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2007年10月03日

●ダークレス現像3回目

暗室不要の簡易現像キット「ダークレス」を使った現像も3回目である。最初に買ったセットは3回分のアンプル(現像液,定着液)が入っていたので,これが最後だ。一応,アンプルだけ6回分入りの物を追加で買ってある。

前回調子の良かったフィルムの「ベロ出し法」を今回も実践し,QWとドライウェルも使った。デジカメ接写による適当なデジタイズではよくわからないが,酷い現像ムラなどはなかったと思う。

この簡易デジタイズ,金がかからないのは助かるが,元々接写があまり得意なデジカメではないので,ピントも甘いし,コントラストの幅が狭く,補正をかけてもなんだかザラっとした感じになってしまう。

これでは現像が悪いのか,接写によるデジタイズが悪いのか,元々がピンボケだったのか,判断が難しい。何本かフィルムがたまったら,店にCD書き込みを頼んだ方がいいかもしれない。

現像作業自体はだいぶ慣れてきたが,時間がかかるのは始める前の準備である。いったんフィルムを現像液に浸けてしまったら,あとは定着終了までの7分ほどは何があろうと手を止めることは許されない。従って,必要になるものをすべて手の届くところに用意しておく必要があるし,手順を頭の中でシミュレーションし,ある程度暗記しておかなくてはいけない。

そして,失敗したらフィルム1本と撮った写真がすべて「おしゃか」になるというプレッシャに打ち勝つための精神統一も必要だ。この緊張感はデジカメではもちろん,お店現像でも味わうことができない,自家現像の醍醐味と言えるだろう。

今後試してみようという方にひとつアドバイス。説明書には書いてないが,ピンセット(先のとがったもの)を是非手元に置いておいた方が良い。現像から定着に移るときに,フィルムが容器から抜けなくなるので,これをピンセットで引っ張りだすのである。細いマイナスドライバなどでも代用可能だろう。

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ASAHI Pentax SP / SuperTakumar 1:1.8/55 / NEOPAN SS

【ご参考】
ダークレス現像2回目
ダークレス現像初挑戦