●京ぽんその後
Vodafoneの携帯を解約してWillcomのPHS AH-K3001V(京ぽん)に乗り換えてから半年経った。最近は山奥への出張もなく圏外で困ることはほとんどない。よく行くスーパーの地階で圏外になる程度だ。
通話はKinoppy(奥様)にかける分には無料だし,メールは誰といくら送受信してもやはり無料だ。課金されるのはブラウザでのインターネット閲覧だが,今のところパケット定額のプランには入っていない。パケット定額は一定量以下のパケットまでは¥1,050で,いくら使っても最大¥3,800でリミットがかかるダブル定額方式なのだが,Webmasterの使い方だと,従量プランでも月¥500以下のパケット料金で済んでいる。ほぼ毎日いくつかのブログを京ぽんで読んでいるが,画像表示をOFFにしているのでデータ量が少ないのだろう。テキストだけなら読み込みも速い。フルブラウザ(Opera)なので,出先で調べ物をしたいときはGoogleで一発である。
ということで,Kinoppyと合わせ2人分のPHS使用料金は毎月ほぼ一定額で,家計の予測も立てやすい。金額的にはVodafone(家族割引あり)と比べて25%ほど割安になっていると思う。当時Vodafoneではインターネットへのアクセスはかなり限定的にしかできなかった点も考慮すればその差は大きいと思う。最近は携帯各社もフルブラウザによりパソコン向けのホームページが普通に閲覧できるようだが,通常の基本料金と実用的なネット接続にかかるパケット料金の合計はどれくらいが相場なのだろう。
ネックとしてはエリアの狭さと高速移動に弱い点がよく挙げられるが,上に書いたように圏外で困ったことはほとんどないし,高速移動に関しても,走行中の特急列車からメールを送る程度は充分できる。それよりも今年始まるというMNP(番号持ち運び制)ではPHS(070)は完全に無視されているのが気になる。もっとも,これだけ携帯メールが普及している現状で,「携帯番号は持ち運べますが,メールアドレスはダメです」というMNPでは中途半端で,ユーザー本位とはとてもいえないと思う。
端末の使い勝手としては,操作の「もっさり感」がやはり気になる。ある程度操作に慣れてきてすばやくキー操作をしても,動作がついてこない。後継機種では改善されているのだろうか。
京ぽん2や,特にW-ZERO3は行列が出来るほどの大人気らしいが,このもっさり感さえガマンすれば,今のところ無印京ぽんでも充分使い物になっている。この端末もできれば2年くらいは使いたいものだ。