« BOSE PLS-1510の故障と修理(ノイズ源をさがせ) | メイン | SF本(?)読了 猫語の教科書 »

2009年10月11日

●SF本読了 犬は勘定に入れません−あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎

「犬は勘定に入れません—あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎(上・下)」(C.ウィリス)読了。

この人の本も初めて読んだ。猫が出てくるタイムトラベルものということで,「夏への扉」が頭に浮かぶけれど,本作はもっとドタバタで楽しい感じ。大団円のラストも良かった。個人的には歴史が苦手なので,そういう意味ではタイムトラベルものの面白さが100%味わえていないなと自分で思う。

犬のシリルと猫のプリンセス・アージュマンドがとても良い味を出しているので,犬猫好きな人にはオススメ。

リンクはあえてプリンセス・アージュマンドが表紙の下巻を貼ってみた。

以下は内容とは関係のない話。ついにハヤカワ文庫のトールサイズを買うはめになってしまった。手持ちのブックカバーに入らないじゃないか。なんで勝手にこういうことするのかなぁ。以前トールサイズで出したダニエルキィス文庫は不評じゃなかったのか?

いや,地デジみたいに「今後○年かけて文庫本はすべてこのサイズになります。他社もすべて同じです」というなら良いですよ。ブックカバーだって本棚だってその規格に合わせてすべて変わるだろうから。

そうじゃなくてハヤカワさんが勝手にやってるだけなんでしょう。他社の文庫本はこれからも従来サイズのまま。こっちは他社文庫用とハヤカワ文庫専用2つのブックカバーを用意しなけりゃいけない。本棚に並べた時の見た目だってデコボコ。

まあ,本屋でもらう紙のブックカバーを使うライトな読書家にはそもそも関係のない話だし,お気に入りのブックカバーをわざわざ買って使うような人は結局ハヤカワ用にブックカバーを新調するだけだろうから,ハヤカワの商売的には何も問題ないのかもしれないけれど...何となく釈然としない。

写真は陽だまり堂さんで新調したブックカバー。ハヤカワ文庫トールサイズもギリギリ入ります。あぁ,完全にハヤカワの思うツボだなこりゃ。

ブックカバー