier.jpg

コメント

あけまして、おめでとうございます。ことしもよろしく!
私も買いました。加湿器。防音室がエアコン暖房で、しかも密室なので湿度がすごく低くなり、楽器にもよくないので仕方なく購入。シャープの気化式を買いました。購入前30%位の湿度が購入後は60%に安定しています。自動運転だから加湿しすぎることも無く良好です。
ちなみに、リビングとかは石油ファンヒーターですが、今の家って強制24h換気があるのでほとんど結露しませんです。

おめでとうございます。こちらこそよろしくお願いします。
気化式は吹き出し口から何も出ていないように見えるので不安ですよね。まあ水はドンドン減るから効いてるだろうと。(^^;
うちの実家は結露がひどく,「冬場は乾燥」というニュースを聞いてもピンとこなかったのですが,こちらに住んで実感しています。
本当は職場にも加湿器が欲しいのですが,面積が広いので家庭用加湿器では焼け石に水という感じです。