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2006年08月05日

●SF本読了 シンギュラリティ・スカイ

「シンギュラリティ・スカイ」(C.ストロス)[bk1]読了。久々に新鋭作家の作品に挑戦。ハードなガジェット満載でなかなか楽しめた。時代遅れ(?)の宇宙軍の懲りない面々もいい味を出している。宇宙艦隊戦の描写は燃える(萌える?)人も多いのでは。

ナノテクが避けられない時代の流れ,というのは理解できるが,ナノテクさえあれば何でもアリという風潮は,ファンタジーにおける魔法みたいなもので,何か一定の縛りを設けないとハードSFとしての面白味が失われてしまうような気がしている。

そういえば同じく英国新鋭作家A.レナルズの啓示空間続編が出ているが,さらに殺人的な厚さになっていた。とりあえず持ち帰るのは断念。通販で買うにしても読むためには持ち歩かなくてはいけないし,ブックカバーには入らないし,悩ましいところ。