●夏休みの工作 RGガンダムを作る
昨年(2010年)はガンプラ30周年だったそうで,それを記念して登場したRG(リアルグレード)というガンプラはそれまでの技術の集大成ということで気になっていた。
私が最後にガンプラを作ったのはたぶん小学校6年から中学に入った頃だったと思う。かなり記憶が怪しいが,ダブルゼータか何かだったかな。そもそもその頃はラジコンの方に夢中だったので,ガンプラはそんなに興味がなかった。その後高校に入る頃までは戦車とかお城とか,あれこれ手を出したが続かなかった。
当時のプラモデルは自分で塗装するのが前提で,組み立てただけではあまり見栄えがしなかったように思う。そしてお小遣いの少ない中学生くらいでは塗装のための器材を揃えるのも難しく,なけなしのお小遣いをはたいて買ったタミヤカラー10色くらいを無理やり使い回して筆で塗るものだから,当然ひどい仕上がりだった。
思い出話はこれくらいにして,RGを作ろう。接着剤が要らないというのは何かで読んで知っていた。そして細かく色分けされたパーツと細かいデカールにより,塗装なしでも高い完成度というのが売りらしい。ガンプラ作りのために新しく買った道具は,プラスチック用のニッパーとデザインナイフ。これだけでプラモ本体より高くついたが,電工用のニッパーやハサミではかなり厳しいと感じた。
RGを作っていて一番不思議だったのが,アドバンスドMSジョイントという技術。ランナーに成形された段階で可動部分が作り込まれており,切り離しただけでモビルスーツの骨組みが完成する。一体成形のランナーでどうしたらこんなことが可能なのだろう...。確かにこの30年でガンプラは素晴らしい進化を遂げていた。
組み立て途中の写真は撮らなかったが,詳しい解説はいくらでも丁寧なサイトがあると思うのでばっさり省く。私がガンダムを,かんなさんがシャア専用ザクを作った。所要時間は二人ともほぼ同じで,組み立てに2日,シール貼りに1日。猫たちに邪魔されないよう,かんなさんの実家にこもって作業した。組み立てている間は無心になれるし,夏休みのレジャーにはちょうど良かった。
パーツは細かいけれど,組み立て自体はゆっくり丁寧にやれば特に難しいところはなかったと思う。ガンプラ作りが初めてのかんなさんも全く問題なく作ることができた。ただ,リアリスティックデカールが難関。かなり薄いシールではあるが,やはり凹凸のある部分に貼ると浮いてしまう。キット自体の完成度の高さを考えると,デカールにももう一段の進化を期待したいところ。
ポージングと写真撮影がなかなか難しいところで,以前自作した簡易撮影ブースを引っ張りだした。プラモを撮るならもっと工夫したいところだけれど,これ以上深入りするつもりもないのであっさりと。
これは失敗写真の例。ブースの外側が写ってしまった。この距離だとかなり絞ってもビームライフルから顔までピントを合わせるのは難しい。
そういえば盆栽にフィギュアを置いて楽しむ,マン盆栽というのがあるらしいので,うちの盆栽にはガンプラを置いてみた。ガンダム盆栽。
ガンプラ30周年は満喫したということで,次回はガンプラ40周年か50周年時にまたサンプリングしたいと思う。そして老眼鏡をかけて組み立てるのだ。
コメント
すごっ!GJです!!
マン盆栽、ひとつ勉強になりました
写真いいですねぇ~
なんだか妄想がとまりません.......。
Posted by: G. | 2011年08月16日 12:17
>G.さん
いつもお世話になっております♪
マン盆栽,なかなか不思議ワールドですよね。
私もG.さんの妄想には負けます。(^^;
Posted by: ソウヘイ | 2011年08月16日 20:22