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2006年03月15日

●本格?デミグラスハンバーグ

ホワイトデーはWebmasterがハンバーグを作ることになった。ハンバーグ自体は珍しいものではないが,問題はデミグラスソースである。調べてみるとまったく初めからデミグラスソースを作るとなると最低一週間煮込むとか,そういう気の長い話になるらしい。一般的には,缶詰のデミグラスソースの素を買ってきて,それに肉や野菜を加えて煮込み,好みの味に調えていくもののようだ(安い洋食屋でもおそらく同じ)。

幸い,近所のスーパーにもハインツのデミグラスソースの缶詰が置いてあったので,それを含めてウェブで調べたレシピ通りに材料を揃える。

さて調理だが,Webmasterはマニュアル人間である。当然料理もウェブで調べたレシピ通りに進める。しかし料理本やウェブのレシピで困るのは,次のようなあいまいな表記だ。

・塩,コショウ…少々 →少々って小さじ何杯?
・小さめに切ります  →小さめって何センチ?
・さっと熱湯に通します →さっとって何秒?何分?
・ざっくりと混ぜます  →ざっくりって言われても・・・
・ケチャップ,ソースで味を調えます →具体的にはどのくらい入れるの?

という感じで,何グラムとか,何カップとか何分とか客観的な数値で書いてあると安心するのだが,このように主観的な書き方をされてしまうと混乱してしまう。普段料理をする人にとっては何でもないことが,じつは経験に基づいた高度な作業であることを示している。「味見をしながら作れば良い」とお思いの方もおられるだろうが,Webmasterは自分の舌が信用できない。たいていの料理は美味しいと感じてしまうアバウトな舌なのだ。実際,デミグラスソースの仕上げでソースとケチャップを使って味を調えるという工程は,加える前と後で味の違いが判らなかった。

マニュアル人間というと主体性のないダメ人間というイメージがあるようだが,マニュアルすら守れない人間に比べれば遥かにマシだと思う。まずは何事もマニュアル通りにやってみて,マニュアルを見なくてもマニュアル通りのことがこなせるようになって,そこで始めて主体的な創意工夫が生まれるのではないか。社会の最低限のマニュアル(ルール)が守れない大人(スーパーでイチゴをポケットに入れるお年寄り,交通法規を無視した無謀運転のドライバー,禁煙エリアで堂々とタバコを吸うおっさん等々)が何を言ってもまったく説得力がない。

脱線した。2時間ほどかかって何とかデミグラスハンバーグが完成。野菜などと一緒に煮込んだソースをシノワという器具で濾さなければいけないのだが,そんな器具はなかったので(マニュアル人間としては不本意だったが)ザルで代用した。ハンバーグはタネが柔らかすぎて心配だったが,問題なかったようだ。Kinoppyによるとなかなか旨かったとのことで,初めて作ったにしては上出来だったと思っているWebmasterである。

hamburgsteak.jpg

ところで,バレンタインデー前には男はチョコを買い辛いという話を書いたが,逆にホワイトデー前はクッキーやマシュマロ好きな男には天国ではないだろうか。特設コーナーで「いやーたくさんもらっちゃってお返しが大変なんだよー」と頭を掻きながら大量に買い込めば,周りからは「あいつはモテるらしい」と羨望の眼差しを受け,さらに好きなクッキーが山ほど食える。いい考えだと・・・思いませんかそうですか。

コメント

ソースって料理本体よりも手間がかかるんだよね、炒めたり、煮込んだり、こしたり・・・ソースのためにこれだけの手間がかかります。あ、あとスープも面倒だな。レシピの分量はあくまでも目安。適当に味見しながらやればOKだよ。大事なのは、一度に入れすぎないことだね。少しずつやれば何とかなるもんだ。ちなみに私は料理好き♪

>>しんのすけさん
コメントありがとうございます。
私はどちらかというと食べる方が好きですね。(^^;
私みたいな初心者でも,レシピ通りに作ればそれなりのモノができるわけですが,料理好きな方というのはレシピをアレンジしてさらに美味しく,または全くレシピのない料理を創作してしまえる点がすごいと思います。

そういえばしんのすけさん,以前本格的な燻製作っておられましたよね。今度ごちそうになりに行きますので!

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