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2006年07月21日

●小説聖書 新約篇読了

「小説『聖書』新約篇」(W.ワンゲリン)[bk1]読了。98年の発売当初に旧約篇,新約篇のハードカバーを買ってあって,旧約篇は一応読んだのだが新約篇は長いこと未読本リストに残っていた。ハードカバーなので持ち歩いて読むことができないし,旧約篇で神様は相当わがままで酷いやつだと感じたので新約篇を手に取る気にならなかった,というのもある。

とはいえ,SFを読むにしてもキリスト教的世界観は一般常識として知っておく必要がある(メジャな海外SF作家はたいていキリスト教圏在住だし)ということで,寝る前に1ページでも5行でもいいからと思ってコツコツ読み進め,ようやく読了。

ナザレのイエスが言いたかったことはつまり,「規則(律法)に盲従するのではなく,良いことをしましょう」という感じだろうか(無理矢理まとめ過ぎ?)。

現実の世界はといえば,未だに旧約聖書的な考え(異教徒はとにかく絶対悪なので滅ぼしてしまえ)の人だらけで,表面的にはキリスト教信者であるはずの世の中の大多数の人も,イエスの教えなどまったく無視しているように感じるのはWebmasterだけだろうか。

コメント

イエスの言いたかった事のまとめは良い表現ですね。簡単で、わかりやすい気がします。
キリスト教徒にも良い人はいるのですが、悪い人のやることが凄まじいから、相殺以上のものを感じますよね。

>>きむらさん
「おまえは聖書を曲解している!」なんてコメントがきたらどうしようかと思いましたが,そう言っていただけてひとまずホっとしています。
キリスト教の教えを素直に実践している人は,そもそも世間の注目など引きませんからね。どうしても極端な側面が目立ってしまう。
宗教にはいろいろと考えさせられますが,あまり書くと各方面に差し障りが出るので控えています。

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