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2009年08月15日

●ノンフィクション読了 脳の中の幽霊、ふたたび

「脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ 」(V.S.ラマチャンドラン )読了。

図書館で有名な前作「脳の中の幽霊」を探したのだが,端末では貸出し可になっていたのに書架に見当たらず,続編のこちらを借りてきた。

かんな氏から「脳神経科学の本を読むなんて珍しいのでは?」と突っ込まれたが,これは普段Webmasterが宇宙とか物理とかIT方面ばかり興味を持っていて,生物とかはちょっとニガテであるということで無理もない。

しかし,最近SFを読んでいると意識とかアイデンティティテーマがひとつの流れであるように思うので,少し勉強しておくのも悪くないと思う。

「自由意志は幻だ」という話(体を動かそうとしたとき,意識よりも先に準備電位が生じる)というのは「七パーセントのテンムー」にも出てきたけれど,なかなか興味深い現象だと思う。

結局心は脳(というハードウェア)に宿るという話で,オーラとかスピリチュアルな人でなくとも,信心深い人はどんな風に読むんだろうか。