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2011年05月07日

●SF本読了 青い星まで飛んでいけ

「青い星まで飛んでいけ」(小川一水)を読了。

最近の日本人SF作家の中では,一番波長が合う感じがするのが小川一水。次が山本弘と野尻抱介あたり。

ハードすぎず,読後感も爽やか。解説にもあったけれど,クラーク的な感じ。

ストレートな「都市彗星のサエ」や表題作「青い〜」ももちろん良いけれど,間に「占職術師の希望」なんかが入っているあたりも嫌いではない。チャンの短編集みたいな雰囲気。

天冥の標シリーズの続きが本当に楽しみ。

【収録作品】
・都市彗星のサエ
・グラスハートが割れないように
・静寂に満ちていく潮
・占職術師の希望
・守るべき肌
・青い星まで飛んでいけ